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心付けとは?心付けの相場や渡し方を徹底解説!

Feb 23 2021

葬儀で受付を手伝ってくれた方やスタッフに心付けを渡す場合があります。しかし、金額はいくら入れたらよいのか分からない方も多いのではないでしょうか?本記事では心付けの基礎知識から相場、渡すタイミングなどご紹介しています。

みなさんは、心付けという言葉を聞いたことはありますか?

実際に渡したことはないけれど、ドラマなどで渡しているところを見たことがある人は多いのではないでしょうか。心付けという言葉に聞き覚えがなくても、旅館などで仲居さんにチップのようなものを渡している光景をどこかで見たことがあるのではないでしょうか?

実は、こうした心付けは、葬儀の場面でも用いられる場合があるのです。

今回は、そんな葬儀における「心付け」について、その意味や渡し方、注意点などを解説致します。

心付けとは?

冒頭でもご紹介したように、心付けという言葉自体を聞いたことがなくとも、旅館などで仲居さんにチップのようなものを渡しているところを見たことある方も多いのではないでしょうか?

心付けは葬儀の場でも用いられることがしばしばあります。「お葬式でも心付けはあるの?お布施とは違うの?」と思われる方も多いかと思います。葬儀では、お坊さんなどの宗教者へ渡すお布施以外にも、スタッフや葬儀の準備や運営を手伝ってくれた親戚や知人に対してお礼を渡すことが多いのです。

>>お布施については「お布施を完全解説!意味・相場・表書き・裏書などを解説!」の記事もご参考ください。

もちろん、感謝をする相手に渡すお礼になりますから、細かなルールや気をつけるべきことが多くあります。こうしたことに気を向けずに渡してしまうと、ただの自己満足になってしまうので、注意しましょう。

今回は、そんな心付けについて、そもそもの意味からじっくりと解説していきます。

そもそも心付けとは何か?

心づけとは、「お世話になった人」や「これからお世話になる人」に対して、感謝の気持ちとして渡す金銭を指します。簡単に言えば、「ありがとう」の気持ちを伝えるためのお礼のお金になります。

寸志(すんし)との違い

似たような言葉に「寸志」などがありますね。

寸志の場合は、わずかばかりの気持ちといった意味があります。ダイレクトに感謝を伝えているわけではありませんが、遠回しに感謝の気持ちを伝えています。こうしたへりくだった言い回しは、日本人の特徴の一つかもしれませんね。欧米の文化圏の人には、「もっとはっきり伝えたら?」と言われてしまいそうですが、こうしたところも日本人の魅力の一つではないでしょうか。

旅館で仲居さんに対して心付けを渡す際も、「これから宿泊にてお世話になります」といった意味が込められています。

心付けはおこなうべきか?

このように心付けとは、相手に対して感謝の気持ちを伝えるために、心ばかりの金銭を渡すと行った習慣になります。どんな状況であっても自分がお世話になったと感じ、感謝の気持ちを伝えたいと思ったときに、相手に感謝を伝える有効な手段の一つとなります。

もちろん手段の一つではありますから、状況によって使い方は判断する必要がありますが、せっかく日本にはこのような文化があるのですから、無理のない範囲で積極的に使っても良いと思います。

例えば、道端で困っていたときに助けてくれた通りすがりの人や、引っ越し作業で作業に従事してくれた作業員の方、お使いで遠くから来てくれた人など、本当に様々な人にも心づけとして幾ばくかの金銭を包んで渡すことも十分に考えられるのです。道端でお年寄りを助けてあげた好青年が恐縮しながらお礼を受け取っている光景が思い浮かびますね。

葬儀で心付けは必要か?

