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【遺骨処分のタイミング】法律違反にならない供養から相場を徹底解説

Oct 14 2022

遺骨の処分には様々な方法があり、また、ご自分の遺骨の処分方法を生前に家族にお伝えされる方もおられます。代表的な遺骨処分の5つの方法を知り、近年増えている「散骨」についての注意点や費用を知っておくことで、大事に供養することができます。

「遺骨の処分はいつ・どのようにしたらいいの?」

「自分で処分しても法律違反にならない?」

「できれば費用をかけずにどこかに依頼したいけど…」

遺骨は本来、故人を供養するためにお墓に納められることが一般的ですが、様々な事情により処分に困るケースが増えています。

遺骨の取り扱いについては法律で定められており、勝手に捨てたり、埋めたりすることは、いかなる事情があっても禁止されている行為です。

実際、遺骨を形が残ったまま捨てるのは、遺体と同様に遺棄、領得にあたる行為として、刑法第190条により罰せられ、最悪3年以下の懲役​​となる可能性もあります。

また、遺骨を処分する最適なタイミングは、処分する理由により異なるため、知っておくと便利でしょう。

【遺骨処分の理由とタイミング】

遺骨処分の理由 最適なタイミング
納骨堂に入らない 五十回忌後
墓じまい 手続きが終わり次第
手元供養分以外を処分したい 忌明け後
納骨する手立てがない 忌明け後
遺骨に格別な思いがない 忌明け後

法律違反にならない遺骨処分の具体的な方法は、5つあります。

 1.火葬場で遺骨を引き取ってもらう

 2. 山林や海へ散骨する

 3. 合祀墓に埋葬する

 4. 樹木葬に埋葬する

 5. 納骨堂で永代供養する

生前に遺骨の処分方法を家族に伝える方もおられ、散骨を希望される方も増えています。故人の遺志に沿って満足できる供養をするには、事前のリサーチが大切です。

遺骨の処分に困っている方、故人の意思を尊重した処分の仕方を知りたい方のために、最適なタイミングと、正しい処理方法をご紹介します。

メリット・デメリットやポイントをまとめて、わかりやすくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

【ケース別】遺骨を処分するタイミング

今のお墓に遺骨がいっぱいで入らない、遠方に住んでいるため墓じまいしたい、今ある遺骨を処分したいなど、様々な理由で遺骨の処分に困っている方が多いです。

遺骨の処分には最適なタイミングがあり、それぞれのケースによって変わります。

【遺骨処分の理由とタイミング】

遺骨処分の理由 最適なタイミング
納骨堂に入らない 五十回忌後
墓じまい 手続きが終わり次第
手元供養分以外を処分したい 忌明け後
納骨する手立てがない 忌明け後
遺骨に格別な思いがない 忌明け後

ケース別に詳しく紹介します。

納骨堂に入らない(タイミング:五十回忌後)

遺骨処分のタイミングは、五十回忌を迎えた遺骨から古い順番に処分するのが一般的です。

五十回忌とは、個人の没後、49年目の祥月命日のこと。三十三回忌と並んで、五十回忌を弔い上げにして、最後の年忌にするケースが多く、これをきっかけに寺院へ永代供養をお願いします。

仏教の教えでは、どんな人も五十年経てば極楽浄土へ行くことができるとされているため、遺骨処分の最適なタイミングとされてきました。

ただ、実際のところは、親以外の10柱(※10体のご遺骨)を処分するなど、古いものを順番にというより、一度にまとめて処分される方が多いです。

墓じまい(タイミング:手続きが終わり次第)

墓じまいとは、墓跡を撤去して墓地の所有者へ返還することで、その際、そこに納骨されていた遺骨の処分が必要になってきます。

近年では、「お墓が遠方にあるため、お参りに行くことができない」「高齢化により、お墓の管理をすることができなくなった」などの理由で墓じまいをされる方が増えてきました。

取り出した遺骨は、すべての手続き(改葬許可証の受取手続き)が終わり次第行いましょう。

墓じまいをした場合、元に戻すことが難しいことを理解しておく必要があります。また、新しい納骨先に入れる場合は、開眼供養も必要になります。手順や注意については「墓じまいとは?墓じまいの流れから費用の内訳・マナーまでを完全紹介!」の記事も合わせてご確認下さい。

手元供養分以外を処分したい(タイミング:忌明け後)

自宅でご遺骨を保管する手元供養では、全ての遺骨を加工できることが少ないため、加工されなかった分の遺骨が残り、その処分を考えなければなりません。

手元供養分以外の遺骨の処分の適切なタイミングは、忌明け後です。

忌明け(「きあけ」または「いみあけ」)とは、遺族が喪に服す期間を終えることを意味します。

【宗教別忌明けの日数】

宗教 納骨時期

(忌明け)

日数の数え方
仏教 四十九日忌 亡くなった日を含めて49日目
神道 五十日祭 亡くなった日から50日目
キリスト教 追悼ミサ

召天記念日

亡くなった日から1ヶ月後

上記タイミングを基準に考えることで、スムーズに進められるでしょう。

後継者や金銭的な問題で納骨する手立てがない(タイミング:忌明け後)

近年、後継者の問題、金銭的な問題などにより、お墓を作らない供養の仕方を選択する人が増えています。また、先祖代々のお墓へ入れない、菩提寺に納骨を断られるケースもあり、遺骨を収める場所が準備されていなければ埋葬する場所がありません。

このように、納骨する手立てがない場合でもすぐに処分するのではなく、忌明け後のタイミングで行いましょう。

故人と交流が無く遺骨に格別な思いがない(タイミング:忌明け後)

突然、警察や役所から、知らないに等しい親族の遺体や遺骨の引き取りをお願いされる事があります。役所は亡くなった人の戸籍をたどって親族を探し、引き取りを依頼するケースがある為です。

このように面識のない親戚の場合、自分のお墓に入れたり、自宅に置くことに対し、抵抗感が生まれるのは仕方のないことでしょう。また、生前に仲違いしていたなどの理由で遺骨の面倒を見るほどの思い入れがない場合もあり得ます。

そのような場合でも、できれば故人に敬意を払う意味でも忌明け後に処分を行うのがオススメです。

また、いかなる事情があったとしても、遺骨のまま廃棄した場合は、刑法190条の「遺骨遺棄罪」になりますので「法律違反にならない5つの遺骨処分の方法と費用相場」で紹介している方法で処分しましょう。

法律違反にならない5つの遺骨処分の方法と費用相場

遺骨の取り扱いについては、法律でも決まりがあり、勝手に遺棄や埋葬することは禁止されています。違反者は、罰金や拘留、科料など処罰の対象となるため、注意が必要です。

遺骨を適切に処分する方法は一般的に5つあります。順不同ですのでどれにするかは、後にお参りする可能性があるか、または、一度で供養を終わらせるかを基準にして選ぶと良いでしょう。

【遺骨を適切に処分する5つの方法】

方法 費用相場 向いている人
1.火葬場で遺骨を引き取ってもらう 無料〜3万円 ・遺骨に思い入れがない

・納骨する場所がない

2.山林や海へ散骨する 無料〜30万円 ・故人の希望がある

・墓を持たずに供養したい

3.合祀墓に埋葬する 5〜30万円 ・永代供養料をとにかく抑えたい
4.樹木葬に埋葬する 5〜100万円 ・費用を安く抑えたい

・お墓を管理する後継者がいない

5.納骨堂で永代供養する 10〜300万円 ・永代にわたって管理・供養してもらいたい

遺骨の処分方法により手間や費用も変わります。できるだけ費用をかけずに、適切な処分法を紹介しますので、ぜひ参考にされてください。

火葬場で遺骨を引き取ってもらう(相場:無料〜3万円)

火葬した後に収骨せず、そのまま火葬場に遺骨を引き取ってもらう方法です。

遺骨の引き取りについては、各自治体の「火葬場条例」内の、「焼骨の引き取り」という項目がで定められています。

ほとんどの火葬場ではお骨を遺族に返すことを基本にしている為、事前に「遺骨を受け取らない」という希望を葬儀社や火葬場に伝えることが大事です。

ただし、引き取りを行っていない火葬場もある為、火葬される前に斎場を管理している役所の部署へ事前に確認しておきましょう。

遺骨の「焼き切り」と言って、遺灰が残らない程の高熱で燃やし尽くす方法もあります。ただし、火力の強い焼却設備を持つ火葬場が非常に少ないこともあり、こちらも事前に可能かどうかを火葬場に確認することが必要です。

火葬までの流れや費用について事前にしっかりと知っておきたい方は「火葬の時間はどれくらいかかる?一般的な火葬の所要時間から火葬の流れ、待ち時間の過ごし方まで完全解説!」の記事もご参考ください。

山林や海へ散骨する(相場:無料〜30万円)

散骨とは、火葬後粉末化した遺骨を、故人にゆかりのある野山や海などにまく葬送のことです。

散骨後の管理は不要となり費用も抑えられることがメリットとなります。ただ、墓標が無い為、お墓参りが困難になることと、後からやり直しがきかないことがデメリットとなるでしょう。

当社の調査でも明らかになったように、近年は墓じまいや墓を持たない方の増加に伴い、散骨ニーズが高まっています。また、散骨場所として、故人の故郷や思い出のある場所を希望される方が一番多いことがわかりました。

画像引用元:【約9割の散骨会社が希望者が増えたと回答】海洋散骨の総合情報サイト「やさしい海洋散骨」が、全国散骨会社を対象に行った現状調査の結果を発表

しかし、現実的に実施率は1%にも満たないと言われており、新しい葬送であるが故に分からないことが多いのも事実です。

令和4年現在、散骨を取り締まる法律はありませんが、節度をもって行うことが大切となるでしょう。

また、一部の市区町村では、条例で散骨自体を禁止している場合もあり、違反すれば刑罰金が課せられることもあります。散骨を行う場所の選定は思いのほか難しいのが実情です。

散骨を行う際は、専門業者へ依頼するのが最もリスクが低い方法と言えるでしょう。「どうしても自分で散骨を行いたい!」という方は「個人で散骨を行う際の注意点」で流れを記載していますのでご一読下さい。

散骨の意味や注意点から実際に散骨をする方法、費用についての疑問点を解決したい方は「散骨とは?流れや注意点、メリットデメリットなど散骨の全てを徹底解説!」の記事をご覧ください。

山林の場合:注意点と費用(相場:5万円〜20万円)

遺骨を山や林に撒くことで供養しますが、土に埋めてはいけません。墓地埋葬法に触れるため、あくまで土の上に撒くようにしましょう。

山林散骨はそこまで種類があるわけではなく、「5万円〜10万円程度」から行うことが可能です。しかし、自分達で散骨場所を指定する場合は、料金が少し上がり「10万円〜20万円」になることもあります。

山林散骨は陸地で行うため、散骨できない場所を必ず知っておかなければなりません。山林は必ず誰かが所有している土地(国有地、自治体の所有地、故人の所有地)であるため、山への散骨は海よりも難易度が高いとされています。

具体的には、「観光地や住宅街などの人が集まりやすい場所」「水源地や養殖場など体内に入るものを扱っている場所周辺」などを避けるのが無難です。

散骨可能な場所かどうかの事前確認は必須ですし、そこに墓標を建てることもできません。

日本にある墓地は、全ての自治体の許可を受ける必要があるため、墓標がある場所は墓地とみなされてしまい、法律違反になります。

海洋の場合:注意点と費用(相場:5万円〜30万円)

海洋散骨とは、粉砕した遺骨を海に撒くことで供養することです。散骨する場所は、陸地から離れた場所や、人目につかない岩場などで行うことが多く、散骨をした後、献花・献酒、黙祷などを行います。

親戚や遺族が海洋散骨に馴染みがない場合には、後々のトラブルを避けるためにも海洋散骨とはどのようなものかをしっかりと説明し、理解を得ておくことが良いでしょう。

【海洋散骨の種類】

種類 費用相場 内容
代行委託 5〜6万円 ・遺骨の粉砕から実際の散骨までを専門業者に一任する。

・全てをお任せできる。

・但し、遺族が最後のお見送りをできない。

・海洋散骨の中でも費用負担が少ない。

合同乗船・合同散骨 15万円前後 ・他のご遺族と合同で散骨を行う。

・船のチャーターは必要だが、費用を他のご遺族と折半できるので、費用負担が抑えられる。

・散骨はご遺族が順番に行うため、お見送りをじっくり行うことができない場合がある。

貸切・チャーター 20〜30万円

前後

・自分達だけで散骨が行える。

・最後のお見送りを心おきなく行える。

・船の料金は全額負担になる。

自分で行う 粉骨・散骨にかかる実費 【粉骨料金を業者に委託する場合】

骨壷がそこまで大きくなければ「1万円前後」が相場で、それ以上の大きさは「2〜3万円前後」となることが多い。

・自分で行えば費用はかからないが、作業工程・時間・精神的負担などがある。

【散骨料金】

・船のチャーター代。

・滅菌及び乾燥費用:業者委託は5寸までの骨壷「6千円前後」、それ以上「1.2万円前後」が相場。

・人目につかない岩場で散骨すれば料金はかからない。

【その他費用】

・交通費、宿泊費、線香や献花などのお供えに必要な品物の料金。

このように一口に海洋散骨と言っても、方法によって料金が大きく変わるため、予算や故人の希望に合わせて検討することが重要です。

海洋散骨をご検討の方は、事前に「海洋散骨を徹底解説!注意点・マナーや費用相場、提供事業者まで一気に解説!」をお読み頂けれるとより具体的な知識を得ることができます。

また、『やさしい海洋散骨』でもご相談を受け付けております。予算やニーズに合わせて様々なプランをご用意していますので、お気軽にお問合せください。

個人で散骨を行う際の注意点

個人で散骨を行うことは不可能ではありません。その際の5つの注意点を特に重要な順に、まとめました。

  1.  1.遺骨をパウダー状になるまで細かく粉砕する。
  2.  2.散骨可能な場所かどうかの確認をする。
  3.  3.埋葬されていた遺骨を取り出して散骨する場合は「改葬許可書」を取得する。
  4.  4.散骨した場所に墓標を立ててはいけない。
  5.  5.許可された場所や私有地であっても苦情を言われる可能性があり。

遺骨をパウダー状に細かく粉砕するのは、目視で遺骨であるとわかると、発見した人が通報し、事件として取り扱われる可能性がある為です。そして、パウダー状になった遺骨を山や海に撒くという流れで行います。

個人で行うと、全ての工程を自分で行うため、費用は発生せず、お墓の購入費や維持費もかからないというメリットがありますが、散骨できるまでに粉骨する作業はかなりの時間と労力が必要になるでしょう。

実際、平均的な7寸壺の遺骨を2mm以下まで粉砕するには約20時間は必要で、工程にも精神的な負担も大きいこともあり、個人で粉骨から行う方がほとんどいないというのが現状です。

合祀(ごうし)墓に埋葬する(相場:5万円〜30万円)

合祀(ごうし)とは「合わせて祀る(まつる)」という意味で、遺骨の埋葬方法の一つです。遺骨を骨壷から取り出し、複数まとめて一緒に土の中に埋めて供養します。

費用の相場は、5万円から30万円前後と幅がありますが、お墓の区画を購入し、個別に墓石を建てるよりも費用は安く抑えられるでしょう。また、管理スペースを確保する必要がなく、管理側の手間も軽減できるため、永代供養料を抑えることができます。

ただし、合祀墓では後から遺骨を取り出すことはできません。また、他の遺骨と一緒に納骨されることに抵抗を感じる方もいるでしょう。

合祀については、「合祀(ごうし)とは?納骨堂の違いからメリット・デメリットまで徹底解説!」で詳しい情報が得られます。ご検討されている方は、ぜひお読みください。

樹木葬に埋葬する(相場:5万円〜100万円)

樹木葬とは、遺骨を樹木の周りに埋葬し、墓標の代わりのような役割として植樹を行う供養の方法です。

墓を建てるより安く、お墓の管理を任せられる継承者がいないなどの理由により、近年人気が高まっています。

ただし、樹木葬を執り行うには、各市町村で許可を得ている業者に依頼が必要となります。たとえ自分の私有地だったとしても、許可を得ていない一般の方がお骨を土の中に埋葬すると、墓地埋葬法に抵触する可能性があるからです。

樹木葬にも様々なタイプがあり、山林の中にシンボルツリーとなる樹木を植え、その下に遺骨を埋葬するものから、霊園や寺院の一角に草花を植えて埋葬するガーデニングタイプのものまで幅広く選択できます。

費用は、埋葬料が数万円、永代使用料が5万円〜200万円程度と、人気の場所は費用も高く、それぞれ埋葬方法や条件なども異なるでしょう。

樹木葬の種類や費用の内訳、埋葬手順の詳しい流れまでを知りたい方は、「木や樹に関するお葬式を聞いたことがありますか?近年人気の樹木葬について、特徴や長所短所を徹底解説!」の記事を合わせてお読みください。

納骨堂で永代供養する(相場:10万円〜300万円)

納骨堂の多くは、霊園や寺院などで永代にわたって管理・供養してもらえるため、新しい供養の形式として注目を集めています。

当初は個別に収蔵される場合でも、一定期間(3回忌、7回忌、13回忌、33回忌など)を過ぎると、合祀される永代供養墓も多いです。

【費用の内訳】

内訳 費用相場 内容
永代供養費

10~150万円

遺骨の管理・供養を納骨堂に委託する費用
管理費

1~2万円(年間)

納骨堂の施設利用料
法要料

3~5万円

法用時にお坊さんに支払うお布施のこと

※遺骨は四十九日の納骨式の際、お坊さんにお経を唱え頂く際にお坊さんに支払う納骨法要料

戒名料

~30万円

戒名をつけてもらう場合に支払う費用

戒名の値段は30万円?必要性から相場・費用を抑える方法まで全解説

納骨堂での永代供養をご検討されている方は、管理費や法要料が永代供養費に含まれている場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

永代供養についての知識と費用を事前にしっかりと確認しておきたい方は、「永代供養とは?永代使用との違いから永代供養の種類・メリットデメリットまで徹底解説!」「永代供養料の料金相場は?永代供養の種類から料金相場まで徹底解説!」の記事が参考になります。合わせてお読みください。

遺骨処分を業者へ依頼する方法と相場

遺骨の処分は自分で行うこともできますが、労力や時間、精神的負担がかかり、法律の知識も必要です。

また、自分で散骨をする場合はルールを知らないと迷惑をかけてしまうこともあります。専門業者であれば、しっかりとした知識を持った方が対応してくれるので安心して依頼できるでしょう。

遺骨処分を業者へ依頼する場合の内容、費用相場と詳細

依頼内容 費用相場 詳細
粉骨だけを委託 1万円前後 ・粉骨代行業者へ委託する。

・骨壷の大きさで料金が異なる

・関東や東北地方は平均的な7寸壺で、1.2万円の相場。

・関西や九州は5寸壺なので、9千円程度。

・骨箱や骨壷なども処分してくれる。

・散骨しやすいように、水溶性の紙袋に入れて返送してくれるので便利。

寺院に納骨 3〜10万円 ・寺院によっては遺骨を様々な方法で受け入れ、供養し、納骨している。

納骨手段:

  1. 寺院に予約して持ち込み
  2. ゆうパックで送骨
  3. 遺骨を自宅までお迎え

    参考サイト:神楽坂・真清浄寺

粉骨と個別散骨を依頼

(海洋散骨)

20〜35万円 船を自分たちで貸し切る必要があるため、高額になりがち。
粉骨と合同散骨を依頼(海洋散骨) 10〜15万円 複数のご遺族と共同で船を借りるため、費用も折半になる。
粉骨と代行散骨を依頼

(海洋散骨)

5〜10万円 ・専門業者が全て行ってくれる。

・遺族で最後のお見送りができない。

・費用を安く抑えられる。

特に散骨はまだ新しい文化であるため、自力で行おうとすると、思わぬミスをしたり家族の反対にあう可能性もあります。

供養において一番大切なのは、故人の希望を叶えることです。また、思い入れのない遺骨においても供養と、正しい処分は欠かせません。

遺骨処分のオススメ専門業者3選

ここで、遺骨処分を行っているオススメの業者をご紹介します。気になる方は、ぜひホームページをご確認ください。

選定基準は下記3点のポイントを上から順に、重要視しております。

ポイント 理由
1.費用は明確か? サイト内で料金が記載されていないと、費用感が分からず、後々トラブルになる可能性があります。

例え、見積後にキャンセル可能でも、手続きに余計な手間がかかることになる為、あらかじめ費用が分かる業者を選ぶべきです。

2.実績のある業者か? 遺骨処分は個人でも行えますが、粉骨の大きさや海洋散骨場所など、法律で禁止されている事項もある為、しっかりと過去に実績のある会社がオススメです。
3.遺骨処分以外のサービスも展開しているか? ご遺骨を処分する際には、僧侶の法要や供養、墓じまいの手続きも必要です。遺骨処分だけでなく、総合的に依頼や相談ができる業者の方が無駄なくスムーズに行うことが可能となるからです。

やさしい海洋散骨

全国で対応しております。海洋散骨の実績はもちろん、葬儀、相続、お墓探し、墓じまいまで終活をフルサポートでご案内することが可能です。

料金表

プラン 料金(税込)
代理プラン

5万円

合同プラン

14万5千円

貸切プラン

25万円

ペット散骨

5万円

お客様の声

最初は散骨に対する偏見がありました

母は生前お墓に納めるのではなく、散骨をしてほしいとずっと言っておりました。

お骨はお墓に納めるものというイメージしかなく、散骨はお骨を海に捨ててしまっているのではないかと私は当時考えていたので、散骨についてはかなり否定的でした。

しかし、母が叶えてほしいと言っている以上、子どもとしては検討しないといけない気持ちもありました。

散骨は一つの供養方法である

個人でも色々と調べてみると、従来のお墓だけではなく、永代供養、納骨堂、樹木葬、海洋散骨、手元供養など、今は多くの供養方法があることがわかりました。

人の供養も多様性の世の中になっていることを、調べているうちに感じ、改めて家族と相談し、やはり母の希望通りに供養してあげることが一番だと思うようになりました。

母の遺志であるならば、やはり自分たちが叶えなければならないと思いました。

散骨を行い、とてもすっきりした気持ちになれました

私達はコロナ禍ということと、人を気にせず時間を掛けてゆっくり散骨をしたかったので、貸切プランを選択しました。

費用もそれなりを想定したのですが、30万円前後で手配が出来、お墓を購入するよりはるかに費用を抑えることが出来ました。

港区の竹芝桟橋より、羽田沖まで移動し母の供養を行いました。

母も自分の望み通りになり、ほっとしているのではないでしょうか。

改めて故人の遺志は残された家族が実行しなければ、叶えてあげることができないものであると感じました。故人の遺志を尊重しつつ家族でしっかり話し合い、供養をしてあげることが一番大事であると思います。

田中 健太郎様 2021.05月 故人:母(92歳)

引用先:実際に利用されたお客様のご葬儀エピソード

株式会社エータイ


画像引用先:エータイ

首都圏を中心に50以上の寺院様と提携し、3万件以上の豊富な相談実績があります。後継者がいなくても安心かつ、費用がリーズナブルであることから累計1万8千組以上の方から選ばれています。

料金表

プラン 料金(税込)
永代供養墓

10万円〜

永代供養付樹木葬

19万8千円〜

永代供養付個別墓

41万8千円〜

墓じまい

21万7千円〜

お客様の声

40代男性

父が亡くなり、故人にゆかりのある土地で供養したいと思い、購入しました。明るくきれいで、手入れがきちんとされていて、墓地の雰囲気が良いと思いました。今回父をお願いしましたが、自分たちが亡くなった時は樹木葬にしたいと話しています。

引用先:ご利用いただいたお客様の声

おこつ供養舎


遺骨の供養を専門的にサポートしている会社です。粉骨、散骨葬、墓じまいだけではなく、遺骨アクセサリーの制作や、骨の搬送や一時お預かりなど多岐にわたってサポートしています。

料金表

プラン 料金(税込)
粉骨

5,500円〜

遺骨搬送

2万円〜

海洋代行散骨(東京湾)

1万9,800円

海洋代行散骨

(その他の都道府県)

3万8,500円〜

料金設定は各サービスで細かく設定されていますので、詳しくはHPをご覧ください。

お客様の声

・迅速丁寧で、安心してすべておまかせできるお店だと思います

・本当に親切丁寧に対応して頂きありがとうございました。

不安でしたがお電話でもメールでもはなしを聞いていただき安心してお願いすることができました。ありがとうございました。

引用先:江戸の吉田 おこつ供養舎のレビュー・口コミ

まとめ

少子高齢化に伴い、遺骨の処分でお悩みの方が増えています。近年は生前に遺骨の処分についての希望を伝えられる方もおられ、散骨などのニーズが高まってきています。

遺骨の取り扱いについては、法律で定められており、勝手に捨てたり、埋めたりすることは、いかなる事情があっても禁止されているので十分注意しましょう。

また、遺骨を処分する最適なタイミングは、処分する理由により異なるため、知っておくと便利ですね。

【遺骨処分の理由とタイミング】

遺骨処分の理由 最適なタイミング
納骨堂に入らない 五十回忌後
墓じまい 手続きが終わり次第
手元供養分以外を処分したい 忌明け後
納骨する手立てがない 忌明け後
遺骨に格別な思いがない 忌明け後

【法律違反にならない遺骨処分の具体的な方法】

方法 費用相場 向いている人
1.火葬場で遺骨を引き取ってもらう 無料〜3万円 ・遺骨に思い入れがない

・納骨する場所がない

2.山林や海へ散骨する 無料〜30万円 ・故人の希望がある

・墓を持たずに供養したい

3.合祀墓に埋葬する 5〜30万円 ・永代供養料をとにかく抑えたい
4.樹木葬に埋葬する 5〜100万円 ・費用を安く抑えたい

・お墓を管理する後継者がいない

5.納骨堂で永代供養する 10〜300万円 ・永代にわたって管理・供養してもらいたい

それぞれに注意事項やメリット・デメリットがあります。よく吟味して検討されてください。

遺骨の処分は自分で行うこともできますが、労力や時間、精神的負担がかかり、法律の知識も必要です。

また、自分で散骨をする場合はルールを知らないで迷惑をかけてしまうこともあります。専門業者であれば、しっかりとした知識を持った方が対応してくれるので安心して任せられます。

内容、費用、詳細をよくご覧になり、故人の希望や予算に合ったプランを選びご家族でよく話し合った上で、遺骨の処分と供養をしていきましょう。

 

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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