永代供養とはお墓を持たずに遺骨を供養したい人に最適!永代供養すべきかどうかは『5つの判断基準』を確認して決めましょう。約3〜200万円の費用を抑える5つのポイントや知るべき6つの注意点、スムーズに永代供養墓を探して納骨する方法まで徹底解説!
「永代供養って、どういう意味?」
「一般的なお墓とは何がどう違うの?」
「永代供養のメリットやデメリットは?」
最近よく耳にする機会が増えた『永代供養(えいたいくよう)』。聞きなれない単語だし、よくわからない!と思われていませんか?
永代供養とは、墓地やお寺へ永代にわたって遺骨の保管や供養をしてもらう納骨方法のことです。
遺骨は永代供養することによって、お墓を所有しなくても、遺族に代わって長きにわたって供養をしてもらうことができます。
供養方法 | 納骨方法 | 特徴 |
永代供養 | 合祀墓 | ・永代供養の中で最も安い埋葬方法
・他の人の遺骨と一緒に所定の場所で土へ埋葬するため基本的に年間管理費の負担ががない |
樹木葬 | ・樹木や花々や緑の中で納骨するのが特徴
・合祀のほか、年間管理費の負担により一定期間個別で納骨できるタイプもある |
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納骨堂 | ・「ロッカー型」「仏壇型」「自動搬送式」の3つの種類がある
・施設の運営管理のために年間管理費が必要なことが一般的 |
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個別墓付き永代供養墓 | ・墓石付きなど遺骨を収納できるお墓が単独で確立されている
・墓地の維持管理のために年間管理費が必要なことが一般的 |
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個人用墓(一般墓) | ・一般的なお墓で子、孫へと継承していくお墓
・代々に渡り継承と管理が必要 |
永代供養墓(合祀墓、樹木葬、納骨堂など)とは、永代供養が行える納骨方法のお墓を指します。
以下のグラフのように、多くの人に支持される人気の秘訣は、初期費用が安価で、後々の維持においても費用を抑えて手間を省けることが大きな魅力のためといえるでしょう。
▼過去にお墓を購⼊した⼈の⽐較
▼お墓の購⼊を検討している⼈のお墓の種類の内訳
引用元:「お墓購入についてのアンケート調査」全国石製品協同組合
▼「後悔したことがない」と回答した人
引用元:「お墓を建てた後に後悔した事のアンケート調査」全国石製品協同組合
埋葬方法 | 初期費用 | 年間管理費 |
合祀墓 |
約3~30万円 |
0円 |
樹木葬 |
約30~100万円 |
0~約1万円 |
納骨堂 |
約80~200万円 |
約1~2万円 |
個別墓付き永代供養墓 |
約80~150万円 |
約1~2万円 |
個人用墓(一般墓) |
約150~200万円 |
約5千~2万円 |
ただし、「お得なら、永代供養にしよう!」という安易な考えは、失敗のもと。一度、合祀(ごうし)されてしまった遺骨は、二度と手元に取り戻すことができないため、注意が必要だからです。
※合祀(ごうし)とは他の方の遺骨をまとめて埋葬することです
さらに、実は『永代』とは、限られた期間や長期間を意味する言葉であり、決して永久ではありません。
「じゃあ、どんなケースなら永代供養をしても後悔しないのかな…」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
永代供養すべきかどうか悩んでいる方は、次の『5つの判断基準』を確認し、じっくりと検討するのがオススメです。
【永代供養すべきかどうか判断する5つの基準】
1.お墓の後継者がいない(オススメ度:★★★)
2.墓じまいで遺骨を処分したい(オススメ度:★★★)
3.手元供養していた遺骨を処分したい(オススメ度:★★★)
4.成年後見人など、独身者や単身者の遺骨を埋葬したい(オススメ度:★★☆)
5.子どもや孫へお墓の維持管理や費用負担をかけたくない(オススメ度:★☆☆)
この記事では、永代供養の知識から向いている人だけでなく、費用を抑えるポイントや注意点、流れまで永代供養に関するすべてを伝授いたします!
永代供養してから、「知らなかった」「知っていたら納骨しなかった」…と、後悔することのないよう、どうぞ正しい知識を学んでくださいね。
皆さまが安心して遺骨の供養を委ねられるよう、ぜひ最後までお目通しのうえ、お役立ていただければ幸いです。
INDEX
永代供養とは「納骨先が永代にわたり遺骨を供養する」こと
永代供養に関して3つのポイントを知っておくべき優先順にご紹介しますので、検討する際の知識として役立つよう、覚えておくとよいでしょう。
ポイント | 内容 |
1.永代供養には主に2つの仕組みがある | 1.他の人の遺骨と一緒に埋葬する合祀
2.一定期間、遺骨を保管した後に合祀 |
2.永代供養のメリットとデメリット | ▼メリット
初期費用が安価で、後々の出費や維持管理の手間を削減でき、身寄りのいない人でも埋葬できる。 ▼デメリット 合祀された遺骨は取り戻すことができず、お墓を継承できないほか、親族から反対される可能性がある。 |
3.永代供養墓と一般的なお墓との違い | 1.一般的なお墓でも永代供養はできる
2.永代供養墓が一般墓地より安い2つの理由 ・お墓の構造上、多くの遺骨を納骨・埋葬できる。 ・永代使用権がなく、遺骨の個別保管に年数制限がある。 |
永代供養には主に2つの仕組みがある
永代供養による納骨方法には、主に次の2つの仕組みがあります。
1.他の人の遺骨と一緒に埋葬する合祀
2.一定期間、遺骨を保管した後に合祀
合祀(ごうし)とは他の方の遺骨とまとめて埋葬することをいい、『合祀(ごうし)とは?納骨堂の違いからメリット・デメリットまで徹底解説!』の記事で、なぜ合祀が必要なのかを詳しくご紹介しているため、どうぞご参照ください。
