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墓石が安くなる時期の見極め方と安くするポイントを5分で徹底解説!

Dec 01 2022

墓石が安くなる時期は、セールや展示品販売などもありますが特に決まっていません。時期よりも大切なのは『墓石購入時の9つのポイント』を把握しておくこと。知っておくことで76.8万円以上も安く墓石を購入できる可能性がありますので参考にしてください

「墓石は高額なので、安くなる時期があるなら知りたい」

「墓石の購入を考えているが、少しでも安く買いたいと思っている…」

「墓石は高い買い物なので、失敗や後悔をしたくない」

墓石の相場は150万円と高額ですが、「安くなる時期」というのは決まっていません。

ですが、安く購入できるポイントを抑えておくことで、91万円以上も安くなる可能性があります!

墓石の購入は、一生に一度あるかないかの重要なことであり、高額な買い物。少しでも安く購入したいと思うのは当然ですよね。

墓石を安く購入できる方法は、以下の9つ。

1.中国産の墓石を選ぶ(費用対効果:55万円〜)

2.シンプルなデザインを選ぶ(費用対効果:26万円〜)

3.墓石や設置スペースを小さくする(費用対効果:10万円~)

4.付属品はできるだけ少なくする(費用対効果:25万円〜)

5.カタログ品を選ぶ(費用対効果:オーダーメイド品と比較して3~4割)

6.展示品・アウトレット品を選ぶ(費用対効果:定価の3割~)

7.ネット販売を選ぶ(費用対効果:2万円~)

8.セールを狙う(費用対効果:10万円~)

9.複数業者から見積りを取る(費用対効果:2万円~)

9つの方法を理解し実践していただくことで、91万円以上も安く墓石を購入できる可能性がでてきます。

またお墓の建立には、墓石の他にも様々なお金がかかりますので、それらも併せて把握しておくことで、無駄なく失敗なくお墓を建てることができるはずです。

しかし、ただ安いだけで選んで、後々失敗したと思うようでは元も子もありませんよね。

本記事を読むことで、『墓石を安く購入するための適切な手段や方法』が分かり、金銭的にも損をすることなく、満足&納得した買い物ができるようになります。

「一生に一度の墓石の購入。絶対に損や後悔をしたくない!」という方は、ぜひ最後までお読みください。

墓石が安くなる時期は「決まっていない」

墓石が安くなる時期は、明確には決まっていません。

石材店によっては、お盆やお彼岸の時期にセールを行ったり、展示品を安く販売することもありますが、常に行っているわけではないからです。下記に、安くなる時期を知る方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。

安くなる時期を見逃さないための情報収集が重要!

セールや展示品販売の時期を知るには、ズバリ!「情報収集しておく」しかありません。

確かに面倒ではありますが、安くなる時期が決まっていない以上、情報収集が最良の選択肢です。

情報収集には、石材店との信頼関係が大切。「信頼できる石材店に相談する」を参考に早めに良い石材店を見つけ、コミュニケーションを取っておきましょう。

また、情報収集と同時に「安く購入するための方法」を知っておくことで、より確実に!安く購入できる可能性が広がります。

次の章からご紹介していきますので、ぜひお読みくださいね。

墓石を安く購入するための9つの方法

墓石の購入費を安くしたいのであれば、「余計なところにお金をかけない」のが一番です。

ただし、注意していただきたいのは、単に「安く安く!」とばかり考えていると…品質が悪く、長持ちしない墓石を選んでしまう可能性があることです。

それでは、いくら安く購入できても後悔することになってしまいます。値段だけを考えるのではなく、“納得できる墓石をできるだけ安く購入する方法”をおさえておきましょう。

ポイントは9つ。費用対効果で、効果が大きいと思われる順にお伝えしていきますね。

1.中国産の墓石を選ぶ(費用対効果:55万円〜)

2.シンプルなデザインを選ぶ(費用対効果:26万円〜)

3.墓石や設置スペースを小さくする(費用対効果:10万円~)

4.付属品はできるだけ少なくする(費用対効果:25万円〜)

5.カタログ品を選ぶ(費用対効果:オーダーメイド品と比較して3~4割)

6.展示品・アウトレット品を選ぶ(費用対効果:定価の3割~)

7.ネット販売を選ぶ(費用対効果:2万円~)

8.セールを狙う(費用対効果:10万円~)

9.複数業者から見積りを取る(費用対効果:2万円~)

中国産の墓石を選ぶ(費用対効果:55万円〜)

墓石を少しでも安く購入したいのであれば、「中国産の石の中から、ご自分の好きな色と材質で選ぶ」を基準に考えておくと費用対効果で55万円ほど安くすることも可能です。

【墓石で使われる代表的な御影石(みかげいし)】


墓石に使われている石の種類は、世界中で300以上もありますが、輸入先の第一位は中国で、価格も割安です。

中国産の価格が安いのは

・石材の生産量が多く、流通量も多いこと

・切削などの人件費が安いこと

などが主な理由であり「品質が悪いから安い」わけではありません。安価なので需要も高く、現在は多くの中国産墓石が使われています。

日本産の石材は硬質なものが多く、経年変化にも強いとされていますし高品質です。ただし採石量が少なく、人件費も高いため高額です。

一般的な墓石のサイズ、8寸(サイズの目安は「墓石や設置スペースを小さくする」でご確認ください)名古屋型での参考価格を一覧にしています。

【参考価格(8寸名古屋型の場合)】

石の種類 価格目安
中国産 G623

20万円

中国産 G616

42万円

インド産 カラハリ

60万円

茨城県産 真壁(青)小目

75万円

愛媛県産 大島石 石善・碧

170万円

香川県産 庵治石細目最上級

380万円

(参照:墓石の石安

表で示しましたように中国産と国内産では、費用対効果でいえば、55万円ほどの開きがありますので、やはり中国産がおすすめです!

もし、「もっと墓石について詳しく知っておきたい!」と思われるのでしたら、「墓石の種類は300以上!失敗&後悔しない見極めポイント5つを紹介」の記事でご説明していますので、参考にされてくださいね。

シンプルなデザインを選ぶ(費用対効果:26万円〜)

墓石の値段は、デザインに凝るほど加工費が加算されますので、「シンプルな洋型」と「デザイン墓石」では、費用対効果で26万円以上の差になることもあります。

費用を安く抑えたいのであれば、できるだけシンプルなデザインにするとよいですね。

【墓石タイプ別の平均単価と建てられた全国平均値】

墓石タイプ シンプルな洋型 伝統的な和型 デザイン墓石
 




平均単価 157.2万円 183.6万円 184万円
全国平均値 46.0% 31.3% 15.6%

(参照:全優石「2022年版 お墓購入者アンケート調査」

近年、人気が高まっている「シンプルな洋型」ですが、形は日本で考案されたもので、従来の縦に長い形ではなく、台石の上に低く横長の墓石を載せた形です。

ただし、浄土宗・浄土真宗の多い西日本地方では、伝統的な和型の墓石が50%以上を占めています。(参照:全優石「2022年版 お墓購入者アンケート調査」

一概に「洋型が一番安いから」という理由だけでは、選べない場合もあるかもしれませんので、ご自分の宗派なども併せて考えてみてはいかがでしょうか。

「うちに向いている墓石のデザインが分からない」と思われるのでしたら、「失敗しない墓石デザインの決め方!流れ・費用・注意・ポイントを解説」の記事が参考になります。併せてご一読ください。

また墓石は、入れる文字数によっても金額が変わりますので、料金相場を知っておく上でも「墓石への文字入れ|知るべき料金の相場と内訳・抑えるポイントを解説」を一緒に読まれることをおすすめします。

墓石や設置スペースを小さくする(費用対効果:10万円~)

墓石サイズは石の使用量に比例しますので、当然、費用にも反映されますから、できる範囲でサイズを小さくするように努めましょう。

墓石の大きさは、棹石(さおいし、名前を彫る部分)の幅で決められ、棹石が縦型でも横型でも同じです。


棹石が縦型の和形墓石の場合、単位は「寸(約3cm)」で表します。日本で多く見られる墓石のサイズは、8寸(約24cm)〜12寸(約36cm)です。

洋型墓石の場合は、サイズを「cm」または「号」で表し、「号」は「寸」と同じく約3cmです。

また、墓石の大きさは墓地(霊園)の区画の広さにも比例します。

東京23区内では、0.5㎡などの非常に小さな区画もありますが、地方都市部では4㎡以上の区画がある場合もありますし、墓地によっては墓石サイズを定めているところもあります。