葬儀の際は様々なスタッフにお世話になることがあります。そういった方々へ感謝の気持ちを込めて心付けを渡します。

例えば、霊柩車や参列者を火葬場へと運ぶマイクロバスの運転手、火葬場スタッフへの心付けになります。特に火葬場スタッフは重労働となることが多いため、心付けを少し多めに渡しましょう。

スタッフ以外にも、精進落しや通夜通しなどの食事の際に配膳などをしてくれるバンケットサービスのスタッフなどにも心付けを包んで渡す場合もあります。

>>通夜に関しては「意外と知らないお通夜の流れとマナー」もご参考ください。

こうした大人数に渡す場合は、一人ひとりに少額ずつ渡すか、代表者の一人に1万円ほど包んで渡すようなかたちをとることがほとんどです。一人ひとりに渡していたらきりが無いですし、手間もかかるためです。 

心付けを渡す場面

旅館で宿泊する場合

心付けを渡すシーンとして、最も一般的なものが「旅館に宿泊する」シーンではないでしょうか。先程ご紹介したように、心付けは「お世話になった人」や「これからお世話になる人」に感謝の気持ちを伝えるものになります。旅館に宿泊する際にも、旅行中その旅館にお世話になるわけですから、旅館での心付けは、そこへの感謝の気持ちを表すことになります。

また、旅館に滞在中最もお世話になるのはお世話担当の仲居さんになります。ですから、旅館での心付けは仲居さんに渡すことが一般的になっています。その他にも、料理を振る舞ってくれたシェフなどに、「美味しかった!」と感謝の気持ちを伝えるために心付けを包んで渡すことも考えられます。

しかし、日本では宿泊の料金に事前に「サービス料」が加算されていることが多く、心付けを受け取ってもらえない場合もあります。なにか対価を望むわけではありませんが、もし心づけを受け取ってくれた場合、滞在中はより面倒見よく対応してくれるかもしれません。

葬儀での心付けは葬儀社のルールに注意

葬儀において心付けを渡すシーンとしては、「運転手への心付け」と「火葬場スタッフ」、そして「葬儀の受付係などを手伝ってくれた親類」への心付けが考えられます。

運転手への心付けの場合、葬儀会場のサービス料にもともと含まれるため、受け取ってもらえ無いこともあります。また最近は、葬儀社自体のルールとして心付けを受け取らないといった規定がある場合が多く、無理に渡してしまうと、受け取ったスタッフが懲罰の対象となってしまうこともあります。

感謝の気持ちとして渡した心付けが原因で、相手に迷惑をかけてしまうこともあるのです。せっかく「ありがとう!」といった気持ちで渡すのに、それが原因で相手が罰を受けてしまうなんてとても悲しいですよね。そうならないためにも、事前確認は大切です。

こうした罰則規定は、運転手だけではなく、葬儀場のスタッフ全般に言えることです。また、葬儀場とは別に食事会場を用意した際は、その会場のバンケットスタッフに関しても同様です。どのような場合であっても、事前に確認する必要は十分にあるでしょう。強引に押し付けることで相手が不快に思ってしまっては元も子もないからです。

最近では、東京23区の7割の火葬を行う民間斎場「東京博善株式会社」が心付け辞退の取り決めを行いました。こちらの記事もご参考ください。

東京博善株式会社:料金改定・心付けについて

 

『やさしいお坊さん』でお呼びした場合は定額費用となります。心付けをはじめ車代、御膳料は不要です。

葬儀での心付け相場

続いて、心付けの相場を解説していきます。心付けの相場は、渡す状況や相手によって大きく変動します。このあたりを間違えてしまうと、相手に対してとても失礼に当たりますので、どうせ渡すのであれば、しっかりと注意をして渡せると良いでしょう。

葬儀に関する心付けの相場は、「霊柩車の運転手」「参列者を運ぶバスの運転手」「火葬場スタッフ」「受付係などをしてくれた人」に分けることができます。

霊柩車の運転手への心付け相場

まず、霊柩車の運転手への心付けの相場です。おおよそ5,000円というのが霊柩車の運転手へ渡す心付けの相場のようです。また、霊柩車のグレードによって、値段が若干変動します。より良い霊柩車を選ぶと、その分心付けも増えていくのです。ちなみに、霊柩車の運転手への心付けは、すでにサービス料として料金に加算されていることがあるので、見積書などを先に確認しておくと良いでしょう。