『永代』とは、永久という意味ではなく、『一定期間』や『長期間』を表す言葉のため、永代供養では昔ながらのお墓のように『永代使用権』を得られず、子どもや孫たちへ代々お墓を継承することができません。
永代供養 | 永代使用 |
霊園や寺院が永代にわたって遺骨を管理して供養することを指し、永代供養墓は霊園や寺院が管理します。 | 永代使用は、墓地を永代にわたって利用するために支払う費用です。
霊園や寺院に対して毎年管理費を支払うことで墓地の所有権を維持し、お墓の管理は遺族がおこないます。また供養の費用は別となります。 |
中には合祀ではなく、遺骨を個別に埋葬できる永代供養もありますが、納骨した場所を未来永劫、永久に子孫たちが確保できるとは限らないため、ご注意ください。
なお、昔ながらの墓石のお墓を望む場合であっても費用を削減する方法はあるため、出費に悩む方はぜひ『納骨費用の疑問&不安を全解説!費用を抑える為に知るべき7つのコツ』の記事をご参照ください。
永代供養のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
・一般的な墓石のお墓より初期費用が安い。
・管理費が不要なお墓が多くあり、合祀した後は費用を削減できる。 ・個別墓でない限り清掃の手間が省け、万一の破損やトラブルでも補修費用の負担が必要ない。 ・独身者や単身者など、身寄りのいない人でも埋葬できる。 |
・遺骨を個別に保管できても、一定期間を過ぎると合祀されることが一般的で、合祀された遺骨は取り戻すことができない。
・永代供養には永代使用権(永代にわたってお墓を使用できる権利)がないため、家族で歴代に亘ってお墓を継承できない。 ・遺骨の粉骨(ふんこつ)が必要な場合、親族などに反対される可能性がある。 ・多くの人が納骨・埋葬された永代供養墓は、お盆やお彼岸の時期のお墓参りが混雑することがある。 |
永代供養には、初期費用を抑えて後々の維持やメンテナンスを省けるメリットがある一方、遺骨やお墓を代々にわたって継承できないことや、親族に反対される要素があるなど、デメリットもあります。
納骨方法やお墓参りのルールは納骨先によって異なるため、後悔しないためには、親族にも納得してもらえる永代供養墓を探すことが重要です。
永代供養墓と一般的なお墓との違い
永代供養のお墓『永代供養墓』と、昔ながらのお墓との違いについて、一般的に疑問に感じやすい順序で2つの要素を解説いたします。
1.一般的なお墓でも永代供養はできる
2.永代供養墓が一般墓地より安い2つの理由
一般的なお墓でも永代供養はできる
近年は『墓じまい』によって、古いお墓を撤去して永代供養を行う方が増えていますが、遺骨を処分したい場合は、既存の墓地へ永代供養を相談するか、永代供養墓を探しましょう。
霊園から寺院に至るまで、墓地には基本的に合祀場所があるため、所有者がいなくなったお墓の遺骨は「無縁仏」として合祀されていることが一般的です。
しかし、無縁仏の合祀においては、必ずしも石碑があり、きちんと供養が行われたり、お墓参りができたりするとは限りません。
安心して納骨するためには、必ず事前に実際の永代供養墓を視察のうえ、納骨方法や納骨後の供養、お参りの仕方などについて詳細を確認するよう、ご注意ください。
無縁仏になるのを防ぐ方法は、『無縁仏とは?無縁仏になる理由や無縁仏にならないためにできることを完全解説!』の記事で解説していますので、ぜひご参考になさってください。
永代供養墓が一般墓地より安い2つの理由
「永代供養墓はなぜ安いのか?」気になる方は多くいらっしゃると思いますが、具体的には次の2つの理由が挙げられます。
1.お墓の構造上、多くの遺骨を納骨・埋葬できる。
2.永代使用権がなく、遺骨の個別保管に年数制限がある。
墓地や寺院といった経営側の立場では、一人当たりの納骨料金が安価であっても多くの人に利用してもらえれば、収益上で赤字になる痛手を受けることはありません。
つまり、リーズナブルな価格設定であっても、人気のある永代供養墓なら、経営面での心配はしないで済むため、安心して大切な遺骨を委ねられると思ってよいでしょう。
永代供養をすべきかどうかは5つの判断基準によって決める!
永代供養すべきかどうか悩んでいる方は、次の優先順位で『5つの判断基準』があるため、後々後悔しないよう、事前に適合しているかどうかを慎重に見定めてから決定しましょう。
1.お墓の後継者がいない(オススメ度:★★★)
2.墓じまいで遺骨を処分したい(オススメ度:★★★)
3.手元供養していた遺骨を処分したい(オススメ度:★★★)
4.成年後見人など、独身者や単身者の遺骨を埋葬したい(オススメ度:★★☆)
5.子どもや孫へお墓の維持管理や費用負担をかけたくない(オススメ度:★☆☆)
お墓の後継者がいない(オススメ度:★★★)
子どもがいない方や、子どもへお墓を継いでもらえない方など、永代供養はお墓の後継者がいらっしゃらない方でも申し込みが可能です。
生前に契約できる永代供養も多く、「ご夫婦で生前に申し込み、最後に亡くなった方の13回忌後に合祀する」といった契約ができる永代供養もあります。
パートナープラン:88万円/年間管理費1万5千円
墓じまいで遺骨を処分したい(オススメ度:★★★)
遺骨は法律により『墓地以外の場所へ廃棄することが禁じられている』ため、墓じまいでの遺骨の処分は永代供養を行います。
参考:「墓地、埋葬等に関する法律」第2章 第4条(労働厚生省)
墓じまいでは、遺骨を取り出した後に墓石を解体撤去のうえ、新たな永代供養へ納骨しますが、作業すべてを一貫して依頼できる業者へ頼むと手間がかからず便利です。
これから行う予定の方は、次の3つの順序で記事をご覧いただくと、予算を抑えてスムーズに墓じまいを行うコツを学びやすいため、ぜひ参考になさってください。
1.墓じまいとは?墓じまいの流れから費用の内訳・マナーまでを完全紹介!
