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【葬式の準備】スムーズに葬儀を挙げるためのコツを時系列順に紹介

Jul 05 2024

葬式の準備においては、限られた時間の中で準備する物・決める事が数多くある上、通夜など他のセレモニーの準備・実施もそれと並行して行うため、非常に慌ただしくなります。3つの点でメリットもある事から、事前に葬儀の準備をはじめておくことが大切です。

「臨終から葬式までには、どんな準備が必要なの?」

「葬式までの流れは、どのようになっているの?」

「スムーズに準備するには何を気を付ければよいのかな…」

大切な人を送るセレモニーである葬儀。皆さん一度は参列されたことがあるのではないかと思います。

とは言え、臨終から葬式までに必要な準備や実際の流れとなると、「何から決めて良いのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。

葬式の準備で一番重要な事は、ズバリ「葬儀社選び」です。

なぜなら、実際の葬儀は葬儀業者が主体となり準備が行われる場合がほとんどであり、良い葬儀が行えるかどうかは葬儀業者次第と言えます。また信頼できる葬儀社を選ぶことで、葬儀準備の相談もスムーズに行えるメリットもありますね。

とはいえ、慌ただしい中でたった一社の葬儀社を選ぶのは、迷いや後悔が出るかも知れませんね。

実際、お亡くなりになった1~2時間後には、「葬儀業者を早めに手配して欲しい」と病院から搬送を急かされるケースも多いです。

そこで本記事では、危篤・臨終から葬式までの流れに沿って、葬式までに準備する物や決める事はもちろん、信頼できる良い葬儀社を選ぶためのポイント、本人の生前から行える葬儀の準備までご紹介していきます!

生前に葬儀社選びはもちろん、事前準備をしておくことで、残された遺族の負担を軽減するだけでなく、予算の検討や見積、事前割引の利用で金銭的にも損をすることもなくなるでしょう。

「いざ」というときの気構えも持つことができるようになり、冷静かつスムーズに葬儀準備を進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

【時系列順】葬式に必要な準備

葬儀全体の流れと準備を下記にまとめました。葬儀の流れと必要な準備を同時に確認することで、より具体的なイメージを持つことができるでしょう。

葬儀の流れ 必要な準備
1.危篤・臨終 ・危篤や臨終を知らせるための連絡先の確認

・現金の用意

2.遺体搬送・安置 ・搬送方法と安置場所の決定
3.葬儀社と葬儀内容の打ち合わせ ・葬儀社の決定

・遺影に使える写真の選定

4.訃報の連絡 ・葬儀形式や日程の決定

・参列者の連絡先の確認

5.納棺・通夜の準備 ・棺に入れる副葬品の選定
6.通夜 ・通夜の席次および焼香の順序

・受付など通夜の時の役割分担

7.葬儀・告別式 ・席次および焼香の順序

・奉読する弔辞・弔電

8.出棺・火葬 ・出棺時の役回り
9.初七日法要・精進落とし ・初七日法要の日程・会場

・精進落としへの出席者と料理の内容

危篤

危篤の際は、下記の順で優先して行うことでスムーズかつ漏れなく対応できるでしょう。

やるべき順番 内容
1.医師に連絡 在宅の場合はすぐに医師に連絡
2.近親者へ連絡 危篤者の親類や会いたい友人等に危篤の旨を連絡
3.宗教者へ連絡 危篤者が属する宗派の宗教者連絡先を確認
4.現金の用意 死亡診断書の発行料金や入院費用といった病院への支払いに必要なため

実際に近しい人が危篤となれば、ただ慌てることになってしまいそうですよね。「危篤とは?意味と準備すべきことと対応方法を完全解説!」では、危篤の際の心構えや準備すべきことまでより詳しく解説していますので、ぜひ参考になさってください。

医師に連絡

病院の場合は問題ありませんが、自宅であれば真っ先に医師へ連絡を行います。

近親者へ連絡

危篤、臨終の際に最優先して行うべきことは、「危篤の連絡」になります。

故人との最後のお別れの場でもあるので、必要に応じて速やかに連絡をとるようにしましょう。

「深夜だから…」「早朝だから…」と連絡を迷ってしまうかもしれませんが、「故人が会いたがっている」と判断した場合は、時間帯は関係なく危篤の連絡を行ってください。

次いで、親族や親しかった友人などにも、時間帯に関わらず速やかに連絡をとりましょう。

宗教者へ連絡

また、キリスト教徒の方の場合は、所属している教会の神父・牧師に連絡してください。死の直前に儀式が必要なためです。

併せて、もしできそうであれば、お世話になっているお寺の菩提寺(ぼだいじ)住職など、危篤者が属する宗派の宗教者連絡先の確認もしましょう。

現金の用意

また、可能であれば、差し当たって必要な分のまとまった現金をこの時点には用意しておいてください。

臨終となった際には、死亡診断書の発行料金や入院費用といった病院への支払い、遺体の搬送費用などの出費が発生する上、葬儀の準備に追われて現金を調達する時間はなかなかとれないためです。

