お悔やみの言葉とは訃報に対して、ご遺族に述べる言葉です。ご遺族からしたら大切な方が亡くなった時の言葉ですので、電話や手紙、メールでもきちんとしたマナーを守らないといけません。本記事で詳しくご紹介していきます。
「お悔やみ」とは、故人の死を慎み、悲しい想いを言葉にして遺された人に伝える行為。
お悔やみの言葉は、誰かが亡くなった時に遺族に対して述べる、遺族を思いやってかける言葉です。通夜や葬儀といったとてもデリケートな場は、普通の場所とは違うため、失礼のないように言葉の使い方に注意しなくてはいけません。
それだけに、言葉のかけかたや選び方に、戸惑う人はたくさんいます。
そこでこの記事では、一般的に用いられるお悔やみの言葉や関係別に合わせた言葉などを、注意すべき点と合わせて詳しく解説いたします。また、お悔やみの言葉を伝える方法や困った時の対処法についてもご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
INDEX
お悔やみの言葉とは?
「お悔やみの言葉」とは、訃報を受けた時や通夜、葬儀などの場で、亡くなった人を慎み遺族を慰めて励ますためにかける言葉のこと。
遺族を思いやる気持ちが重要となる、気持ちを伝えるための言葉です。
お悔やみの言葉を伝える時には、相手を思いやる配慮が必要となり、表現方法や言い回しなどの決まりがあるため、神経質になりすぎるばかりに、言葉に詰まってしまう場合もあるかもしれません。
それに、形式にこだわりすぎて、終始淡々とした表現になってしまうこともあるでしょう。
しかし、自分の正直な気持ちを言葉に込めて伝えれば、遺族にとって救いになるはずです。
思いを言葉で表現するのが苦手な人は特に、いざという時に戸惑わないためにも、使い方を覚えておくこと良いでしょう。
一般的なお悔やみの言葉
一般的に用いられているお悔やみの言葉の表現には3つあり、長い挨拶をしなくても、これらの言葉だけで想いが伝えられます。それぞれの意味や使い方について覚えておきましょう。
「ご愁傷さまです」の意味と使い方
憂いの意味がある「愁」と、痛みを意味する「傷」を合わせた、相手を気の毒に思い慰めや同情を表す言葉。通夜や葬儀の場ではよく使用されます。言葉の頭に「御」さらに、語尾には「様」という敬意を表す言葉が使用されている敬語表現のため、目上の人に対して使っても問題ありません。
日常生活で使う際は注意
ただ、日常会話の中で、気の毒な様子をからかう意味で「ご愁傷さま」と使用する場合があり、皮肉を含んだ意味合いに取られる可能性もあるため、使用する際には、その場の雰囲気や言葉をかける相手を考慮しなくてはいけません。
また、口頭で伝える場合にのみ使用できる言葉であり、メールなどの文面で使用するのは不適切だということを覚えておきましょう。
弔問時での使い方
弔問時に遺族に対して「この度はご愁傷さまです」と伝えます。さらに、「この度は誠にご愁傷さまでございます」と表現すれば、より丁寧な言い表し方になります。
弔問については下記記事もご参考ください。
・突然の訃報にどうする?弔問できない際のお悔やみの手紙の書き方や注意点を徹底解説!
・弔問とは?意外と知らない弔問の注意点とマナーを徹底解説!
「お悔やみ申し上げます」の意味と使い方
「お悔やみ申し上げます」の意味
人の死を弔うという意味がある「お悔やみ」を用いた、故人の死を残念に思い悲しんでいる、という思いを表す言葉。遺族を励ます意味でも用いられ、メールや弔電などの文面に使用しても問題ありません。
「お悔やみ申し上げます」の使い方
一般的には「この度は、心からお悔やみ申し上げます」と伝えます。
メールや弔電などの文面には「突然の悲報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」などがよく使用される表現です。
また、より弔意を込めて「この度はご愁傷さまです。謹んでお悔やみ申し上げます」といった表現もよく使用されます。
「ご冥福をお祈りします」の意味と使い方
人が亡くなった後に行く世界を意味する「冥土」と、幸せや福を招く意味がある「福」を合わせた、「死後の幸福」や「無事に死後の世界に行けますように」という思いを込めている言葉。遺族ではなく、故人に対して使います。
宗教や宗派によっては使えない
ただ、「死後の世界の幸せ」という意味があり、宗教や宗派によっては失礼にあたってしまうため、使う時には注意しなくてはいけません。
同じ仏教であっても、「冥福」という考えがない「浄土真宗」の通夜や葬儀で使うのは不適切です。
その他、故人は家の守り神となると考えられている「神道」や、死は祝福されるべきものと考えられている「キリスト教」でも、ふさわしくありません。宗教や宗派が不明な場合には、使うのは控えましょう。
>>神社のお葬式とは?神道のお葬式の流れから作法まで完全解説!
「ご冥福をお祈りします」の使い方
使う時には「○○様(故人の名前)のご冥福をお祈りします」のように、頭に必ず故人の名前を入れましょう。
「この度は誠にご愁傷さまです。○○様のご冥福をお祈りします」と伝えてもよいでしょう。
お悔やみの言葉については下記記事もご参考ください。
・身近な誰かが亡くなった時の言葉はどうすればいい?一般的なお悔やみの言葉から例文まで完全解説!
・「ご冥福をお祈りします」の正しい使い方は?意外と知られていない、お悔やみの言葉の使い方やマナーを完全解説!
・お悔やみの言葉はどう伝えればよいの?お悔やみの言葉を伝える際の注意点を例文を交えて完全解説!
関係性によって異なるお悔やみの言葉の例文
身近な人の誰かが亡くなった場合は、遺族との関係性によって思いも異なります。ここでは、故人と遺族の関係性別の、それぞれの言葉のかけ方をご紹介します。
配偶者を亡くした場合
配偶者は、ずっと一緒に連れ添ってきたパートナー。
悲しい気持ちへの気配りはもちろん、相手が抱えているこの先の不安な心理に寄り添った言葉をかけるのが適切です。
例えば、大黒柱となる夫を亡くした場合は、生活や子供の将来などに対する不安がとても大きく、妻を亡くした場合は、悲しみと同時に、家事などの日常生活を行う慣れない日々を送ることで、体調を崩してしまう可能性もあるでしょう。
残された家族の不安や辛い気持ちを察して声をかけてあげましょう。
【例文】
両親を亡くした場合
両親は、身内の中でもとても大切な存在ですから、喪失感に襲われ心の状態が不安定になるのは想像がつきます。辛い気持ちを増長させないように配慮した言葉をかけてください。特に親しい友人の場合は、堅苦しい言葉でなく親身になれる言葉を使うとよいでしょう。
【例文】
「辛い時に知らせてくれてありがとう。急なことでびっくりしたけど、君は大丈夫?できることがあれば何でも言ってね」
「この度は、お悔やみ申し上げます。何も考えられないと思いますが、あまり気を落とされないように。ご心痛から一日も早く立ち直れますことをお祈りいたします」
祖父母を亡くした場合
祖父母の死も、労わりと慰めの思いを込めた言葉をかけると、心を落ち着かせてあげられるでしょう。
また、故人が高齢者の場合には、参列者となる他の高齢者にも配慮しなくてはいけません。
「大往生」「寿命をまっとうした」など、気分を害するような不適切な言葉は使わず、「死」という直接的な表現を使うのも避けましょう。
【例文】
「この度は悲報に驚いております。まだまだお元気でいていただきたかったです。心からお悔やみ申し上げます」
「さぞかしご無念のこととお察し申し上げます。心から哀悼の意を表し、○○様のご冥福をお祈りいたします」
ご子息やご令嬢を亡くした場合
何よりも辛いのが子供を亡くした場合。悲しみを強調するような表現は使わずに、感傷的になりすぎないように心がけて言葉をかけなくてはいけません。親身になって寄り添う励ましの言葉が最も大切です。
【例文】
その他の親戚を亡くした場合
親戚の場合は、一般的に使用される基本的な言葉をかけるのが適切です。
ただ、一言で親戚と言っても、家族同然の付き合いをしていた、年に数回しか会っていなかったなど、関係は人それぞれに異なります。
深い関係にあった親戚の場合は、親身になって寄り添う励ましの言葉を加えるのがよいでしょう。
【例文】
恋人を亡くした場合
恋人は、これからパートナーとなる可能性もあった人です。
悲しくて辛い気持ちを理解しようとし、心の支えになれる言葉をかけてあげましょう。慰めや励ましの言葉は、遺族を緊張からほぐして落ち着きも与えられるでしょう。
【例文】
友人を亡くした場合
大切に思っていた友人の死はとても辛いもの。気持ちを少しでも和らげてあげられるような言葉をかけてあげましょう。
関係性にもよりますが、普段使いの言葉で、親身になった表現で伝えることも大切です。
【例文】
会社関係を亡くした場合
会社関係の人を亡くした場合は、基本的なお悔やみの言葉をかけるのがよいでしょう。
また、故人との関係が深かった場合は、親身になった寄り添う言葉を加えるなど、どの程度親しい関係だったのかによって、かける言葉を変えることも大切です。
【例文】
弔事での例文については下記記事もご参考ください。
・会葬礼状とは?意味と必要なケースと例文一覧!
