2021/8/16 情報更新
日常生活の中で、まず意識をすることがないと言われる「お葬式」日常生活の中で、お葬式を意識しながら生活をされている方は、まずいらっしゃらないのではないでしょうか。
しかし「終活」というテーマが注目をされる世の中になった今、聞かれると意外と自身の考えを持っているということがわかりました。
INDEX
自身の葬儀をしてもらいたい?
「自分自身の葬儀をしてもらいたいか」という質問に対して、してもらいたいと答えた方は4割強に留まり、5割を超える方が「してもらいたくない」というデータがあります。引用:株式会社ティア:第5回意識調査より
自分自身の葬儀はしてもらいたくないという答えの一方で、親や配偶者の葬儀をしてあげたいかという質問には8割を超える方が「葬儀を出してあげたい」と答えています。
自分自身ではなく、大切な人の弔いはしっかりと行いたいという、日本人の良い心がこのアンケートから読み取ることができます。残された側としては、やはり大切な家族の葬儀は出してあげたいものなのです。
葬儀について詳しくは下記記事をご参考ください。
・葬式の準備はどうすればよい?ご臨終から葬儀後の法要まで、必要な準備を完全解説!
・仏式葬儀とは?一般的なマナーや葬儀の流れについて徹底解説
・葬儀費用がない時にどうすればいい?葬儀費用の相場から、費用がない場合の対処法を徹底解説!
終活の認知度と現状
過去に楽天リサーチで行った「終活」の認知度は9割を超えるというデータがございます。終活とは何をするものなのか?ということは、一般の方の中に知れ渡ったのではないかと感じています。
一方大切なことで「実際に取り組んだことがあるか?」という質問に対しては、男性の9割、女性の8割は行ったことがないと回答をしています。引用:株式会社ティア:第5回意識調査より
本当に大切なことはやはり実際に調べたり、事前の対策を行うことなのですが、これがまだまだ難しい課題として残っているのが現状です。
終活について詳しくは下記記事をご参考ください。
・終活とは?意味・終活の準備・タイミングなどを解説します!
・終活を完全解説! 準備・本人や家族がやることを全てまとめました!
「葬儀に関する話」を親としたことがあるか?
「配偶者、親ともに話し合ったことがある」と答えたのはわずか1割程度であり、半数を超える人が「配偶者、親ともに話し合ったことはない」と考えています。
その理由として「残された人間で決めればいいから」「気分を害したくないから」の回答が多くを占めています。引用:株式会社ティア:第5回意識調査より
しかし「話しにくいことではあるが、親の葬儀について話しておかないと本当に困る」と考えている子どもたちが増えていることを、私たちは事前相談を行う中で日々感じております。経験上、親には内緒で葬儀の準備を行う方や、きちんと話をして事前にどのように行いたいのかを話し合う家族が、ここ数年で少しずつではありますが確実に増えております。
私たちも実際に老人ホームや医療関係者の前で葬儀についてのお話をさせて頂くことがあり、確実に一般の方の意識が高くなっていると感じます。
終活について詳しくは下記記事をご参考ください。
・大原麗子さんの最期から考える、葬儀・お別れ会・芸能人のお別れの形と終活!
・エンディングノート最新人気ランキング20選!書き方も完全解説!
・真剣に考えなければならないLGBTカップルの終活・お葬式・お墓の問題について
昔も今もお世話になった方には、しっかりとお別れを言いたい人は多い
「これまでの葬儀に出席して良かった」と回答した人は8割近くとを占め、出席して良かった理由は「最期のお別れができた」6割近くが答え、次いで「気持ちに区切りをつけることができたから」と5割近くが答えるという結果が出ております。引用:株式会社ティア:第5回意識調査より
家族葬が増えているとはいえ、本当はしっかりとお別れを伝えたいという方が大多数であることも現状です。身内だけで葬儀を行うと決める前に、対象者と関わっていた親戚や知人友人のことも一度考えることが大事です。
家族葬について詳しくは下記記事をご参考ください。
・家族葬の流れは?一般的な家族葬から一日葬まで、家族葬の流れを完全解説!
・会社にはどう連絡する?家族葬の際の会社への連絡方法やマナーを徹底解説!
・家族葬とは?家族葬のメリット・デメリットから参列者をどこまで招待するかまで徹底解説!
葬儀についての不明点や疑問は『やさしいお葬式』から24時間365日無料相談も承っています。電話でもメールでも行えますのでお気軽にご連絡下さい。『やさしいお葬式』では葬儀の見積もり、遺影写真、参列者のリストアップなど事前準備をおすすめしています。葬儀の作法や服装などについてもご相談できます。
まとめ:葬儀は「人間社会で必要なもの」
故人が最後自身の命を使って、家族・親族・縁のあった方を集うきっかけを作る「葬儀」は間違いなく「葬儀は人間社会で必要なものです」
葬儀にお金を掛けすぎる必要は全くありませんが、故人を弔う場を作ることは本当に大事であると私たちは考えます。
よく読まれている記事一覧
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・真剣に考えなければならないLGBTカップルの終活・お葬式・お墓の問題について
・身内にご不幸が起こっていないだけで、日本中で毎日お葬式が行われている
【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール