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【図解で簡単】家に墓を作る方法!知るべき遺骨の行方と10の注意点

Oct 29 2022

家に墓を作る方法を【写真やイラスト付き】で完全解説!家で最適な場所や墓石、家の中へ墓を作る3つの方法、よくある質問までご紹介。知っておくべき『最終的な遺骨の行方』と『10項目の注意点』を抑えて、人もペットも難しい法律をクリアして安心・安全!

「家にお墓を作るにはどの位の広さが必要?」

「庭にお墓は近所迷惑?そもそも法律的にはOKなの?」

「マンション住まいだけど、家の中にもお墓って作れるのかな…」

お葬式を終えて忌明けを迎えると、遺骨はお墓へ納骨することが一般的です。

【宗教別忌明けの日数】

宗教 納骨時期

(忌明け)

日数の数え方
仏教 四十九日忌 亡くなった日を含めて49日目
神道 五十日祭 亡くなった日から50日目
キリスト教 追悼ミサ

召天記念日

亡くなった日から1ヶ月後

「お墓を自宅の庭に作ればいつでもお参りできるし便利かも!」と考える方もいらっしゃるかも知れませんが、「ペットのお墓ってよく聞くし、人のお墓も同じでしょう?」と思っていたら大間違い!

人間はペットとは異なり、遺体や遺骨を家の庭などの敷地へ埋葬することができないことが法律で定められています。

【埋葬に関する法律】

人間の遺体や遺骨 ペットの遺体や遺骨
・家のお墓へ遺骨を埋葬してはいけない

・遺体は火葬場で火葬しなければならない

・自宅で遺骨を保管することは問題ない

・将来は遺骨を墓地へ埋葬するか散骨する必要がある

・家のお墓に遺体や遺骨を埋葬できる

・腐敗により異臭を放たないよう死体は火葬することが好ましい

・家の墓を作る場合は敷地内で土を深く1m程度掘って遺骨を埋葬する

・遺骨を土に還りやすく粉骨(ふんこつ)をすると安全性が高まる

実は、家にお墓を作るにあたっては、法律に抵触しないことが必要です。

「なんだか難しそう…」「無理かもしれない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、安心してください。

ズバリ!家にお墓を作るときに抑えておくべきポイントは、次の3つだけ。

(1)家の墓に埋葬できる遺骨はペットだけ

(2)遺骨を埋葬しなければ家に墓を作れる

(3)遺骨は家の中で保管しても問題ない

例えば、家の庭にお墓を作る場合は、遺骨を埋葬せず高さの低い洋型やプレート型の墓石・石像・置き物・オブジェなど、シンボルとしての石碑なら建てても問題ありません。

【屋外での設置例】


画像引用先:かねみつ石匠

そもそもお墓とは、納骨や供養をする場所のことです。戸建てやマイホームを所有していない賃貸住宅はもちろん、マンション・アパート暮らしの方でも部屋の中へお墓を作ることは可能です!

【屋内での設置例】


画像引用先:モダン仏壇 トリノ ダーク 43×14号 184,800円

とは言え、

「どんな場所へ?どんなお墓を作るの?」

「入所先の介護施設にも作れるの?」

「お墓の向きはどの方位がいい?」

…気になることは、さまざまありますよね。

そこで、この記事では、家へのお墓の作り方を誰にでも分かりやすいよう、写真やイラスト付きで解説いたします。

さらに、家にお墓を作るうえでの『メリットとデメリット』や、『よくある質問』もご紹介!

法律違反を防ぎ、知っておくべき『遺骨には最終的な行方があること』と、『10項目の注意点』を踏まえて、後々まで安心できるようにしましょう。

そして、ここで1点、皆さまへご注意!

お墓の種類 費用
樹木葬 10万円程度~
合祀墓 3万円程度~

近年は上記のように、たいへん安価な金額で、維持費が不要なお墓を選択することも可能です。

もし、『お墓は高価だから』という理由で、家でのお墓作りを検討されている場合には、決して損をしないように気を付けてくださいね。

皆さまが失敗や後悔をしないよう、このような墓地のお墓事情についても併せて情報をお届けしますので、ぜひ最後まで読んで、お役立ていただけたらと思います。

家に墓を作るときに抑えておくべき3つのポイント

家にお墓を作るには、抑えておくべき3つのポイントがあるため、優先順にご紹介いたします。

1.家の墓に埋葬できる遺骨はペットだけ

2.遺骨を埋葬しなければ家に墓を作れる!

3.遺骨は家の中で保管しても問題ない

家の墓に埋葬できる遺骨はペットだけ

人間の遺体や遺骨 ペットの遺体や遺骨
・家のお墓へ遺骨を埋葬してはいけない

・遺体は火葬場で火葬しなければならない

・自宅で遺骨を保管することは問題ない

・将来は遺骨を墓地へ埋葬するか散骨する必要がある

・家のお墓に遺体や遺骨を埋葬できる

・腐敗により異臭を放たないよう死体は火葬することが好ましい

・家の墓を作る場合は敷地内で土を深く1m程度掘って遺骨を埋葬する

・遺骨を土に還りやすく粉骨(ふんこつ)をすると安全性が高まる

人間と犬や猫などのペットの遺体や遺骨の取り扱い方は、法律によって規則が定められています。

民営霊園の一部には、人とペットが一緒に埋葬できる墓地区画がありますが、家の庭などの敷地には人骨を埋葬することができません。

なお、お墓作りで重視しなければならない法律については、下記の『家の墓に関する5つの法律』にて詳細をご紹介していますので、どうぞご覧ください。

ペットの遺骨の粉骨や散骨の流れや相場費用については、『ペットの遺骨を粉骨するには?手順・業者の選び方・自分で粉骨する際の流れまで完全解説!』『ペットの散骨を完全解説!流れやマナー、費用相場まで徹底解説!』の記事でご紹介していますので、よろしければご参照ください。

遺骨を埋葬しなければ家に墓を作れる!

家のどこへ、どんなお墓を作ればよいかといった本題についてですが、遺骨は埋葬ができなくても『家の中で保管できる』ため、庭のないご家庭でも心配は無用です。

ご自宅の環境と照らし合わせながら、次の3つの順序で、写真やイラストの中から理想的な供養方法をイメージしてみてください。

1.家に墓を作る最適な場所

2.家に最適な墓石は3種類

3.遺骨は家の中で保管しても問題ない

家に墓を作る最適な場所

最適な場所 理由
1.庭の隅 墓石を建立するなら、庭の隅など屋外の目立たない場所が最適。
2.仏間や和室 仏間は仏様のために造られた環境が整っており、落ち着きがある和室も故人の偲ぶ場所としてふさわしい。
3.リビング 家族が集うリビングは誰もが手を合わせやすく、毎日のおつとめにも最適。
4.寝室 人目に触れにくく安全な場所が好ましい家庭では、戸締りのできる静かな寝室もオススメ。

家にお墓を作る場合、屋外なら人目に触れにくい場所、室内なら生活スタイルに合わせて快適な部屋をお選びください。

ワンルームなどの狭い家でも、遺骨を置けるスペースがあれば、お墓作りには問題ありません。

なお、ロウソクなどの火気を使用する際は引火しない環境にも配慮し、お線香の煙や臭いによる近所迷惑にご注意ください。

具体的に避けるべきなのは、次のような場所です。

避ける場所 理由
敷地外から見えやすい場所 隣近所や道路に接して目立つ場所は、人に不快感を与える。
敷地の入口から玄関周り 人目に触れやすく、震災など万一のときに倒壊すると危険。

室内であっても、玄関は湿気が多い。

集合住宅のベランダなど 万一の火災などの際、避難の邪魔になる。
キッチン 出入りが多く、ぶつかったり汚れたりしやすい。
押し入れ 湿気が多く、換気がしにくい。
窓際 直射日光の当たったり、結露ができやすい。
庭の隅


お墓らしく墓石を家に据え置きする場合は屋外のうち、庭の隅など人目に触れにくく、犬や猫、野生動物などに荒らされない場所を選びます。

墓石は四季折々の花々で花壇のように囲むほか、緑の植物と玉砂利で和モダン風にするなど、コーディネートによってお洒落なお墓作りが行えます。

タマリュウ【ポット】40個 3,150円


三重県鈴鹿市の農園が直売している鮮やかでツヤのある丈夫な玉竜40個セット。育てやすく、緑が映えるため、お墓の周りに最適な植物。雑草対策にもなります。

真っ白最高級白化粧砂利8分 800g 600円


高級感のある丸みを帯びた真っ白な玉砂利は、和風から洋風の庭までよく似合い、庭を明るく仕立てることができます。お墓の周辺に撒くだけでも見栄えが違います。

ガーデニングや庭のお手入れが好きな方はぜひ、故人や家族が癒される素敵な供養コーナーを作ってください。

仏間や和室


仏様を拝むための仏間や、掛け軸や花を飾る床の間、静かで落ち着いた和室は、故人の供養にふさわしく、親族や故人の友人・知人が突然訪れても通しやすい場所です。

洋室やリビングを和風に仕立てたい場合は、市販の置き畳を利用するとよいでしょう。

国産い草 ユニット畳『あぐら 6枚セット』ナチュラル 18,800円


安心の国産!82×82cmのユニット畳6枚セット。敷くだけで簡単に洋室やリビングを和モダンへとイメージチェンジできるため、落ち着きのある供養空間づくりに最適です。

リビング


家族が集うリビングは、故人を身近に感じたい方や、忙しいご家族にとって、毎日のおつとめに最良な場所です。

手を合わせて日々の報告をしながら、故人へ感謝の気持ちを伝える時間は、皆さまにとっての癒しにも繋がります。

近年はお墓参りの習慣がないご家庭が増えていますが、暮らしの中で日本の風習の良さを体感し、子どもや孫たちへも先祖供養の作法を教えてあげるとよいでしょう。

寝室


小さな子どもやペットのいるご家庭や、なるべく人目に触れにくい場所を希望する際は、戸締まりのできる寝室はオススメです。

リビング同様、暮らしの中で皆さまが多く過ごす場所は、ご遺骨にとっても快適な環境のため、後々まで安心できます。

そのほか、基本的に安全で人が快適に感じる場所であれば遺骨には問題がないため、家の中でより良いスペースを探してみてください。

家に最適な墓石は3種類

墓石の種類 費用の費用
1.洋型 30~60万円程度
2.プレート型 5~30万円程度
3.モニュメント・オブジェ・置き物 ~100万円以上

遺骨さえ埋葬しなければ、墓石は形状を問わず、家の庭などの敷地内へ建立することが可能なため、自由な発想でデザインできます。

しかし、墓石は1立方メートルあたり約2.5〜3トン近くもの重量があるため、大きな墓石はタイルなどの上や、室内へ置かないようご注意ください。

墓地に建立する墓石は、100〜150万円と言われていますが、墓標の意味や、お墓の付属品については『墓標とは?意味と時期と価格相場の詳細解説!』にてご確認ください。

