葬儀で喪主がやることは、「葬儀社選びと打ち合わせ」「訃報連絡」「葬儀前後の準備」「手続き」など。搬送や納棺、お寺の手配などは葬儀社に依頼できます。事前にやることを知ることで、安心して喪主の役目を果たせるでしょう。流れとポイントを紹介します。
はじめての喪主。
「責任重大で気が重い……」
「そもそも何をすればよいのか分からない」
「挨拶ではなにを話せばいいの?」
など不安を抱える人も多いです。
確かに喪主は葬儀において重要な役割を持つもの。せっかく大切な故人を見送る式がグダグダになってしまっては悲しいですね。
しかしご安心ください!
喪主のやることは、あらかじめ決まっています。
具体的には、下記の9つの内容を喪主がやることに。
2.葬儀社との打ち合わせ
3.訃報連絡
4.遺影写真の準備
5.葬儀会場の確認と司会者との打ち合わせ
6.宗教者への挨拶とお布施のお渡し
7.参列者への挨拶
8.納骨先の確認
9.死亡後の手続き
さらに、実際の進行や準備は葬儀社が行ってくれます。
分からなければ葬儀社にドンドン相談し、アドバイスをもらうことも。
「喪主がやること」「葬儀社がやってくれること」を知ることで、気負わずに余裕を持って喪主を務めることができるようになります。
最下部には「喪主がやることチェックリスト」も掲載しています。
「喪主を無事に終わらせたい!」
という方。
ぜひ、最後までご参考ください。
ご紹介は喪主がおこなう順番となっております。
INDEX
葬儀社への依頼【時期目安:亡くなった直後~3時間以内】
喪主の最初の仕事は葬儀社をどこにするかを決めること。
どこの葬儀社を選ぶかで、良い葬儀になるか決まると言っても過言ではありません。
費用はもちろんプラン内容や葬儀への姿勢にも、葬儀社によって差があります。
また、担当者と相性の問題もあるためです。
葬儀社を選ぶポイント
葬儀社選びのポイントはズバリ『見積もり』と『分かりやすさ』です。
こちらの話も聞かず、どんどんプランを決めてしまい金額も不明瞭。
後から追加費用の請求書が……などという葬儀社は後からトラブルになる可能性が高いからです。
HPの金額だけでは詳細が分からないことも多いです。
見積もりや相談をした後に、
「この会社(人)になら、安心して葬儀をお任せできる!」
と感じた会社にお願いしましょう。
葬儀社選びは半年前から行う人が多い
葬儀を行ったご遺族の約40%が、生前に葬儀社を決めています。
決定の時期は故人がお亡くなりになる「半年前」という方がほとんどです。
早めに葬儀社を選ぶメリットはたくさんあります。
亡くなった直後の負担を軽くすることはもちろん、予算やお布施の金額もあらかじめ検討したり調べることも。
また、「葬儀社」という心強いプロの相談先を確保できることも大きな利点といえるでしょう。
一般的にはお亡くなりになって2~3時間以内に葬儀社へ依頼をされます。
「いざ」という時に慌てないためにも、事前に複数の葬儀社をピックアップし決めておくのが良いでしょう。
葬儀社の依頼方法については、「お葬式の依頼方法はどうすれば良い⁉︎葬儀社手配の方法とは」もご参考ください。
葬儀社との打ち合わせ【時期目安:安置後すぐ】
葬儀社が決まったら次は、すぐに葬儀の具体的な打ち合わせに入ります。
打ち合わせで決めること
打ち合わせでは、故人との関係や連絡先だけでなく、葬儀を執り行うのに必要な情報も確認されます。
あらかじめ準備しておくことで、打ち合わせもスムーズに行えます。
特に参列者の人数は、悩んでしまうご遺族が多いため、「何人くらい参列するか」は、おおよそで良いので考えておきましょう。
●打ち合わせで聞かれること
決めること | 内容 |
参列者のおおよその人数 | ・親戚は何人か? ・故人の交友関係などおおよその参列者の数 |