バス・ハイヤーの運転手への心付け相場

続いて、参列者を運ぶバスの運転手への心付けです。この場合は、3,000円ほどが相場のようです。また、バスではなくハイヤーなどになると、1,000円程度が相場となります。霊柩車の運転手同様に、事前にサービス料として料金に加算されている場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

火葬場スタッフへの心付け相場

3番目は、火葬場スタッフへの心付けです。火葬場スタッフは、故人を直接取り扱うとても重労働な人々になります。そのため、心付けの相場も若干高めの5,000円程度となっています。火葬場スタッフへの心付けは、火葬場についた際に渡すと良いでしょう。また火葬場スタッフ以外にも、似たスタッフとして、休憩室などのスタッフが挙げられます。彼らに対しの心付けを用意しても良いかもしれません。

受付やその他手伝ってくれた方への心付け相場

最後に、受付などを手伝ってくれた人への心付けになります。渡す相手が親類の場合は3,000円程度、知人である場合は5,000円程度が相場になります。この場合の心付けは、相手が身内なのか、それとも知人なのかによって相場が大きく異なってきますので十分な注意が必要となります。

葬儀での心付けの渡し方

さて、ここからは実際に心付けを渡すとなった際の渡し方についてご紹介してまいります。

心付けを渡す際に気をつけたいのは、渡すタイミング、袋に包む、断られるようであれば諦めるなどです。せっかく感謝の気持ちを素直に伝えるために心付けを渡すのですから、スムーズに渡したいものです。渡す段階でゴタゴタしてしまっては、かえって渡す側も受け取る側も不快になってしまうかもしれません。そうならないためにも、スマートに渡す術を身に着けておくと良いかもしれません。

心付けを渡すタイミング

心付けを渡すタイミングについて、ご紹介していきます。こちらも、「霊柩車の運転手」「参列者を運ぶバスの運転手」「火葬場スタッフ」「受付係などをしてくれた人」に分けてそれぞれのタイミングをご説明していきます。

葬儀の流れについては「仏式葬儀とは?一般的なマナーや葬儀の流れについて徹底解説」もご覧ください。

霊柩車の運転手へ渡すタイミング

まず、霊柩車の運転手への心付けです。霊柩車の運転手への心付けは、霊柩車に乗り込んでから現地に到着するまでの間に車内で渡すようにしましょう。

バス・ハイヤーの運転手へ渡すタイミング

続いて、バス・ハイヤーの運転手への心付けですが、これは、バスに乗り込む際に渡しておきましょう。火葬場についた際でも良いのですが、後回しにしてしまうと、渡すのを忘れてしまう場合があるため、先に渡しておくことをおすすめ致します。

火葬場スタッフへ渡すタイミング

次は、火葬場スタッフへの心付けです。火葬場スタッフへの心付けは、火葬場についた際に渡すと良いでしょう。また火葬場スタッフの中でも、休憩室や待合室のスタッフへの心付けは、休憩室へ案内されたタイミングにわたすと良いでしょう。

受付やその他手伝ってくれた方へ渡すタイミング

最後に受付係などを手伝ってくれた人への心付けを渡すタイミングです。こちらは、受付などの方法についての打ち合わせの際にそっと渡すことが理想的です。どんなに遅くとも葬儀が終わるまでにはしっかりと渡しておきましょう。

葬儀の受付に関しては「葬儀の受付を頼まれたら?葬儀の受付の流れから注意点まで完全解説!」「あなたもお願いされるかもしれない。お葬式の受付係について紹介します!」の記事もご参考ください。

心付けは袋に入れて渡す

現金が見える状態で渡すことは、非常に失礼な行為ですのでやめましょう。封筒やポチ袋を用意することが望ましいです。どうしても袋が用意できない場合は、コピー用紙などで即席の封筒を作る、そうした紙も無いような場合はティッシュでも良いです。必ず包んで渡すようにしましょう。

品物を渡す場合は菓子折りなどが好まれる

心付けの金銭に代わり品物を渡す場合も考えられます。その際は自己満足にならないように受け取る相手に配慮したものを考える必要があります。あまり大きなものですと持ち帰るのが大変です。

また、小さなものであっても、人によって趣味などに差があるため、残るものを渡すのは非常にハードルが高いと言えます。こうした場合は、無難に菓子折りを持参することをおすすめします。お菓子であれば後に残らないため、相手にも配慮した品物であると言えます。

葬儀での心付けに関する注意点

ここまでは、心付けを渡す場面や渡し方などを解説してきました。ここからは、心付けを渡す場合の注意点について解説していきます。

硬貨は避ける

心付けを渡す際には、硬貨でジャラジャラと渡すことは避けましょう。特に金額に決まりはありませんが、事前にお札を何枚か用意しておくと良いでしょう。

必ず一言添えて渡す

無言で現金を渡されて気分の良い人はあまりいません。心付けを渡す際は、必ず「お世話になります」や「ほんの気持ちですがお納めください」など一言添えるようにしましょう。

2度断られたら渡すのを諦める

よくありがちなのが、心付けを受け取ってもらえずに押し問答になるパターンです。せっかく感謝の気持ちを伝えるために心付けを渡そうとしても、押し問答になってしまえば、それは立派な修羅場です。心付けは、2度断られたら渡すのを諦めるようにしましょう。

大勢に渡す際には事前に準備する

心付けを大勢の人に渡す必要がある場合は、事前準備が非常に大切になります。こちらも、せっかく感謝の気持ちを伝える機会なはずなのに、渡す段階にごたついてしまったのでは、せっかくの気持ちも台無しになってしまいます。

公営の施設で心付けが禁止になっていないか確認する

公営の火葬場や斎場を利用する場合、ルールとして心付けを受け取ることが禁止になっているところがほとんどです。無理やり渡してしまって、その職員の方が処分されてしまうようなことにならないよう、事前に葬儀社に確認しておくとよいでしょう。

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心付けについてのまとめ

ここまで、よく耳にはするけど、実際に渡す機会は限られる心付けについて解説してきました。

 「心付け」について重要となるポイントを下記にまとめました。

【心付けとは?】
「お世話になった人」や「これからお世話になる人」に対して感謝の気持ちとして渡す金銭を指す
●無理のない範囲で積極的におこなうのが良い

【葬儀で心付けを渡す場合の相場】
●霊柩車の運転手へ:約5,000円
●バスの運転手:約5,000円
●ハイヤー:約1,000円
●火葬場スタッフ:約5,000円
●受付やその他の方
・親類であれば:約3,000円
・知人であれば:約5,000円

【葬儀で心付けを渡す場合のタイミング】
●霊柩車の運転手へ:霊柩車に乗り込んでから現地に到着するまでの間
●バス・ハイヤーの運転手:バスに乗り込む際に渡す
●火葬場スタッフ:火葬場についた際に渡す
●受付やその他の方:受付の打ち合わせ中

【心付けの注意点】
心付けは袋に入れて渡す
硬貨は避ける
●「お世話になります」や「ほんの気持ちですがお納めください」など一言添える
2度断られたら渡すのを諦める
●大勢に渡す際には事前に準備する
●心付けが禁止になっていないか確認する 

心付けは、相手に自分の感謝の気持ちを伝える手段になります。相手のことを十分に気遣い、相手が不快にならない方法をとるように気をつけましょう。また渡す際は「必ず包んで渡す」「一言添える」「硬貨で渡さない」など、基本的なマナーを守りながら気持ちよくスマートに心付けを渡せるようになりましょう。

加えて、葬儀での心付けの場合、渡す相手によってタイミングや金額が大きく異なります。さらに、すでにサービス料として料金に加算されている場合も多いです。こうした点にも十分気をつけて、お互い気持ちよく葬儀が済ませられるように、正しく心付けを渡しましょう。

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葬儀・葬式の心付けとは⁉火葬場や霊柩車の運転手などに渡していた心付けについて

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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