洋型:30~60万円程度


墓地では縦型の和型墓石と、高さの低い洋型墓石がよく見掛けられますが、家に置く場合は、万一の震災時にも倒壊しにくい安定感のある洋型墓石がオススメです。

墓石は石の種類をはじめ、大きさや形状や加工、彫刻により費用が異なるうえ、搬入費用も必要なため、必ず事前に見積取得を行ってください。

また、車輌や機材の搬入ができるかどうかなど、厳密な詳細見積は現地の下見が必要となるため、注意しましょう。

プレート型:5~30万円程度


プレート型の墓石は芝生の庭によく似合い、ペットでは定番のお墓ですが、遺骨さえ埋葬しなければ、もちろん人のお墓として手を合わせて拝んでも問題ありません。

お好みのイラストや文字を彫刻した箇所にペイントすることで素敵なお墓が作れるうえ、天然石の御影石は汚れても手軽に水洗いができる点が大きなメリットです。

モニュメント・オブジェ・置き物~100万円以上


お墓らしい見た目が気になる方は、モニュメント・オブジェ・置き物・石像・シンボルとしての石碑など、形状のデザインを検討するのも一つの方法です。

ハート型にくり抜いた部分へ異なる石種を組み合わせたり、ペットなら犬や猫などの形をモチーフしたりと、自由な発想でお墓作りをしてください。

なお、墓石選びでは、価格のみならず、デザインや加工技術の提案力や、親切で良心的な対応力を踏まえて、石材店を比較検討することが最良です。

当記事では『家庭用の墓石・仏壇の購入店や墓地・遺骨の業者を選ぶ方法』にて、墓石に関する無料相談先をご紹介していますので、ぜひお役立てください。

遺骨は家の中で保管しても問題ない

遺骨は室内で保管すれば何の問題もなく、いつまでに墓地へ埋葬しなければならないといった法律もありません。

つまり、遺骨は墓石以外にも納骨することができ、保管するうえでは、収納庫の材質や形状も自由です。

お葬式後、後飾り祭壇へ安置し続けても構わないため、宗教別の骨壷の正しい置き方は『遺骨の自宅への置き方【イラスト図解】知るべき重要課題と6つの注意』の記事をご参照ください。

家の中へ墓を作る3つの方法

家の中へ遺骨を保管するお墓を用意するには、オススメ順で次の3つの方法があるため、自宅の環境やお好みに合わせて理想的なスタイルを検討しましょう。

(1)仏壇へ遺骨を収納する

(2)家具へ遺骨を収納する

(3)手元供養により骨壷を置く

仏壇へ遺骨を収納する

お仏壇は仏像や掛け軸のご本尊様や、ご先祖様や故人のお位牌に手を合わせる場所ですが、その下部へ遺骨を収納することで、お墓の機能も加わります。

墓地には『納骨堂』というお墓がありますが、以下の『納骨壇』は、同じようにお仏壇へ遺骨を収納するスタイルのため、一例としてご参照ください。


画像引用先:実相寺青山霊廟(東京都港区)


画像引用先:正善寺別院仙川霊廟(東京都調布市)

このようにお寺と同じ形状のお墓なら、たとえ反対する親族がいる場合にも説得がしやすく、安心感があるでしょう。

なお、遺骨は『お仏壇や神徒壇の見える場所へ置かない』ことが宗教上のマナーのため、ご注意ください。

遺骨を収納できる具体的な商品をご紹介しますので、ぜひ参考にすることをオススメします。

モダン仏壇 トリノ ダーク 43×14号 184,800円


どのようなお部屋にも馴染む、お求めやすいウォールナット調のお仏壇。下の扉の中へ骨壷をしっかりと収納できるため、納骨壇としてお墓の代わりに利用できて便利です。

プレマシー ウォールナット調 仏壇下台 93,500円

小さなミニ仏壇の下台にすると、納骨壇に早変わり!骨壷に入ったご遺骨を収納できるうえ、便利なスライドテーブルと、小物収納に便利な引き出し付きです。

家具へ遺骨を収納する

無宗教や分骨などでお仏壇を用意しない方やインテリア志向の方は、サイドボードやチェストなどの家具の中へ遺骨を収納する方法もあります。

骨壷 桐箱の寸法目安 骨壷カバーの寸法目安
3寸 高さ145×幅118×奥行118mm 高さ203×幅123×奥行123mm
4寸 高さ172×幅148×奥行148mm 高さ288×幅153×奥行153mm
5寸 高さ193×幅182×奥行182mm 高さ300×幅187×奥行187mm
6寸 高さ229×幅210×奥行210mm 高さ385×幅215×奥行215mm
7寸 高さ277×幅240×奥行240mm 高さ460×幅245×奥行245mm
8寸 高さ310×幅281×奥行281mm 高さ520×幅286×奥行286mm