・弔辞の例文10選!書き方・話し方・マナーを完全解説!
・訃報の連絡はどう送る?伝えるべき内容から範囲、例文まで徹底解説!
お悔やみの言葉で注意すべきこと
デリケートな場で使うお悔やみの言葉は、注意すべきことがさまざまあるため、遺族や周囲に不快感を与えないためにもしっかりと理解しておきましょう。
忌み言葉を使わない
「忌み言葉」とは、不幸が続くことを連想させる、縁起が悪いと受け取られてしまう言葉のことです。お悔やみの言葉に、忌み言葉を使ってはいけません。
忌み言葉とは?
忌み言葉の代表格が、「重ね重ね」「まだまだ」「ますます」のように、一つの言葉を重ねて使う「重ね言葉」。重ね言葉は、不幸がかさなることを連想させます。また、「この先も」「追って」「再び」などの繰り返しを想像させる言葉も、不幸を繰り返す言葉として敬遠されます。
さらに、「消える」「大変なこと」など、不吉な状況を想わせる言葉も避けなくてはいけません。「死ぬ」「生存」「急死」など、生死に対するダイレクトな表現もタブーのため、「ご逝去」「お元気な頃」「急逝」など、遠回しで柔らかな言葉に言い換えて伝えましょう。
宗教や宗派での忌み言葉
ただし、忌み言葉は、宗教や宗派によっても異なります。仏教の葬儀では、「浮かばれない」「迷う」もふさわしくないとされています。
故人は家の守り神となると考えられている「神道」や、死は祝福されるべきものと考えられている「キリスト教」、冥途という概念がない「浄土真宗」の葬儀では、「成仏」「供養」「冥福」「往生」などもふさわしくありません。
その他、励ましで言っているつもりの「頑張って」「元気を出して」などの言葉も、遺族にとっては負担に感じ、逆に傷つける恐れがあるため避けましょう。「あの時にこうしていれば」という表現も使ってはいけません。
直接の死因を尋ねない
故人の死因を遺族に直接訪ねるのは、とても失礼な行為となるため、絶対にやめましょう。
悲しくて辛いという心中の遺族に対して、お悔やみの言葉と一緒に聞く内容ではありません。
遺族の気持ちを十分に配慮して、純粋にお悔やみの言葉だけを伝えるのがマナーです。
長話はしない
お悔やみの言葉は、短く端的にするのがマナーです。遺族は、大切な人が亡くなった悲しみに加えて、訪れる弔問客への対応や儀式の準備で、肉体的にも精神的にも弱っている状態です。
それに、遺族とは関わりがなく故人のみと親しかった場合は、会話をすることで遺族に負担をかけたり、傷つけてしまう可能性もあるでしょう。
遺族を思いやる気持ちを大切に自分の立場をしっかりとわきまえ、長話は控えましょう。
弔事でのマナーについては下記記事もご参考ください。
・供花の手配方法!供花の意味と費用相場と宗教ごとのマナーを紹介!
・告別式とは?知っておくべき遺族側・参列者側必読のマナー!
・喪主とは?喪主の決め方と役割、服装、マナー、挨拶を解説!
お悔やみの言葉を伝える方法
直接遺族に伝える、電話や手紙など、お悔やみの言葉を伝える方法はさまざま。ここでは、それぞれの方法別の特徴をご紹介します。
葬儀会場で直接伝える
最も一般的な方法は、葬儀会場で直接伝える方法です。遺族と対面して伝えらえるお悔やみの言葉は、わかりやすく最も励ましになるでしょう。
ただ、近年増加している葬儀のスタイルでもある、身内のみで儀式を行う「家族葬」や、通夜や葬儀を行わすに火葬のみを執り行う「火葬式」の場合は、一般の弔問を受け入れないケースが多いため、葬儀のスタイルなどを、事前に確認することをおすすめします。
家族葬については下記記事もご参考ください。
・家族葬とは?流れ・費用・マナー・選ばれる理由を完全解説!
・家族葬によるメリットデメリットから、家族葬で葬儀を行う場合の費用相場までを徹底解説!
・知っておきたい家族葬と一般葬との違いとは?費用と参列基準とマナーについて
電話で伝える
電話は、伝えたい気持ちを自分の声で、素早く確実に述べられる方法です。
ただ、亡くなった直後は、葬儀の準備などで喪主は時間が取られるため、電話の対応ができない可能性もあり、電話をかけるタイミングには配慮しなければいけません。
例えば、故人と関係が深い、喪主以外の遺族に電話をして伝えてもらうのも、状況を配慮した相手の気持ちを考えた方法の一つでしょう。
また、電話だけでは弔意を示したとは言いにくいため、後日改めて弔問をして弔意を示すのがマナー、ということを覚えておきましょう。
弔問については下記記事もご参考ください。
・突然の訃報にどうする?弔問できない際のお悔やみの手紙の書き方や注意点を徹底解説!
・弔問とは?意外と知らない弔問の注意点とマナーを徹底解説!
手紙で伝える
事情などによって通夜や葬儀に参列できない場合に利用できる方法です。手紙で伝える場合は、基本的に手書きで、そして、香典を同封するのがマナーです。遺族の手元に届くまでの時間は弔電よりも要するかもしれませんが、自筆の文章は心を込めて気持ちを託せます。
手紙でのお悔やみについては下記記事もご参考ください。
・香典を郵送で送る際には手紙を添える?香典を郵送する際の注意点から手紙を添える方法を徹底解説!
・突然の訃報にどうする?弔問できない際のお悔やみの手紙の書き方や注意点を徹底解説!
お悔やみの言葉はメールで伝えてもよいのか?
お悔やみの言葉は、直接会って伝えるのが正式なマナーであり、通夜や葬儀に参列できない場合は、電話や電報、手紙で伝えます。
ただ、一昔前は、メールでお悔やみの言葉を伝えるのは、非常識だと言われていましたが、メールが日常的に使われている現代では、メールで伝えても問題はありません。
しかし、相手との関係性によって異なり、メールのマナーがあることを覚えておきましょう。
メールで良い場合もある
メールは、気持ちや想いをすぐに送れる、慰めや励ましの言葉がかけやすい、都合が良い時に読めるなどの良い点があり、相手との関係性や状況によっては、メールを利用しても問題ないとされています。
メールを送っても良い相手
メールで送っても良いのは、親しい間柄の友人や知人、親しい間柄の上司・同僚・取引先担当者など、プライベートでもビジネスでも関係性が深い相手などになります。
また、訃報をメールで受けた場合にも、メールで返したほうが相手の負担にならなでしょう。
メールを送らない方が良い相手
一方メールで送るのが良くないケースは、親しい関係ではない友人や知人、親しい関係ではない上司・同僚・取引先担当者など、気の許しあえない間柄や関係性が薄い相手です。
また、メールで伝える方法は、形式の上では正式とは言えません。関係性が深い相手に対して送る略式の方法だということを理解した上で活用しましょう
お悔やみメールのマナー
直接会って伝える場合や、電話や手紙などで伝える場合と同様に、メールで伝える際にも、不幸の繰り返しを連想させる言葉や不吉さを想起させる表現、生死の直接的な表現などの「忌み言葉」を使わず、死因を尋ねることも避けましょう。
メールでの注意点
