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納骨堂のメリットデメリットを知ろう!後悔しない選び方と参拝マナー

Nov 09 2022

納骨堂とは、永代供養墓の一種で「遺骨を安置・供養してくれる施設」です。個々のスペースを確保しつつも供養の一切を任せられることから近年需要が高まっています。火葬後の流れや選び方のポイントなど、納骨堂の基礎的な知識を分かりやすく解説します。(118)

「お墓の管理が大変・・・」

「手間と費用はかけたくないが、きちんと供養してあげたい」

一般墓地を管理していくのは、時間的にも難しいものです。だからといって、簡素な埋葬で済ませるのも抵抗があるという方も多いでしょう。「プライバシーに配慮した供養」と「管理をお任せ」が両立できたらベストだと思いませんか?

『納骨堂』は遺骨を納骨するお堂のことを意味し、永代に渡って供養・管理を一任することができます。さらに、個別のスペースが確保されているため、場所によっては位牌や遺影を飾って供養することも可能です。

【納骨堂のイメージ】


埋葬方法 管理の有無 個人のスペース
納骨堂 永代供養墓なので不要 あり
個人用墓(新設) 管理が必要
個人用墓(既存)
合祀墓 永代供養墓なので不要 なし
自然葬 場所による

2021年3月に行われたアンケート調査では、全体の44.5%の人が「納骨堂を利用したい」「どちらかというと利用したい」と納骨堂に対して前向きに捉えているという結果が出ています。

参考資料:産経リサーチ&データ (sankei-rd.co.jp)

当記事では、納骨堂とは一体どのような場所で他の埋葬方法との違いはどこにあるのかを詳しく解説します。また、納骨堂の種類や納骨までの流れ・費用相場など、納骨堂を検討していく上で知っておきたい様々な情報をわかりやすくまとめました。

納骨先選びで後悔しないためにも、予め知識をつけておくことは非常に大切なことです。仏事という慣れない事柄だからこそ、改めて基本から確認し直してみませんか?

納骨堂についての知識を深めたい方はもちろん、既存のお墓の管理に悩んでいる方や自分にあった納骨方法を模索している方も是非最後までお読みください。

INDEX

01
納骨堂とは「遺骨を安置する永代供養墓」
02
納骨堂選びに大切な3つのポイント
03
納骨堂の種類と費用相場
04
火葬から納骨堂に納骨するまでの流れ
05
納骨後の管理とお墓参りのマナー
06
納骨堂に関する6つの疑問を、Q&A方式で解決しよう
07
納骨堂探しのおすすめ相談先3社
08
まとめ

納骨堂とは「遺骨を安置する永代供養墓」


納骨堂とは、火葬後の遺骨を供養する施設です。遺骨を供養する方法には「一般墓、手元供養、散骨、合祀」などいくつかの種類がありますが、納骨堂には以下のような特徴があります。

・土に埋めず骨壺のまま「収蔵」という形で供養

・永代供養墓に該当

・同一施設内で多くの人の遺骨を管理

「納骨堂」という名称の由来は諸説ありますが、寺にあるお堂に遺骨をまとめていたことから“堂”という文字が使われているという説が有力といわれています。そのため、歴史ある納骨堂の多くは寺が管理・運営をしているのです。

近年、様々な理由から「先祖代々お墓を守り続ける」という選択肢が難しくなっているため、宗教法人による民間の納骨堂が増加しています。

街中にも馴染みやすいビルのような見た目の施設や、開放的な憩いの場をイメージした施設など、お洒落な外観の納骨堂も人気ですよ。

納骨堂のメリットとデメリット

納骨堂は「永代供養墓」であり、一度納骨してしまうと後から取りやめて別のお墓に移動させることができない場合があります。詳しくは「納骨堂は途中でやめられる?」を参考にしてください。

そのため、遺骨を納める前に「納骨堂とはどのような施設であるか」理解を深めておくことが必要です。メリットだけでなくデメリットにもきちんと目を向け、後悔のないお墓選びをしてください。

納骨堂には、それぞれ3つのメリットとデメリットがあります。

メリット ・供養と管理を一貫して任せられる

・個人のスペースを確保できる

・永代供養墓の中でも、理解が得やすい

デメリット ・選び方によっては一般墓と同じくらいの費用がかかる場合がある

・お参りの方法が自由ではない

・最終的には合祀となる場所が多い

 

「永代供養墓」がどんなお墓か、情報を得たい方は、「永代供養墓とは「継ぐことを前提としないお墓」!種類と費用を全解説」をお読みいただけると種類や相場に関しての知識を得ることができます。

納骨堂のメリット3つ

【メリット1】供養と管理を一貫して任せられる

納骨堂は、一般墓のように定期的な清掃などの維持管理を必要としません。納めた遺骨の管理と日々の供養については施設側にお任せできます。

お墓と居住地が離れているなど、年に何回もお墓参りをすることが難しい場合もあるでしょう。施設側が、責任を持って供養と管理をしてくれるというのは、遺族にとって非常に心強く大きなメリットです。