※参考用:サイズは製造メーカーによって異なります

家具選びでは、骨壷の入った桐箱や骨壷カバーの寸法に合わせて、家具の収納スペースを測定しておくと失敗がありません。

なお、骨壷の大きさは、『関東なら7寸』『関西なら5寸』が多く、『分骨は2〜3寸』が主流ですので、どうぞ参考になさってください。

Kissui サイドボード120 99,000円

お洒落なだけではなく、家具の産地、大川のサイドボードならしっかりした作りで、安心感も格別。違和感なく、きちんと遺骨を収納することができます。

キャビネット ペルル 40L 39,800円

40cm幅のキャビネットなら、テレビの横やデッドスペースにもお墓代わりの遺骨収納スペースを作ることができます。故人の大事な書類や思い出の品も一緒に保管が可能です。

手元供養(てもとくよう)により骨壷を置く

近年は、遺骨をデザイン性の高い骨壷へ入れ替えて、インテリアとして家に飾る手元供養が人気を集めています。

フォトスタンドへ写真を入れ、コーディネートした仏具を取り揃えると、お洒落な供養空間を創出できるため、インテリア志向の方にオススメです。

ミニ骨壷 虹珠(にじだま)全8色 7,150円


人気の卵型の小さなミニ骨壺。お部屋のカラーに合わせてお好みの色を選べます。分骨や散骨により、少量のご遺骨を家で手元供養するには最適のアイテムです。

デザイン仏壇 やさしい時間 祈りの手箱 2色 46,000円


既存の家具の上に置ける小さなミニ仏壇。ガラス製の仏具もすべて安心の日本製で、届いたらすぐに使える便利なセット商品で、ミニ骨壺なら蓋を閉じると収納することも可能です。

たまゆらりんセット ゴールド 2.0寸 16,940円


可愛らしい見た目だけではなく、澄んだ響きのキレイな音色も大人気の「たまゆらりん」は、家具調仏壇や手元供養に最適な商品で、たいへんよく売れています。


お骨は遺骨リングなどのアクセサリーにすることも可能で、手元供養は場所を選ばずに故人を身近に感じることが最大のメリットです。

家に遺骨を置きやすくする方法


手狭な家にお住まいの方や、介護施設にいらっしゃる方は、『骨壷を小さくする』ことで場所を選ばずに遺骨を置くことができるため、次の3つの順でご検討ください。

(1)葬式で遺骨をすこしだけもらう

(2)粉骨により骨壷を小さくする

(3)散骨や永代供養により遺骨の量を減らす

葬式で遺骨をすこしだけもらう

地域性がありますが、お葬式では火葬後の拾骨(収骨)の際、持ち帰るご遺骨の量を調整することが可能です。

そのため、これからお葬式を執り行う場合は、ぜひ葬儀社へ要望を伝えて相談してみましょう。

家庭用の墓石・仏壇の購入店や墓地・遺骨の業者を選ぶ方法』では、火葬時の分骨など、遺骨のご相談ができる業者をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

なお、火葬場によっては、全ての遺骨を拾骨しなければならない場合や、骨壷が持ち込みできないケースもあるため、『ご先祖のお骨壺の大きさを知っていますか?地域で大きさ・種類が違うお骨壺について』の記事をご参考になさってください。

分骨により骨壷を小さくする

ご遺骨は細かく粉状にすることで、1/3〜1/4程度の容積に抑えることができるため、骨壷をコンパクトにすることが可能です。

故人の遺骨を粉状に砕くのはとても辛いことのため、一般的には業者へ粉骨を依頼しますが、自分で粉砕するには次の手順となります。

(1)遺骨をジッパー付きの密閉袋に少量入れる。

(2)袋の上からタオルで包む。

(3)ハンマーで叩いて粉状にする。

自分で粉骨して出費負担を削減する方法については『自分で粉骨をするには?手順・方法から注意点、メリットデメリットまでを徹底解説!』の記事でもご紹介していますので、どうぞご覧ください。

最近は、故郷のお墓など使用しないお墓を処分する『墓じまい』をする方が増えていますが、遺骨は永年の埋葬によって汚れた場合、洗浄によってキレイにすることも可能です。

墓じまいの流れや、費用を抑えるコツについては、『墓じまいとは?墓じまいの流れから費用の内訳・マナーまでを完全紹介!』『墓じまいで40万円得する!補助金の貰い方と費用の抑え方5つを紹介』の記事でご紹介していますので、心当たりのある方はぜひ参考になさってください。

散骨や永代供養により遺骨の量を減らす
遺骨の処分方法 費用
永代供養墓 3万円程度~
散骨 5万円程度~

喉仏など大事な遺骨を保ったうえで骨壷を小さくしたい方は分骨をして、残った遺骨を永代供養墓へ埋葬したり、散骨する方法があります。

永代供養墓や散骨の具体的な内容と相場費用に関しては、『永代供養墓にはどんな特徴がある?種類や費用相場などを徹底解説』『散骨にかかる料金は?散骨の種類から相場、散骨の注意点まで徹底解説!』の記事で解説していますので、先々の参考情報としてもどうぞお役立てください。