その他、以下のような、メールならではの注意点やマナーも理解しておかなくてはいけません。
件名は簡潔に、一目見ただけで要件がわかるようにしなくてはいけません。迷惑メールだと疑われないようにするためにも、紛らわしい件名は避けましょう。
【例文】
「○○よりお悔やみ申し上げます」
「株式会社○○担当○○よりお悔やみ申し上げます」
・丁寧な言葉使い
いくら親しい間柄の相手であっても、丁寧な言葉使いを意識して書かなくてはいけません。極端にかしこまった文章を書く必要はありませんが、「お母様」「ご主人様」など、故人や遺族に対して敬意を示す表現をしましょう。
・時候の挨拶は不要
メールの冒頭には、時候の挨拶などの前置きを書く必要はありません。相手に余計な時間を取らせないためにも、本文はだらだらと書かずに簡潔に書きましょう。
・「返信不要」の一言を入れる
遺族が手続きや準備などで忙しくしている状況を配慮して、「返信不要」の一言を添えましょう。相手への気遣いを伝えることも大切です。
・機種依存文字や絵文字は使わない
数字記号や省略文字、丸で囲んだ英数字などの機種依存文字や絵文字は、文字化けする可能性があります。相手に負担もかけてしまうため、使用は避けましょう。
・届かない場合があることも認識する
サーバーや通信回線のトラブルなどにより、メールが届かない可能性があることも頭に入れておく必要があります。
メールを送った後に、時間をおいて電話でも伝えると確実かもしれません。
メールでのお悔やみ言葉については下記記事もご参考ください。
・お悔やみメールはあり?突然の訃報に返事をする際のマナーや注意点を徹底解説!
・訃報をメールで伝えるときの文例・マナーを完全紹介!マナーと注意点を解説!
・本当にいいの?お悔やみの言葉をメールで送る際の注意点を徹底解説!
お悔やみの言葉に迷った際の対処法
誰かが亡くなった時の言葉は、上手く見つからない場合があります。
人の死というのは突然に訪れるものですから、心の準備ができない時も多々あるでしょう。ここでは、お悔やみの言葉に迷った際にどうすればよいか、対処法をご紹介します。
身近な人に相談する
自分ひとりで考え込まずに、身近な人に自分の気持ちを話してみましょう。良いアドバイスが受けられる場合もあり、話しているうちに、自分の気持ちを上手く表現できる言葉が見つかるかもしれません。
突然の死に自分の気持ちの整理がつかず、言葉が何も出てこないのは誰にでもあることです。
悲しい気持ちを抱え込まずに、家族や友人など、親しい間柄の人に相談して、自分の気持ちを正直に伝えましょう。
葬儀業者に相談する
お悔やみの言葉が出てこない時には、葬儀業者に相談するのもおすすめの対処法です。
通夜や葬儀などの多くの場面に接してきた葬儀業者は専門家でもあり、マナーをわきまえた、正式で失礼がないお悔やみの言葉のアドバイスを受けられるでしょう。
しっかりとお悔やみの言葉を伝えたい場合は特に、専門家である葬儀業者に相談するのが一番です。
はじめての葬儀なら「やさしいお葬式」
はじめて行う葬儀の準備に戸惑うのは当然のことです。特にお葬式の規模や形式には正解がないため、どのように見送ればよいか分からず迷い悩む方も大勢いらっしゃいます。
はじめての葬儀に不安や心配を感じている方は、ぜひ「やさしいお葬式」をご検討ください。
やさしいお葬式では、はじめての葬儀でも安心してお任せ頂けるよう下記「3つのやさしい」をお約束しています。
1.ご遺族にやさしい
当社の相談員の対応満足度は91%。専門知識を持つプロの相談員が、お葬式の手配や流れについてゼロからサポートいたします。
喪主が初めての方や、お葬式の流れに不安を感じる方でも安心してご相談ください。ご遺族に寄り添うグリーフケア研修を受けたスタッフが、公正中立な立場からご希望やご予算に合わせた最適なプランをご提案します。
2.お財布にやさしい
「高額」と思われがちな葬儀費用ですが、当社では必要な項目のみを厳選し、一般価格よりも低コストで、質の高いお葬式を実現しています。