2.墓じまいで40万円得する!補助金の貰い方と費用の抑え方5つを紹介
3.墓じまいの手続きを一任!代行業者の手続き方法と料金相場を徹底解説
また、墓じまいで遺骨の処分に悩む方は、「親の遺骨だけ自宅で保管して、ご先祖様の遺骨を永代供養する」など、骨壷ごとに対処方法を変更することも可能です。
手元供養していた遺骨を処分したい(オススメ度:★★★)
永代供養は、手元供養(てもとくよう)している遺骨を処分したい方や、遺骨を小さな骨壷へ入れ替えたり、親族間で分けたりする『分骨』や、遺骨を海や山林へ撒く『散骨』によって残った遺骨を処分したい方にも最適です。
手元供養とは、身近で遺骨を供養することをいい、最近はお洒落な骨壷へ遺骨を入れ換えて自宅で飾って供養する方がたいへん増えています。
画像引用:「やさしい海洋散骨」
また、犬や猫などペットの遺骨にも対応した永代供養もあり、家族の一員であるペットと同じ墓地で永眠することも可能です。
ペット供養墓「ありがとう」 骨壷4寸まで10,800円
成年後見人など、独身者や単身者の遺骨を埋葬したい(オススメ度:★★☆)
永代供養は、成年後見制度によって遺骨の処分を依頼された成年後見人や、入所者の遺骨を埋葬したい老人ホームや介護施設などの方へも適しています。
成年後見制度に関しては、『成年後見人の役割を解説!手続きと費用・メリットとデメリットも紹介』の記事で解説していますが、万一のときに頼れる人がいない方は、知識を学んでおくと安心です。
融通が利きやすい家族信託という方法もあるため、興味のある方は『家族信託を完全解説!手続き・費用・認知症対策を紹介!』の記事も併せてご覧ください。
子どもや孫へお墓の維持管理や費用負担をかけたくない(オススメ度:★☆☆)
初期費用が安価で、お墓の維持やメンテナンスの費用を削減できるといっても、永代供養では子どもや孫たちへ代々お墓を継承できる訳ではないため、注意が必要です。
代々にわたって各々が永代供養を行うと、必然的に自己負担を伴い、子どもの多い家系ほど、かえって割高になってしまう場合もあるため、気を付けてください。
田舎へお墓があっても、お墓参りにはお金も時間も必要なため、近場で永代供養したいという方は多くいらっしゃいます。
しかし、小さな子どもにとっては、たとえお墓参りでも旅行は楽しみの一つでもあり、思いを馳せる『ゆかりの地』があるのは嬉しいものです。
また、お墓参りによる先祖供養は、子どもたちへ親や祖父母、ご先祖様との絆や感謝の気持ちを育む役割を担う、日本の伝統的な習慣です。
永代供養にあたっては、自分のみならず、子どもや孫たちへどんな影響があるのか、慎重に判断することが重要といえるでしょう。
永代供養の4つの種類と費用相場【約3~200万円】
永代供養墓 | 初期費用 | 年間管理費 | 特徴 |
1.合祀墓 | 約3~30万円 | 0円 | ・永代供養の中で最も安い埋葬方法
・他の人の遺骨と一緒に所定の場所で土へ埋葬するため基本的に年間管理費の負担ががない |
2.樹木葬 | 約30~100万円 | 0~約1万円 | ・樹木や花々や緑の中で納骨するのが特徴
・合祀のほか、年間管理費の負担により一定期間個別で納骨できるタイプもある |
3.納骨堂 | 約80~200万円 | 約1~2万円 | ・「ロッカー型」「仏壇型」「自動搬送式」の3つの種類がある
・施設の運営管理のために年間管理費が必要なことが一般的 |
4.個別墓付き永代供養墓 | 約80~150万円 | 約1~2万円 | ・墓石付きなど遺骨を収納できるお墓が単独で確立されている
・墓地の維持管理のために年間管理費が必要なことが一般的 |
永代供養墓の相場費用は『約3〜200万円』と、驚くほど幅広いのが実態のため、不安を感じてしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、上記のように『4つの種類』に分類され、それぞれ相場費用があるため、コツを掴めば、理想のスタイルや予算によって慌てずにゆっくり検討することが可能です。
合祀墓 約3~30万円
画像引用:永代供養墓「六角堂ひかり」|樹木葬「ひかりの塔」(公式サイト)
神楽坂駅からわずか徒歩3分、飯田橋駅からでも徒歩10分!過去の宗旨宗派不問(法華宗)で、2種類の合祀墓が格安の3万円!今なら納骨堂にも空きあり!
合祀墓とは、集合墓・合葬墓・合同墓・共同墓とも呼ばれ、永代供養の中では最も初期費用が安く、一般的に後々の管理費なども必要ないため費用を抑えられます。
しかし、『遺骨を他の人と一緒に土へ埋葬する』ため、納骨後は遺骨を再び取り戻すことができないことに注意しなければなりません。
また、お寺にある合祀墓は、他の宗教者による供養ができないことが多いため、宗教にこだわりがある方もご注意ください。
合祀墓は基本的に屋外にあり、墓石や供養塔、デザイン性のあるお墓など形状はさまざまですが、所定の場所でお墓参りができることが一般的です。
合祀墓に関しては、『合祀墓(ごうしぼ)の種類と値段を解説!失敗しない4つのコツと注意』の記事で、納骨までの流れやマナーまでご紹介していますので、注意事項を学んでおくと役立ちます。
樹木葬 約30~100万円
合祀しない個別永代供養!管理費不要、墓石代や戒名も込みで45万円。お布施も法要5千円、葬儀10万円、檀家なら宿泊も無料。最大15名納骨で墓じまいにも最適!