遺骨の保管場所における4つの条件

遺骨は保存環境によってカビが生える可能性があるため、次の4つの優先順で良好な条件が揃っていることが大事です。

(1)湿気のある場所を避ける

(2)結露ができやすい窓際を避ける

(3)直射日光の当たる場所を避ける

(4)風通しがよい場所を選ぶ

湿気の多い押し入れやクローゼット、玄関、水周りの傍を避け、温度差の大きい窓際や直射日光を避けて、できるだけ風通しのよい場所に置きましょう。

気になる場合は、骨壷の中へシリカゲルなどの除湿剤を入れることで湿気対策できるため安心です。

シリカゲル乾燥剤「なんでも除湿シリカゲル」20g×20個入り 751円


内容量:400g 粒の青色がピンクに変わったらお取り替え!遺骨だけではなく、食品などにも便利な実用性の高い乾燥剤です。

家に墓を作るメリットとデメリット

家にお墓を作るにあたっては、故人を身近に感じていられるメリットがある一方、費用面と多くの注意点があるというデメリットがあることを理解することが大切です。

メリット デメリット
・今すぐ墓地への埋葬や散骨の費用を負担しないで済む

・故人を身近で供養できる

・遺骨はいつか埋葬や遺骨をしなければならないため費用が嵩む

・注意するべき事項が多数ある

家に墓を作るときに知っておくべき10の注意事項

家にお墓を作る際は、後々まで失敗や後悔をしないよう、次の10の順序で注意事項を抑えておきましょう。

(1)家のお墓へは遺骨を埋葬せず、ペットの場合にもトラブルが起こらないように配慮し、お墓の周辺は常に清掃をして見た目や悪臭を放たないように清潔に保つ。

(2)遺骨を家に置くときはお付き合いのある宗教者へ承諾を得て、信仰宗教に準じた保管方法をする必要がある。

(3)お葬式後は墓地への埋葬や散骨をすることが一般的のため、家で遺骨を保管する場合は、親族へ承諾を得なければならない。

(4)地震や火災などの災害から遺骨を失う可能性や、遺骨には継承問題があることを知っておく。

(5)遺骨や骨壷は脆くて傷みやすいため、直射日光を避けた湿気の少ない風通しのよい場所で保管し、温度差の生じる窓際などへ置かない。

(6)家の庭など屋外の敷地へお墓を作る場合は、左右前後の家同士が接する部分や、敷地の入口から玄関までの通路周辺を避け、外部から見えにくい場所を選ぶ。

(7)家が墓地のような外見にならないよう、複数の墓石や墓標を並べることを避け、屋外では読経などによる宗教儀式を行わない。

(8)墓石は重量があり危険なため、震災などの災害や子どもの遊びなどを踏まえて転倒や倒壊がしにくいよう、高さの低い洋型や薄い形状のプレート型などの墓石を選ぶ。

(9)マンションや団地などの集合住宅では避難経路の確保や近隣トラブル回避のため、ベランダやバルコニー、共用スペースに墓石を置かない。

(10)屋外ではロウソクやお線香の火気や煙により火災や異臭が発生しないように風の強さや風向きに注意し、着火する際は目を離さずに手早く済ませ、必ず消火をする。

家にある遺骨は最終的に墓地への埋葬や散骨が必須!

家にお墓を作ったとしても、遺骨は最終的に墓地への埋葬や散骨をしなければなりません。

家族や親族や周囲の人たちへ迷惑をかけないためにも、その理由をしっかりと理解して、お墓探しや散骨の準備に備えることをお忘れなきようご注意ください。

1.墓地への埋葬や散骨をするべき4つの理由

2.家の墓に関する5つの法律

墓地への埋葬や散骨をするべき4つの理由

遺骨は墓地への埋葬や、粉骨による散骨をしなければならないのには4つの理由があるため、優先順にご紹介します。

1.墓地以外で遺骨を埋葬してはいけない法律が定められている

2.遺骨は所有者がいないと処分されてしまう

3.家に遺骨が複数あると問題になる危険性がある

4.遺骨が継承されると子どもや孫へ負担がかかる

墓地以外で遺骨を埋葬してはいけない法律が定められている

遺骨の取り扱いに関しては『墓地、埋葬等に関する法律』や『刑法』など、法律を守ることがたいへん重要です。

法律違反による罰則は、『1,000円以下の罰金または拘留もしくは科料』や『3年以下の懲役』と、重たい処罰が課せられます。

また、近隣住民などから迷惑行為とみなされると、訴訟問題に発展する可能性があることにも注意が必要です。

遺骨は所有者がいないと処分されてしまう

所有者である皆さまに万一のことがあり、引き取り手のない遺骨が家に残ってしまうと、遺骨は無縁仏として処分されてしまいます。

近年は孤独死が社会問題にもなっていますが、単身者や独身の方、子どもたちへ迷惑をかけたくないと考えている方は『成年後見制度』を利用することがオススメです。

成年後見制度とは「自分にもしものことがあったら、家にある遺骨と一緒に埋葬してほしい」といった皆さまの願いを法的に問題のないよう実現する制度です。

成年後見人の具体的な手続き方法や費用、必要な書類についてスムーズな準備や検討を行いたい方は「【成年後見人の手続き】流れから必要書類・期間・費用・注意を全解説」「成年後見人の役割を解説!手続きと費用・メリットとデメリットも紹介」の記事も合わせてご確認ください。