本人の預貯金口座からの調達を考える方がいるかもしれませんが、亡くなると預貯金口座は間もなく凍結され、相続関係が解決するまでお金は引き出せなくなるため、注意が必要です。

臨終

亡くなった後にやるべき流れは下記になります。ご遺体の搬送先が決まらない場合は、先に葬儀社を連絡し、相談してから決めても問題ありません。

やるべき順番 内容
1.医師から死亡診断書を受け取る 死亡届もセットになっているので、一緒に受け取る
2.ご遺体の搬送先の決定 ご遺体をどこに安置するか決める
3.葬儀社の決定 葬儀を依頼するために連絡する
4.宗教者へ連絡 葬式に僧侶や神父など宗教者を呼ぶ場合は、日時調整と打診の連絡をおこなう

大切な人との別れである臨終ですが、現実には葬儀準備などその後やらなければいけない事がたくさん控えています。

「臨終とは?臨終の意味から前後の流れ、家族が亡くなった際にすべきことまで完全解説!」を読めば、臨終前後の流れや臨終時にすべきこともお分かりいただけます。

ぜひこちらの記事を読んで、その時の気構えを作るのにお役立てください。

医師から死亡診断書を受け取る


画像引用:厚生労働省 / 令和3年度版 死亡診断書 (死体検案書)記入マニュアル

臨終直後、まず行わなければいけないのは、「搬送先の決定と搬送の依頼」、ならびに「死亡診断書の受け取り」です。

遺体を病院に安置できるのはせいぜい数時間です。しかし、亡くなってから24時間は、火葬することができません。そのため、遺体を安置しておく場所を決め、搬送する必要があるのです。

ご遺体の搬送先の決定

自宅や斎場などご遺体の搬送先を決めた上で、葬儀社に連絡し搬送を依頼してください。なお、遺体を搬送してもらう葬儀社は、葬儀を行う葬儀社と異なっても問題ありません。

また、遺体を搬送するには、医師が発行する「死亡診断書」が必要です。加えて、これとセットになった「死亡届」を地元役場に提出しないと火葬もできませんので、忘れずに受け取りましょう。

搬送・安置場所の決め方については、本記事「ご遺体の搬送と安置」で詳しくご紹介していますので、場所を決めかねているという方はぜひご一読下さい。

葬儀社の決定

もし、葬儀を取り仕切ってもらう葬儀社が決まっていない場合は、並行してそれも大至急決定して、連絡してください

葬儀社選びは、葬儀の準備において最も大切な事です。その理由、また葬儀社選びのポイントについては、本記事の「葬式準備で「葬儀社選び」が重要になる2つの理由」でご紹介しています。

宗教者へ連絡

併せて、菩提寺など故人が属する宗派の宗教者への連絡も必要です。

ご遺体の搬送と安置

「安置場所をどこにするのか?」は、亡くなった後に速やかに決定をしなければいけない事項です。あらかじめ下記、メリット・デメリットや費用を考慮し、決定することをオススメします。

各種業者のスペースで安置してもらう場合には、そのための費用も発生する点にご注意ください。

【遺体安置場所のメリット・デメリット】

  自宅 斎場・葬儀社の
安置室
民間業者の
遺体保管場所
メリット ・故人とのお別れの時間をゆっくりと確保できる

・利用料などが必要なく、費用面では安くなる

・遺体の管理と面会対応をしてもらえるため、遺族の体力的負担が減らせる

・場所の確保や空調設備の準備がいらない

・通夜や葬儀の際に搬送する必要がない

・場所の確保や管理が必要ない

・面会時間に制限のない施設が多く故人との別れをゆっくり取れる

デメリット ・マンションなどスペース的に遺体の搬入搬出のできないケースがある

・遺体の管理や面会は基本的に遺族が対応するので、体力的な負担が大きい

・部屋の確保と空調設備が必要となる

・弔問客による近隣住民への迷惑を考える必要がある

・面会や弔問の時間が決められている

・長期間安置すれば施設の利用料が増える

・宿泊設備が整っていなければ遺族の付き添いが難しい

・施設数が少なく自宅から遠くなる可能性がある

・葬儀の設備がなく別途葬儀場への搬送が必要となる

・長期間安置すれば費用が増える

【遺体安置の費用目安】

  自宅 斎場・葬儀社の
安置室
民間業者の
遺体保管場所
遺体搬送費用
(10km)
2万円 2万円 2万円
施設利用料
(日)
0円 1万円~3万円 1万円程度
保冷のための費用(日) 1万円~3万円 1万円~3万円 7,000円~1万円
付き添い費用
(日)
0円 5万円程度 5,000円~3万円

病院で亡くなられた場合は、少し落ち着くこのタイミングで、病院の会計を済ませるとよいでしょう。遅くとも、遺体搬送の翌日までには済ませてください。遺体の安置については、「遺体を安置できるのは3日?期間と場所や方法・費用まで疑問を全解説」で、詳しく解説しています。