樹木葬とは、シンボルツリーとなる樹木や緑、花々に囲まれた自然環境へ納骨する永代供養墓で、次の3種類の方法によって価格帯が幅広いことも特徴です。
1.他の人と一緒に土へ埋葬する合祀
2.一定期間は骨壷や専用ボトルで遺骨を納骨して合祀する
3.無期限で個別に納骨する
個別タイプでは、名前やイラストを彫刻した石プレートなどを添えることができることも多く、一般的なお墓のように、個別に対面して手を合わせる樹木葬もあります。
樹木葬については、『最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!』の記事で、失敗しない5つの選び方のポイントをご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
納骨堂 約80~200万円
納骨堂とは、遺骨を骨壷や専用の収容ケースで保管する施設をいい、外見で分類すると3種類があるため、認知度の高い順にご紹介します。
1.ロッカー型納骨堂
2.仏壇型納骨堂
3.自動搬送式納骨堂
金額面では、納骨する遺骨の数量や保管期間によって異なり、施設や設備の運営管理のため、年間管理費が必要なことが一般的です。
多くの納骨堂では個別に対面してお墓参りすることが可能ですが、一部では特定のお参り場所が決まっているケースもあるため、気になる方は事前に確認しましょう。
ロッカー型納骨堂
画像引用:ひびき灘園墓地(公式サイト)
ひびき灘公園墓地 屋外型納骨堂 55万円~(福岡県北九州市)
近くに車を停められる大型霊園だから、後々のお参りも楽々!プレートへのオリジナル彫刻が可能。樹木葬も好評受付中!
ロッカー型の納骨堂は、室内にある場合と屋外にある場合とがあり、別名で納骨壇とも呼ばれています。
納骨堂として専用の建物があるほか、お寺の敷地内にある場合や、霊園の一角に設置されている場合などがあるため、宗教色が気になる場合は、環境を確認しましょう。
納骨場所へは個別に名前が記され、石材でできた納骨堂では、蓋へイラストなどが彫刻できるタイプもあります。
仏壇型納骨堂
画像引用:大仏山 玉泉寺(公式サイト)
玉泉寺 永代供養墓 100万円/年間管理費5千円~(愛知県岡崎市)
エレベーター・多目的トイレ完備、バリアフリーで車椅子の方も安心!過去の宗旨宗派不問(真宗大谷派)。合祀墓5万〜と、ロッカー型納骨堂35万円〜もあり!
仏壇型納骨堂は、遺骨のほか、ご本尊や掛軸、お位牌などを置くことができる納骨堂です。
経営主体の寺院によって檀家用のお墓として利用されているケースも多くあり、特定の宗派にこだわりがあり、手堅い供養を望むご家庭に適しています。
自動搬送式納骨堂
画像引用:さくら陵苑 380,000円/年間管理費1万2千円~(福岡県北九州市)
宗教不問、1名〜最大8名、15年か30年の安置プランあり。通夜・葬儀から後々の法要まで行える便利な仏教会館が併設し、警備員常駐でセキュリティ対策も万全!
自動搬送式納骨堂は専用カードの読み取りによって遺骨が所定の場所へ運ばれてくる仕組みで、故人の写真や映像を流すシステムが導入されている納骨堂もあります。
施設や設備の管理が必要なため、年間管理費は必要な一方、近代的で快適な環境のみならず、駅近や交通アクセスに便利で、いつでも手ぶらでお参りできる点もメリットです。
個別墓付き永代供養墓 約80~150万円
画像引用:川口元郷聖地(公式サイト)
川口元郷聖地 caro(カーロ) 98万円/年間管理費7,920円~(埼玉県川口市)
川口元郷駅より徒歩6分の好アクセスで、24時間お参りOK!屋根付きだから雨天でも安心。墓石付きの個別永代供養。合祀墓18万円〜、樹木葬38万円〜も受付中!
個別墓付き永代供養墓は、墓石付きなど遺骨を収納できるお墓が単独で確立されているため、年間管理費が必要なことが一般的です。
夫婦や友人同士などで納骨できるコンパクトなタイプが多く、継承者がいなくても永代供養してもらえるため、一般的な墓石のお墓の購入に躊躇する方に向いています。
永代供養の費用内訳と出費を抑える5つのポイント
永代供養にあたって、大切なお金の問題で後々まで後悔しないために、抑えておくべき順に費用のポイントを解説します。
1.永代供養における6つの費用内訳
2.費用の違いには5つのポイントがある
永代供養における6つの費用内訳
内訳 | 費用 |
1.永代供養料 |
約3~150万円 |
2.墓石・名板・彫刻代 |
0~約35万円 |
3.粉骨や専用収骨容器の費用 |
約3~5万円 |
4.年間管理費 |
0~約3万円/年 |
5.納骨手数料 |
約2~5万円 |
6.お布施 |
約3~10万円/回 |
永代供養では6つの費用内訳があり、相場費用は上記のとおり、初期費用のみならず、納骨時や管理費、後々の個別の法要でも費用が発生する可能性があります。
契約する際は、後々の費用まで内訳と料金を確認することが安心に繋がるため、事前に見積を取得して不明点は必ず確認するようにしましょう。
費用の違いには5つのポイントがある
永代供養では、次の5つの優先順で価格ポイントをチェックすると、譲れない条件を踏まえて、無駄な費用負担を抑えることができます。
ポイント | 費用の違い |
1.合祀か遺骨保管かタイプによる違い | 約50万円以上 |
2.遺骨の保管期間による違い | 約10万円以上/年 |
3.年間管理費による違い | 約10万円以上/年 |
4.お布施の費用による違い | 約7万円以上/回 |
5.納骨場所による違い | 約10万円以上 |
合祀か遺骨保管かタイプによる違い
すぐに遺骨を土に還す永代供養では費用が安価なことが多く、後々の管理費も負担する必要がないことが一般的です。
なお、納骨では、遺骨を細かくパウダー状にしなければならない『粉骨』が必要な場合があり、その場合は一般的に1〜3万円程度の費用が必要となります。
