みんなのお葬式、終活用語集

回向(えこう)

自身が行った良い行いや、功徳(くどく)を、他者に回し向けていくこと。

仏様へのお供え、読経、他者への助けなど、悟りに向けた取組みが、他者の幸せや死者への供養にもなるという考えです。
念仏を唱えることなどにより自ら浄土に向かおうとすることを「往相回向」といいます。
反対に、極楽に生まれた人が、現世(娑婆)の人々を救おうとする力となろうとすることを「還相回向」といいます。
こうした取組みを心がけるため、浄土真宗では「回向文」という文章を唱えることも行われています。