上場企業の葬儀社とは⁉︎全国の上場を行っている葬儀社の特徴

葬儀会場は上場を行っている会社が少ない業界と言われており、現在でも数える程度しか上場企業の葬儀社はありません。

また上場企業の葬儀社が現れた歴史も浅く、当時の大阪証券取引所二部へ上場を行った公益社(燦ホールディングス)が葬儀社として最初の上場企業でした。

企業において上場を行うことは社会的信用や事業拡大を視野に入れ行うものですが、この点を考えると葬儀業界は社会的信用への取り組みが遅かった業界でした。

全国の上場葬儀社についてご紹介させて頂きます。

株式上場とは

株式上場とは企業が発行する株式を証券取引所で売買できるように、証券取引所が権限を与えることを言います。

上場を行うと資金調達が容易になり、社会的信用などの付加価値がその企業に付きます。

上場企業は各取引所が上場をするにふさわしい企業かどうかを審査をする役割を持っています。

内部統制やコストも掛かるものですので、上場維持を行うのは大変なのですが、維持ができるということは信頼における企業であることの証拠になります。

葬儀業界は上場会社が少ない業界

1994年に当時の大阪証券取引所二部に上場を行った公益社(燦ホールディングス)が初めて葬儀社で上場を果たした企業でしたが、それ以前は上場を行った葬儀社はありませんでした。

葬儀会場は平成になってから初めて上場会社が現れた業界です。当時は上場を行ってまで社会的信用をしっかり示そうという会社は少なかったのではないでしょうか。

また現在でも一族で経営を行う葬儀社が大手から中小企業まで多く、上場を行うことを目標としていない会社も多いと思われます。

上場を行っている葬儀社

ここでは上場を行っている会社を紹介させて頂きます。近年では少しずつですが、上場を行っている葬儀社が増えて参りました。

燦ホールディングス(公益社ほか)

大阪市中央区北浜が発祥の葬儀社です。葬儀会館名は「公益社」のブランドで、大阪・兵庫・奈良・東京・神奈川に展開を行っております。

ほかにも、「タルイ」・「葬仙」という兵庫県明石市・鳥取県・島根県に展開する葬儀社が傘下にあります。

また葬儀のサポート会社として、「エクセル・サポート・サービス株式会社」という子会社を持ち、最近では「ライフフォワード株式会社」というポータルサイトで終活相談を行う会社の設立を行いました。

葬儀業界のパイオニアということで、終活事業の多角化を考え組織作りを行っております。

また、パナソニック(松下電器)創業者:松下幸之助氏などの著名経営者の葬儀などの実績があり、社葬を行う会社の中でも特に有名な会社です。

ティア

愛知県名古屋市発祥の葬儀社が「葬儀会館ティア」です。

創業は1997年と比較的葬儀社では新しい会社となります。創業者・代表取締役:冨安徳久氏が1代で東証一部上場企業まで成長をさせました。

最初の上場市場であるセントレックスに約9年、東京証券取引所一部には創業16年で上場を行っております。

創業から上場までの期間が短く、急成長を遂げた葬儀社の一つです。

小型の葬儀会館でのドミナント展開が特徴で、現在関東、中部、関西で116店舗(2019年9月時点)と店舗数が多いのも特徴です。

これらの店舗はFC(フランチャイズ)の会館も含まれ、全国でもFC展開を行っている珍しい葬儀社です。

地元企業だけではなく、南海鉄道などの大手企業もティアのFC店舗運営を行っております。

きずなホールディングス

2017年に設立された「家族葬のファミーユ」を傘下に持つ、上場葬儀社グループです。元々ファミーユのブランドで別法人が運営を行っておりました。

2020年5月現在、81店舗を展開し全国規模で葬儀対応を行っております。

他にも京都の葬儀社「花駒」を傘下にしております。

「葬儀再生は日本再生」という言葉をテーマに上場葬儀社として、明瞭な経営を行っている会社です。

廣済堂

元は印刷事業を行う会社になりますが、子会社で東京23区の民間火葬場「東京博善株式会社」を運営しております。

東京23区は全国で唯一、民営火葬場利用率が公営火葬場を上回る地域となります。

インフラ事業でもある火葬場の経営を行う、葬儀会場でも珍しい会社となります。

平安レイサービス

神奈川県平塚市に本社を置く、ジャスダック上場企業となります。

冠婚・葬祭・介護事業を行う「冠婚葬祭互助会」となります。「カルチャーBONDS」「湘和会堂」「湘和礼殯館」の屋号で神奈川県下・東京都町田市で葬儀会館を展開しております。

サンライフ

こちらも神奈川県平塚市に本社を置く、冠婚葬祭互助会です。サンライフもジャスダック上場企業となります。

神奈川県下、東京都町田市、東京都八王子市などで葬儀会館を展開しております。

神奈川県は上場をしている互助会が2つもある珍しい地域となります。

鎌倉新書

東証一部に上場している「いい葬儀」「いいお墓」「いい仏壇」「いい相続」など、終活に関するポータルサイト、供養業界などの出版を行っている会社となり、2015年にマザーズ、2017年に東証一部に上場を行った、近年上場を行った終活関連の会社となります。

葬儀や供養に関する書籍は1987年より行っており、終活情報発信の会社としては歴史のある会社となります。

鎌倉新書は全国の葬儀社・供養関連の会社と連携し、事業を行っております。

まとめ

まだまだ葬儀会社の上場会社は多くあり、近年急速に上場葬儀社が増えてきている業界です。

業界再編などで、ホールディングス化を行う葬儀社も増えており、新しい組織作りが急速に行われている業界です。

数少ない需要が伸びる産業として、葬儀をはじめとした終活業界はこれからも注目をされております。

上場を行うことが企業の全てではありませんが、葬儀社を検索をするための一つの指標として、上場企業や上場企業と連携する終活関連企業に注目をしてみてはいかがでしょうか。

  • 超高齢化多死社会を迎える中、今の時代に必要なのは、ご遺族の状況に応じたプランをご提案することです。
    厚生労働省認定1級葬祭ディレクターとして、これまでの画一的な「一般的な葬儀」を一から見直し、必要な人に、必要なお葬式を自由に選んでもらうためのプランを作成しました。
    後悔のないお葬式を執り行いたいけど、シンプルなお葬式でいい。そんな方はぜひお気軽にご相談ください。

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