なぜ粉骨を行うのかは『粉骨にかかる費用を完全解説!自分で行う場合・専門業者に依頼する場合、粉骨の基礎知識まで』の記事で費用ともども詳しく解説していますので、どうぞご覧ください。
一方で、骨壷や指定の専用容器で遺骨を維持保管する場合は、年間管理費が必要になることが一般的で、保管にあたっても粉骨が必要な場合は多くあります。
遺骨の保管期間による違い
年忌 | 亡くなってからの年数 |
一周忌 | 1年目 |
三回忌 | 2年目 |
七回忌 | 6年目 |
十三回忌 | 12年目 |
十七回忌 | 16年目 |
二十三回忌 | 22年目 |
二十七回忌 | 26年目 |
三十三回忌
弔い上げ |
32年目 |
※法要名をクリックすると、詳細記事が開きますので、合わせてご参照ください。
遺骨の個別保管の期間は、3年・10年など契約や納骨からの年数を基準にするほか、3回忌・13回忌など故人の命日となる年忌を基準にする場合があります。
仏教では33回忌が弔い上げとなるため、寺院の永代供養では満期を33回忌とすることが多く、満期を迎えると遺骨は合祀することが一般的です。
年間管理費による違い
永代供養では、施設の維持に費用が必要となるため、年間管理費や年間管理料として利用者が費用を負担することがあり、寺院の永代供養では年間護持費とも呼びます。
管理費はお墓の維持のために必要な資金のため、支払いが滞ると他の利用者へも迷惑をかけてしまうため、遺骨を合祀して他の人へ場所を提供することが一般的です。
永代供養は多くの人によって遺骨が護られているため、一人ひとりがマナーを遵守することが大切なため、費用負担のみならず、利用条件もきちんと守るように気を付けましょう。
お布施の費用による違い
永代供養におけるお布施の金額は、納骨時は約3〜5万円、年忌法要では約3〜10万円が相場費用です。
納骨時のお布施の内訳は、読経料のみならず、寺院では戒名料が必要な場合もあるため、事前に料金を確認しましょう。
また、1周忌や3回忌といった故人の年忌法要を営むうえでもお布施が必要なため、契約時は後々の供養のお布施まで金額を確認するようにご注意ください。
お布施の包み方は『これで完璧!お布施の包み方・書き方・入れ方・渡し方のマナーと準備』の記事で表書きから渡し方まで解説しているので、ぜひ参考になさってください。
納骨場所による違い
同じ永代供養墓であっても、場所によって費用が異なる場合があります。
たとえば、ロッカー型納骨堂なら、一番の高い場所や足元となる一番下が安価で、対面しやすい目線の高さは利用しやすく、料金が高いことが一般的です。
樹木葬などの個別タイプの永代供養墓では、区画の面積の大きさのほか、地域によっては東西南北の向きで費用が異なる場合などもあります。
また、お参り場所から遠く見えにくい納骨場所や、水場やゴミ捨て場の近くは安価になることもあるため、料金に違いがある場合は理由を確認するようにしましょう。
永代供養をする前に気を付けるべき6つの注意点
永代供養にあたっては、事前に知っておくべき6つの注意点があるため、優先順にご紹介します。後々まで安心できるよう、必ずお目通しください。
1.他の宗教者による供養ができるかどうかを確認する
2.経営主体が安心できるかどうかを確認する
3.家族や親族の同意を得る
4.申し込み条件や利用条件、費用内訳の詳細を確認する
5.年数と納骨数による生涯費用の確認
6.事前見学により現地をチェックする
他の宗教者による供養ができるかどうかを確認する
永代供養では、宗教自由であっても、『経営主体以外の宗教者による供養が行えない』場合があるため、宗教や宗教者にこだわる方は必ず事前に確認しましょう。
『宗教自由』とは、『過去の宗教が不問』という意味で用いられるケースも多くあります。
なお、他の宗教者による供養が可能で、お付き合いのある依頼先がない場合、『やさしいお坊さん』なら、仏教・神道・キリスト教の宗教者が手配が可能です。
お車代や御膳料といった料金は不要で、全国一律5万円〜、安心価格でご供養できますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
経営主体が安心できるかどうかを確認する
永代供養では、経営主体や運営会社について、事前にインターネットで情報収集しておき、悪い評判や不審点がないかどうかをチェックしておくと安心です。
たとえば、宗教法人がお寺の場合なら、寺院の所在地や活動状況、宗派、歴史、住職の人物像などが分かると、信頼度も高まり、安心できる方は多いと思います。
不明な場合は、販売店や仲介業者へ調べてもらうとよいでしょう。
永代供養のつもりでも、お墓は販売や運営管理が上手くゆかないと、やむを得ず経営破綻してしまう場合もあります。
経営破綻では、自治体や他の寺院が引き継ぐこともありますが、土に還した遺骨や、収めた費用の返金は期待できず、泣き寝入りするしかないのが実態です。
安心できる永代供養墓を望む場合は、経営母体と運営会社について、できるだけ情報収集して確認するように心掛けてください。
家族や親族の同意を得る
永代供養では、粉骨や合祀が不可欠なことがありますが、これらを拒む人もいるため、特に故人の血縁者にあたる親族に対しては、事前に同意を得ることが必要です。
また、納骨する際には、分骨をして手元供養を行いたい人も多いため、希望があれば、早めに家族や親族へ相談するようにしてください。
遺骨には所有権がなく、一般的にお葬式を執り行った人が遺骨の所有者となりますが、故人が生前にお墓を準備していたり、遺言を残していたりする場合もあります。
さらに、遺骨は「こうしたい」という願いが強い配偶者や血縁者もいらっしゃるため、後々トラブルにならないよう、納得できるように事前に打ち合わせましょう。
申し込み条件や利用条件、費用内訳の確認