従いまして、墓石サイズを考えるときには

・墓所の広さと墓石のサイズを合わせて考える

・墓地(霊園)によっては墓石サイズを定めているので、その点も確認する

これらが必要であることを覚えておきつつ、その中でもできるだけ小さいサイズにするようにしていきましょう。

付属品はできるだけ少なくする(費用対効果:25万円〜)

お墓には、墓石以外の付属品も必要となりますが、できるだけ少なくすることで費用が抑えられます。

【墓石の主な付属品】


【主な付属品の一例】

名称 相場 役割
外柵(がいさく)

17万円~

墓地の周りを囲む柵
墓誌(ぼし)

4~25万円

戒名を彫る石板
卒塔婆(そとうば)立て

1~10万円

卒塔婆を建てるための場所
水鉢(みずばち)

3千~10万円

水を供えるための鉢
香炉(こうろ)

3千~10万円

線香を立てる台
花立(はなたて)

3千~10万円

仏花を立てる場所
蓮華台(れんげだい)

2~15万円

蓮をかたどった石塔の飾り
灯篭(とうろう)

4~20万円

ろうそくを立てて光らせる明かり

必要な付属品ならびに費用は以下の項目によって変わってきます。

・墓地の広さ

・付属品に使う石の値段

これらは金額の上下幅が大きく、例えば墓地の区画が小さければ外柵が要らない場合もあります。

また、墓誌や蓮華台、灯篭などは必ずしも必要ではありませんので、本当に必要だと思うものを揃えるようにしましょう。

カタログ品から選ぶ(費用対効果:オーダーメイド品と比較して3~4割)

カタログに掲載されている既製デザインの墓石は、オーダーメイドで墓石を頼む場合より約3割〜4割ほど安くなりますので、カタログ掲載品から選ぶのもよいですね。

既成デザインのものは、あらかじめ規格やデザインが決まっているので、値段を安く抑えることができるのです。

墓石のオーダー方法は

1.カタログに掲載されている既製品から

2.セミオーダー

3.完全オリジナルオーダー

の3種類で、1から順に金額が高くなっていきますので、カタログ商品もチェックしておきましょう。

展示品・アウトレット品を選ぶ(費用対効果:定価の3割~)

石材店では以下の理由などにより、通常価格からの値引きを行うことがあり、これらの墓石を購入することで費用を抑えることが可能になります。

・展示品の入れ替えなどによる在庫処分

・石材店の閉鎖などによる在庫処分

・誤発注などによる在庫処分

・カケなどができてしまった墓石の割引(多くは展示中のカケなど)

アウトレットと聞くと粗悪品のように感じるかもしれませんが、石材店で販売しているものは、元の品質は良いものですので、無用な心配は要らないでしょう。

ただし、これらはいつでもあるわけではないので、あらかじめ石材店に情報があったら教えてくれるよう、頼んでおく必要がありますね。

信頼できる石材店に相談する」を参考にできるだけ早く、よい石材店を探しておきましょう!

ネット販売を利用する(費用対効果:2万円~)

時代の流れを受け、多くの墓石がネット上にて、安価で販売されています。

Amazon

楽天市場

ヤフオク!

などページで検索枠に「墓石」と入力すると、たくさんの墓石がネット販売されていることがわかるでしょう。

ネット販売されている墓石の一例を挙げますね。

墓石 デザイン高級和型のお墓(黒御影石)石材のみ¥622,285(Amazon)


インド・クンナム産の黒御影石使用の和型墓石

高級青御影石 6寸角石碑 一式¥230,000(Amazon)


青御影石で6寸角の少し小さめの和型墓石

墓石 洋型三段のお墓(白御影石)¥385,000(Amazon)


シンプルな洋型墓石

いずれも「シンプルなデザインを選ぶ(費用対効果26.8万円〜)」でご紹介した平均単価より、かなり安いです!