【メリット2】個人のスペースを確保できる

納骨堂では、基本的に遺骨を骨壺のまま埋葬・安置するため、他の人の骨と混ざりあうことはありません。永代供養墓の中でも「納骨堂だからこそ得られるメリット」でしょう。

同時に、納骨堂の種類によっては位牌を置くための個別のスペースや仏壇を用意してもらえるため、「故人に会いに来た」という気持ちが満たされやすいのも特徴です。

【メリット3】永代供養墓の中でも、理解が得やすい

納骨堂は、一般墓に近いスタイルでの埋葬・お墓参りができるため、永代供養墓に抵抗がある人からも比較的理解が得やすいというメリットがあります。

今でこそ一般墓と同じくらいの割合で納骨堂や植樹葬が利用されていますが、ひと昔前は墓地への埋葬が一般的でした。「先祖代々お墓を守り引き継いでいくもの」と考える層にとっては、管理と供養を一任する永代供養墓に嫌悪感を抱く人も少なからずいるでしょう。

納骨堂は永代供養墓の中でも、「遺骨の取り扱いが一般墓に近い」「遺影・仏壇など見た目の宗教観が強い」ことなどから、比較的受け入れてもらいやすいと支持されています。

納骨堂のデメリット3つ

【デメリット1】選び方によっては一般墓と同じくらいの費用がかかる場合がある

納骨堂の費用相場は30万円~150万円と非常に幅が広いのが特徴です。そのため、選び方によっては一般墓と同じくらいの高額な費用が必要となることもあります。

一般墓ではなく永代供養墓が選ばれる理由に「費用が安く済む」があげられます。安く済むと思い納骨堂を選んだにも関わらず、結局は一般墓と同じくらいの費用がかかってしまったとなれば、それは大きなデメリットとなってしまうでしょう。

納骨堂の費用の詳細については「3. 納骨堂の種類と費用相場」で解説しています。また、「納骨堂の費用は85万円~!内訳・金額の抑え方~地域相場まで全解説」では納骨堂の費用の抑え方やお金に関する様々な疑問などを分かりやすく解説していますので参考にしてください。

【デメリット2】お参りの方法が自由ではない

納骨堂は、個別のスペースが確保されているとはいえ管理は施設側が行っており、一般墓と比べて自由度に制限があります。

《お参りの制限例》

・お参りができる時間や曜日に決まりがある

・お線香を焚くことができない(住宅街の中の施設や、地下のお堂に多い)

・お供え物を置くことができない

数は多くありませんが、参拝できる日が年間を通してほとんど設けられていない公営施設も存在します。

「納骨堂=個人のスペースがあるからお参りしやすい」というイメージが先行し、実際には思うようにお参りができなかったという意見も聞かれます。納骨後も積極的に故人に会いに行きたいと考える方はお参りの方法についてよく確認しましょう。

【デメリット3】最終的には合祀となる場所が多い

施設としての考え方による部分が大きいですが、一定の年数が経過すると最終的に合祀のスタイルをとる納骨堂が大半です。合祀に抵抗がある方など、これを大きなデメリットだと感じる方も多いでしょう。

《遺骨の取り扱い》

納骨堂 ・骨壺のまま所定の場所で保管
合祀墓 ・骨壺から出した遺骨を、大きな墓石の下や仏像の中に埋葬

・他の人の遺骨と混ざり合う

・大量の人の遺骨が同じ場所に埋葬される

参考記事:合祀墓(ごうしぼ)の種類と値段を解説!失敗しない4つのコツと注意

「骨壺のまま供養するため遺骨が他の人のものと混ざることがない」という点に魅力を感じ納骨堂を選択する人は多いといわれています。

合祀せず永久に骨壺から出さないことを方針としている宗派もあるため、全ての納骨堂がそうであるという事ではありません。しかし多くの納骨堂では、一定の年数が経過すると、遺骨を骨壺から出して1か所にまとめて埋葬する「合祀」のスタイルを取ります。

納骨して年数が経過した後の供養の方法について「納骨堂に入れば、永久に遺骨を個別に供養してくれるの?」でも解説していますので参考にしてください。

永代供養墓とは

永代供養墓(えいたいくようぼ)とは、遺族の代わりに寺院や霊園が供養を行ってくれるお墓の総称です。歴史は深く、日本で初めて誕生した永代供養墓は1985年の滋賀県大津市にある比叡山延暦寺だと言われています。

《永代供養墓を選ぶ理由》

・お墓参りに定期的に行けない

・独身でお墓の継承者がいない

・お墓のことで遺族に迷惑をかけたくない

・墓地にお墓を建てるよりも安く済むから

このように様々な理由を持った人が永代供養墓を選択する傾向にあり、近年では一般墓と同様に非常にメジャーな埋葬方法となっています。

現在日本で主に選択できる永代供養墓は主に以下の4種類です。

名称 概要
納骨堂 骨壺のままの状態で収蔵・供養
合祀墓 骨壺から出した遺骨を、墓石の下や仏像の中に埋葬

参考記事:合祀(ごうし)とは?納骨堂の違いからメリット・デメリットまで徹底解説!

自然葬(樹木葬) 木や花などを墓標にした、庭園のような施設に埋葬

参考記事:最近人気の樹木葬とは?その歴史や種類から費用相場や注意すべきポイントまで徹底解説!

散骨 海や山など自然の中に遺骨を撒く

参考記事:散骨とは?流れや注意点、メリットデメリットなど散骨の全てを徹底解説!