契約にあたっては、何親等の何人まで対象なのか、納骨や埋葬の仕方、お参りの方法なども事前にしっかりと確認しておくと、後々まで安心です。
また、費用面では初期費用だけではなく、年間管理費や納骨時に必要な諸経費、お布施の金額のほか、その他に出費の可能性がないかどうかも確認しておきましょう。
お寺の檀家となる場合は、建物や墓地の修繕費などで、費用負担を強いられる可能性もあるため、必ず事前に確認するよう、ご注意ください。
檀家のメリットやデメリットは『檀家とは?最近あまり聞かなくなった檀家制度について、その由来から長所短所まで徹底解説!』の記事でご紹介していますので、悩んでいる方は知識を深めましょう。
年数と納骨数による生涯費用の確認
永代供養にあたっては、事前に先々までの費用を計算して把握しておくと、お金の問題による後悔を回避できて安心です。
一般的な昔ながらの墓石を建立するお墓でも、100万円以内で購入できるお得な場合があります。
永代供養は安価とされていても、遺骨の安置期間による年間管理費や、納骨・埋葬する遺骨の数量によっては、割高になるケースがあるため、ご注意ください。
なお、一般的なお墓をご検討する際は、『墓石の値段相場は約150万円!必要な費用や選ぶ際のポイントを解説』の記事で墓石の価格やお墓の選び方をご紹介していますので、どうぞご参考になさってください。
事前見学により現地をチェックする
パンフレットやチラシのイメージ写真は加工されていることが一般的なほか、実際に訪れたときの印象は資料と異なるケースがあるため、必ず事前に現地を訪問しましょう。
バリアフリーかどうか、お墓やトイレが清潔に清掃されているか、現地スタッフの対応や、交通の利便性なども実際に確認しておくと、後々まで安心できます。
事前に気になる点を列記しておき、見学時にその場で確認することができれば、後から問題になることもありません。
なお、永代供養墓の販売店や仲介業者は、経営主体や運営会社と異なることが多くあります。
後々まで安心できるよう、質問や相談などをきっかけに、経営主体や運営会社と直接話す機会を作ってもらうことがオススメです。
失敗せずスムーズに永代供養する流れ 12ステップ
失敗なく永代供養を行うには、複数の永代供養墓を比較検討することが大切なため、次の流れで手間を省いてスムーズに現地を見学しましょう。
1.永代供養墓を5ヶ所程度資料請求する
2.候補を2~3物件に絞る
3.見学予約をする
4.現地見学をする
5.気に入った場所を仮予約する(一般的に約1週間仮押えが可能)
6.経営主体について情報収集する
7.現地への不明点の確認
8.物件を比較検討して決定する
9.家族や親族へ承諾を得る
10.本契約と対象外物件のキャンセル連絡
11.納骨日時の決定と必要品の確認
12.納骨
永代供養に関してよくある質問
永代供養に関して、よくある質問をまとめてご紹介しますので、気になる事項があれば、どうぞお役立てください。
1.永代供養料と永代使用料の違いとは?
2.永代供養以外で遺骨を安く保管する方法とは?
3.永代供養以外で遺骨を処分する方法とは?
4.位牌の永代供養はどうやるの?
5.公営墓地と民営墓地の永代供養の違いとは?
6.墓じまいで永代供養するときのオススメの方法とは?
永代供養料と永代使用料の違いとは?
名称 | 意味 |
永代供養料 | 永代にわたって供養してもらうための費用 |
永代使用料 | 永代使用権の費用 |
永代使用権 | 永代にわたって墓地の区画を使用するための権利 |
永代供養では、代々にわたってお墓を継承できないことから、一般的に永代使用料や永代使用権は発生しません。
似たような名称で、いずれもお墓に関してのみ使用される用語ですが、意味合いは異なりますので、ご注意ください。
また、永代供養料はお布施とも異なります。詳しくは、『永代供養料を完全解説!相場・手続きの流れ・お布施との違いを紹介!』の記事で解説していますので、併せてご覧のうえ、知識を深めていただければと思います。
永代供養以外で遺骨を安く保管する方法とは?
手元供養の方法 | 費用の目安 |
1.後飾り祭壇へ祀る | 約1万円~ |
2.仏壇へ収納する | 約5万円~ |
3.家具へ収納する | 0円~ |
4.骨壷を入れ替えて飾る | 約1万円~ |
5.アクセサリーなどを製作して携帯する | 約2万5千円~ |
遺骨を自宅で保管する手元供養なら、お墓への納骨費用を抑えることができます。
遺骨を自宅へ置く際は、『遺骨の自宅への置き方【イラスト図解】知るべき重要課題と6つの注意』の記事でイラストや写真によって分かりやすく解説していますので、ぜひお役立てください。
永代供養以外で遺骨を処分する方法とは?
近年、遺骨の処分にあたっては、永代供養のほか海や山林へ遺骨を撒く『散骨』が多く行われるようになりました。
▼5年前と比較した海洋散骨の問い合わせ件数
▼海洋散骨を希望する理由(複数回答あり)
引用:【約9割の散骨会社が希望者が増えたと回答】海洋散骨の総合情報サイト「やさしい海洋散骨」が、全国散骨会社を対象に行った現状調査の結果を発表(PR TIMES)
メリット | デメリット |
・費用が安い(5万円程度~)
・お墓の準備や管理負担が不要 ・継承者がいなくてもできる ・故人の遺志を叶えられる ・宗教にとらわれず誰でもできる |
・散骨した遺骨は取り戻すことができない
・親族の同意を得ることが難しい ・希望場所で散骨できないことがある ・遺骨がないため故人を身近に感じられなくなる |
しかし、散骨では上記のようなメリットとデメリットがあるため、気を付けなければなりません。
散骨にあたっては、『散骨にかかる料金は?散骨の種類から相場、散骨の注意点まで徹底解説!』の記事により、費用や詳細をご確認のうえ、永代供養と比較検討するのが最良です。
位牌の永代供養はどうやるの?