また、価格.com のページで「墓石」と検索し、一覧の中から気に入ったショップに行ってみるのもよい方法なのでおすすめですよ。

もちろん、通常のネット販売のように「カートに入れて買い物完了!」というわけにはいきません。販売業者とのやり取りは必須になりますので、その点は理解しておいてください。

セールを狙う(費用対効果:10万円~)

石材店のセールは、お盆やお彼岸の時期に行われることが多く、情報が入った時には、ぜひ積極的に利用しましょう。

ただしセールは

・お盆やお彼岸ごとに行っているわけではない

・割引率は、その時の墓石相場によって変動する

これらの特徴があることを覚えておいてください。

そして、セール情報を知るためには、事前に石材店に話を聞いておくなどの行動が必要です。「信頼できる石材店に相談する」の章を参考にされ、事前に石材店にコンタクトをとっておくことをおすすめします。

複数業者から見積りを取る(費用対効果:2万円~)

墓石に限らず、見積もりを取るときは複数の業者から取り寄せ、比較検討することが大切であり、少しでも安く購入するためには必要なことです。

墓石は石材店によって

・取り扱う墓石

・規格やサイズ

・デザインの特徴

・展示品やアウトレット、セールの情報

これらは全て違いますし、石材店ごとに得意な分野にも違いがあります。

後悔することがないよう、必ずできる限り多くの石材店から見積もりを取るようにしましょう。

墓石以外でお墓の費用を抑えるための2つのコツ

当然のことながら、墓石だけではお墓の建立はできません。墓石以外にかかる費用についても正しい知識と安く抑えるためのポイントを把握しておく必要があります。

また、多くの方が見逃しがちな「埋葬料の申請」についても知っておき、いただける補助金はきちんともらっておきましょう。

費用対効果の高い順にお伝えしていきます。

1.墓石以外にかかる費用の概算も知っておく

2.埋葬料を申請する

墓石以外にかかる費用の概算も知っておく

お墓を建てるためには墓石代も含め、平均約150万円以上の費用がかかります。この中で費用を抑えるためにポイントとなるのは

・永代使用料

・墓石・納骨堂・外柵費

・墓石への彫刻費

の3点です。

墓石などの費用、墓石の彫刻費の抑え方は「中国産の墓石を選ぶ(費用対効果:55万円〜)」で述べた通りですので、ここでは「永代使用料」についてご説明します。

【お墓の建立にかかる主な費用】

項目 内容 費用の目安 安くすることは可能か
永代使用料 墓地の区画を使用するための費用

参考記事:永代供養とは?永代使用との違いから永代供養の種類・メリットデメリットまで徹底解説!

平均70万円程(墓地の種類、土地代と広さによって価格が変わる)

検討することで、安くすることが可能

墓石・納骨堂・外柵費 墓石・納骨堂・外柵そのものにかかる費用 相場は約150万円(上下幅あり)
墓石への彫刻費 墓石に字を入れてもらうための費用 彫刻費:3〜5万円(文字数やデザインによって変わる)
搬送代 事情により石材店で作業を行う必要がある場合には必要となる 1〜3万円 ×

不可

建墓工事費 墓地の場所、大きさ、また地盤の強さによっても変わる 20万円〜

複数の見積りで検討の余地はある

開眼供養費 新しいお墓に魂を宿す儀式 開眼供養費の相場は、3~5万円

通常は『納骨式』『開眼供養』を同時に行い、その場合はお布施として、開眼供養費の1.5倍~2倍程の金額を包むのが一般的

×
僧侶へのお布施 『納骨式』や『開眼供養』での読経の謝礼

参考記事:納骨式とは?納骨式を行うタイミングから必要な準備、当日の流れまで徹底解説!

※寺院墓地にお墓を建てる場合の入檀料は、別途10~30万円

『入檀料』とは、寺院の檀家になる際にかかる費用ですが、檀家制度について詳しく知りたい場合は、以下の参考記事にて確認しておいてください。

参考記事:檀家とは?最近あまり聞かなくなった檀家制度について、その由来から長所短所まで徹底解説!

また、建てた後の維持費についても把握しておきましょう。

項目 内容 費用の目安 安くすることは可能か
建墓後の管理費用 墓地の管理者に対して払う維持費用 年間5,000~2万円程度 ×

【永代使用料の抑え方】

永代使用料(霊園料)は、墓地の区画使用権利料で、相場は以下です。

・公営墓地(相場8万円〜)

・民営墓地(相場18万円〜)

・寺院墓地(相場20万円〜)

費用としては公営墓地が一番安価ですが、条件に合わなければ、購入することができません。

【墓地(霊園)の特徴】

  特徴
公営墓地 ・申し込み資格の制限がある

・申し込みは募集期間を設けて、抽選になることが多い

・法要やお坊さんを呼んでの読経などは、自分で手配する必要がある

民営墓地 ・申し込み資格の制限がない

・宗教や宗派は不問のところが多い(一部例外もあり)