当記事のテーマである「納骨堂」も永代供養墓の一種です。いずれの施設も、納骨後の管理を必要としないという大きなメリットがあります。

他の永代供養墓との違い

納骨堂は、他の永代供養墓と比べて費用相場は高めの水準となるものの、供養・遺骨の管理といった面で満足度が高いのが特徴です。

「供養」「遺骨の管理」「費用相場」3つのポイントについて、他の永代供養墓と比較し、違いを理解しましょう。

種類 供養 遺骨の管理 費用相場
納骨堂 施設によって内容や頻度は異なるが、定期的な供養があることが一般的 お堂に安置 30万円~
合祀 他の人の遺骨と共に供養 3万円~
自然葬 最終的に自然に帰る 10万円~
散骨 基本的にはない 海や山の一部となる 5万円~

埋葬後、長期間にわたって供養を任せられる永代供養墓について詳しくは「永代供養墓とは?基礎知識・費用・探し方・注意点を完全解説!」も参考にしてください。

・個人のスペースがある

・位牌や仏壇など宗教観がある

・定期的な供養が受けられる

この3つの条件を満たすことができる永代供養墓は、納骨堂だけです。個別で安置されることに加えて、定期的な供養があることで費用相場が比較的高くなっているものと考えられます。

永代供養墓を選択する場合には、自分が望む供養の仕方をよく考えて検討を進めましょう。

納骨堂選びに大切な3つのポイント

後悔のない納骨堂選びをするためには、「予算」「将来」「相談」この3つのポイントについてしっかりと考えた上で検討してください。

ポイント 概要
予算 「納骨費用」はもちろん、「維持費」についても考える必要がある
将来 配偶者や子どもなど同じ場所に納骨する人がいるかを考えておく
相談 選び方・地域性・よくあるトラブルなど、プロだからこそわかる知識もあるため、相談しながら検討を進めると安心

一言で「納骨堂」といっても、施設の方針や供養の仕方など場所によって様々な違いがあります。故人や遺族の宗教観や好みを尊重することはもちろん、納骨堂選びで必ず押さえておきたい大切なポイントをより重要度の高いものから順に紹介します。

予算:「納骨費用」と「維持費」の2点について考える

納骨堂を利用する際に支払う費用は、「納骨費用」だけではありません。場所によっては「維持費」として年間数万円程の費用が徴収されることがあります。

項目 概要 費用相場
納骨費用 納骨時に支払う費用

(内訳:納骨料、事務手数料、永代供養料、位牌料、戒名付け費など)

30万~150万円
維持費 日々の供養や施設の維持管理のために支払う費用

(名称例:管理費、護持会費、会員費など)

1万円~/年

永代供養墓の良さである、費用が安く抑えられるという点や一度納骨した後は管理や供養を一任できるという考え方の延長として「納骨以降は一切お金がかからない」と思っている方もいるでしょう。

しかし永代供養墓といっても、施設の維持管理のために一定の費用が徴収されるケースは少なくありません。実際、「納骨堂」や「植樹葬」においては維持費が発生するケースが多く、施設の規模や格式にもよりますが平均して年に1万〜2万円程度かかるでしょう。

もちろん、すべての納骨堂が維持費を徴収している訳ではありませんので、納骨後は一切の金銭的なやりとりが不要である施設も多くあります。

・独身でお墓の継承者がいない

・お墓のことで遺族に迷惑をかけたくない

・墓地にお墓を建てるよりも安く済むから

このような理由で納骨堂を検討している場合、後々も維持費が発生することがトラブルや後悔の元となる可能性があります。納骨時の費用だけでなく、納骨後に費用が発生するか否かについても思案を巡らせて施設選びをしましょう。

費用を抑えたい時は検討の幅を広げてみよう

納骨堂にかかる費用をできるかぎり抑えたい場合には、今考えている条件から更に検討の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

キーワード 節約ポイント
公営の納骨堂を検討してみる ・公営の納骨堂の方が、費用を抑えることが可能

・平均して25万円程度の減額が可能

個別の区画にこだわらない ・個別の区画が狭い納骨堂の方が、安い傾向にあり

・最大で90万円程の減額が可能なケースも

地方の納骨堂も検討する ・地方は、都市部と同じ設備でも安価である場合が多い

・平均して20万円程度の減額が可能

このように、地域や区画の広さなど条件を緩めることで、費用を大幅に削減できる可能性があります。

将来:同じ場所に納骨する人がいるかを考えておく

施設によって複数人で同じ区画を共有できる制度を設けた納骨堂があり、中にはペットの遺骨と一緒の埋葬に対応している場所もあります。

《複数人納骨の費用例》

【費用例】
稲足神社霊園(お墓84.5万円〜)の施設、価格情報
一柱用契約:40万円 二柱用契約:60万円 大阪府 長福山本地院 本性寺 本性寺納骨堂(永代供養墓30万円〜)の施設、価格情報 納骨費用(初回):58万円~ 二霊目以降:5万円~

※「柱」「霊位」とは、ご遺骨の数え方を指します

「夫婦や家族と同じ場所に納骨してほしい」「墓じまいをするのでまとめて複数人分の納骨がしたい」といった希望を叶えることが可能です。

そんな複数名対応の納骨ですが、「後からの利用区画の変更に対応していない」場合があるため注意しましょう。

《区画の変更希望例》

・父を1人用の区画に納骨。後から亡くなった母が同じ場所への納骨を希望したため、複数人用の区画へ移動して夫婦を同じ区画内に納骨したい。

・納骨堂に母の遺骨があるが、自身も場所を利用し納骨にかかる費用を少しでも抑えたい。複数人用の区画に移動できないか。

当初は単身用の区画へ納骨したものの、後々から複数人用の区画への移動を望むケースというのが増えてきています。

管理者が区画の移動を認めた場合には移動できる例もあるようですが、「一度納骨した遺骨を移動させることはできない」「改葬は不可」と断られるのが一般的です。

後から「やっぱり一緒に・・・」となることのないよう、予め家族・親族内で納骨堂を希望する人が居ないかどうかを確認しておきましょう。

相談:納骨堂の検討もプロに相談することが推奨

お葬式やお墓選びなどの仏事については、専門知識を持ったプロに相談することで、後悔なくスムーズに埋葬まで執り行うことができるでしょう。

仏事関係は、個々の宗教観や地域性など様々な要因が複雑に絡みあうため万人にとっての正解を導き出すのが非常に難しいとされています。特に、納骨堂などの永代供養墓については選択することに自信が持てないという意見は多く聞かれます。

「周囲に相談しづらい…」「お墓の紹介サービスに納骨堂該当しないのではないか?」と、ご自身やご遺族だけで悩みを抱えてしまうのではなく、積極的に仏事のプロに相談してみましょう。

相談先に迷ったときの3つのポイント

お墓に関する相談を受け付けている業者は非常に多い為、「どこに相談したらよいか分からない・・・」と迷ってしまうものです。そんな時には、以下の3つのポイントをクリアした相談先を選ぶようにするとよいでしょう。

1.供養形態は幅広く選べるか?

2.無料で相談可能か?

3.お墓以外にも相談ができるか?

1.供養形態は幅広く選べるか?
相談の目的は「納骨堂選び」ですが、供養や納骨に対して広い知識とノウハウを持っている所を選びましょう。

納骨堂以外の供養方法についても詳しく理解しているからこそ分かる「納骨堂の良さ」や、話を聞いていく中で他の埋葬方法の方が適しているとなればよりニーズにあったアドバイスも受けられます。

 

2.無料で相談可能か?
気軽に相談するためにも、無料で相談できる業者を選びましょう。相談料や事務手数料がかかる所を選んでしまい、「せっかくお金を払ったのだから」と十分に納得できないまま手続きに進んでしまっては元も子もありません。

少しでも対応に不安があれば「違う所に相談しよう」と気持ちに余裕を持つためにも、無料相談が可能な所が良いでしょう。

 

3.お墓以外にも相談ができるか?
納骨前の葬儀や方々への手続き・納骨後の各種法要や香典返しなど、納骨前後の「やらなければならないこと」は多岐にわたります。せっかく仏事のプロに相談するのであれば、お墓以外のことも相談できる業者を選びましょう。

葬儀は葬儀社、諸手続きは行政書士・・・とお任せ先がバラバラだと、どこに何を相談すればよいか分からなくなってしまいます。仏事に関するトータルサポートができる所であれば、相談先を一本化することができ、非常に便利で安心感も高まります。

最近では、納骨堂やお墓に関する知識やノウハウがないにもかかわらず代行業務を請け負い、高額な金額を請求する業者も出てきている為、業者選びにも注意が必要です。

ホームページや資料など業者側で提供している情報の他、実際に利用した人の口コミや評判も確認したうえで、信頼できる代行業者に依頼することが大切になるでしょう。

また、「納骨堂探しのおすすめ相談先3社」では、実際に上記3つの条件を満たした相談先をご紹介していますので、併せて参考にしてください。

納骨堂の種類と費用相場

納骨堂は、場所によって納骨場所の様子や施設としての設備に違いがあり、4つの種類に分けて考えるのが一般的です。

種類 相場 特徴
位牌型 30万円~ 遺骨が安置されている場所と参拝用の位牌が別のスペースにある。
ロッカー型 50万円~ 大きなロッカーのような棚に、骨壺を納める。
仏壇型 80万円~ 個々の納骨檀がお堂内に設けられている。
自動搬送型 120万円~ 個々の納骨壇が、電子管理されたお堂に安置される。

このように種類によって特徴が異なり、費用にも大きな影響を与えています。それぞれのメリット・デメリットについても考えながら、詳細を確認しましょう。

位牌型:最も手軽で納骨堂らしい形

特徴
・遺骨と位牌が別の場所にあり、位牌のあるお堂に参拝する

・遺骨は、骨壺のままor別の箱などに移した状態で、集合安置される

・相場は、30万円~

メリット デメリット
・他の種類の納骨堂よりも安価

・収蔵人数が多いので、寂しさを感じさせない

・パーソナルスペースがほとんどない

古くからあるお寺が管理者となっている納骨堂に多い形です。骨壺を収蔵する部屋とは別の場所に個々の位牌が並べられており、参拝者は位牌に向かって手を合わせて供養します。

骨壺のまま収蔵されているという点を除くと、比較的合祀に近い感覚での参拝となるでしょう。個人のための区画が用意されていないという点から、1つの施設に非常に多くの人数が収容されます。

ロッカー型:個別のエリアを確保した現在の主流形


特徴
・大きなロッカーの棚1つ1つが個々の納骨スペースとなっている。

・1つの施設で多くの人の遺骨を埋葬できるため、納骨堂の主流ともいえるタイプ

・相場は50万円~

メリット デメリット
・全国的に数が多い

・比較的安価

・殺風景だと感じる人もいる

コインロッカーに見た目が似ていることから「ロッカー型」と呼ばれるこのタイプは、並んだ棚の中に位牌や骨壺を納めます。あまり広くはないものの、個別のスペースがしっかりと確保されていることが特徴です。

「棚の中に遺骨のみを納め、参拝時には別途用意されたご本尊に祈りを捧げるもの」と、「棚の中に位牌と遺骨を納め、ロッカーの前で参拝するもの」の2種類があり、施設によって形態が異なります。

全国的の納骨堂を見てもロッカー型を採用している施設が非常に多く、現在の納骨堂の主流とも呼べるスタイルです。

仏壇型:手厚い供養が望め、複数人使用にもおすすめの形

特徴
・位牌を安置する仏壇(上段)と遺骨を納める(下段)からなる個々の納骨檀

・遺影やお花を供えることができ、パーソナルスペースを実感しやすい

・相場は80万円~

メリット デメリット
・供養、宗教の印象が強い

・屋内なので参拝しやすい

・お供えものができる場合が多い

・比較的高額になりがち

・数があまり多くない

霊廟型(れいびょうがた)とも呼ばれるこのタイプは、お堂内に納骨檀(仏壇)がずらりと横並びになっています。個々のしっかりとした納骨檀があるため、しっかりと供養できているという印象が強く、個人用墓からの改葬先としても人気があります。

ロッカー型と比べて個々の区画が広くなるため、遺影を飾る・故人の好きなものをお供えするなど、参拝の自由度が高い施設が多いのが特徴です。また、複数人収蔵にも対応している場合が多く、家族や夫婦で利用したいという方に支持されています。

自動搬送型:テクノロジーを駆使した新しいお墓の形

特徴
・ICカードや電子キーなどで認証することで自動的に運ばれてくる

・写真、動画、音楽などを映し出すスクリーンが設置されるなど最先端の納骨堂

・相場は120万円~

メリット デメリット
・プライバシーへの配慮が徹底されている

・屋内型なので参拝しやすい

・アクセスの良い場所にあることが多い

・初期費用・管理費共に高額になる傾向

・都市部には多いが、地方には少ない

コンピューターで制御された施設内に多くの納骨檀が設けられているのが「自動搬送型」の大きな特徴です。活用できる土地が狭い都市部に多く見られるタイプで、地下スペースに個々の納骨檀納め、遺族が操作すると自動で参拝スペースに搬送されます。

故人の写真や好きだった音楽など流す演出や、椅子と机が用意されており団らんの時間を過ごせるなど、墓地や霊園への「お墓参り」とは雰囲気が大きく異なります。

火葬から納骨堂に納骨するまでの流れ

納骨堂は、火葬後の遺骨を納めて供養するための場所です。利用するためには、火葬されて遺骨が骨壺に納められていることが前提となります。

1. 葬儀~火葬までを済ませる

2. 納骨堂探し

3. 希望の施設への問い合わせ

4. 納骨式

基本的にはこのような流れを辿ります。「納骨堂探し」から「納骨式」までの流れについて詳しく確認しましょう。

納骨堂探し

数ある納骨堂の中から、希望に合った施設を選び抜く必要があります。似たような施設であっても、管理元の考え方や方針は大きく異なりますので慎重に検討を進めてください。

【納骨堂探しのポイント】

・まずは条件(予算・希望の種類・地域・宗派)で絞り込む

・必ず、複数社を比較する

・時間に余裕があれば、現地を見学しにいくと良い

生前予約に対応している納骨堂も増えてきているため、自分の納骨先を自分で探すという方も多くいます。本人の希望に沿った施設を選ぶという意味でも、生前に探し始めておけると良いでしょう。

火葬後に遺族だけで行うという場合でも、遺骨を素早く納骨しなければならないルールはないので、諸々の手続きを終え心身ともに余裕ができてからの取り掛かりで問題ありません。

条件で絞り込みを行い、希望に近い複数の施設を比較・検討することが大切です。実際の雰囲気など、ホームページの情報だけでわからない部分については、実際に見学に行くのもよいでしょう。

問い合わせ

希望の納骨堂が決まったら問い合わせをし、手続きを開始しましょう。聞いておくべきことや注意点をまとめました。

【問い合わせのポイント】

・「空き状況」「値段の最終確認」「納骨までの流れ」を聞く

・不明な点があれば遠慮なく聞いて、不安感を残さない

・トラブルの元となりやすい「維持管理費の有無」と「参拝の仕方」についても確認

納骨堂は、一度納骨してしまうと後から改葬や区画変更などに対応していない場合が多いため不安感を残したまま手続きを進めることは絶対に避けましょう。予め聞いておきたいことを紙にまとめるとスムーズです。

納得できる施設であると判断できれば、施設側の指示に沿って書類の提出や支払いなどを済ませましょう。

納骨式

納骨式は、

・申し込みの都度個別で行う

・施設側のタイミングで複数人合同で行う

など、納骨式については施設によって対応が異なります。

【納骨式のポイント】

・納骨式に立ちあえるかどうかは、施設により異なる

・立ち合いをする場合には、「喪服での参列+施設と僧侶へのお布施の用意」がマナー

個別の場合には、1万〜5万円前後のお布施と合わせてお車代などを用意することが一般的です。納骨を合同を行う場合には、お布施として1万円を包むという方が多いでしょう

地域や宗派によって多少違いが出ることもあるので、葬儀社などに相談して確認してみるのもおすすめです。

お布施の用意の仕方についてはいくつかのマナーがあり、知っておかないと恥をかいてしまうこともあるでしょう。詳しくは「これで完璧!お布施の包み方・書き方・入れ方・渡し方のマナーと準備」の記事にて紹介していますので参考にしてください。

納骨後の管理とお墓参りのマナー

納骨堂に遺骨を納めた場合でも、お墓参りは可能です。「故人に会いたい」「故人と話をしたい」と思うタイミングで、積極的に参拝しましょう。

一般墓へのお墓参りとは異なる部分や、知っておきたい参拝のマナーについて解説します。

キーワード ポイント
お布施 参拝の頻度にもよるが、5千~1万円程度包むのが無難
お供え物 基本は持ち帰り。施設の意向を事前に確認しておくと良い
服装 喪服でなくてもOK。ただし法典などの仏事では配慮が必要
参拝の頻度 義務感は必要なし。故人を想う気持ちを基準に個々で判断を

自信を持って参拝をするためにも、それぞれのキーワードについて納骨堂に合わせた知識を身につけましょう。

お布施・心付け:頻度にもよるが用意するのが無難

参拝時には、お寺のご住職や納骨堂の管理者に対してお礼の気持ちを込めてお布施を用意しましょう。

お布施・・・葬儀や法要(四十九日、納骨、年回忌)でお世話になる僧侶を含めた寺院への「感謝の気持ちとして」渡すお金のこと。心付け・お気持ちとも呼ばれる。

《納骨堂における、お布施の目安》

渡す回数:1~2回 / 1年

包む金額:数千~1万円 / 1回あたり

もちろん、お布施はあくまでも「気持ち」ですので、渡さないことで供養に影響が出ることはありません。但し一般的には、上記の回数や金額を目安に対応するのがマナーだということを頭に入れておきましょう。

お供え物:持ち帰りが基本。施設の意向を確認しよう

納骨堂のデメリット3つ お参りの方法が自由ではない」の部分でもふれましたが、納骨堂では、施設側の意向に従って参拝をしなくてはなりません。

お供えものが禁止されている場合には、単に「持っていかない」という選択肢の他にも「手に持って参拝し、帰る前に持ち帰る」という方法もあります。

施設がどのような考えを持っているのかによって対応が大きく変わる部分ではあるので、初めて参拝する場合には、事前に確認することが推奨されます。

服装:喪服でなくてもOK。ただし法典の時は配慮が必要

単に「お墓参り」「故人に会いに来た」といった理由で参拝する場合には、喪服を着る必要はありません。但し、納骨式や運営元が主催する合同法典など仏事に合わせて参拝する場合には配慮が必要です。

また、宗派や地域によっては四十九日までは喪服で参拝するのがマナーと考える人もいるため、死亡後まだ日が浅い場合には「準喪服」や「略喪服」での参拝が無難でしょう。以降は、仏事は「略喪服」・お墓参りは私服と覚えておけばOKです。

「準喪服」や「略喪服」など、喪服について詳しくは、以下の画像を参考にしてください。また、アクセサリーやメイクなど女性の喪服や身だしなみについては「急な葬儀での服装はどうする?注意点の多い女性の喪服を徹底解説!」にて詳しく解説しています。


頻度:故人を想う気持ちを基準に

納骨堂をはじめとした永代供養墓には、「年に〇回程度のお墓参りをするべき」という明確なルールはありません。

一般墓のでは、「お墓が近い場合で月1回」「最低でも年に2回」の墓参りが必要といわれています。これは、区画の清掃や植樹の剪定などを区画保有者が行わなければならないからです。

納骨堂は、施設の管理を運営元が担っているため、頻度に関して特別な義務感を抱く必要はなく、基本的には「自分が行きたいと思った時に参拝する」という心構えでOKです。

一般的にはお盆やお彼岸・命日など節目のタイミングで年に1回程度は参拝する人が多いということも併せて覚えておくとよいでしょう。

お墓参りの適切な時期と頻度に関しては「【令和5年~】墓参りの時期を徹底解説!覚えておくべき作法・持ち物」をお読みいただくと、タイミングに一切迷いがなくなるようになりますので、お読みください。

納骨堂に関する6つの疑問を、Q&A方式で解決しよう

自信を持ってお墓選びをするために、是非知っておきたい「納骨堂に関する6つの情報」をQ&A方式で紹介します。

質問 答え
1. 納骨堂と一般墓ではどちらが主流? 若干一般墓の方が多いが、同程度の割合を占めている。現在の主流は植樹葬。
2. 納骨堂は途中でやめられる? 場所による。契約の書類を確認しよう。
3. 納骨堂に入れば、永久に遺骨を個別に供養してくれるの? 場所による。合祀への移行が主流だが、永久に個別供養する場所もある。
4. 納骨堂が閉鎖されてしまう可能性はあるの? 公営や寺院が運営元の場合はほとんどない。民間の場合は、経営状況による。
5. 納骨堂に入るには、入信しないといけないって本当? いいえ。無宗教の人でも受け入れている納骨堂は多い。
6. 世界には「納骨堂」という文化はあるの? 日本特有の文化という訳ではない。アジア圏の国々にも納骨堂は存在する。

それぞれの回答について、より詳しく確認しましょう。

納骨堂と一般墓地ではどちらが主流?

購入したお墓の種類に関する統計では、「一般墓:25.8%」「樹木葬:41.5%」「納骨堂23.4%」と一般墓と納骨堂は同程度の割合を占めていますこれは、一般墓の割合が減少しその分植樹葬や納骨堂の割合が増加しているためであり、現在の主流は「植樹葬」へと完全に置き換わっています。

背景には、少子高齢化・未婚率の増加・都市部への人口集中・若者の海外進出など様々な要因があるとされ、先祖代々のお墓を維持することが難しいと感じる人が増えてきているのでしょう。

参考先:【第13回】お墓の消費者全国実態調査(2022年)霊園・墓地・墓石選びの最新動向

納骨堂は途中でやめられる?

基本的には、契約を解除して遺骨を返還してもらうことはできません。これは納骨堂に限らず、他の永代供養でも同じです。納骨時に交わす契約書にも、「遺骨の返還は不可」と明記されている場合が多いでしょう。

施設の中には返還に応じてくれたという実例もあるようですが、その場合も永代供養料などは返還されないのが一般的で、場合によっては違約金や手数料等が徴収されるケースもあります。

施設側の方針や契約書の内容が重要となる部分ですので、契約前であれば事前にしっかりと確認を取る・契約後であれば手元の契約書の内容に従うのがマナーです。

納骨堂に入れば、永久に遺骨を個別に供養してくれるの?

納骨堂のデメリット 最終的には合祀となる場合が多い」でもふれましたが、個別の区画での収蔵は一定期間のみとなり、期間経過後は骨壺から出して合祀という形をとる納骨堂が主流です。

契約の期間は十七回忌、三十三回忌、五十回忌とされることが一般的で、契約期間が長いほど永代供養料も高額になる傾向があります。更新料を払えば期間を延長することができる場合もあるなど、施設により詳細は異なります。

この事情を知らずに納骨堂を利用し、後々トラブルとなるケースも少なくありません。契約書や事前の説明をよく聞くようにしましょう。

どうしても合祀が嫌な場合には、永久に合祀しないという納骨堂もあるためそちらを探すことや一般墓の購入も視野に入れ検討してみましょう。

納骨堂が閉鎖されてしまう可能性はあるの?

経営状況・震災・土地開発など様々な原因により運営が継続できなくなる可能性はゼロではありません。これは納骨堂に限った話ではなく、どこの墓地・霊園・合祀墓にも当てはまります。

万が一にも納骨堂が閉鎖となってしまった場合には、預けていた遺骨を引きとりに行き、再度供養先を探さなければなりません。また、納めていた永代供養料の返還有無を巡ってトラブルとなるリスクも生じます。

・経営年数が長い

・空きスペースが少ない

・公営の納骨堂

・納骨堂単体としての運営ではなく、お寺や墓地が主体

契約前の段階で閉鎖の可能性を見抜くことは難しいですが、上記の条件を満たしている納骨堂は、「経営状況の悪化」という理由から閉鎖するリスクは少ないでしょう。

納骨堂に入るには、入信しないといけないって本当?

納骨堂の運営元が「納骨・宗教・信仰についてどのように考えているか」によるため、場合によっては入信が納骨堂利用の条件に含まれるケースもあります。しかし、大半の施設では信仰は自由だと考えられており、入信せずとも納骨堂の利用は可能です。

故人が特定の宗派を強く信仰している方だった場合には、それに応じた納骨堂を選んであげると良いでしょう。この際、遺族や親族の入信は必須ではありません。

不安が残る場合には、検討している施設に「自分や故人の宗教感」「入信(門徒)希望について」を相談してみましょう。

世界には「納骨堂」という文化はあるの?

複数人をまとめて埋葬・供養した施設というのは、世界各国に存在します。しかし、永代供養を目的とした「納骨堂」という施設は、あまり多くはありません。

世界に目を向けると、火葬だけでなく「土葬」や「川に流す」などご遺体の取り扱いに地域による差があります。また、宗教によっては永代供養という考え方自体が無いという場合もあるなど、日本の葬儀・お墓文化が世界のスタンダードという訳ではありません。

納骨堂は、韓国・中国・台湾などのアジア圏に多く存在するほか、アメリカやヨーロッパのアジア人街と呼ばれるエリアにもいくつか建てられているようです。

納骨堂探しのおすすめ相談先3社

ここで、納骨堂探しの相談ができる代表的な業者様をご紹介します。

1. 供養形態は幅広く選べるか?

2.無料で相談可能か?

3.お墓以外にも相談ができるか?

選定は「相談先に迷ったときの3つのポイント」で紹介した上記3点を基準とし、過去の実績や口コミの評価が高い業者様をピックアップしました。気になる方は、ぜひホームページをご確認ください。

やさしいお墓


「やさしいお墓」では、「お墓探しサービス」として一般墓地・永代供養・納骨堂・合祀墓の案内サービスを行っています。地域の担当者が、費用面を含め、埋葬方法・供養の仕方・お墓の種類に至るまで、本当に納得できるお墓選びをサポートします。

お客様の声

子供も成人しており、葬儀は家族、親戚のみで執り行いましたが、夫は4男であり、私も3女であったため、お墓を持っていなく、どこに納骨するか大変悩んでいたんです。

調べると最近は私が、想像していた一般的なお墓以外にも、管理がラクな納骨堂や樹木葬、海洋散骨などさまざまな供養の方法があることが分かりましたが、それぞれの違いや自分の環境に合うのはどれかが分からなく…とても困ってしまいました。

インターネットのサイトで「やさしいお墓」に辿り着き、まずは相談しないと先に進まないと思って、思い切って電話をしてみました。オペレーターの方は、声を聞く限りとても若い印象でしたが、いろいろな供養の違いやメリット、デメリットも親切に教えていただき、資料も送付していただきました。

「自分に合った供養の方法を整理して、新しい旦那さまの住む家を探すと思って考えるといいですよ」という言葉がとても印象に残っています。

その言葉を特に意識して、
・自宅から近い場所でいつでも夫に会いに行きやすいところ
・息子に負担をかけないようにしたい
・金額は100万円以内に収めたい

この3点に絞り、再度「やさしいお墓」に電話連絡をしました。そして、自宅から近い65万円の納骨堂を購入をさせていただきました。

的確に案内をしていただいたことと、自分に合った供養の仕方を考える機会を与えていただきとても感謝しております。

女性(70歳)

イオンライフ(イオンのお葬式)


画像引用元:イオンのお葬式

流通系大手のイオングループが提供する仏事サービスです。お葬式後のご供養・お仏壇・お墓・相続税など、幅広いサポートを、24時間365日無料で相談可能です。

お客様の声

あたりまえだとは思いますが、家族を見送る経験を多くしている人は少ないと思います。ですから、細かいこと、些細なことも聞きやすい感じが、今回の父の葬儀に関してありがたかったです。あと、繰り返し聞いてしまうことも、その都度丁寧に答えてもらえたと思います。コールセンターからの電話や紹介していただいた(お寺さん)お坊さんも良かったです。これから、納骨でもお手伝いをお願いしようと考えていますが、スムーズにとり行えたらと考えています。

引用元:お客様の声・評判

株式会社ニチリョク


画像引用元:株式会社ニチリョク

生前の終活から、葬儀、お墓選びまで経験に基づくノウハウを生かした真心こめたお手伝いが魅力の供養コンサルティング企業です。

お客様の声

「お墓の値段はあってないようなもの」と聞いていたので、正直なところ心配でした。しかし、ここは営業担当の方がとても感じが良くて誠実で、どう見ても人をだますようには見えなかったので、信頼して購入を決めました。きっと主人も喜んでいると思います。私たちの面倒な注文に、一つひとつ丁寧に応えてくださった営業担当の方には本当に感謝しています。

引用元:お客様の声

まとめ

当記事では、「納骨堂」の特徴や種類、選び方について解説しました。

納骨堂とは・・・火葬後の遺骨を、土に埋めず骨壺のまま「収蔵」という形で供養するための施設

種類 特徴 費用相場
位牌型 ・最も手軽で納骨堂らしい形

・位牌が並んだ部屋に参拝する

30万円~
ロッカー型 ・ロッカーという形で個別の区画を確保

・現在の納骨堂の主流とも言えるスタイル

50万円~
仏壇型 ・手厚い供養が望め、見た目にも宗教観が強い

・複数人使用ができる場合が多い

80万円~
自動搬送型 ・都市部に多い、新しいお墓の形

・セキュリティ、プライバシー面での高い安心感

120万円~
納骨堂選びのポイント】

「予算」:納骨時の費用はもちろん、以後の管理費が発生する可能性についても考慮

「将来」:改葬や納骨堂内での区画移動はできない場合が多いので検討は慎重に

「相談」:永代供養墓についても積極的に仏事のプロに相談してみよう

【納骨までの流れ】

1. 葬儀~火葬までを済ませる

2. 納骨堂に問い合わせ

3. 書類やお金など諸手続き

4. 納骨(持ちこみor郵送)

・2.3.を生前に済ませておけるとスムーズ

・書類にはよく目を通し、特に「一定期間経過後の遺骨の管理」「改葬の可否」「維持管理費」の3点については忘れずに確認する

納骨堂は「永代供養墓」に該当するため、残された家族にお墓の管理や清掃などを強いる必要がありません。個人の区画が広めに用意されていることなどから、永代供養墓に抵抗がある方にも受け入れやすい形として全国的に需要が高まっています。

納骨堂は「永代供養墓」に該当するため、残された家族にお墓の管理や清掃などを強いる必要がありません。個人の区画が広めに用意されていることなどから、永代供養墓に抵抗がある方にも受け入れやすい形として全国的に需要が高まっています。

納骨後の取り扱いや日々の供養の仕方など、管理者によって大きな差があるため、必ず複数の納骨堂を比較した上で検討を進めていきましょう。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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