一部の納骨堂ではお位牌を納められるため、永代供養先へ確認することをオススメします。
また、お位牌を処分するなら、魂抜きの後、『お焚き上げ』といわれる読経供養による処分方法もあります。
お位牌は、僧侶の読経や神主の祈祷によって魂が宿っているため、処分する前は、再び魂抜きの供養によって、故人の霊を抜くことが必要です。
魂を抜いたお位牌なら一般ゴミとして処分しても構いませんが、縁起が悪いと感じたり、他の人に見られることが気になったり、多くの人には躊躇(ちゅうちょ)する気持ちがあるでしょう。
そのような場合、お焚き上げによって、再び読経による魂の浄化を伴った処分を行います。
お焚き上げは、お位牌以外、お仏壇や遺影写真、不要になった手元供養品や故人の愛用品、人形などでも可能です。
お位牌の処分についてのご相談は、こちら無料の『ご相談フォーム』よりお気軽にご連絡ください。
公営墓地と民営墓地の永代供養の違いとは?
公営墓地は申し込みにあたって、遺骨が手元にあることや、故人のお骨を分けて納骨する「分骨」はNGなどの条件があるため、ご注意ください。
また、公営墓地は抽選、民営墓地は先着順が一般的で、たとえば、東京の都立霊園の人気の永代供養は倍率が20倍近くもあり、必ず納骨できるとは限りません。
引用先:
墓じまいで永代供養するときのオススメの方法とは?
既存の墓地に合祀墓があれば費用を確認し、高額であれば安価な永代供養墓を探すとよいでしょう。
墓石の撤去から永代供養まで一括して任せられる業者へ依頼すると、手間が省けるうえ、次のように臨機応変な遺骨の供養方法が選択できます。
・複数の遺骨のうち、残したい人の遺骨だけ手元供養ができる。
・汚れた遺骨でも洗浄や粉骨ができる。
・一部の遺骨だけ分骨してアクセサリーなどにできる。
画像引用:「やさしい海洋散骨」
永代供養墓を探す方法と良い業者の選び方とオススメ業者3社
永代供養墓を探すには、次の3つの条件を備えた業者へ、こだわりや希望に適した物件を紹介してもらうことがオススメです。
条件 | 理由 |
1.資料請求・見学予約・無料相談により仲介してもらえる | ・複数の永代供養を一括資料請求できる。
・1日で複数の永代供養墓を見学できるようプランを組んで時間を予約してもらえる。 ・経営主体や運営会社について情報収集してもらえる。 ・現地へ直接聞きにくい質問や相談ができる。 |
2.永代供養以外にも遺骨の供養や処分方法を選択できる | ・一般的なお墓にするかどうか迷いがある場合は、両方を比較検討することができる。
・自宅での手元供養や散骨などについて、詳しい内容を確認することで、より良い方法を選択できる。 |
3.遺骨の供養や死後に必要なサービスを提供している | ・骨壷や遺骨アクセサリー製作など、遺骨に関する関連サービスを同時に利用できる。
・墓じまい、僧侶手配、位牌のお焚き上げなどを併用できる。 ・相続や法律相談、住まいに関するサービスなどをスムーズに利用できる。 |
やさしいお葬式 3万円~
・永代供養3万円〜!墓じまい対応!
・粉骨3万円〜・散骨5万円〜・遺骨アクセサリー製作対応!
・僧侶手配OK!位牌などのお焚き上げ対応!
・成年後見制度・生前整理・相続、法律相談対応!
▼利用者の口コミ
子供も成人しており、葬儀は家族、親戚のみで執り行いましたが、夫は4男であり、私も3女であったため、お墓を持っていなく、どこに納骨するか大変悩んでいたんです。
調べると最近は私が、想像していた一般的なお墓以外にも、管理がラクな納骨堂や樹木葬、海洋散骨などさまざまな供養の方法があることが分かりましたが、それぞれの違いや自分の環境に合うのはどれかが分からなく…とても困ってしまいました。
インターネットのサイトで「やさしいお墓」に辿り着き、まずは相談しないと先に進まないと思って、思い切って電話をしてみました。オペレーターの方は、声を聞く限りとても若い印象でしたが、いろいろな供養の違いやメリット、デメリットも親切に教えていただき、資料も送付していただきました。
「自分に合った供養の方法を整理して、新しい旦那さまの住む家を探すと思って考えるといいですよ」という言葉がとても印象に残っています。
その言葉を特に意識して、
・自宅から近い場所でいつでも夫に会いに行きやすいところ
・息子に負担をかけないようにしたい
・金額は100万円以内に収めたい
この3点に絞り、再度「やさしいお墓」に電話連絡をしました。そして、自宅から近い65万円の納骨堂を購入をさせていただきました。
的確に案内をしていただいたことと、自分に合った供養の仕方を考える機会を与えていただきとても感謝しております。
女性(70歳)
おはこ(小さなお葬式)5万5千円~
・永代供養5万5千円〜!墓じまい対応!
・散骨5万5千円!
・僧侶手配OK!位牌&仏壇通販サイト有!
・成年後見制度・生前整理・相続、法律相談対応!
▼利用者の口コミ
ご利用者様の声を確認できないため、直接サイトにてご確認ください。
ライフドット 3万円~
・永代供養3万円〜!墓じまい対応!
・引っ越し一括見積・車買取・ピアノ買取サイト有!