会食はするのか? | ・食事の用意は必要か? |
故人の宗派 | ・懇意にしているお寺はあるのか? |
お墓や仏壇の有無 | ・納骨先の確認 ・葬儀後のアフターフォローは必要か? |
葬儀会場の希望はあるか? | ・葬儀を行う地域はどこか? ・希望の場所で予約はとれるかの確認 |
葬儀社に聞かれることは「事前に知っておきたい、葬儀会社のスタッフに聞かれること」の記事もご参考ください。
訃報連絡【時期目安:亡くなった直後~葬儀の日付決定後】
故人が亡くなったことを伝える訃報連絡をおこないます。
この際、親族や近しい方へは亡くなってすぐ、それ以外の方へは葬儀日程が決まってからお知らせします。
亡くなってすぐですと、葬儀日程を伝えるのに再度連絡をしなければいけないからです。
大切な方が亡くなってすぐの葬儀は、体力的にも精神的にもキツイものです。
ご家族で分担して連絡をするのも検討しましょう。
訃報は、下記3つの流れを意識するとスムーズです。
1.「自分が何者か」を伝える
「〇〇の息子の(名前)です」
2.「亡くなった日時」を伝える
「父の〇〇が〇月〇日の夕方に亡くなりました」
3.今後の流れを伝える
「お通夜は明日〇月〇日〇時から、告別式は〇月〇日〇時から〇〇斎場で行います」
訃報連絡の範囲や方法など、くわしくは下記記事もご参考ください。
・訃報のお知らせはどうする?訃報を出すタイミングや知らせる相手から知らせる方法から記載すべきことまで徹底解説!
・【文例付き】訃報メールの送信・返信マナーで知るべき11選を解説!
遺影写真の準備【時期目安:葬儀社との打ち合わせ後】
葬儀に使う遺影の写真も喪主が準備します。
写真は選ぶだけでOK
亡くなって翌日の通夜に使用するため、どんなに遅くとも通夜の5時間前には用意する必要があります。
準備してあれば良いのですが、ない場合は旅行中や日常の写真でも問題ありません。
現在は、加工技術が向上しているため、喪服を着ていなくても修正が可能に。
金額も、5千円~1万円ほどです。
遺影については、「遺影写真の原稿で悩まないようにするには」の記事もご参考ください。
葬儀会場の確認と司会者との打ち合わせ【時期目安:通夜の1~2時間前】
会場の確認や司会者との打ち合わせは遺族だけで行うおこなうのではなく、葬儀会社のスタッフと一緒に進めていきます。
供花(きょうか)を並べる順番の確認
祭壇に並べる供花の配置を決めるのも喪主の役目です。
一般的には、故人との血縁関係が深い家族や親族が最上段右側の内側に。
その後、最上段左側内側、その後は外側に向かって交互に供花を飾っていきます。
最上段が埋まったら次の段に並べていきます。
●参考)供花の並べ方の優先順
※故人との縁が深い順に下記番号で並べていきます。
供花の宗教ごとのマナーや名札の付け方、法人・個人で贈る際の違いは、
「供花の手配方法!供花の意味と費用相場と宗教ごとのマナーを紹介!」の記事も合わせてご参考ください。
参列者の席順の決定
参列者の席順を決めましょう。
供花(きょうか)と同様に故人と縁が深い順に祭壇の近くに座るのが一般的。
遺族は祭壇から右側、その他の参列者は左側に座ります。
席順も葬儀スタッフと相談しながら決めることができるのでご安心ください。
●参考)葬儀での席順
司会者との打ち合わせ
葬儀を進行する司会者と式の流れや弔電(ちょうでん)を読む順番などの打ち合わせをします。
弔電(ちょうでん)の順番
参列できなかった方から送られるお悔やみの弔電。
複数の弔電を頂いた場合は、最初の2、3通のみを読み上げます。
読み上げる順番は、故人と深かった方から読み上げるのが一般的です。
もし分からない場合は、故人の会社関係など肩書きで選んでも問題ありません。
弔電に関する書き方、送り方、例文などマナーについてくわしく知りたい方は、
「どうやって送るの?弔電の送り方から費用・注意点までを徹底解説!」の記事もご参考ください。
宗教者への挨拶とお布施のお渡し【時期:葬儀の前後】
葬儀では「読経」や「戒名」のお礼であるお布施を、喪主から僧侶へお渡しします。
お布施の相場は25万円
お布施の全国相場は25万円です。
宗派や戒名のランクによって金額が変わります。
戒名 | お布施の相場 |
信士(しんじ)/信女(しんにょ) | 10万~50万円 |
居士(こじ)/大姉(だいし) | 50万~80万円 |
院信士(いんしんじ)/院信女(いんしんにょ) | 30万円~100万円 |
院居士(いんこじ)/院大姉(だいし) | 100万円~ |
お布施を渡すタイミングは読経の前後
お布施を僧侶にお渡しするのは、葬儀が始まる前の挨拶か終わった後がベストです。
葬儀前であれば、
「本日はよろしくお願い致します」
と言ってお渡しします。
葬儀後は、
「本日はありがとうございました」
と一言添えてお渡ししましょう。
お布施の地域ごとの相場やお金の包み方、渡し方の詳細なマナーについては、
・【令和3年最新】葬儀時の僧侶お布施相場〜抑えるべきマナーのすべて
でもくわしくご紹介しています。
参列者への挨拶【時期:葬儀当日】
参列者への挨拶も葬儀での重要な役目。
葬儀の代表者として、亡き故人の代わりに参列してくださった方にお礼と感謝を伝えます。
喪主挨拶
喪主挨拶は手短かつ簡潔に3分ほどを目安にしましょう。
下記の流れで話すとスムーズに話せます。
1.参列へのお礼
「本日は、お忙しい中、お集まりありがとうございます」
2.故人との関係
「私は故人〇〇の長男、〇〇でございます」
3.故人の生前時のお礼
「生前は、皆さまからのご厚情(ごこうじょう)に心から感謝致します」
4.故人のエピソード
5.今後の予定
「ささやかですが、酒宴の席を設けております。お時間のあります方はぜひ、ご参加ください」
6.結び
「本日は誠にありがとうございました」
「喪主の挨拶とは?葬儀・告別式の文例・言葉!失敗しないマナーを徹底解説!」
では、喪主が知っておくべきマナーや挨拶例文だけでなく、話し方など具体的にご紹介しています。
納骨先の確認【時期:葬儀後~四十九日までに】
お骨になった故人をどこに納骨するかも、基本的には喪主が決めます。
もちろん、親族と相談して決めるパターンも。
先祖代々のお墓があれば問題ないですが、納骨先がなければ新たにお墓を作る必要があります。
納骨は一般的には四十九日法要のタイミングで納骨を行います。
納骨の時期に決まりはなく、一周忌や三回忌におこなっても問題ありません。
四十九日法要、一周忌、三回忌については下記ページが参考になります。合わせてご覧ください。
・四十九日法要とは?四十九日の意味から法要の流れ、準備すべきものや費用まで完全解説!
・一周忌とは?意味・香典・お布施・お供え・マナーを完全解説!
・三回忌とは?意味と施主と参列者が知っておくべき法事・法要のマナーとは?
納骨先の種類と相場・特徴
故人の生前の希望や予算、お墓参りのしやすさなど、総合的に考えるのが良いでしょう。
最近では、墓石ではなく木の下に埋葬する「樹木葬」や海に撒く「散骨」などもあります。
納骨先の種類 | 相場目安 | 特徴 |
一般墓(墓石) | 約150万円~約200万円 | 一般的な納骨スタイル。墓石タイプのお墓 |
納骨堂 | 約50万円~約100万円 | 屋内の決められたスペースへ納骨 |
樹木葬 | 約20万円~約80万円 | シンボルの樹木の下へ納骨 |
海洋散骨 | 約20万円~約30万円 | パウダー状にしたお骨を海に撒く |
納骨先については、下記記事もご参考ください。
・納骨とは?納骨式の時期と準備・流れと費用を完全解説!
・意外とお葬式以上にお金が掛かる「お墓に関する費用」
樹木葬や海洋散骨についてくわしくは下記記事もご参考ください。
・最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!
・海洋散骨にかかる費用は?散骨方法・自分で行う際の費用相場と流れを完全解説!
海洋散骨は「やさしい海洋散骨」からもご依頼可能です。
ご家族に代わり散骨する「代理プラン」や船を貸切る「貸切プラン」や「ペット散骨」などからお選びいただけます。
死亡後の手続き【時期:亡くなってすぐ~】
故人が亡くなった後は、年金や相続税の申告など公的なものから銀行や携帯電話の解約など、手続きがたくさんあります。
納骨先の決定と同じで、喪主がすべておこなう必要はありません。
親族で手分けしておこなう方が負担も軽いでしょう。
手続きには期限があるものも!
なかには、下記のように期限があるものも。
知らずに放置しておくと、給付金を受け取り損ねたり、使用していない定額制料金がかかってしまうケースも。
心情的には大変辛い時期ではありますが、手続きは早めにした方が良いでしょう。
●【公的】死亡後手続きの例
手続き | 期限 |
年金受給停止 | 14日以内 |
介護保険資格喪失 | |
世帯主変更 | |
相続税の申告 | 10カ月以内 |
●【給付金】死亡後手続きの例
手続き | 期限 |
埋葬料 | 2年以内 |
葬祭費 | |
高額医療費 | |
遺族年金の請求 | 5年以内 |
亡くなってからの手続きは、下記記事もご参考ください。
・死亡手続きを完全解説!するべきこと・期間・費用を一覧で紹介!
・忘れてはいけない!?申請すれば頂ける葬祭費・埋葬料とは?給付金制度の概要と申請時のポイント
葬儀社が喪主の代わりにやってくれること
喪主がやらなくてよいこともあります。
葬儀社にもよりますが、基本的に下記のことは依頼できます。
頼れることは遠慮せず、どんどんお願いしてしまいましょう。
ご遺体の搬送と安置【時期目安:葬儀社へ依頼後】
病院で亡くなったご遺体の搬送と、葬儀までの間の安置も葬儀社がおこないます。
搬送先の距離と、安置日数によっては追加料金(相場:約1万円)がかかります。
特に、都内では火葬場の空きがなく、安置期間が長くなることもあるので気を付けましょう。
搬送と安置については、下記記事もご参考ください。
・ご遺体の長距離搬送とは⁉︎長距離搬送を手配する方法・段取りについて
宗教者の手配【時期目安:葬儀日程を決めるタイミングで】
普段、お世話になっている菩提寺(ぼだいじ)がなければ読経や戒名を付けてくれるお坊さんを紹介してくれます。
お布施の相場は25万円ほど。
個人で依頼するよりもサービスとして確立している葬儀社を通した方が安くなることが多いです。
●例:「やさしいお葬式」でお坊さん手配をした場合
※戒名は一般的なランク。追加費用でランクアップも可能。
プラン | 戒名※ | 読経 | 価格 | ||
告別式 | 式中初七日 | 火葬炉前 | |||
火葬式 | 〇 | - | - | 〇 | 60,000円 |
一日葬 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 90,000円 |
家族葬 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 180,000円 |
一般葬 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
死亡届の提出と火葬許可証の受取り【時期目安:亡くなった直後~7日以内】
画像引用元:法務省「死亡届」記載要領・記載例 (2021年12月13日時点)
役所の手続きは、葬儀社が代行してくれます。
ただし、代行してくれるのはあくまでも「提出」のみです。書類の記載は遺族がおこなわなければいけません。
死亡届については、下記記事でくわしくご紹介しています。
・死亡届の基礎知識を押さえておこう!書き方やその他の手続きについても解説
供花の手配【時期目安:訃報連絡後~通夜の3時間前】
祭壇に飾る供花も葬儀社に依頼可能です。
花の種類や量、季節によって料金が変わります。
ちなみに、供花の数え方はひとつを「一基(いっき)」、ふたつ分を「一対(いっつい)」と数えます。
相場は、一基が1万5千円から2万円ほどです。
供花については「供花の手配方法!供花の意味と費用相場と宗教ごとのマナーを紹介!」もご参考ください。
ご遺体の納棺【時期目安:通夜の3~4時間前】
昔、納棺は遺族がやることでしたが、現在は葬儀社がおこないます。
納棺の立会いは可能です。
納棺の手順や宗教ごとのマナーについては、下記記事でもくわしくご紹介しています。
・納棺とは?意味・流れ・入れるもの・マナーを完全解説!
副葬品(ふくそうひん)は遺族が決める
棺に納める花や手紙などを「副葬品(ふくそうひん)」といいます。
お金やライターなど棺に入れてはいけないものもあるので、不明な場合は葬儀社に確認しましょう。
副葬品に入れてよいものとダメな具体的例については、
・棺桶(御棺)とは?意味と選び方と副葬品に入れてよいものダメなものを解説!
の記事もお読みください。
仏壇や位牌の準備【時期目安:葬儀後~四十九日までに】
故人の供養に必要や仏壇や位牌の手配も葬儀社に依頼できます。
仏壇の相場は35万円ほどですが、なかには50万円~100万円以上する仏壇を購入される方もいらっしゃいます。
※仏壇の相場参考:仏壇 購入実態調査2018
位牌は安いものですと1万円。高価なものですと5万円以上するものも。
四十九日法要までは「白木位牌(しらきいはい)」と呼ばれる仮の位牌を使います。
白木位牌は元々プラン内に含まれていることが多いです。
その後は、仏壇に置く「本位牌(ほんいはい)」を用意します。
ネット通販で購入することもできますが、「思ってた色と違う」「安っぽかった」といった失敗も。
信頼できる葬儀社と相談しながらの購入がオススメです。
四十九日法要の準備【時期目安:葬儀後~四十九日までに】
葬儀が終わったあと、故人を供養する「四十九日法要」も葬儀社へお願いできます。
別の葬儀社へも依頼できますが、同じ葬儀社に頼んだ方がスムーズかつ費用もかからないことが多いです。
四十九日法要のお布施相場は、3~5万円です。
※四十九日法要お布施の相場参考:お寺様(僧侶)へのお布施の金額アンケート調査
全体の費用は、参列者の人数や会場、食事の有無によって異なりますがおおよそ20万円~50万円前後となります。
「四十九日法要ってなに?」という方は、下記の記事もご参考ください。
・四十九日法要とは?四十九日の意味から法要の流れ、準備すべきものや費用まで完全解説!
香典返しの手配【時期目安:忌明け~四十九日までに】
通夜や葬儀で頂いた香典のお返しである「香典返し」の手配も葬儀社に依頼できます。
最近では、当日にお返しする「即日返し」も多いですが、高額な香典を頂いた場合は葬儀後にお返しをします。
相場は、頂いた香典の2分の1である「半返し」から3分の1ほどです。
香典返しで失敗しないおすすめ3商品
品物は、お菓子やお茶、タオルなどが多いですが最近ではカタログギフトや商品券を贈る方もいらっしゃいます。
迷ったときは「消え物(お菓子やお茶、洗剤など)」を意識しましょう。
●失敗しない香典返し3選
1.タオル
今治 きらめき タオルセット:¥2,046
タオル類は、実用的なだけでなく、「悲しみの涙を拭く」という意味も込められています。香典返しの定番商品です。
2.お茶
八女茶 緑茶 煎茶 玉露 YK2-40 八女茶の里¥4,320
コーヒーも良いですが、好き嫌いが別れるためお茶の方が無難でしょう。あらかじめのし付きの商品を選べば手間も省けます。
3.お菓子
銀座千疋屋 銀座 フルーツクーヘン¥3,200
香典返しとして根強い人気を誇ります。贈る場合は、できるだけ日持する賞味期限の長い商品を選びましょう。
香典返しの相場や贈る品物、書き方などマナーに迷った場合は、
「香典返しのマナーを完全解説!相場・時期・挨拶状・例文・品物も紹介!」の記事をご参考ください。
はじめての葬儀なら「やさしいお葬式」
はじめて行う葬儀の準備に戸惑うのは当然のことです。特にお葬式の規模や形式には正解がないため、どのように見送ればよいか分からず迷い悩む方も大勢いらっしゃいます。
はじめての葬儀に不安や心配を感じている方は、ぜひ「やさしいお葬式」をご検討ください。
やさしいお葬式では、はじめての葬儀でも安心してお任せ頂けるよう下記「3つのやさしい」をお約束しています。
1.ご遺族にやさしい
当社の相談員の対応満足度は91%。専門知識を持つプロの相談員が、お葬式の手配や流れについてゼロからサポートいたします。
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2.お財布にやさしい
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日本全国3,500の斎場と提携しているため、ご希望の場所や地域でご葬儀が挙げられます。
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まとめ
喪主がやることについてご紹介しました。
●喪主がやること
葬儀社へ依頼 | ・葬儀社選びは慎重におこなう ・ポイントは「見積もり」と「分かりやすさ」 |
葬儀社との打ち合わせ | ・葬儀の具体的な打ち合わせ ・あらかじめ聞かれることを抑えておくと良い |
訃報連絡 | ・親族にはすぐに知らせる ・その他の方へは日程が決まってからでOK |
遺影写真の準備 | ・写真の準備がなくても加工で修正が可能 |
葬儀会場の確認と司会者との打ち合わせ | ・葬儀会場の確認(供花・席の順番など) ・司会者との流れや弔電の確認 |
宗教者への挨拶とお布施のお渡し | ・「読経」と「戒名」のお礼 ・宗派や戒名ランクで金額が異なる |
参列者への挨拶 | ・参列者への挨拶の他、喪主挨拶もおこなう |
納骨先の確認 | ・墓石の他にも、納骨堂や散骨や樹木葬の選択肢も |
死亡後の手続き | ・多岐に渡るため親族で手分けしておこなう ・給付金は期限があるので注意 |
●葬儀社がやってくれること
ご遺体の搬送と安置 | ・搬送の距離や安置日数が増えると追加費用が発生 |
宗教者の手配 | ・菩提寺がない場合は葬儀社に依頼ができる |
死亡届の提出と火葬許可証の受取り | ・提出と受取りは代行してくれる ・記入は遺族が行う |
供花の手配 | ・供花は花の種類や量、季節で金額が異なる |
ご遺体の納棺 | ・納棺は葬儀社が遺族立ち合いの元でおこなう ・副葬品が不明であれば葬儀社へ確認 |
仏壇や位牌の準備 | ・相場よりも費用がかからないことが多い |
四十九日法要の準備 | ・相場よりも費用がかからないことが多い |
香典返しの手配 | ・当日お返しする「即日返し」も多い ・相場は頂いた香典の1/2~1/3 |
喪主がやることは多いですが、葬儀社が代わりにおこなってくれることも少なくありません。
また葬儀社は、準備、葬儀中はもちろん、葬儀後も遺族に寄り添い喪主のサポートをおこなってくれます。
喪主は確かに大変な役割ですが、一人で抱え込まず家族や葬儀社の助けを借りながら大切な方を悔いなく見送りましょう。
喪主がやることチェックリスト
喪主が行う葬儀の準備から葬儀後までの流れを下記にまとめました。
ダウンロードは最下部からおこなえます。
ぜひ、ご活用ください。
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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール