名古屋市で滞りなく葬儀を挙げる為には、信頼できる葬儀社への依頼が必要不可欠です。本記事では失敗しない葬儀社選びのポイントだけでなく、費用相場や葬儀補助、風習まで徹底解説しています。名古屋市で安心して葬儀を執り行いたい方はぜひご参考ください。
「名古屋市で葬儀をあげたい」
「名古屋市の葬儀社はどうやって探して依頼すればいい?」
「葬儀は高いって聞くし信頼できる所に頼みたいな…」
初めて葬儀を執り行うとき、このような不安や疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
名古屋市で依頼できる数ある葬儀社の中から、信頼&安心できる葬儀社1社を選ぶのは、とても大変なことです。特に葬儀はやり直しがきかないことがほとんどですので、葬儀社選びは慎重に選ぶべきでしょう。
また、あまり知られていませんが、地域によって葬儀社の価格差・役場補助の違いがあります。
例えば、名古屋市の葬儀相場は『56万円』(全国では46万円)ですが、葬儀形式や参列者数によって価格は大きく変わっていきます。
【名古屋市の葬儀プラン相場】
プラン | 名古屋市の相場 | 全国相場 | 特徴 |
一般葬 |
87万円 |
71万円 |
通夜・葬儀を行う一般的な葬儀 |
家族葬 |
60万円 |
50万円 |
親しい人のみで行う |
一日葬 |
55万円 |
44万円 |
通夜を行わず葬儀のみ |
直葬(火葬式) |
23万円 |
18万円 |
通夜・葬儀をせず火葬のみ行う |
平均 |
56万円 |
46万円 |
※2022年「 やさしいお葬式」調べ
※葬儀プランをクリックすると、詳細記事が開きます。合わせてご参考ください。
また、費用だけでなく利用できる斎場(火葬場)の数や料金や補助も異なります。例えば、名古屋市で利用できる火葬場は2つで、「葬祭費」「葬祭扶助」など葬儀補助も利用可能です。
上記のように、名古屋市の情報を知らずにいると、金銭面でも損をしてしまう可能性もあります。
そこで本記事では、愛知県名古屋市で葬儀を挙げる際の葬儀社探しのポイントから相場、葬儀補助の受け取り方や風習についてまで、すべてご紹介いたします。
名古屋市で葬儀を挙げる為に必要な情報がギュッと詰まったお役立ちの内容ばかりです。少しでも不安や心配がある方は、スッキリ解決できますのでぜひ最後までお読みください。
INDEX
名古屋市で安心&信頼できる葬儀社探しの2つのポイント
名古屋市で葬儀社を探す際は、特に下記2つのポイントを重視して探していきましょう。
ポイント | 理由 |
1.プラン料金を掲載していて名古屋市の相場と比較できる | サイトやカタログに、価格をしっかりと掲載している葬儀社がオススメ
さらに、名古屋市の相場感と近い葬儀社であれば、費用面でも安心&納得できるため |
2.葬儀社の口コミを確認できる | 実際に葬儀を挙げた方の実体験や感想を知ることで、より満足度の高い葬儀社を見つけることができるため |
葬儀は依頼するプランや祭壇の大きさや会場の広さ、病院から安置所の搬送距離など、さまざまな要因によって金額が大きく変動します。
そのため、プラン料金はもちろんオプションの金額もしっかりと明記している葬儀社がおすすめです。
また、口コミが確認できることも大切な指標の一つとなります。検討している葬儀社のサービスやスタッフの対応を確認することができるからです。
実際に下記リンクから名古屋市の葬儀社を検索してみましょう。
検索する際は、1.「葬儀社・葬儀屋」を選択し、2.お近くの市区部を選択後に検索ができます。「路線・駅から探す」では、最寄りの駅周辺の葬儀場、斎場を探すことも可能です。
名古屋市での葬儀は相場56万円~
名古屋市の葬儀社で依頼した場合、葬儀プランの相場は約56万円(A社:52万円、B社:53万円、C社:56万円)です。全国相場は46万円ですので、平均よりもやや高めとなっています。
また葬儀は形式や参列者の人数によって、かかる費用は大きく変動します。人数が多ければ、広い斎場を借りる必要や、会食や返礼品にかかる金額も大きくなるからです。
例えば、参列者が少なく、通夜や葬儀を行わない「直葬(火葬式)」と、大勢をお呼びし儀式をすべておこなう「一般葬」では、プランだけで約50万円以上もの価格差があります。
「どんな形式で参列者を何名お呼びするか?」は、ご家族の思いや故人の遺志を確認し、不明点や疑問は事前に葬儀社に相談した上で、検討するとスムーズでしょう。
【名古屋市の葬儀プラン相場】
プラン | 名古屋市の相場 | 全国相場 | 特徴 |
一般葬 |
87万円 |
71万円 |
通夜・葬儀を行う一般的な葬儀 |
家族葬 |
60万円 |
50万円 |
親しい人のみで行う |
一日葬 |
55万円 |
44万円 |
通夜を行わず葬儀のみ |
直葬(火葬式) |
23万円 |
18万円 |
通夜・葬儀をせず火葬のみ行う |
平均 |
56万円 |
46万円 |
※2022年「 やさしいお葬式」調べ
※葬儀プランをクリックすると、詳細記事が開きます。合わせてご参考ください。
「不明点が多い」と言われる葬式費用の内訳や必要な項目をしっかりと確認したい方は「 差額は100万以上!葬式費用を抑える5つのポイントと2つの注意点」の記事も合わせてお読みいただくことでより、疑問点がスッキリ解決できるでしょう。
名古屋市の火葬料金は5千円~
名古屋市には火葬場が3つあり、市民は10歳未満2,500円、10歳以上5,000円から利用することができます。
名古屋市立八事斎場の詳細情報
画像引用元:名古屋市|名古屋市斎場公式サイト 八事斎場
住所 | 名古屋市天白区天白町大字八事字裏山69番地 |
電話番号 | 052-832-1750 |
受付時間 | 午前8時45分から午後5時15分まで(1月1日を除く毎日) |
休業日 | 設備点検等のため、休業日を設定しています。
休業日であっても動物の火葬の受付は行っています(1月1日を除く)。
|
外部リンク | 名古屋市斎場公式サイト |
情報引用元:名古屋市|名古屋市斎場公式サイト 八事斎場
種類 | 利用料金 | |
市内在住者 | その他 | |
10歳以上 |
5,000円 |
70,000円 |
10歳未満 |
2,500円 |
35,000円 |
休憩室(1室1回) |
3,000円 |
4,500円 |
遺体保管室
使用料金(1体1日につき) |
400円 |
600円 |
情報引用元:名古屋市|名古屋市斎場公式サイト 市立斎場の使用料金について
※2023年7月現在
名古屋市立第二斎場の詳細情報
画像引用元:名古屋市立第二斎場公式サイト
住所 | 名古屋市港区東茶屋三丁目123番地 |
電話番号 | 052-303-0606 |
開場時間 | 午前8時45分から午後5時30分 |
休場日 | 1月1日および市長が特別に定める友引日 |
外部リンク | 名古屋市斎場公式サイト |
情報引用元:名古屋市立第二斎場公式サイト
種類 | 利用料金 | |
市内在住者 | その他 | |
10歳以上 |
5,000円 |
70,000円 |
10歳未満 |
2,500円 |
35,000円 |
休憩室(1室1回) |
4,000円 |
6,000円 |
遺体保管室
使用料金(1体1日につき) |
400円 |
600円 |
情報引用元:名古屋市|名古屋市斎場公式サイト 市立斎場の使用料金について
※2022年3月現在
舟入斎苑の詳細情報
住所 | 名古屋市港区協和一丁目104番地 |
電話番号 | 0567-95-1111(代表) |
申請受付時間 | 24時間(事前に電話の予約が必要です) |
休業日 | 1月1日は、火葬を行いません。 |
外部リンク | 蟹江町|舟入斎苑斎場公式サイト |
※蟹江町の近鉄線より南に住民登録があるかたと名古屋市の一部のかたが利用できます。
情報引用元:蟹江町|舟入斎苑斎場公式サイト
種類 | 利用料金 | |
町内在住者 | その他 | |
12歳以上 |
8,000円 |
40,000円 |
12歳未満 |
4,000円 |
20,000円 |
情報引用元:蟹江町|舟入斎苑斎場公式サイト
※2022年3月現在
火葬料金については、「火葬場の使用料金とは?地域で大きく違いのある火葬場の使用料について」の記事もご参考ください。
名古屋市で葬儀をあげる場合の平均日数は4~7日
名古屋市では亡くなってから葬儀までかかる日数は、4~7日です。
一般的には、亡くなってから葬儀までの日程は、翌日に通夜、翌々日に葬儀と告別式、火葬の流れですが、斎場や火葬場の空き状況によっては一週間以上かかるケースもあります。
特に昨今は、高齢化や新型コロナの影響もあり火葬場不足は社会問題として度々ニュースにもとりあげられるほどです。
団塊世代の高齢化で深刻な火葬場不足 「何週間も待たされる事態」も想定( マネーポストWEB)
葬儀のスムーズな日程調整の仕方と、注意点について事前に把握しておきたい方は、「 プロが解説!スムーズな葬式日程を決める為の7つのポイントと注意点」の記事も合わせてお読みください。
名古屋市で使用できる葬儀補助
故人が、名古屋市にお住まいだった場合、下記の補助を受けることができます。下記は「利用しやすい順」での紹介です。
葬儀補助 | 内容 |
葬祭費(そうさいひ) | 故人が国民健康保険に加入していた場合、5万円が受け取れる |
葬祭扶助(生活保護葬) | 故人や葬儀をあげる喪主、遺族が生活保護を受けていた場合、16~20万円の範囲内で直葬(火葬式)をあげられる |
葬祭費(支給金額:5万円)
故人が国民健康保険に加入していた場合、葬儀を行った方が申請を行うと「葬祭費」として5万円の給付金を受け取れます。
【申請に必要なもの】
項目 | 具体例 |
死亡を証明するもの | 死亡診断書・火葬許可証等 |
申請者が世帯主でない場合は、葬祭執行者であることを証明するもの | 会葬礼状等 |
本人確認書類 | 保険証、預金通帳等口座のわかるもの(※世帯主(または葬祭執行者)名義のものに限ります。) |
情報引用先: 国民健康保険の葬祭費支給制度の内容・手続が知りたい。【死亡・葬儀】(FAQ)
【申請方法】
お住まいの【区役所保険年金課保険係】または【支所区民福祉課保険係】を上記の書類を持って申請します。
葬祭費の支給金額は市町村によって異なり、時効は2年です。申請が必要ですので、忘れてもらい損ねないように注意しましょう。
葬祭費の仕組みについて事前にしっかりと確認しておきたい方は「 忘れてはいけない!?申請すれば頂ける葬祭費・埋葬料とは?給付金制度の概要と申請時のポイント」の記事もご参考ください。
また、国民健康保険ではなく社会保険に加入されていた方は、葬祭費ではなく「埋葬料」として一律5万円を受け取ることが可能です。「 【埋葬料】申請忘れに注意!もらい損ねない為に必要な3つのポイント」の記事で申請方法や準備物を紹介していますので合わせてお読みください。
葬祭扶助(そうさいふじょ)・生活保護葬が利用可能
名古屋市では、生活保護者の葬儀に「葬祭扶助(そうさいふじょ)」が支給されます。
「葬祭扶助」とは、故人が生活保護を受けていた場合や、喪主や遺族自身が経済的に困窮していた場合に利用でき、生活保護法の18条に定められているものです。ただし、通夜や告別式、戒名を付けるなどは行えず、火葬のみのシンプルな葬儀のみと決められています。
支給上限は自治体によって異なりますが、大人であれば20万円。12歳以下の子どもは16万円です。利用者は費用を直接受け取るのではなく、葬儀をとりおこなった葬儀社が直接、名古屋市へ請求をおこないます。
葬儀後の申請は認められていないため、葬祭扶助での葬儀を検討されている方は、お住まいの区の区役所保健福祉センター福祉部民生子ども課(支所管内にお住まいの方は、支所区民福祉課)へ事前に相談してみましょう。
【申請方法】
1.生活福祉部生活支援課へ申請
2.指定の葬儀社で火葬式をとりおこなう
3.葬儀社が名古屋市へ請求
4.名古屋市の福祉部が、葬儀社へ支払い
【問い合わせ先】
各区の相談窓口|名古屋市
葬祭扶助制度にご興味のある方は、「 葬祭扶助とは?支給の条件から金額、申請方法まで徹底解説!」記事を読むことでより知識を深めることができます。
覚えておきたい!愛知県の葬儀の風習
葬儀の風習は地域によって異なり、葬儀の流れや日程、マナーも土地によってまったく違うこともあります。
「地元の葬儀とぜんぜん違うんだけど…」と戸惑わないように愛知県の葬儀の風習を確認しておきましょう。
なお、葬儀の風習は同じ市区町村でも地域差や各家庭での考えで大きく異なる為、必ずしも下記、風習が該当するとは限りません。不安な場合は、親族や葬儀社スタッフに事前に確認をしておくのがオススメです。
【名古屋市・葬儀の風習】
・通夜後の会食「通夜振る舞い」を「おこなう」
・納棺時に「お豆腐を回して食べる」
葬儀の流れをより深く理解されたい方は、「 【保存版】葬儀の流れはこれで完全理解!役割・期限・ポイント全情報」の記事もお読みいただくことで余裕をもって葬儀をあげることができるでしょう。
通夜後の会食「通夜振る舞い」を「おこなう」
名古屋市では通夜の後に故人を偲ぶ会食を『行います』。
通夜振る舞い(つやぶるまい)とは、通夜後に行う故人との別れの宴であり、喪主が参列者へ感謝を伝える場でもあります。
費用は、一人あたり2千~3千円ほどですが、昨今は新型コロナの影響もあり、省略するかお弁当など持ち帰りにするケースも多いです。
主に関東など東日本で行われる風習で関西など西日本の地域では、通夜後はそのまま帰宅し通夜振る舞いは行いません。
実際、関西地方の方が「通夜振る舞いがあって驚いた!」と仰る方もいらっしゃるほどです。
事前に、喪主としての通夜振る舞いでの立ち回りや、挨拶の例文をしっかりと確認しておき、落ち着いて臨みたい方は「 通夜振る舞いの流れと費用|注意点や挨拶例文・喪主の心得まで全解説」の記事もご参考ください。
納棺時に「お豆腐を回して食べる」
名古屋市の金沢区では、納棺の際に豆腐をそのまま一丁用意し、「豆腐を親族間で回して食べる」という風習が残っています。
理由は、「白い豆腐を食べて体を清めるため」と伝えられており、「角が立たないように」端から先に食べていき「最後の人が完食しなければいけない」という決まりまであるそうですよ。
名古屋市で「安くて良い葬儀」をあげる方法
名古屋市の葬儀プランの相場は56万円ですが、費用を抑えて良い葬儀を行いたいのであれば、下記の方法があります。
※オススメ順にご紹介しています。
【費用を抑えて葬儀をあげる方法】
1.葬儀仲介業者に依頼する
2.複数の葬儀社で見積をとり比較する
費用面だけでなく、葬儀社選びも満足&納得した業者へ依頼したいという方は、『葬儀の仲介業者を通す』ことで後悔せずに依頼することができるでしょう。
葬儀の仲介業者ではプランの価格があらかじめ決まっており、追加オプションとして必要な項目を追加できるので、葬儀費用を効率的に抑えることができます。
また、葬儀社のクオリティを事前チェックしているため、「安心・誠実な葬儀社を紹介できる」メリットもあるからです。
オススメの仲介業者の選び方は「 おすすめ葬儀仲介業者はこう選ぶ!選び方5選で失敗なしの葬儀社選び」の記事でくわしくご紹介しています。費用面はもちろん、最後まで安心して任せられる葬儀社を名古屋市で見つけたい方はぜひ、ご参考ください。
まとめ
名古屋市で、後悔しないで滞りなく葬儀をあげるためには、信頼できる葬儀社に依頼するのが必須条件です。そのためには、費用相場と口コミをしっかりと確認し、納得した葬儀社へ依頼するようにしましょう。
【名古屋市の葬儀プラン相場】
プラン | 名古屋市の相場 | 全国相場 | 特徴 |
一般葬 |
87万円 |
71万円 |
通夜・葬儀を行う一般的な葬儀 |
家族葬 |
60万円 |
50万円 |
親しい人のみで行う |
一日葬 |
55万円 |
44万円 |
通夜を行わず葬儀のみ |
直葬(火葬式) |
23万円 |
18万円 |
通夜・葬儀をせず火葬のみ行う |
平均 |
56万円 |
46万円 |
※2022年「 やさしいお葬式」調べ
※葬儀プランをクリックすると、詳細記事が開きます。合わせてご参考ください。
故人が名古屋市に在住していた場合は下記の葬儀補助を受けることができます。
葬儀補助 | 内容 |
葬祭費(そうさいひ) | 故人が国民健康保険に加入していた場合、2万円が受け取れる |
葬祭扶助(生活保護葬) | 故人や葬儀をあげる喪主、遺族が生活保護を受けていた場合、16~20万円の範囲内で直葬(火葬式)をあげられる |
葬儀の準備をするのに『早すぎる』ということはありません。ゆっくりと時間をかけて吟味、検討した葬儀の方が、ご遺族にとっても納得&満足した葬儀になるでしょう。
本記事が、名古屋市で葬儀をご検討されている皆さまのお力添えになれば幸いです。