葬儀社との打ち合わせ

遺体を安置し落ち着いた段階で葬儀社と打ち合わせを行います。葬儀社との打ち合わせで決めることは下記となりますので、事前に準備しておくとスムーズですね。

具体的には、葬儀社との打ち合わせ前に、遺影の写真や参列者の人数目安など、「遺族で決められる」ことはあらかじめ、確認や準備をしておくと良いでしょう。その上で、葬儀社スタッフと相談し、葬儀に必要な準備を進めていきます。

・遺族で決めるべきこと

・葬儀社スタッフと打ち合わせで決めていくこと

その他、故人様や喪主の情報等、葬儀社スタッフから尋ねられるであろう項目については、「事前に知っておきたい、葬儀会社のスタッフに聞かれること」でご紹介しています。

この中の不明な項目についてあらかじめ確認しておくと、打ち合わせの際に余計な時間をかけずに済みます。

遺族で決めるべきこと

遺族側で行うこととして何と言っても重要なのが、「喪主の決定」です。

なぜなら遺族の代表であり、葬儀の主催者である喪主が決まらなければ、葬儀社側としても遺族側の担当者が決まらない事となり、葬儀が行えないためです。速やかな決定が必要です。

「喪主の決定」も含め、遺族側で行う事は次の表のとおりです。

遺族で決めるべきこと
1.喪主の決定 遺族の代表であり、葬儀の責任者となる喪主を決める。

参考記事:喪主とは?喪主の決め方と役割、服装、マナー、挨拶を解説!

2.死亡届を地元役場へ提出 提出後、火葬を行うための「火葬(埋葬)許可証」を受け取れる。葬儀社が代行可。

参考記事:意外と知られていない「死亡届の提出方法」について徹底解説!

【火葬許可証】申請手順と注意点から保管・再発行の方法まで徹底解説

3.訃報の連絡範囲の決定 故人や遺族の関係先のうちのどこに訃報を連絡するか決定する。
4.遺影に使う写真の決定 祭壇に飾る遺影として使う写真を決定する。

参考記事:遺影写真の原稿で悩まないようにするには

5.弔辞(ちょうじ)の依頼 故人と親しかった方に、葬式での弔辞を依頼する。

参考記事:弔辞の例文10選!書き方・話し方・マナーを完全解説!

葬儀社スタッフと打ち合わせで決めていくこと

遺族と葬儀社が打ち合わせの上で決める事の中で重要なのは、「葬儀形式」と「葬儀の日程・場所」です。

この2点は、いわば葬儀の基本事項であり、根幹にかかわる事項です。遺族の希望や都合、日取りや式場のスケジュールなども踏まえながら、慎重かつ迅速に決める必要があります。

「葬儀形式」、「葬儀の日程・場所」の他にも、次のような事を決めなければなりません。

遺族と葬儀社が打ち合わせの上決める事
1.葬儀形式 一般的な葬儀である「一般葬」や、身内だけの「家族葬」、通夜を省略する「一日葬」、火葬のみの「直葬(火葬式)」などから選択する。

参考記事:プロが教える葬儀種類の”正しい”選び方!6つの特徴?費用の全情報

2.葬儀の日程・場所 葬儀形式や日取り、遺族の都合や式場のスケジュールなどを踏まえ、葬儀の日程・場所を決める。

参考記事:プロが解説!スムーズな葬式日程を決める為の7つのポイントと注意点

3.祭壇や棺、霊柩車といった必要設備や返礼品の選定 祭壇や棺、霊柩車といった必要設備や、参列者への返礼品を選ぶ。

参考記事:葬儀の祭壇はどう選ぶ??葬儀に使用する祭壇の種類について

3.戒名やお墓・納骨先の検討 故人につける戒名を菩提寺など宗教者に依頼する。その際、遺族側の希望があれば併せて伝える。また、故人の遺骨を納めるお墓や納骨先を決め、先方に依頼する。

参考記事:戒名とは?浄土宗の戒名の特徴から他宗の特徴、生前戒名まで徹底解説!

4.葬儀や葬式における役割分担や人員配置 僧侶の送迎や受付、式の進行など葬儀や葬式における役割分担や人員配置を決定する。
5.「通夜ぶるまい」や「精進落とし」といった会食の内容 「通夜ぶるまい」や「精進落とし」で提供する料理の内容を決める。

訃報の連絡

葬儀の日程・場所、ならびに訃報の連絡範囲が決まったら、故人が亡くなったことと、葬儀日程を連絡します。

訃報連絡を行う際は、下記の順番のように「血縁」や「故人との縁が深い順」を意識して送ると良いでしょう。

1.家族、親族、近親者

2.故人が特に親しくしていた知人や友人

3.故人の知人、友人、会社や学校、所属団体などの関係者

4.隣近所、町内会、自治会

とは言え、実際に連絡するとなればどのような連絡手段を使えばよいか、また文面はどうすればよいかなど、色々と考えてしまいますね。

「【例文付き】訃報連絡の完全版!誰に・いつ・何を伝えるかを徹底解説」では、各連絡手段の最適な使い方の他、連絡する際の例文もご紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

弔辞(ちょうじ)の依頼

弔辞とは葬儀や告別式で、故人への最後のお別れの言葉として読まれるものです。

葬式において弔辞を依頼する場合は、その方に訃報の連絡と併せて弔辞の依頼を行ってください

故人とのエピソードを話すことになるので、それなりに親しかった友人や故人がお世話になった上司に依頼するのが一般的です。

「どんな文章にすればいいかわからない」とおっしゃる方には、「弔辞の例文10選!書き方・話し方・マナーを完全解説!」をご紹介ください。

弔辞に関するマナーや注意点、故人との関係別に例文も載せていますので、きっと参考になります。

納棺

遺体を棺に納める「納棺」の儀式は、そのほとんどは葬儀社が取り仕切っておこなってくれますので、葬儀社スタッフのアドバイスを受けながら行ってください。

また、故人が気にいっており、死装束として着せたい服などがある場合には、事前に葬儀社へ相談しておきましょう。

納棺する際に、棺に入れる「副葬品」は貴金属やお金など入れてはいけない物があります。事前に、しっかりと確認されたい方は「納棺とは?意味・流れ・入れるもの・マナーを完全解説!」の記事もお読みください。

通夜の準備

納棺後、通夜について葬儀社と打ち合わせます。決めるのは次のような事です。

やるべき順番 内容
1.通夜の席次および焼香の順序 通夜の際の席順、および焼香の順番を決める。
2.受付など通夜の時の役割分担 弔問客の受付など、通夜での役割分担を決める。
3.会葬礼状や返礼品の数 弔問客に渡す会葬礼状と返礼品について、用意する数を決める。
4.通夜および葬儀・告別式の進め方 通夜の進行について決める。また、内容として重なる点の多い葬儀・告別式の進行についても、併せて決めておいた方がよい。
5.供花・供物の並べ方 祭壇や式場に供える供花・供物の並べ方を決める。
6.通夜振る舞い等会食への宗教者の出欠確認 欠席の際は、別途「御膳料」を準備しておく事

通夜の席次および焼香の順序

通夜における席次および焼香の順番を決めます。

通夜においては、祭壇のある側が上座となり、また読経を行う僧侶ら宗教者が入退場する通路を挟んで、席が左右に分けられるのが一般的です。

通常の席順としては、祭壇に対して通路右側最前列の一番内側(通路側)に喪主が座り、それに続いて遺族、親族と並んで座ります。そして通路左側は一般席となり、葬儀委員長などが上座に、次いで友人知人という並びです。

読経中に行う焼香にも順番があり、最初に喪主が行い、以降、遺族ら近親者→一般弔問客と続きます。

「正しい焼香の仕方とは?焼香の基本的な方法から宗派別の方法、焼香の種類やマナーまで徹底解説!」では、宗派ごと・形式ごとの正しい焼香の仕方を紹介しています。これを読めば、焼香の時に迷うことはありません。

受付など通夜の時の役割分担

受付など通夜における役割分担を決めます。

ほとんどの役割は葬儀社スタッフが行いますが、香典を受けとって返礼品を渡す受付については、遺族側で担当するのが一般的です。

香典を管理することになりますから、親族や親しい友人などの中でも信頼できる方にお願いして下さい。

その他、菩提寺の僧侶に読経をお願いするといった場合には、僧侶の迎え~控室への案内役を遺族側で担うケースもあります。

会葬礼状や返礼品の数

弔問客に渡す、会葬礼状や返礼品の数を決めます。

香典をいただいた弔問客のみに渡す「香典返し」とは異なり、会葬礼状ならびに返礼品は弔問客全員に渡すものです。

返礼品については余ればそのまま返品でき、費用請求も実際にお渡しした分のみという葬儀社がほとんどですから、不足することがないように、あらかじめ数を多めに用意しておきましょう。

会葬礼状を作成する際にはいくつかのポイントがあり、「会葬礼状とは?意味と必要なケースと例文一覧!」で解説しています。

基本的には葬儀社の方で文面も作成しますが、予備知識として知っておいて損はありません。ぜひ参考にして下さい。

通夜および葬儀・告別式の進め方

通夜の進め方について打ち合わせ、決定します。

現在では葬儀社スタッフの進行で進められるのが普通ですが、喪主挨拶など遺族側で何かする場面については事前に確認し、その場であわてる事の無いようにしておきましょう。

また、内容として通夜と重なる点が多く、これ以降まとまった打ち合わせの時間が取りにくくなることから、後日行われる葬儀・告別式の進め方についてもこの段階で決めておくことをおすすめします。

供花・供物の並べ方

祭壇や式場に供える供花・供物の並べ方も決める事の一つです。

通常は祭壇中央に近いところから順に喪主、近親者、親戚、友人・会社関係というように並べていきますが、故人の方の社会的地位によってはこれが前後する場合もあります。

送り主を確認した上で、最終的には喪主や遺族で判断してください。

通夜振る舞い等会食への宗教者の出欠確認

通夜振る舞いや精進落としなど、この後行われる儀式後の会食への僧侶など宗教者の方の出欠についても、この段階で確認しておきましょう。

もし欠席される場合には、会食に代わる「御膳料」の用意が必要です。

通夜

通夜に際して必要な事としては、以下のようなものがあり、事前の葬儀社との打ち合わせに沿って分担して役目を担うことになります。

やるべき順番 内容
1.供花・供物の並べ方の再確認 打ち合わせ後に到着した供花・供物も踏まえて、並べ方を再確認する。
2.宗教者や弔問客への挨拶 開始前に僧侶など宗教者や弔問客への挨拶を行う。
3.喪主挨拶 宗教者退場後、喪主から参列者にお礼の挨拶を行う。
4.宗教者へお布施をお渡しする お布施の他、交通費として「御車代」、宗教者が通夜振る舞いを欠席した際は「御膳料」も渡す。

なお、通夜については準備する側のみならず、参列する側としても服装や持ち物など気になる事が多いかと思います。

「【プロ監修】通夜の疑問を全解消!知るべき時間?流れ・マナーの全て」なら、服装や持ち物の他、通夜の流れから遅刻・途中退席の時の対応までまとめて解説しています。ぜひ参考にして下さい。

供花・供物の並べ方の再確認

打ち合わせ以降、新たに供花・供物が式場へ届けられていることも考えられます。再度確認し、必要があれば並べ方を変更してください。

宗教者や弔問客への挨拶

通夜が始まる前に、喪主は僧侶など宗教者や弔問客へ受付などにおいて挨拶を行います。

ただし、くれぐれも開始前には所定の席についていてください。

喪主挨拶

式の最後に、喪主が弔問へのお礼の挨拶を行います。

内容としてはその他、故人に対する生前の付き合いや御見舞へのお礼、通夜振る舞いや葬儀・告別式の案内をお伝えするとよいでしょう。

いくらスピーチが苦手という方でも、喪主となった際には避けて通れない喪主挨拶…。でも、何点かのコツと注意点を踏まえれば、どんなに挨拶が苦手な方でも無事挨拶を行うことはできます。

そのコツと注意点については、「【例文付き】喪主挨拶で『上手!』と思われる6つのコツと注意を解説」でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

宗教者へお布施をお渡しする

宗教者の方にお布施をお渡しします。また別途、交通費としての「御車代」、通夜振る舞いを欠席される際にはそれに代わる「御膳料」をお渡しして下さい。

ただし、渡すタイミングについては、この前でも構いません。

「お布施」については、僧侶にわたすお礼の事とは知っていても、渡す金額や渡し方のマナーなどはよくわからないという方が多いのではないでしょうか。

「お布施はどれくらいの金額を包めば良い?なかなか知らないお布施の金額の相場からお布施のマナーまで完全解説!」を読めば、お布施に関する疑問が全て解決できます。参考になさってください。

葬儀・告別式の準備

多くの場合、開式の1時間前から受付を開始するため、その前には喪主をはじめとする遺族は葬儀式場に集合し、葬儀社と共に準備にあたります。

やるべき順番 内容
1.式の段取り確認 受付から出棺まで、式の段取りについて改めて確認する。
2.席次および焼香の順序を決める 葬儀・告別式の際の席順、および焼香の順番を決める。
3.供花・供物の並べ方の再検討 新たに到着した供花・供物も踏まえて、並べ方を再検討する。
4.奉読(ほうどく)する弔電の決定 いただいた弔電の中から、式において文章を読み上げる物を決める。
5.出棺時の役割分担を決める 遺影や棺など、出棺時に誰が何を持つかなどを決める

式の段取り確認

開式前に、式の段取りを再度確認します。通夜よりも参列者が多くなるうえ、弔辞・弔電や出棺など通夜にはなかったものが加わるため、念入りに行ってください。

席次および焼香の順序を決める

葬儀・告別式における席次および焼香の順番を決めます

決め方としては通夜の時と同じですが、通夜には参列せず葬儀・告別式にのみ参列するという方がいるかもしれませんので、その様な方を含めて再度決めてください。

葬儀における席順は、下手をするとその後のトラブルを招きかねないデリケートな問題です。

「葬儀の席順はこれで完璧!喪主が知るべき3つのポイントとマナー知識」では基本的な決め方はもちろん、地域性や葬儀スタイルも踏まえた決め方も紹介しています。

後々のトラブルを避けるためにも、席順決めの際はぜひこちらの記事も参考にして下さい。

供花・供物の並べ方の再検討

こちらも席次および焼香の順序同様、葬儀・告別式に合わせて新たに届くものがあります。送り主を踏まえ並べ方を再検討し、必要があれば変更を行ってください。

奉読する弔電の決定

都合により葬儀・告別式に参列できない方から送られてくる弔電については、時間の都合上、通常であれば司会者が数通だけ本文を奉読(読み上げ)し、残りの方はお名前だけ紹介します。

届いた弔電を確認しどの方のものを読み上げるか、葬儀社と相談して決めましょう。

出棺時の役割分担を決める

出棺の際には、位牌や遺影、棺などを各自で分担して持つことになります。

特に棺については数人がかりで運ぶ必要があるため、その場であたふたする事の無いよう、事前に決めておいてください。

葬儀・告別式

葬儀・告別式で遺族がやるべきことは、通夜とほぼ同じで宗教者や弔問客の対応、葬儀での喪主挨拶を行う必要があります。

やるべき順番 内容
1.宗教者や弔問客への挨拶 開始前に僧侶など宗教者や弔問客への挨拶を行う。
2.喪主挨拶 喪主から参列者にお礼の挨拶を行う。
3.宗教者へお布施をお渡しする 交通費として「御車代」のお渡し。

葬儀・告別式は、一連の儀式の中でも最も大きな儀式です。実際の進行は葬儀社が主体となって行いますが、遺族側としても滞りなく終わってほしいものですよね。

「通夜と葬式の違いは?どんな目的で行うもの?それぞれの流れを紹介!」では、葬儀・告別式の流れの他、通夜との違いについても解説しています。

予め儀式の流れについて把握するのにもってこいの内容となっていますので、ぜひこちらもご覧ください。

出棺

出棺の際は、故人に最期のお別れを行いながら、ご遺体の周りを生花で飾ります。

蓋を閉じられた棺は遺族や親族らの手で霊柩車に乗せられ、最後は参列者に対して喪主が挨拶をして出棺する所までが、一連の流れです。

喪主の役割として出棺の際に参列者の方への挨拶があります。例文やマナーまで確認しておきたい場合は、「出棺の挨拶のポイントは?出棺の挨拶のポイントから出棺のマナーまで徹底解説!」もご確認ください。

火葬

火葬場に到着後、僧侶による儀式、遺族らによる焼香の後に荼毘(火葬)にふされます。この間、遺族や親族は控室などで待機しているのが一般的です。

火葬終了後、遺骨を骨壺に収める「骨上げ(拾骨)」を行います。骨上げ(拾骨)を終えたら、骨壺と押印された埋葬許可証を受け取ってください。

なお地域によっては、通夜や葬儀・告別式と出棺・火葬の順番が前後しますので、ご承知おき下さい。

故人との最後の別れの場であるのが火葬場となります。火葬の流れやマナーについて抑えておきたい方は「火葬を完全解説!準備・必要物・手続き・必要な時間・マナー!」もぜひお読みください。

初七日法要

仏教においては、人は亡くなってからの49日間、7日毎の計7回にわたって極楽浄土へ行けるかどうかの判決がくだされるとされています。

「初七日法要」とは、本来は故人が極楽に行けるよう成仏を願って、故人が亡くなった日から数えて7日目に行う法要のことです。

しかし、遺族や参列者らが集まる都合なども考慮して、現在では葬儀・告別式の式場においてそのまま引き続いて行う「繰り上げ初七日法要」が一般的になっています。

「繰り上げ初七日法要」の形式で法要を行う場合は、特に改めて準備することはありません。

ただし、別の日に改めて初七日法要を行う場合は、僧侶の送迎など新たな準備も発生します。事前に葬儀社と打ち合わせの上、決定してください。

初七日法要の意味や由来についても知っておくことでより、故人を心を込めて送ることがっできるでしょう。「初七日とは?意味・数え方・お供え・お経・知っておきたい常識とマナー」の記事で詳しくご紹介しています。

精進落とし

初七日法要が終わった後に、宗教者や参列者に料理などを振る舞ってもてなすのが「精進落とし」です。

こちらも「繰り上げ初七日法要」の場合にはそれに引き続き行われます。したがって、その場合は、「葬儀・告別式→(出棺・火葬)→初七日法要→精進落とし」まで同日に行われることになるのです。

精進落としに当たっては、あらかじめ葬儀社と協議の上、

・日程

・会場

・出席者

・料理の内容

を決めておく必要があります。

また、宗教者が欠席される場合は、式場までの「御車代」と併せて「御膳料」をご用意の上、渡してください。

精進落としには、僧侶や参列者を労い、感謝とお礼をこめて食事をふるまうという意味があるため、きちんとマナーを守る必要があります。

事前に「精進落としとは?葬儀後に行われる食事の席の流れや内容から注意点やマナーまで徹底解説!」の記事でしっかりと確認しておくとよいですね。

葬式準備で「葬儀社選び」が重要になる2つの理由

葬儀や葬式の準備において一番重要な事、それは「葬儀社選び」ですが、理由としては、大きな順に以下の2点があります。

1.葬儀は『葬儀社が主体』で行うため

2.準備の不明点が「葬儀のプロ」に相談できる

それぞれについて、詳しくご説明しましょう。

葬儀は『葬儀社が主体』で行うため

葬儀で故人を弔うのは、もちろん遺族や参列者ですが、葬儀の開催そのものを取り仕切っているのは葬儀社であることがほとんどです。

結果、葬儀社のサービスの出来は、葬儀自体の出来や満足度に直結してしまいます。そのため、葬儀社選びは重要になってくるわけです。

準備における不明点を相談する「葬儀のプロ」であるため

葬儀社は、葬儀の準備における不明点を相談できる「葬儀のプロ」です。

葬儀の相談は他人にはしにくいですし、喪主経験が何度もあるという方も少ないことでしょう。経験も豊富な葬儀社であれば、安心して相談することができますよね。

だからこそ、信頼のおける葬儀社を選ぶ必要があります。

良い葬儀社を選ぶための5つのポイント

良い葬儀社を選ぶためのポイントは、次の5つです。この順番に調べ、検討していく事で、葬儀社選びをスムーズに進めていけるに違いありません。

良い葬儀社を選ぶための5つのポイント
1.葬儀社の種類を知る
2.葬儀費用やプランが明確にされているか
3.スタッフの対応で判断
4.葬祭ディレクターの在籍有無
5.最低3つの葬儀社を検討する

より具体的にそれぞれのポイントをご紹介していきましょう。

葬儀社の種類を知る

一口で「葬儀社」と言っても、専門の葬儀社の他、冠婚葬祭互助会、JAや生協などの共済が運営する葬儀社、ネット仲介サービスなどいくつかの種類があります。

それぞれの特徴、メリットとデメリットを表にまとめましたので、参考になさってください。

葬儀社の種類 特徴 メリット デメリット
専門の葬儀社 お葬式サービスの提供を専門とする会社社 ・地域密着型の専門葬儀社はアットホームな雰囲気で親身に相談に乗ってくれる

・その土地ならではの風習や習慣に対する知識も豊富で安心して任せられる

・葬儀にかかる費用を一括請求なところが多い
冠婚葬祭互助会 将来の冠婚葬祭のため、毎月一定額の積み立てで割引等のサービスが受けられる。 ・月数千円から積み立てることで、手軽に葬儀費用を貯められる

・会員特典として、葬儀費用が割引されたり、生前で会員向けのツアーやイベントなどが開かれている

・積み立て金は葬儀費用のみに使用。超えた分の料金やお布施、飲食代などは、別払い。
JAや生協などの共済 地域によって異なるが、お葬式に関連するサービスが受けられる。 ・組合会員の場合、リーズナブルな価格で行うことができる

・普段からの付き合いがある場合、相談もしやすい

・実際に見積りをとるまで金額が分かりづらい
ネット仲介サービス WEBや電話で受け付けをし、申し込みがあると連携している葬儀社を紹介する。 ・紹介できる葬儀社が多く、効率的に費用を抑えることができる

・会員登録をしておくことで割引などがある

・葬儀の品質にばらつきがある

葬儀費用やプランが明確にされているか

葬儀費用の内訳やプランがはっきり提示されていないと、最終的に予想外の金額になるケースもあります。どれに何がいくら含まれているかなどが明確な葬儀社を選びましょう。

担当者の対応で判断

担当者の人柄や相性、希望に対して真摯な対応をとってくれるかも大切なポイントです。

実際の葬儀では様々な協力を仰ぐ相手ですから、対応や説明、心遣いなどに好感を持てたスタッフがいるのかも判断材料の一つでしょう。

葬祭ディレクターの在籍有無

葬儀に関しては、厚生労働省が認定する「葬祭ディレクター」という資格があります。「葬祭ディレクター」の在籍の有無は、その葬儀社の知識と経験を判断する大きな基準です。

最低3つの葬儀社を検討する

これまでのポイントも踏まえた上で、最低3つの葬儀社から見積りを出してもらい、比較検討してください。

それにより、ご自身やご遺族の方が納得のいく葬儀社を見つけることができるはずです。

葬儀準備は本人の生前から行ってもよい

ズバリ、葬儀準備は本人の生前から行っても問題ありませんそれどころか、早くに準備を始めておくことで、3つのメリットがあります

生前の葬儀準備をすることによる3つのメリット

3つのメリットとは、意義が大きい順に「時間的」「精神面」「費用面」でのメリットです。

メリット 内容
時間的なメリット 事前に準備しておくことで、時間的なゆとりを持ちながら葬儀の準備にあたれる。
精神面でのメリット どのような葬儀がふさわしいかを事前に話し合って決められ、自分達も納得できる葬儀を行うことができる。
費用面でのメリット 冷静に料金の比較検討ができ、相場観もつかめる。また、葬儀費用の割引などの特典を受けられる場合がある。

時間的なメリット

生前に準備しているものがあれば、実際の葬儀準備の際に時間的なゆとりが持てます。

何度も繰り返しになりますが、葬儀の準備においては限られた時間の中で数多くの事を行っていかなければなりません。

その中で一つでも事前に準備ができていれば、他の事に時間を充てることができます。そしてひいては、時間的なゆとりを持って葬儀の準備を行うことに繋がるのです。

精神面でのメリット

葬儀の準備を生前から始めておけば、葬儀の内容をあらかじめ考えておく事ができます。

どのような葬儀がふさわしいかを事前に家族などで話し合って決めておくことで、葬儀社にただお任せするのではなく、遺族である自分達も納得できる葬儀を行うことができるでしょう。

費用面でのメリット

生前からの葬儀の準備は、費用面の面から考えてもお得です。

臨終後に選ぶのと異なり、事前に葬儀の準備を始めておけば冷静な状態で各葬儀社のプランを比較検討して費用の相場感をつかめるので、必要以上の依頼をせずに済みます。

また、葬儀社の中には、事前の会員登録や資料請求によって、葬儀費用の割引といった特典を設けている所があります。早い段階から葬儀の準備を開始すれば、この特典を受けることができるのです。

事前割引実施の葬儀社】※2022/12現在

  やさしいお葬式 小さなお葬式 イオンのお葬式
割引額

30,000円

50,000円

5,500円

条件 無料会員

登録

資料請求

葬儀には何かと費用がかかりますから、少しでも安くなるのは助かりますね。

生前から準備できる事

生前からできる葬儀準備の具体例としては、手間をかけずに決められることから順に、以下のようなことがあります。

決める際のポイントと併せて、表にまとめました。

生前から準備できる事 決める際のポイント
誰が喪主を務めるか 一般的に優先順位が高いのは、故人の配偶者→故人の長男・長女→長女の夫の順。(ただし、遺言での指名があれば、それが最優先)
遺影に使う写真 故人の人柄が分かる表情をしていて、かつ最近撮影されたものが望ましい
訃報連絡先のリスト 親戚関係の他、会社関係や友人といった本人の交友関係、菩提寺なども含める。

また、「葬儀への参列も依頼する人」と「訃報の連絡だけする人」に分けておくと便利。

葬儀社の選定 最低3つの葬儀社から見積りを出してもらい、比較検討する。
葬儀形式の決定 一般的な葬儀である「一般葬」や、身内だけの「家族葬」、通夜を省略する「一日葬」、火葬のみの「直葬(火葬式)」などから選択する。専門家である葬儀業者の意見も踏まえて決めたほうが良い。

これで安心!葬儀準備~葬儀後までのチェックリスト

喪主が行う葬儀の準備から葬儀後までの流れを下記にまとめました。

ダウンロードはこちらからおこなえますので、ぜひご活用ください。


<<ダウンロードはこちらから>>

まとめ

・葬儀全体の流れをまとめると以下の表のようになり、それぞれにおいて準備することや決める事がある。

葬儀の流れ
危篤・臨終
遺体搬送・安置
葬儀社と葬儀内容の打ち合わせ
訃報の連絡
通夜
葬儀・告別式
火葬・納骨
初七日法要・精進落とし

・危篤の際は、それが自宅であれば真っ先に医師へ連絡を行う。次いで、親族や親しかった友人などにも、時間帯に関わらず速やかに連絡をとる。また、キリスト教徒の方の場合は、所属している教会の神父・牧師にも連絡する。

・臨終後は、まず「搬送先の決定と搬送の依頼」、ならびに「死亡診断書の受け取り」を行う。

・遺体を搬送してもらう葬儀社は葬儀を行う葬儀社と異なっても問題ないが、もし葬儀を取り仕切ってもらう葬儀社が未定の場合は、並行してそれも大至急決定して、連絡する。

・「葬儀社と葬儀内容の打ち合わせ」以降においては、準備は「遺族側で行う事」、

「遺族と葬儀社が打ち合わせの上決める事」、「葬儀社に依頼する事」に分かれる。

・遺族側で行う事として最も重要なのは、「喪主の決定」。また、遺族と葬儀社が打ち合わせの上で決める事の中で重要なのは、「葬儀形式」と「葬儀の日程・場所」。

・葬儀や葬式の準備において一番重要な事は「葬儀社選び」である。またその理由としては、大きな順に「葬儀は葬儀社が主体で行うため」、「準備の不明点が『葬儀のプロ』に相談できるため」という2点がある。

・良い葬儀社を選ぶためには、以下の5つのポイントがある。この順番に調べ、検討していく事で、葬儀社選びをスムーズに進めていくことができる。

良い葬儀社を選ぶための5つのポイント
1.葬儀社の種類を知る
2.葬儀費用やプランが明確にされているか
3.スタッフの対応で判断
4.葬祭ディレクターの在籍有無
5.最低3つの葬儀社を検討する

・葬儀準備は本人の生前から行っても問題ない。また、早くに準備を始めておくことで、意義が大きい順に「時間的」「精神面」「費用面」の3つのメリットがある。

・生前からできる葬儀準備としては、手間をかけずに決められることから順に、以下のようなことがある。

 ・誰が喪主を務めるのか

 ・遺影写真の準備

 ・訃報連絡先のリストの作成

 ・葬儀社の選定

 ・葬儀形式の決定

今回の記事が、「いざ」というときの気構えを持つきっかけに、また少しでも葬儀の事前準備を進める際の参考になれば幸いです。

 

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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