交通:最寄りの駅から電車1本で行けるのでとても便利です。母の「便利な所で、近いところが良い」という希望通りの霊園です。
施設・環境:カードをかざせばお墓をすぐに用意してもらえます。 設備も新しく、モダンで気持ちのよい環境の中でお墓参りができそうです。
管理状況:見学に行った時は、お掃除の方が始終霊園内を綺麗にされていました。 トイレも清潔で、ホテルにいるような心地よさでした。
周辺施設:駅から2〜3分ほどで行くことができます。道は平坦で歩きやすいです。 お花もお線香の用意もいらないので、気軽に行けて良かったです。
本駒込陵苑(50代 女性)
まとめ
1.永代供養とは「納骨先が永代にわたり遺骨を供養する」こと
(1)永代供養には主に2つの仕組みがある
1.他の人の遺骨と一緒に埋葬する合祀
2.一定期間、遺骨を保管した後に合祀
(2)永代供養のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
・一般的な墓石のお墓より初期費用が安い。
・管理費が不要なお墓が多くあり、合祀した後は費用を削減できる。 ・個別墓でない限り清掃の手間が省け、万一の破損やトラブルでも補修費用の負担が必要ない。 ・独身者や単身者など、身寄りのいない人でも埋葬できる。 |
・遺骨を個別に保管できても、一定期間を過ぎると合祀されることが一般的で、合祀された遺骨は取り戻すことができない。
・永代供養には永代使用権(永代に亘ってお墓を使用できる権利)がないため、家族で歴代に亘ってお墓を継承できない。 ・遺骨の粉骨(ふんこつ)が必要な場合、親族などに反対される可能性がある。 ・多くの人が納骨・埋葬された永代供養墓は、お盆やお彼岸の時期のお墓参りが混雑することがある。 |
(3)永代供養墓と一般的なお墓との違い
・一般的なお墓でも永代供養はできる
・永代供養墓が一般墓地より安い2つの理由
1.お墓の構造上、多くの遺骨を納骨・埋葬できる。
2.永代使用権がなく、遺骨の個別保管に年数制限がある。
2.永代供養をすべきかどうかは5つの判断基準によって決める!
(1)お墓の後継者がいない(オススメ度:★★★)
(2)墓じまいで遺骨を処分したい(オススメ度:★★★)
(3)手元供養していた遺骨を処分したい(オススメ度:★★★)
(4)成年後見人など、独身者や単身者の遺骨を埋葬したい(オススメ度:★★☆)
(5)子どもや孫へお墓の維持管理や費用負担をかけたくない(オススメ度:★☆☆)
3.永代供養の4つの種類と費用相場【約3~200万円】
永代供養墓 | 初期費用 | 年間管理費 | 特徴 |
1.合祀墓 | 約3~30万円 | 0円 | ・永代供養の中で最も安い埋葬方法
・他の人の遺骨と一緒に所定の場所で土へ埋葬するため基本的に年間管理費の負担ががない |
2.樹木葬 | 約30~100万円 | 0~約1万円 | ・樹木や花々や緑の中で納骨するのが特徴
・合祀のほか、年間管理費の負担により一定期間個別で納骨できるタイプもある |
3.納骨堂 | 約80~200万円 | 約1~2万円 | ・「ロッカー型」「仏壇型」「自動搬送式」の3つの種類がある
・施設の運営管理のために年間管理費が必要なことが一般的 |
4.個別墓付き永代供養墓 | 約80~150万円 | 約1~2万円 | ・墓石付きなど遺骨を収納できるお墓が単独で確立されている
・墓地の維持管理のために年間管理費が必要なことが一般的 |
4.永代供養の費用内訳と出費を抑える5つのポイント
(1)永代供養における6つの費用内訳
内訳 | 費用 |
(1)永代供養料 |
約3~150万円 |
(2)墓石・名板・彫刻代 |
0~約35万円 |
(3)粉骨や専用収骨容器の費用 |
約3~5万円 |
(4)年間管理費 |
0~約3万円/年 |
(5)納骨手数料 |
約2~5万円 |
(6)お布施 |
約3~10万円/回 |
(2)費用の違いには5つのポイントがある
1.合祀か遺骨保管かタイプによる違い
2.遺骨の保管期間による違い
3.年間管理費による違い
4.お布施の費用による違い
5.納骨場所による違い
5.永代供養をする前に気を付けるべき6つの注意点
(1)他の宗教者による供養ができるかどうかを確認する
(2)経営主体が安心できるかどうかを確認する
(3)家族や親族の同意を得る
(4)申し込み条件や利用条件、費用内訳の詳細を確認する
(5)年数と納骨数による生涯費用の確認
(6)事前見学により現地をチェックする
5.失敗せずスムーズに永代供養する流れ 12ステップ
(1)永代供養墓を5ヶ所程度資料請求する
(2)候補を2~3物件に絞る
(3)見学予約をする
(4)現地見学をする
(5)気に入った場所を仮予約する(一般的に約1週間仮押えが可能)
(6)経営主体について情報収集する
(7)現地への不明点の確認
(8)物件を比較検討して決定する
(9)家族や親族へ承諾を得る
(10)本契約と対象外物件のキャンセル連絡
(11)納骨日時の決定と必要品の確認
(12)納骨
永代供養に関して、国民生活センターに寄せられた相談には、「付き合いの長い寺と永代供養の契約をしたが、管理が杜撰であり対応にも問題がある」という悩みも見受けられます。
参考:最近の事例「墓・葬儀サービス」独立行政法人国民生活センター
新設したばかりの墓地や建物は美しくても、老朽化による影響や、将来の管理状況まで見通すことはなかなか難しいですよね。
遺骨は『いつまでに納骨すべき』という法律はありません。
疑問や不安に感じることがあれば、上手に販売店や仲介業者を利用して、より良い永代供養墓をお探しください。
この記事を通じて、永代供養に関する知識を深めていただければ幸いです。
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・遺骨の自宅への置き方【イラスト図解】知るべき重要課題と6つの注意
【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール