【PR】「丁寧なお葬式を適正価格で」驚きの理由とは?

ご先祖のお骨壺の大きさを知っていますか?地域で大きさ・種類が違うお骨壺について

Jul 10 2020

お亡くなりになった人を火葬した後はお骨をお骨壺に収骨します。このお骨壺は地域によって大きさが異なるのをご存知でしょうか?本記事ではお骨壺の東日本、西日本でのサイズの違いやその後の供養方法についてご紹介致します。

厚生労働省の発表では日本は年間130万人を超える人が亡くなっています。狭い国土とは言われますが、地域ごとで風習や文化が大きく違います。

特に冠婚葬祭に関することは地域の風習が出ると言われており、各地域では当たり前のことであっても、他の地域の人からすると理解ができない不思議なこともあります。

今回はお骨壺についてお話させて頂きます。

お骨とは?

 お骨は火葬後に残るご遺骨のことです。日本では99%火葬されお骨となりその後、さまざまな形で供養されます。

お骨壺とは?

お骨壺とはお骨を納める入れ物を指します。

収骨(しゅうこつ)とは?

火葬後のお骨をお骨壺に納めることを「収骨(しゅうこつ)」といいます。この収骨は「骨上げ(こつあげ)」「お骨拾い(おこつひろい)」などとも呼ばれます。

火葬については下記記事もご参考ください。
火葬するには火葬許可証が必要!発行の流れや再発行について解説
火葬業とは?よく似た斎場と火葬場の違いや火葬業の仕事内容、給与事情まで徹底解説!
火葬を完全解説!準備・必要物・手続き・必要な時間・マナー!

お骨壺の種類

あまりご先祖のお骨壺を見たと仰る方は少なく、お葬式で祖父・祖母・ご両親を亡くされた際に見たことがあるくらいではないでしょうか?

お骨壺の種類は本当に多くあり、シンプルな白壺のものから、くまもんなどのキャラクターのお骨壺まで多くの種類がございます。

霊柩車軍団にくまモン骨壺。 Pepper導師にキティちゃん墓石。 「エンディング産業展」がスゴい

ほとんどの場合は、瀬戸物などの白壺を選ばれる場合が多いですが、青磁や九谷焼なども選ばれる傾向があります。

収骨の流れ

火葬後の収骨は故人と近しい関係の方達がおこないます。

一般的には2人一組で骨上げ箸と呼ばれる長い箸を使用します。足から順に納めていき最後に喉仏(のどぼとけ)をお骨壺に納めます。収骨が初めてでも、火葬場のスタッフが誘導してくれるのでご安心ください。

お骨壺は持ち込みをすることが多い

お骨壺は基本的には葬儀社が手配、または在庫で置いていることが多く、ご遺族が葬儀社のカタログを確認して選ぶことになります。

火葬場にお骨壺が置いているところは全国的には少ないです。

葬儀社スタッフが火葬場まで持参を行い、お骨を収めてからご遺族が持ち帰ります。

急な葬儀での不明点や疑問はやさしいお葬式から24時間365日無料相談も承っています電話でもメールでも行えますのでお気軽にご連絡下さい。やさしいお葬式では葬儀の見積もり、遺影写真、参列者のリストアップなど事前準備をおすすめしています。葬儀の作法や服装などについてもご相談できます。 

一方、お骨壺の持ち込みができない火葬場がある

先述で基本的には葬儀社が手配をするものではありますが、一部の地域では持ち込みが禁止をされている火葬場もあります。

東京23区の民間火葬場はお骨壺は持ち込み不可

東京23区にある民間火葬場では「お骨壺の持ち込みができません」

これは火葬場のルールで決められており、これらの火葬場では「火葬場に準備されているお骨壺を購入」しなければなりません。

東京23区の民間火葬場では、お骨壺を購入しても、火葬場でお骨壺を必ず購入しなければなりません。

地域によって、このようなことが起こります。各地域の葬儀社スタッフは地域の葬儀の方法を教えてくれますが、知識としてこのようなことがあると知っておきましょう。

東京の火葬場については下記記事もご参考ください。
東京の火葬場料金が値上げ?!町屋斎場・四ツ木斎場・桐ヶ谷斎場・代々幡斎場・落合斎場・堀ノ内斎場の火葬費用改定と値上げについて
民間火葬場「東京博善株式会社」とは?東京の火葬場費用・事情について
東京都中央区で葬儀を行う方は必読!費用・葬儀場・斎場・火葬場の情報を完全解説!

お骨壺の大きさは地方で異なる

お骨壺の大きさは各地方によって異なっております。

お骨壺は東日本は大きく、西日本は小さい傾向

一般的には東日本の骨壺は大きく、西日本は小さく、お骨壺を2つ準備する場合がございます。

東日本は全て納骨を拾う風習があるために大きく、西日本ば余ったお骨は火葬場で供養となるため、小さなお骨壺となっています。

骨壺の種類

骨壺の種類は2寸から8寸程度までございますので、各地域の風習や納めるお墓の大きさに合わせて手配をすることが大事となります。

近接地域でも大きさは異なる

東京では7寸から8寸、名古屋では4寸と喉仏を入れる分骨袋、大阪では5寸と喉仏を入れる分骨袋が通常です。

同じ太平洋ベルトの地域でも、お骨壺の大きさもこれだけ異なります。

地方により、お骨壺1つでも大きく違います。お葬式は決め事の連続です。いざと言う時に困ってしまわないように、事前に知識をつけることが大事なのです。

収骨後の供養方法

お骨壺にお骨を納めた後の供養の方法はさまざまです。ご遺族の意向はもちろん、生前故人が希望していた供養の方法を優先させましょう。

お墓に納骨する

一番メジャーな供養の方法がお墓への納骨です。お墓だけでなく、納骨堂や永代供養墓などに供養するすることもできます。

納骨について詳しく知りたい方は下記記事もご参考ください。
納骨とは?納骨式の時期と準備・流れと費用を完全解説!
納骨にかかる費用を完全解説!相場・内訳・流れ・準備物を紹介!
事前準備が不可欠!納骨式当日の流れと準備すべき内容を解説

永代供養墓については下記記事もご参考ください。
永代供養墓とは?基礎知識・費用・探し方・注意点を完全解説!
永代供養墓にはどんな特徴がある?種類や費用相場などを徹底解説

手元供養する

お墓や永代供養墓に納骨せずに手元で供養をおこなうことを「手元供養」といいます。手元供養の方法も多種多様にわたり、骨壺にそのまま納めたまま供養することもできますし、指輪やネックレスなどのアクセサリーにしたり写真付きのプレートにすることも可能です。

散骨して供養する

少子高齢化の影響から、お墓の管理が難しいという方に人気なのが散骨という供養の方法です。樹木葬や海洋散骨などを選ぶ事ができます。 

樹木葬については下記記事もご参考ください。
最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!
木や樹に関するお葬式を聞いたことがありますか?近年人気の樹木葬について、特徴や長所短所を徹底解説!

海洋散骨については下記記事もご参考ください。
海洋散骨にかかる費用は?散骨方法・自分で行う際の費用相場と流れを完全解説!
海洋散骨を徹底解説!注意点・マナーや費用相場、提供事業者まで一気に解説!

海洋散骨については『やさしい海洋散骨』でもご相談を受け付けております。ご家族に代わり散骨する「代理プラン」、少人数で散骨をする「合同プラン」、船を貸切る「貸切プラン」や「ペット散骨」などからお選びいただけます。オプションでは手元供養のお骨壺や遺骨リングなども作成可能です。

お骨壺に関する疑問

普段生活していく上ではあまり馴染みのないお骨壺。そこでお骨壺に関する様々な疑問についてご紹介致します。

お骨壺に入れたお骨を後から分骨できる?

分骨とはお骨を分けて供養することです。あらかじめ分骨することが分かっているのであれば、収骨の際に分骨します。ご事情により後から、分骨を行いたいとなった場合でもお骨壺からお骨を取り出すことは法律でも特に禁止されていません。

後から分骨を行うときの手続きは?

上記にご説明したように、お骨壺をあけるのは問題ありません。

分骨証明書を取得する

ただし、その後分骨したお骨を改めてお墓に埋葬する場合には「分骨証明書」が必要になります。分骨証明書は埋葬するお墓の施設に依頼すれば発行してもらえます。

喪主の確認をとる

お骨の所有者は喪主です。その為、勝手にお骨壺を開けるようなことは絶対に止めましょう。マナーやトラブル回避の為にも、必ず喪主の意向を確認しましょう。

お骨が白くないのはなぜ?

お骨の色は白のイメージが強いですが、実際に収骨する際は黒や赤、ピンクなどの色が付いている場合があります。これは、故人の病気や服薬の為に色が付いた、もしくは一緒に燃やした副葬品による化学反応でお骨の色が変わった可能性があります。

お骨に色を付けたくないという場合は納棺の際に入れる副葬品にも注意が必要です。

納棺・副葬品については下記記事もご参考ください。
納棺の儀式とは何?儀式の流れで知っておきたいことについて
棺桶(御棺)とは?意味と選び方と副葬品に入れてよいものダメなものを解説!

お骨壺のまとめ

「お骨壺」について特に重要となるポイントを下記にまとめました。

【お骨壺とは?】
●火葬後に残るご遺骨を納める入れ物

【お骨壺の種類】
●シンプルな白壺のものから、くまもんなどのキャラクターのお骨壺まで多くの種類
●瀬戸物などの白壺を選ばれる場合が多いですが、青磁や九谷焼なども選ばれる傾向も

【お骨壺の注意点】
●一般的にはお骨壺は持ち込む人が多いが、お骨壺の持ち込みができない火葬場もあるので注意
●骨壺の種類は2寸から8寸まであり、地域によって異なる。その為、お墓の大きさに合わせるなど注意が必要
●お骨壺へ収骨後に再度、分骨の為に開けることも可能。ただし、分骨後に埋葬する場合は「分骨証明書」が必要になる

 故人を供養する為にも必ず必要になるお骨壺。地域によってもお骨壺の大きさは異なるので、注意が必要です。正しい知識を付け、故人をしっかりとした形で供養しましょう。

<<こちらの記事も読まれています>>
お骨を埋葬をするために貰える費用がある⁈「埋葬料」とは?金額や申請時の注意点
会葬とはいったい何なのか?意味やマナーなどについて詳しく解説
終活とは?意味・終活の準備・タイミングなどを解説します!
樒とは?榊との違いは?仏事に必須の樒を解説!

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

プロフィール

ジャンル一覧

同じジャンルのコラム

新着コラム