・指定石材店制度を採用していることが多い

・遺骨を所持している必要がない

寺院墓地 ・檀家制度に加入する必要がある

・お墓の形には制限がある場合もある

・寺院への事前確認が必要である

永代使用料は、面積×平米単価(1㎡あたりの価格)で決まり、平米の単価は地価に比例しますので、都心部ほど高く、地方都市ほど安くなります。

永代使用料を抑えるためには、区画の小さなところを探す必要がありますが、安さだけで決めるのではなく

・購入条件にあてはまるか

・お墓参りに行きやすい場所か

・ロケーションは納得できるところか

・長く維持して行くことが可能か

これらの点と費用を十分に吟味してください。

お墓を建てること全般に関する費用や進め方について不安がある時には「お墓を建てるか迷った時の3つの判断基準!流れと相場・注意点を解説」で知識を深めておいてくださいね。

埋葬料(5万円)を申請する

「埋葬料」は、 故人が加入していた健康保険や組合健保などから支払われる、葬儀費用の一部負担補助金です。

自動で支給されませんので、忘れずに「申請して」補助金を受け取りましょう。

《埋葬料の概要》

・支給対象者が存在しない場合は、埋葬を実施した方に「埋葬費」として5万円が支給される

・扶養に入っている人が亡くなった場合は「家族埋葬料」として5万円が支給される

埋葬料は各自で申請する必要があり、提出する書類は以下の通りです。

​​・健康保険埋葬料支給申請書

・健康保険証

・火葬、埋葬許可証もしくは死亡診断書

・葬儀を実施したことがわかる書類

【けんぽ協会 埋葬料支給申請書の例】


(画像引用元:202209けんぽ協会_手引き

埋葬料について知り、補助金を確実に受け取るために「【埋葬料】申請忘れに注意!もらい損ねない為に必要な3つのポイント」をお読みになっておいてくださいね!

墓石購入で後悔しない!知るべき2つのポイント

墓石の購入は高額な買い物ですから、もちろん後悔したくありませんよね。失敗を回避するためには、『正しい考え』を持って『早めに準備する』のが一番の近道です。

具体的には、下記2つのポイントを意識しましょう。行っていくべき順に沿ってご紹介していきます。

1.「安さ」だけで選ばない

2.信頼できる石材店に相談する

「安さ」だけで選ばない

これまで墓石を安く購入するためのポイントを紹介してきましたが、「安さ」のポイントばかりを重要視すると失敗する可能性がありますので気をつけましょう。

あまりに相場からかけ離れた値段のものは「安かろう悪かろう」な墓石である可能性があります。つまり、それなりの理由があるということです。

お墓は永年に渡って引き継いでいくもので、墓石として使用されたことがないような素材で建てた場合、何十年か後の状態が予測不能となります。

また工賃が安すぎるために、ずさんな工事をされ、結局さらに修理費が必要になってしまっては、何にもなりません。

石材店とのトラブルなどは、後術しております「信頼できる石材店に相談する」でも紹介していますので、ぜひお読みください。

必ず何社かで見積もりを取り「他より大幅に安いような時には気をつける!」という考え方を持っておきましょう。

信頼できる石材店に相談する

国民生活センターに報告されているお墓に関する苦情の多くは、石材店とのトラブルであり、信頼できる石材店を見つけることは非常に重要であることがわかります。

以下にトラブルの報告例を記載しておきます。

・発注は『◯◯家之墓』でお願いしてあったのだが、出来たものが『◯◯家』だった

・親戚が建てた墓の納骨スペースに雨漏りがある。業者に伝えたが、「不具合はない」と言って対応してもらえない

・墓石は国産で黒色系の石材を希望し、国内の御影石の説明を受け、サンプルを見せられ契約。その後、墓石の外柵にずれが生じ、契約時には外柵のずれ防止のために鉄芯を入れると聞いていたが、入っていなかったことや、石材が中国産であることなどが分かった

(引用:国民生活センター

そして、このようなリスクを回避するために大切なのは『時間的余裕』です。慌てて石材店を探すことは、失敗へと繋がりかねません!

お墓の建立を考え出したなら、すぐに『信頼できる石材店』を見つけるようにし、相談しておきたいですね。

ただし墓地や霊園によっては、石材店が指定されていることもありますので、墓地の購入時にご確認ください。

もし指定されていた場合、費用面では融通がきかないこともあるかもしれませんが『信頼できる石材店』という面での心配は不要でしょう。

いずれにしても早めに石材店に相談しておくことで、セールや展示販売などのお得な情報を掴める確率も上がります。ぜひ行動に移していきましょう!

相談先を決めるときの4つのポイント

ポイントはたった4つです。この4つの評価が高ければ『信頼できる石材店』と思ってよいでしょう。重要な順にご紹介します。

(1)地元の石材店としての歴史がある

長年に渡り、その地で石材店を経営しているところは、やはり信頼できますね。

(2)「実績」や「お客様の声」などが、ホームページやパンフレットにしっかり明記されている

ある程度、実績があればノウハウも持っていますし、安心ですね。また、それらの実績や口コミを明記できるということは、自信の表れでもあるでしょう。

(3)第三者の意見や口コミを参考にする

親戚などでお墓を建立された方がいれば、意見をもらうのも良いですね。また、インターネットなどで口コミを調べてみるのもよいでしょう。

(4)こまめな情報や墓石に対する知識を教えてくれるなど、親身になってくれる

お墓の建立には、決めるべき点がたくさんあります。意思の疎通が上手くいかないと大きなストレスになります。

こちらが気づいていない点にもアドバイスをくれるなど、プロとして信頼できるところがよいですね。

まずはファーストコンタクトを取ってみて、親身になってくれそうか?をみてみましょう。

まとめ

墓石の相場は150万円と高額ですが、安く購入できるポイントを抑えておくことで、116万円以上も安くなる可能性があります!

《墓石が安くなる時期は「決まっていない」》

お盆やお彼岸の時期にセールや展示品を安く販売する石材店もありますが、常に行っているわけではなく、墓石が安くなる時期は不確定要素が多いです。

《安くなる時期を見逃さないための情報収集が重要!》

セールや展示品販売の時期を知るには、「情報収集」が大切!

情報収集には、信頼できる石材店に相談するのが一番ですので、早めに良い石材店を見つけ、良い情報を貰えるようなコミュニケーションを取っておきましょう。

《墓石を安く購入するための9つの方法》

墓石の購入費を安くしたいのであれば、「余計なところにお金をかけない」のが一番!

“納得できる墓石をできるだけ安く購入する方法”を把握しておきましょう。

ポイントは9つ。費用対効果で、効果が大きいと思われる順にお伝えしていきます。

1.中国産の墓石を選ぶ(費用対効果:55万円〜)

中国産は、以下の理由で墓石代が安いです。

・石材の生産量が多く、流通量も多い

・切削などの人件費が安い

【参考価格(8寸名古屋型の場合)】

石の種類 価格目安
中国産 G623

20万円

中国産 G616

42万円

インド産 カラハリ

60万円

茨城県産 真壁(青)小目

75万円

愛媛県産 大島石 石善・碧

170万円

香川県産 庵治石細目最上級

380万円

(参照:墓石の石安

中国産と国内産では、費用対効果で55万円ほどの開きがありますので、中国産がおすすめです。

2.シンプルなデザインを選ぶ(費用対効果:26万円〜)

凝ったデザインであるほど加工費がかかり「シンプルな洋型」と「デザイン墓石」では、費用対効果で26.8万円の差があります。

【墓石タイプ別の平均単価と建てられた全国平均値】

墓石タイプ シンプルな洋型 伝統的な和型 デザイン墓石
 




平均単価 157.2万円 183.6万円 184万円
全国平均値 46.0% 31.3% 15.6%

(参照:全優石「2022年版 お墓購入者アンケート調査」

ただし、一概に「洋型が一番安いから」という理由だけでは、選べない場合もあるかもしれませんので、ご自分の宗派なども併せて考えてみてくださいね。

3.墓石や設置スペースを小さくする(費用対効果:10万円~)

墓石サイズは石の使用量に比例しますので、当然、費用にも反映されますから、できる範囲でサイズを小さくするように努めましょう。

墓石の大きさは、棹石(さおいし、名前を彫る部分)の幅で決められ、棹石が縦型でも横型でも同じです。


棹石が縦型の和形墓石の場合、単位は「寸(約3cm)」で表し、洋型墓石の場合は、サイズを「cm」または「号」で表します。(「号」は「寸」と同じく約3cm)

また、墓石の大きさは墓地(霊園)の区画の広さにも比例するので、墓石サイズを考えるときには

・墓所の広さと墓石のサイズを合わせて考える

・墓地(霊園)によっては墓石サイズを定めているので、その点も確認する

これらを踏まえて、その中でもできるだけ小さいサイズにするようにしていきましょう。

4.付属品はできるだけ少なくする(費用対効果:25万円〜)

お墓には、墓石以外の付属品も必要となりますが、できるだけ少なくすることで費用が抑えられます。

【墓石の主な付属品】


【主な付属品の一例】

【主な付属品の一例】

名称 相場 役割
外柵(がいさく)

17万円~

墓地の周りを囲む柵
墓誌(ぼし)

4~25万円

戒名を彫る石板
卒塔婆(そとうば)立て

1~10万円

卒塔婆を建てるための場所
水鉢(みずばち)

3千~10万円

水を供えるための鉢
香炉(こうろ)

3千~10万円

線香を立てる台
花立(はなたて)

3千~10万円

仏花を立てる場所
蓮華台(れんげだい)

2~15万円

蓮をかたどった石塔の飾り
灯篭(とうろう)

4~20万円

ろうそくを立てて光らせる明かり

これらの中から、本当に必要なものだけを選ぶようにしましょう。

5.カタログ品を選ぶ(費用対効果:オーダーメイド品と比較して3~4割)

カタログに掲載されている既製デザインの墓石は、オーダーメイドで墓石を頼む場合より約3割〜4割ほど安くなりますので、カタログ掲載品から選ぶことをおすすめします。

墓石のオーダー方法は

(1)カタログに掲載されている既製品から

(2)セミオーダー

(3)完全オリジナルオーダー

の3つで(1)から順に金額が高くなっていきます。

6.展示品・アウトレット品を選ぶ(費用対効果:定価の3割~)

石材店では以下の理由などにより、通常価格からの値引きを行うことがあり、これらの墓石を購入することで費用を抑えることが可能になります。

・展示品の入れ替えなどによる在庫処分

・石材店の閉鎖などによる在庫処分

・誤発注などによる在庫処分

・カケなどができてしまった墓石の割引(多くは展示中のカケなど)

展示品・アウトレット品の情報があった時には、ぜひ検討することをおすすめします。

7.ネット販売を選ぶ(費用対効果:2万円~)

Amazon

楽天市場

ヤフオク!

価格.com

などページで検索枠に「墓石」と入力すると、たくさんの墓石がネット販売されています。そこから選択・検討してみるのもよいですね。

8.セールを狙う(費用対効果:10万円~)

石材店のセールは、お盆やお彼岸の時期に行われることが多く、情報が入った時には、ぜひ積極的に利用しましょう。

9.複数業者から見積りを取る(費用対効果:2万円~)

見積もりを取るときは、複数の業者から取り寄せ、比較検討することが大切です。必ず複数業者から見積もりを取りましょう。

9つのポイントを理解し実践することで、91万円以上も安く墓石を購入できる可能性がありますので、ぜひしっかり把握し、役立ててくださいね!

《墓石以外にかかる費用の概算も知っておく》

墓石だけではお墓の建立はできません。墓石以外にかかる費用についても正しい知識と安く抑えるためのポイントを把握しておく必要があります。

お墓の建立費は墓石代も含め、平均約220万円以上の費用がかかります。

費用を抑えるためのポイントは

・永代使用料

・墓石・納骨堂・外柵費

・墓石への彫刻費

の3点の費用を抑えることです。

【お墓の建立にかかる主な費用】

項目 内容 費用の目安 安くすることは可能か
永代使用料 墓地の区画を使用するための費用

参考記事:永代供養とは?永代使用との違いから永代供養の種類・メリットデメリットまで徹底解説!

平均70万円程(墓地の種類、土地代と広さによって価格が変わる)

検討することで、安くすることが可能

墓石・納骨堂・外柵費 墓石・納骨堂・外柵そのものにかかる費用 相場は約150万円(上下幅あり)
墓石への彫刻費 墓石に字を入れてもらうための費用 彫刻費:3〜5万円(文字数やデザインによって変わる)
搬送代 事情により石材店で作業を行う必要がある場合には必要となる 1〜3万円 ×

不可

建墓工事費 墓地の場所、大きさ、また地盤の強さによっても変わる 20万円〜

複数の見積りで検討の余地はある

開眼供養費 新しいお墓に魂を宿す儀式 開眼供養費の相場は、3~5万円

通常は『納骨式』『開眼供養』を同時に行い、その場合はお布施として、開眼供養費の1.5倍~2倍程の金額を包むのが一般的

×
僧侶へのお布施 『納骨式』や『開眼供養』での読経の謝礼

※寺院墓地にお墓を建てる場合の入檀料は、別途10~30万円

また、建てた後の維持費についても把握しておきましょう。

項目 内容 費用の目安 安くすることは可能か
建墓後の管理費用 墓地の管理者に対して払う維持費用 年間5,000~2万円程度 ×

【永代使用料の抑え方】

永代使用料(霊園料)は、墓地の区画使用権利料で、相場は以下です。

・公営墓地(相場8万円〜)

・民営墓地(相場18万円〜)

・寺院墓地(相場20万円〜)

費用としては公営墓地が一番安価ですが、条件に合わなければ、購入することができません。

【墓地(霊園)の特徴】

  特徴
公営墓地 ・申し込み資格の制限がある

・申し込みは募集期間を設けて、抽選になることが多い

・法要やお坊さんを呼んでの読経などは、自分で手配する必要がある

民営墓地 ・申し込み資格の制限がない

・宗教や宗派は不問のところが多い(一部例外もあり)

・指定石材店制度を採用していることが多い

・遺骨を所持している必要がない

寺院墓地 ・檀家制度に加入する必要がある

・お墓の形には制限がある場合もある

・寺院への事前確認が必要である

永代使用料は、面積×平米単価(1㎡あたりの価格)で決まり、平米の単価は地価に比例しますので、都心部ほど高く、地方都市ほど安くなります。

永代使用料を抑えるためには、区画の小さなところを探す必要がありますが、安さだけで決めるのではなく

・購入条件にあてはまるか

・お墓参りに行きやすい場所か

・ロケーションは納得できるところか

・長く維持して行くことが可能か

これらの点と費用を十分に吟味してください。

《埋葬料を申請する》

多くの方が見逃しがちな「埋葬料の申請」についても知っておき、いただける補助金はきちんともらっておきましょう。

「埋葬料」は、 故人が加入していた健康保険や組合健保などから支払われる、葬儀費用の一部負担補助金です。

自動で支給されませんので、忘れずに「申請して」5万円の補助金を受け取りましょう。

埋葬料は、各自が申請する必要があります。提出する書類は以下の通りです。

​​・健康保険埋葬料支給申請書

・健康保険証

・火葬、埋葬許可証もしくは死亡診断書

・葬儀を実施したことがわかる書類

《墓石購入で後悔しない!知るべき2つのポイント》

(1)「安さ」だけで選ばない

「安さ」のポイントばかりを重要視すると失敗する可能性がありますので気をつけましょう。

(2)信頼できる石材店に相談する

信頼できる石材店を見つけることは非常に重要です!

《信頼できる石材店を見つけるための4つのポイント》

(1)地元の石材店としての歴史があること

(2)「実績」や「お客様の声」などが、ホームページやパンフレットにしっかり明記されていること

(3)第三者の意見や口コミを参考にする

親戚などでお墓を建立された方がいれば、意見をもらう。また、インターネットなどで口コミを調べてみるのもよいでしょう。

(3)こまめな情報や墓石に対する知識を教えてくれるなど、親身になってくれること

お墓の建立を考え出したら、この4つのポイントを参考に「できるだけ早く」良い石材店を探し、希望などを伝えておきましょう。

「一生に一度の墓石の購入。絶対に損や後悔をしたくない!」という方のために、

墓石を安く購入するための適切な手段やポイントを紹介してきました。

これらのポイントをおさえておくことで、金銭的にも損をすることなく、満足&納得した買い物ができるようになるはずです。

また、セールなどの情報を受け取ったり、さまざまなアドバイスを受けるためにも「できるだけ早く信頼できる石材店」を見つけておいてくださいね。

墓石購入で失敗してしまう可能性が高くなるのは、焦って購入を決めることです。ぜひ、早めに行動に移されることをおすすめします!

この記事をお読みいただくことで、少しでも安く墓石の購入ができますよう、お祈りしています。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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