家に遺骨が複数あると問題になる危険性がある

諸事情を知らない他人にとっては、家に複数のお墓があったり、多くの骨壷が並んでいたりするのは不自然で、事件性を疑っても仕方がないことです。

不審感を抱かれてしまうと、近所で悪い噂を流されてしまうことや、警察へ通報をされるなど、予期せぬトラブルに見舞われる可能性もあります。

「もし家の前が墓地だったら…」「事件かもしれない…」というように、近隣住民にとっては、複数のお墓や遺骨がある家を不快に感じることを理解しましょう。

遺骨が継承されると子どもや孫へ負担がかかる

いつかは埋葬や散骨をしなければならない遺骨を次世代へ継承してしまうと、費用負担を強いられるのは、皆さまの子どもや孫たちです。

たとえば、「遺骨を海へ撒く」という言葉を実現するにも、遺骨はそのまま捨てることが法律違反のため、『粉骨』する必要があります。

さらに、自分で散骨をするには、誰にも迷惑をかけない海辺で人目に触れないようにお骨を撒く必要があり、手間やリスクを回避するには業者委託するしかありません。

子どもや孫、身近な大切な人のためにも、遺骨の継承問題にはご注意ください。

家の墓に関する5つの法律

家にお墓を作るにあたっては、守らなくてはならない5つの法律があるため、注意すべき順に法律の内容をご紹介します。

1.墓地埋葬法

2.死体遺棄・死体損壊に関する法律

3.廃棄物処理法

4.消防法及び火災予防条例

5.民法(不法行為による損害賠償)

墓地埋葬法

「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。」

引用「墓地、埋葬等に関する法律 第4条」厚生労働省

その他、『墓地を経営するには都道府県知事の許可を受けなければならず、認可された個人墓地でも、移設や拡張する際は許可が必要』と定められています。

死体遺棄・死体損壊に関する法律

「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。」

引用「刑法190条 死体損壊等」デジタル庁

廃棄物処理法

「土地又は建物の占有者(占有者がない場合には、管理者とする)は、その占有し、又は管理する土地又は建物の清潔を保つように努めなければならない。」

「他の者によって不適正に処理された廃棄物と認められるものを発見したときは、速やかに、その旨を都道府県知事又は市町村長に通報するように努めなければならない。」

また、『動物の死体は廃棄物』とみなされるペットに関する法律も定められています。

引用「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」環境省

消防法及び火災予防条例

「火災を発見した者は、遅滞なくこれを消防署又は市町村長の指定した場所に通報しなければならない。」

引用「消防法 第6章 消火の活動 第24条」総務省

その他、『火災警報器の設置』や、『避難経路の確保』なども消防法や建築基準法に基づいて義務付けられています。

民法(不法行為による損害賠償)

「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」

引用「民法 第709条 第5章 不法行為」デジタル庁

墓地は高額だと思ったら大間違い!

永代供養墓の種類 費用
樹木葬 10万円程度~
合祀墓 3万円程度~

近年は安くて維持費がかからない『永代供養墓』がとても人気で、特に樹木や花々に囲まれた環境へ埋葬する『樹木葬』は多くの人に支持されています。

「お墓は高額だから、家にお墓を作ったらお金がかからない」と思っている方は、どうぞご注意ください。

最終的に埋葬や散骨をしなければならない前提では、費用負担やリスク回避の面から、家にお墓を作るよりも、お墓探しや散骨を検討した方がオススメです。

たとえば、骨壷のまま安置して、お金の工面をする間にお墓探しをする方法もあるため、焦らずにご自身や家族にとって最良な選択をなさってください。

なお、永代供養墓に関しては、以下の記事で内容や費用について詳しく解説していますので、失敗や後悔をしないために、ぜひお目通しください。

永代供養墓とは?基礎知識・費用・探し方・注意点を完全解説!

最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!

合祀(ごうし)とは?納骨堂の違いからメリット・デメリットまで徹底解説!

家の墓に関するよくある質問

家にお墓を作る際には、さまざまな疑問や悩みがあると思うため、よくある7つの質問を一挙ご紹介いたします。気になる項目があれば、ぜひご覧のうえお役立てください。

1.家墓(いえはか)とはどんな意味?

2.家向けの墓石の選び方は?

3.家の墓を建てる方位はどんな向きがいい?

4.お墓があっても家に遺骨を置いておいていいの?

5.家系のお墓に自分が入れるのかどうかを知る方法は?

6.家の近くにどんなお墓があるか調べる方法や申し込み方法は?

7.家に墓を作った後の供養方法は?

家墓とはどんな意味?

家墓とは、先祖代々継がれている「○○家」「○○家之墓」「○○家先祖代々」などの家系のお墓のことです。

墓地埋葬法の成立は昭和23年(西暦1948年)で、かつては家の敷地内にお墓を建立できたことから、現在も継承しているご家庭のお墓を家墓と呼ぶこともあります。

家向けの墓石の選び方は?

石材選びや形状や彫刻を検討するうえでのオススメは、より多くの墓石が並ぶ『公営墓地』で写真を撮影して、2社以上の石材店から見積取得をして比較することです。

墓石は日本・中国・韓国・インド・スウェーデンなど、世界各国の天然石が用いられているため価格にも幅があり、国産石では庵治石や本小松石が高級石材となります。

石の種類でよくあるのは白と黒の粒子が密集した御影石ですが、黒やグレー系、赤やピンク系、ブルー系など、色合いもさまざまです。

墓石は、同じ石種でも大きさや形、彫刻の面積や数などで費用が異なるため、必ず事前に見積を取得して、搬入設置費用も確認してから注文するようにしてください。

信頼のできる石材店の選び方は、『石材は給水率よりも抜粋率の方が大事』など、知識と経験から的確なアドバイスをしてくれる業者を選ぶことです。

墓石の購入時には、費用のみならず、提案力や技術力、親切さや安心感でもしっかりと石材店を比較検討しましょう。

家の墓を建てる方位はどんな向きがいい?


直射日光を避けやすい方角

・南向きになるように北側を背にする

・東向きになるように西側を背にする

家相からみた方角

・家の中心から見て北東の方角の鬼門に置かない

神棚との方角

・仏壇に遺骨を置く場合は神棚と向かい合わせや縦一例に配置しない

お墓の建て方や遺骨の置き方において、『方角』が気になる方は上記の方位をご検討ください。ただし、庭や室内にゆとりがある場合で構わないため、何より安全を優先しましょう。

お墓があっても家に遺骨を置いておいていいの?

遺骨を家に置くことは法律上では問題ありませんが、檀家墓地では埋葬が利用条件というケースがあるため、必ずお付き合いのあるお寺へ確認してください。

また、お墓は所有者がお手入れすることが必要で、放置しておくと雑草や汚れにより近隣のお墓の利用者へ迷惑をかけることになってしまいます。

もし、所有しているお墓があり、利用する予定がないのであれば、墓じまいをすることがオススメです。

家系のお墓に自分が入れるのかどうかを知る方法は?

お墓は墓地によって『何親等以内』と納骨数に定めがあるため、利用条件が記載された書類で確認するか、所有者を介して墓地の管理事務所へお問い合わせください。

一般的に、公営霊園は6親等、民営霊園は3親等という決まりが多く、寺院墓地は嫁いだ苗字の異なる娘が入れないケースが多くあります。

家の近くにどんなお墓があるか調べる方法や申し込み方法は?

お墓探しと申し込みの方法は、次の3つの手順となります。

(1)資料請求をする

(2)宗教や利用条件や費用を確認する

(3)気になるお墓を2~3物件の見学をして比較検討する

お墓には檀家になるべき寺院墓地や、宗教自由で誰でも埋葬できる民営霊園、地元の人のための公営霊園があるため、まずお墓の宗旨宗派や申し込み条件を調べます。

同じ敷地内にさまざまな種類の区間タイプがある墓地も多いため、永代使用料や墓石代のほか、維持に必要となる年間使用料などの費用を確認してください。

家に墓を作った後の供養方法は?

家にお墓を作ったら、朝夕、手を合わせて、故人へ感謝の気持ちを伝えることが一番の供養です。毎日お水を交換をして、お供え物やお花を新鮮に保つようにします。

「行ってきます」「ただいま」の挨拶でも構わないため、家族の皆さまにとって毎日のおつとめが習慣になるようにしましょう。

四十九日忌や一周忌・三回忌などの年忌法要、お盆や春と秋のお彼岸など、家で僧侶に読経してもらいたい場合は、宗教者を呼ぶことも可能です。

家庭用の墓石・仏壇の購入店や墓地・遺骨の業者を選ぶ方法

墓石やお仏壇を用意して家にお墓を作る場合や、遺骨の保管、先々のお墓探しや散骨を検討する際は、次の3つの条件を満たした業者を選ぶことが最大のポイントです。

(1)遺骨に関する専門知識を供えている

(2)墓石・仏壇・墓地・散骨など総合的なサービスを提供している

(3)口コミによる実績が確認できる

総合的なサービスを提供している業者なら、最終的な遺骨の行方を想定して、皆さまそれぞれの適した供養方法を実現することが可能です。

「火葬後の拾骨で分骨をしたら、故郷のお墓にも埋葬できますよ?」

「故人の願いを叶えて少しだけ散骨して、残りの遺骨を永代供養墓に埋葬なさっては?」

専門店ではできない複合サービスの活用により、コストを抑えてスムーズに理想の供養方法を形にすることが可能です。

やさしいお葬式 永代供養3万円~・散骨5万円~


・粉骨なら3万円程度!遺骨の手元供養品を作成できる!

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利用者の口コミ

「納骨のことなどは考えられてますか?」と聞いてくださり、正直葬儀のことで頭がいっぱいだったこともあり、全然考えられてなかったのですが、

「妹さんが那覇市であれば市役所に火葬証明書を持っていったらすぐに手続きしていただけますよ」などと細かい手続きの部分も教えていただき、すごく頼りになりましたね。

聞かずとも「○○はどのようにお考えですか?」と逆に聞いてくれたこともあり、本当に嬉しかったんですよ。

(2021年07月 永井順子様)

小さなお葬式 永代供養5.5万円~・散骨5.5万円~

 


・仏壇仏具や手元供養品の販売あり!

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利用者の口コミ

山形に菩提寺があり、火葬だけやってお骨を持って行くことを事前に了承いただいた上で葬儀を行った方がいいことを教えてくれた。

そういったことは私たちも知らんかったので大変助かったし有難かった。

また葬儀担当者も母へ気遣っていただきながらサポートもしてくださったのでいい葬儀社を紹介していただきありがとうございました。大変満足しています。

(2022年9月 東京都杉並区 70代 女性)

よりそうお葬式 会員価格:永代供養5万円・散骨5万円

 


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利用者の口コミ

急な事で49日までにお墓が間に合わない事が葬儀前日に分かり 急遽前日に49日もお願いしたところ開始時間繰り下げ等で迅速に対応して頂けました。

49日+納骨の集まりが一回削減されとても助かりました。

(2022年3月 千葉県千葉市若林区 70代 女性)

まとめ

1.家に墓を作るときに抑えておくべき3つのポイント

(1)家の墓に埋葬できる遺骨はペットだけ

(2)遺骨を埋葬しなければ家に墓を作れる!

(3)遺骨は家の中で保管しても問題ない

最適な場所 理由
1.庭の隅 墓石を建立するなら、庭の隅など屋外の目立たない場所が最適。
2.仏間や和室 仏間は仏様のために造られた環境が整っており、落ち着きがある和室も故人の偲ぶ場所としてふさわしい。
3.リビング 家族が集うリビングは誰もが手を合わせやすく、毎日のおつとめにも最適。
4.寝室 人目に触れにくく安全な場所が好ましい家庭では、戸締りのできる静かな寝室もオススメ。

 

避ける場所 理由
敷地外から見えやすい場所 隣近所や道路に接して目立つ場所は、人に不快感を与える。
敷地の入口から玄関周り 人目に触れやすく、震災など万一のときに倒壊すると危険。

室内であっても、玄関は湿気が多い。

集合住宅のベランダなど 万一の火災などの際、避難の邪魔になる。
キッチン 出入りが多く、ぶつかったり汚れたりしやすい。
押し入れ 湿気が多く、換気がしにくい。
窓際 直射日光の当たったり、結露ができやすい。

 

墓石の種類 費用の費用
1.洋型 30~60万円程度
2.プレート型 5~30万円程度
3.モニュメント・オブジェ・置き物 ~100万円以上

【家の中へ墓を作る3つの方法】

(1)仏壇へ遺骨を収納する

(2)家具へ遺骨を収納する

(3)手元供養により骨壷を置く

【家の中へ遺骨を置きやすくする方法】

(1)葬式で遺骨をすこしだけもらう

(2)粉骨により骨壷を小さくする

(3)散骨や永代供養により遺骨の量を減らす

【遺骨の保管場所における4つの条件】

(1)湿気のある場所を避ける

(2)結露ができやすい窓際を避ける

(3)直射日光の当たる場所を避ける

(4)風通しがよい場所を選ぶ

2.家に墓を作るメリットとデメリット

メリット デメリット
・今すぐ墓地への埋葬や散骨の費用を負担しないで済む

・故人を身近で供養できる

・遺骨はいつか埋葬や遺骨をしなければならないため費用が嵩む

・注意するべき事項が多数ある

【家に墓を作るときに知っておくべき10の注意事項】

(1)人骨は埋葬せず、清潔感を保つ。

(2)お付き合いのある宗教者へ承諾を得て、信仰宗教に準じて保管する。

(3)親族へ承諾を得なければならない。

(4)遺骨を失う可能性や、遺骨には継承問題があることを知っておく。

(5)直射日光を避けた湿気の少ない風通しのよい場所で保管する。

(6)家同士や道路に接する場所や、敷地の入口から玄関までの通路周辺を避ける。

(7)複数の墓石や墓標を並べることを避け、屋外では宗教儀式を行わない。

(8)高さの低い洋型や薄い形状のプレート型などの墓石を選ぶ。

(9)集合住宅ではベランダやバルコニー、共用スペースに墓石を置かない。

(10)屋外で火気を使用する際は目を離さずに手早く済ませ、必ず消火をする。

3.家にある遺骨は最終的に墓地への埋葬や散骨が必須!

(1)墓地への埋葬や散骨をするべき4つの理由

・墓地以外で遺骨を埋葬してはいけない法律が定められている

・遺骨は所有者がいないと処分されてしまう

・家に遺骨が複数あると問題になる危険性がある

・遺骨が継承されると子どもや孫へ負担がかかる

(2)家の墓に関する5つの法律

・墓地埋葬法

・死体遺棄・死体損壊に関する法律

・廃棄物処理法

・消防法及び火災予防条例

・民法(不法行為による損害賠償)

4.家の墓に関するよくある質問

(1)家墓(いえはか)とはどんな意味?

(2)家向けの墓石の選び方は?

(3)家の墓を建てる方位はどんな向きがいい?

(4)お墓があっても家に遺骨を置いておいていいの?

(5)家系のお墓に自分が入れるのかどうかを知る方法は?

(6)家の近くにどんなお墓があるか調べる方法や申し込み方法は?

(7)家に墓を作った後の供養方法は?

5.家庭用の墓石・仏壇の購入店や墓地・遺骨の業者を選ぶ方法

(1)やさしいお葬式 永代供養3万円~・散骨5万円~

(2)小さなお葬式 永代供養5.5万円~・散骨5.5万円~

(3)よりそうお葬式 会員価格:永代供養5万円・散骨5万円

お墓の準備は、四十九日忌に間に合わない場合、お盆やお彼岸、1周忌などを目安に用意する方も多くいらっしゃるため、どうぞ焦らないでください。

失ったご遺骨は取り戻すことができません。質問や相談ができる機関を上手に利用しながら、失敗や後悔をしないよう、慎重な判断を行いましょう。

皆さまにとって最適なお墓作りができるよう、この記事をお役立ていただければ幸いです。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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