基本情報
- お坊さん(僧侶)沿革
- 難波寺は大正14年、近鉄電車が上本町に駅と本社を建てるため、東高津神社・源正寺と共に立ち退きとなり、現在の生野区巽北に移転しました。移転前は、野中の観音と呼ばれ人々の信仰を集めていました。
寺伝によりますと、天平8年(西暦736年)8月21日奈良の東大寺の落慶開眼供養のためにベトナムから楽士(音楽家)を迎えるため、聖武天皇が行基菩薩に命じて高津の浜に精舎を建立したものと伝えられています。また、観月の名所で、聖武天皇もよく臨幸され、月江山難波寺という名も天皇より賜ったものです。
開山当初は天台宗近江三井寺の直末でありましたが元弘2年(1332年)戦火により消失して荒廃大破。
延宝6年(1678年)に妙心寺塔頭後花園院の徒弟卓同和尚が難波寺に入って寺于を再興し以来臨済宗妙心寺派に属しています。
本尊十一面観音菩薩は行基の作と伝えられています。
この観音菩薩は、平家物語に出て参ります悪七兵衛景清の守本尊、念持仏でありましたが、縁あって難波寺の御本尊となっています。
悪七兵衛は藤原景清という武士で、源頼朝の暗殺を企て牢屋に入れられますが、怪力無双で、頑丈な牢屋を次々破り脱出したそうです。最後に自分の悪行に気づき改心して、自らの両目を抉り出し、仏門に入ったと伝えられています。
この観音菩薩が、野中の観音と呼ばれ人々の信仰を集め、難波寺は大阪三十三ヶ所観音巡り第十三番の札所となりました。
当時の札所を示す石碑が境内に残っています。 - 住職
- 三木東岳
- 年中行事
- 毎月第3日曜日 座禅会あり
- 開門時間
- 9:00-17:00
- 所在地
- 大阪府大阪市生野区巽北1-7-18
- 地図
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- アクセス
- 北巽駅 から徒歩15分
今里駅 から徒歩16分
巽北一丁目バス停 から徒歩1分 - 駐車場
- 約8台あり
- 施設情報
- 難波寺は、大阪府大阪市生野区にある臨済宗妙心寺派の寺院である。
「やさしいお坊さん」ではこちらの寺院はご案内できかねますので直接寺院にお問い合わせ下さい。