さらに、事前の資料請求で最大5万円引きの割引特典も実施し、業界最安水準の税抜:75,000円(税込:82,500円)からのご葬儀を提供しています。
明朗会計で、追加料金や不明瞭な請求は一切ないため、ご遺族さまの経済的な負担を最小限に抑えます。
3.いつでもやさしい
24時間365日のサポート体制で、深夜や早朝でも即時対応が可能です。
日本全国3,500の斎場と提携しているため、ご希望の場所や地域でご葬儀が挙げられます。
生前のお葬式準備から、お葬式後の法事・法要、お墓の相談までいつでも相談可能です。
「やさしいお葬式」は、大切な方をお見送りするご遺族さまに心から寄り添い、公正中立の立場で最良のお葬式を提案させて頂きます。
ご相談や資料請求はすべて無料です。はじめての葬儀での不安や疑問があれば、どんなことでもお気軽にご相談・ご連絡ください。
身近な人の周りで誰かが亡くなった時の言葉についてのまとめ
「身近な人の周りで誰かが亡くなった時の言葉」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。
【お悔やみの言葉とは?】
●「お悔やみの言葉」とは、訃報を受けた時や通夜、葬儀などの場で、亡くなった人を慎み遺族を慰めて励ますためにかける言葉のこと
●遺族を思いやる気持ちが重要となる、気持ちを伝えるための言葉
【一般的なお悔やみの言葉】
●「ご愁傷さまです」
-相手を気の毒に思い慰めや同情を表す言葉。
-日常生活で使う際は注意
●「お悔やみ申し上げます」
-人の死を弔うという意味がある「お悔やみ」を用いた、故人の死を残念に思い悲しんでいる、という思いを表す言葉
-メールや弔電などの文面には「突然の悲報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」などがよく使用される表現
●「ご冥福をお祈りします」
-「死後の幸福」や「無事に死後の世界に行けますように」という思いを込めている言葉
-遺族ではなく、故人に対して使う
-「浄土真宗」「神道」「キリスト教」では「ご冥福をお祈りします」は使用しない
【お悔やみの言葉で注意すべきこと】
●忌み言葉を使わない
●直接の死因を尋ねない
●長話はしない
【お悔やみの言葉を伝える方法】
●葬儀会場で直接伝える
●電話で伝える
●手紙で伝える
【お悔やみの言葉はメールで伝えてもよいのか?】
●メールを送っても良い相手
-親しい間柄の友人や知人、親しい間柄の上司・同僚・取引先担当者など、プライベートでもビジネスでも関係性が深い相手
●メールを送らない方が良い相手
-親しい関係ではない友人や知人、親しい関係ではない上司・同僚・取引先担当者など、気の許しあえない間柄や関係性が薄い相手
●お悔やみメールのマナー
-要件がわかる簡潔な件名
-丁寧な言葉使い
-時候の挨拶は不要
-「返信不要」の一言を入れる
-機種依存文字や絵文字は使わない
-届かない場合があることも認識する
「お悔やみの言葉」は、遺族を思いやる気持ちを込めて述べる、誰かが亡くなった時の言葉。
故人と遺族の関係性に合わせた言葉で、状況に応じた方法で伝えることが大切です。
忌み言葉は使わない、直接の死因を尋ねずに長話はしないなど、注意点もしっかりと理解しておきましょう。メールで送る場合には、相手との関係性やマナーも理解しておく必要があります。
お悔やみの言葉はマナーや形式があるため、難しいと感じるかもしれませんが、何よりも大切なのは、自分の素直な気持ちを伝えることです。相手の気持ちを察して感謝の気持ちを忘れずに、端的に伝えましょう。
<<こちらの記事も読まれています>>
・お悔やみメールはあり?突然の訃報に返事をする際のマナーや注意点を徹底解説!
・亡くなったときにかける言葉は?お悔やみの言葉の基本から注意点まで徹底解説!
・突然の訃報にどうする?弔問できない際のお悔やみの手紙の書き方や注意点を徹底解説!
・弔辞の例文10選!書き方・話し方・マナーを完全解説!
【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール