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【遺骨から作る宝石】種類・製作方法・金額・依頼先・注意点を全解説

Oct 28 2022

遺骨から作る宝石は、新しい手元供養の一つの形です。ダイヤモンドや真珠など様々な宝石が作れ、アクセサリーに加工することで身につけての供養も可能です。遺骨宝石の種類・相場・製作期間・依頼先などを紹介するとともにメリット・デメリットもお伝えします

「遺骨から作ることのできる宝石の種類、製作方法、依頼先、相場をまとめて知りたい」

「遺骨から、ちゃんと宝石を作ることは可能なの?」

「遺骨を加工する宝石は、手元供養の選択肢としてありなのか?と考えている」

まずはじめに

「遺骨から宝石を作ることはできるのか?」という疑問をお持ちでしたら…

はい、遺骨から宝石を作ることは可能です。

種類もダイヤモンド、真珠、サファイア、麗石(れいせき)など豊富ですし、近年は『手元供養』の一つとして認知されつつありますね。

遺骨宝石の相場は、作る宝石やその後のアクセサリーへの加工によって変わってきますが、一例で申し上げると、遺骨から作るサファイアの相場は、約25万円からです。


画像引用元:TOMONi

遺骨から作る宝石は遺骨の中の炭素など、必要な成分を抽出して人工的に結晶化させるものですが、その方法は作る宝石によっても変わってきます。

人工宝石という括りにはなりますが、見た目は天然の宝石と変わりありません。

また、その宝石を

・アクセサリーなどに加工し、いつでも身につけて供養がしたい

・着飾るための宝石ではなく供養の拠り所として、故人を輝かせてあげたい

などご遺族の意向に沿い、さまざまな形で遺骨を宝石として作ることができるのも大きな特徴でしょう。

近年はペットも家族の一員として、亡くなった時には葬儀を行い、その遺骨を宝石にするサービスを行っているところも増えてきました。

亡くなった方やペットの遺骨から宝石を作ることで、いつでも身につけられ、供養ができることは、ご遺族にとっても心の安寧に繋がるのではないでしょうか

ですが遺骨から宝石を作ることは、新しい手元供養の形です。

・どのような種類があるのか?また相場も分からない

・どこに依頼できるのか分からない

・遺骨を宝石にするときの注意点が知りたい

など、不安点が多いのも事実でしょう。

この記事では、遺骨宝石について

・宝石の種類

・宝石ごとの特徴

・相場

・おすすめできる依頼先

をご紹介するとともに、遺骨宝石のメリット・デメリットについても書いていきます。

インターネット上にはさまざまな遺骨宝石のネットショップもありますが、大切な遺骨について正しい取り扱いとご判断ができるようにしていきますね。

この記事を読むことで、遺骨宝石のことが詳しく分かり、手元供養の一つとして考えるきっかけになれば幸いです。ぜひ最後までお読みください。

『遺骨宝石』は手元供養の一つ

遺骨宝石は、遺骨を加工し身につけながら行う供養の方法であり、『手元供養』の一つとされています。

日本では、葬儀といえば仏式が大半を占めており、その後の供養も仏式に則った形式がほとんどですが、近年は生死感や家族のあり方の変化、住宅事情などもあり供養の形の変化してきました。

・遺骨を宝石などに加工して供養する

・加工は行わないけど、ミニ骨壷などで分骨供養する

・散骨などによって手元には遺骨を残さずに供養する

ご遺族が、自分たちに合った供養の形を選べるようになってきたといえるでしょう。

遺骨から作る宝石の種類・作り方・製作期間・相場

遺骨から作ることができる宝石にはさまざまな種類があり、特徴は宝石の種類によって違います。

ここでは主な遺骨宝石として

・ダイヤモンド

・真珠

・サファイア

・麗石(れいせき)

の特徴や費用などを購入希望者が多い順にまとめていますので、参考にされてください。

種類 特徴 相場 制作期間
ダイヤモンド 天然のダイヤモンドと結晶構造などが同じであり、見た目は天然ダイヤモンドと変わらない 32万円〜300万円 約4か月〜8か月
真珠 養殖真珠と同じように母貝内で育てて製作される 42万円〜 約6か月〜8か月(核入れ〜浜揚げまで)

※核入れ、浜揚げは時期が決まっているので注意が必要

サファイヤ 人工宝石の一つだが、見た目は天然サファイアと変わらない。製作方法によってピンクサファイアの製作も可能 7.5万円〜 約2か月〜4か月
麗石(れいせき) 遺骨と石英(鉱物)を原料として結晶化させて作る人工宝石。少量の遺骨からでも作ることが可能 9.9万円〜 約3〜4週間

遺骨ダイヤモンド(相場:32万円〜300万円)


画像引用元:TOMONi

1.遺骨ダイヤモンドの作り方と製作期間

遺骨の中から炭素を抽出し、高温高圧法で人工的に結晶化させて製作されます。

製作期間は、依頼する会社や遺骨の状態などによっても変わりますが、結晶化に時間がかかるため、4か月〜8か月ほどです。

2.遺骨ダイヤモンドの相場

値段は、基本的にカラット数(重量)によって決まります。

カラーやカット方法によって、多少の違いはあるものの、カラット数が値段を決める大きな要素と考えてよいでしょう。

遺骨ダイヤモンドは、人気のある遺骨宝石の一つですが、日本国内では加工ができず、スイスやアメリカの工場で作られています。

しかし製作会社はどこも日本法人や支店などがあり、依頼するときにも困ることはありません。

遺骨ダイヤモンドの値段や依頼できる会社、依頼の流れや注意点などについて詳しくお知りになりたければ「遺骨ダイヤモンドの値段は32〜300万円|料金表と依頼先も公開!」の記事が参考になりますので、ご一読ください。

遺骨真珠(相場:42万円〜)


画像引用元:いのりのしんじゅ

遺骨真珠は、2016年から国内で製作されるようになりました。他の宝石と大きく違うのは、ご遺族が、製作工程に参加できることではないでしょうか。

1.遺骨真珠の作り方と製作期間

作り方は養殖真珠と同じで

1.遺骨を含んだ核入れ(挿核手術※)

 ※貝の身にメスを入れて 核を挿入し真珠層形成の元になる細胞を核に密着させます

2.養生

3.沖出し

4.監理

5.浜揚げ

上記の行程を経て、真珠層が生成されます。

生命(母貝)が生み出す唯一の宝石ですから、形や色も均一ではありません。それがまた人工的ではない、趣のあるものになっているのでしょう。

動画引用元:"いのりのしんじゅ" 2018年 浜揚|simakaisou

核入れから浜揚げまで、約6か月〜8か月がかかります。

また真珠の核入れは5〜7月、浜揚げは12月頃と時期が決まっていますので、いつでも依頼できるわけではない点には注意が必要です。

2.遺骨真珠の相場

日本で初めて遺骨真珠の製作を行った「いのりのしんじゅ」では、9〜18粒で、41.8万円〜です。

遺骨サファイア(相場:27.5万円〜)


画像引用元:TOMONi 

宝石には、鉱物の硬さを10段階であらわす「モース硬度」という単位があり、7以上の宝石を貴石(プレシャスストーン)といいます。

特に硬度の高いサファイアは、ダイヤモンド、ルビー、エメラルドとともに4大貴石と呼ばれ、人気の高い宝石ですね。

1.遺骨サファイアの作り方と製作期間

遺骨から抽出したカルシウムと天然サファイアを融合して製作され、製作期間は、ダイヤモンドや真珠と比べると短めで、2か月〜4か月ほどです。

2.遺骨サファイアの相場

多くの宝石と同じように、遺骨サファイアもカラット数(重量)によって、金額が変わってきます。

抽出したカルシウムと天然サファイアを融合させる技術で、世界初の特許を取った「TOMONi 」では、0.2カラット(直径約3.7mm)で、27.5万円〜です。

ご遺骨の結晶・麗石(れいせき)(相場:9.9万円〜)


画像引用元:株式会社レイセキ

天然の宝石や石にはない色や紋様があり、透明度はありません。また色の自由度が高いのも特徴ですね。

製作の立会いができる会社があるのも嬉しい点ではないでしょうか。

1.麗石の作り方と製作期間

遺骨と石英を高温溶解後、時間をかけて冷却して結晶を析出・成長させて製作しますが、溶かして型に流し込むので、さまざまな形への加工が可能です。

製作期間も他の宝石と比べると短く、3〜4週間。表面を磨かずに原石のままであれば、1週間ほどで完成します。

2.麗石の相場

原石のままであれば、直径約27〜29mm、厚みが約6mmのもので、9.9万円〜。加工する場合であれば、加工するものによって値段が変わってきます。

アクセサリーへの加工は別途5万円〜20万円

遺骨宝石は原石のままで置いておくこともできますが、アクセサリーやオブジェなどに加工することも可能で、費用は別途5万円〜20万円ほどです。

金額は加工するものによって変わります。遺骨宝石を加工する時は、供養の仕方によって2つのタイプに分けられます。

A.指輪やネックレスなどに加工することで『身につけて供養』するもの

B.フォトフレームやオブジェなど『置いておくことで供養』するもの

ですので、次のように考えていくことで、スムーズに遺骨宝石の製作を進められるはずです。

1.AかBのどちらで供養していきたいのかを明確する

2.その中でアイテムを絞る

3.デザインを決めていく

加工にかかる費用の詳細が知りたいときには、「遺骨宝石の加工を依頼できるおすすめ業者」をご覧いただき、実際の費用をご確認いただけると良いでしょう。

遺骨宝石を作る3つのタイミングと必要な準備

遺骨宝石は、製作を依頼するタイミングによって、遺骨の取り扱い方が変わります。また基本的には分骨になりますので、その点にもご注意くださいね。

タイミング 準備
火葬の前に製作が『決まっている』とき 火葬のときに分骨※しておく
火葬の前に製作が『決まっていない』とき 「分骨証明書」の発行手続きをする
お墓に埋葬後 お墓から遺骨を取り出す為に、石材店やお寺に依頼

※「分骨」とはお骨を複数に分けて供養することです。

火葬の前に製作が『決まっている』とき

火葬前に、遺骨宝石を製作することが決まっているなら、火葬のときに分骨しておけばよいので、余計な準備は必要ありません。

火葬場の職員に「分骨したい」と伝えてください。火葬場から「分骨証明書」が発行されますので、発行手数料(数百円)をご準備ください。


画像引用先:真岡市公式サイト

分骨証明書とは

・故人の氏名

・住所

・性別

・死亡年月日

などが記載された書類です。

遺骨宝石製作時に分骨証明書は必要ありませんが、残りの遺骨を埋葬するときには必要となります。

分骨した遺骨は、柔らかい紙などに包み、小箱などに納めて持ち帰りましょう。

火葬の前に製作が『決まっていない』とき

分骨をお願いしなければ、火葬場から「埋葬許可証」(火葬済の証明書)が発行されます。


画像引用先:川崎市

これは、遺骨をお墓に埋葬するときに必要となる書類です。

火葬後に遺骨宝石を製作することになったときには、別途お墓の名義人に「分骨証明書」の発行手続きをお願いしてください。

火葬に関する届出や申請書に関しては、法律で決められたルールがあります。手続きなどに不安点があるようなら「【火葬許可証】申請手順と注意点から保管・再発行の方法まで徹底解説」に詳しく書かれていますので、一読されておいてください。

お墓に埋葬後の遺骨宝石の製作

遺骨宝石は、近年認知されるようになってきた供養方法です。「すでに遺骨は埋葬されているが、遺骨宝石を製作したい」という方もいるかもしれませんね。

その場合には、お墓から遺骨を取り出して製作を依頼することもできます。(年月が経過している場合は、成分が変化している可能性もあるので業者に相談してください)

墓石を動かすことになりますので、石材店などに依頼します。また寺院に「閉眼供養」をお願いし、お経をあげてもらいましょう。

遺骨宝石以外の手元供養

もし「遺骨宝石以外にはどんな供養方法があるのか?」とお考えでしたら、手元供養の品を人気の高い順にご紹介しますので、参考にされてください。

ミニ骨壷(相場:3万円)

  特徴 向いている人
ミニ骨壷


・コンパクトなものが主流で、一見すると骨壷だとわからないようなデザインのものが多い


・部屋に合わせたものが選べるなど種類も豊富

・お墓参りにはなかなか行けないが、できるだけ供養をしたいと考えている方

・アクセサリーなどで遺骨を身につけることに抵抗がある方

プレート型(相場:2.8万円)

  特徴 向いている人
プレート型


・少量の遺骨を収められるスペースと遺影も一緒に飾れるコンパクトなものが主流

・インテリアを選ばずに飾れるものが多い

・遺骨と一緒に写真も飾りたいと考える方

・飾る部屋を選ばずに供養を行いたいと思っている方

ミニ仏壇(相場:4万円)

  特徴 向いている人
ミニ仏壇


・花や遺影も一緒に飾れる、コンパクトな仏壇

・一体型が多く、サイズも小さいので場所を取らない。デザインも豊富

・仏壇を置いて供養をしたいと考えているが、大きな仏壇が置けない方

・インテリアにも合う仏壇を探している方

画像引用先:村上クラフト ミニ仏壇 フラワー (メープル) 35,800円

遺骨宝石も含むこれらの供養方法は、『手元供養』としてさまざまなサービスがあります。それぞれのご事情に合った手元供養を探してみてください。

遺骨で宝石を作るメリット・デメリット

遺骨宝石を製作する上で、おさえておくべきメリット・デメリットを重要だと思われる順にご紹介します。

メリット デメリット
1.アクセサリーとして身につけて供養ができる

2.ほぼ半永久的に輝きを保つことができる

3.世界で一つだけの宝石になる

1.宝石に加工したら元には戻せない

2.親族とトラブルになる可能性がある

3.遺骨宝石を製作できない場合もある

1.遺骨宝石3つのメリット

1.アクセサリーとして身につけて供養ができる
身につけることで、いつでも故人を感じることができ、ご遺族の喪失感を和らげることもできるでしょう。

2.ほぼ半永久的に輝きを保つことができる
宝石に加工することで遺骨は劣化せず、宝石の持つ輝きの中に遺骨を納めることができます。

3.世界で一つだけの宝石になる
遺骨の中に含まれる成分は遺骨ごとに違いますから、いわば『世界に唯一の宝石』ということになります。

2.遺骨宝石3つのデメリット

1.宝石に加工したら元には戻せない
遺骨宝石は粉骨化し、他の宝石と掛け合わせて製作します。一旦製作過程に入りましたら、元には戻せないことを十分に承知しておくことが大切です。

2.親族とトラブルになる可能性がある
親族の中には、新しい供養方法である遺骨宝石に難色を示す方もいるかもしれません。

また基本的には分骨することになりますので、分骨自体に否定的な意見が出ることもありますので、十分な検討が必要です。

3.遺骨宝石を製作できない場合もある
故人がなくなって間もない場合は、ほぼ問題なく遺骨宝石を依頼できますが、年月が経過している場合などは、製作不可の場合もあります。

事前に依頼する業者に確認しておくようにしましょう。

遺骨宝石の制作は慎重に行う必要がある

供養の選択肢として遺骨宝石を考えているのであれば、注意すべき点がありますので、ぜひ慎重に考えていただきたいです。

前述したように

・遺骨宝石は一度製作に入ると、元の遺骨に戻せない

・従来とは違う供養方法なので、親族の中には受け入れられない方がいる可能性も否めない

これらの点は、事前に十分に考慮されてください。

遺骨から宝石を作って供養する形は、ここ20年程で行われるようになった新しい供養方法です。死生観やライフスタイルの変化、住宅事情なども影響しているでしょう。

ですが、やはり以前からの仏式の供養方法を選択する方が大多数であることに違いはありません。大切なのは、故人に最も近いご遺族が納得され、一番良いと思う供養の方法を選ぶことです。

遺骨宝石はそのための供養方法ですから、ぜひじっくり考えていただきたいと思います。

遺骨宝石の加工を依頼できるおすすめ業者

ご紹介してきたように『遺骨宝石』とひと口に言っても、さまざまな種類や特徴があり、加工を依頼する業者は、宝石の種類によって違います。

当サイトでは、遺骨宝石を依頼できるおすすめ業者として、長く製作に携わり実績があると判断した業者をご紹介しています。

また遺骨宝石製作の際に、一緒に葬儀の相談ができることも大きなメリットだと考えますので、提携先で葬儀の相談ができるところを優先しております。

おすすめする理由と合わせてお読みになり、ご検討されてください。

TOMONi社(ダイヤモンド・サファイヤ)


画像引用元:TOMONi

TOMONi 》をおすすめする理由

TOMONi」でアクセサリーを購入されたお客さまの声がありますので、購入時の参考にされてください。

《「TOMONi」口コミ》

・女性 50代

息子とまた一緒に出かけられることを嬉しく思っています。 とてもお洒落なデザインで気に入っています。

・女性 30代

主人を亡くして落ち込んでいたところ、TOMONiをネットで見つけ、製作していただきました。 対応も親切で本当に良かったと思っています。 ずっとずっと大切にします。 ネックレスは娘が大きくなったら渡そうと考えています。

・女性 30代

納骨はせず自宅に一緒にいたかったのですが、外出も「一人にさせてしまうから」と思っていました。 ですが、リングが届いてからはずっと一緒にいる感じで、行けなかった所にたくさんでかけられています。

・女性 30代

海外に住む家族に持っていて欲しくて作ることにしました。

・男性 80代

数ヶ月前に妻を亡くし、お位牌を作ったが携帯できるもう一つのお位牌を作りたいと思いました。 妻の優しい雰囲気のままに素敵に仕上がって嬉しいです。

・女性 40代

お世話になった知人の奥様が突然亡くなり、1周忌の区切りにご供養の気持ちを込めて贈り物にしたいと思い、製作を依頼しました。 知人にも喜んでいただけたと思います。

いのりのしんじゅ(真珠)


画像引用元:いのりのしんじゅ

いのりのしんじゅ 》をおすすめする理由

いのりのしんじゅの口コミは、検索しましたが見つかりませんでした。

株式会社レイセキ


画像引用元:株式会社レイセキ

株式会社レイセキ 》をおすすめする理由

株式会社レイセキの口コミは、検索しましたが見つかりませんでした。

まとめ

遺骨を宝石にすることは可能であり、宝石にはさまざまな種類があります

遺骨宝石は、その宝石によってそれぞれ違う特徴がありますので、まずは宝石ごとの特徴を把握し、ご遺族の意向にそった遺骨宝石を探すことが肝要ですね。

値段は宝石の種類によって違いがありますが、基本的には大きさによって金額が決まることが多いです。

主な遺骨宝石として

・ダイヤモンド

・真珠

・サファイア

・麗石(れいせき)

の特徴や費用などを希望者が多い順にまとめていますので、参考にされてください。

種類 特徴 相場 制作期間
ダイヤモンド 天然のダイヤモンドと結晶構造などが同じであり、見た目は天然ダイヤモンドと変わらない 32万円〜300万円 約4か月〜8か月
真珠 養殖真珠と同じように母貝内で育てて製作される 42万円〜 約6か月〜8か月(核入れ〜浜揚げまで)

※核入れ、浜揚げは時期が決まっているので注意が必要

サファイヤ 人工宝石の一つだが、見た目は天然サファイアと変わらない。製作方法によってピンクサファイアの製作も可能 7.5万円〜 約2か月〜4か月
麗石(れいせき) 遺骨と石英(鉱物)を原料として結晶化させて作る人工宝石。少量の遺骨からでも作ることが可能 9.9万円〜 約3〜4週間

《遺骨宝石のアクセサリー加工について》

遺骨宝石は、原石のままで持つこともできますし、さまざまなタイプのアクセサリーに加工することも可能です。

その場合の金額は、作るアクセサリーやデザインによって変わりますが、別途5万円〜20万円ほどが加算されます。

アクセサリーへの加工を考えているようでしたら、まずは「どのように供養をしたいのかを明確にしておく」ことが大切です。

1.指輪やネックレスなどに加工することで『身につけて供養したい』

2.フォトフレームやオブジェなどに加工し『置いておくことで供養をしたい』

どちらの形にしたいかは、ご遺族の考え方で決めていけば良いのではないでしょうか。

《遺骨の準備について》

遺骨宝石は、製作を依頼するタイミングによって、遺骨の取り扱い方が変わります。また基本的には分骨になりますので、その点にもご注意ください。

1.火葬の前に製作が決まっているとき

2.火葬の前に製作が決まっていないとき

3.お墓に埋葬後の遺骨宝石製作について

 1)火葬前に、遺骨宝石を製作することが決まっているなら、火葬のときに分骨しておけばよいので、余計な準備は必要ありません。

 火葬場の職員に「分骨したい」と伝えてください。火葬場から「分骨証明書」が発行されますので、発行手数料(数百円)をご準備ください。

 2)分骨をお願いしなければ、火葬場から「埋葬許可証」(火葬済の証明書)が発行されます。

 火葬後に遺骨宝石を製作することになったときには、別途お墓の名義人に「分骨証明書」の発行手続きをお願いしてください。

 3)すでにお墓から遺骨を取り出して製作を依頼することもできます。(年月が経過している場合は、成分が変化している可能性もあるので業者に相談してください)

 墓石を動かすことになりますので、石材店などに依頼します。また寺院に「閉眼供養」をお願いし、お経をあげてもらいましょう。

《遺骨で宝石を作るメリット・デメリット》

メリット デメリット
1.アクセサリーとして身につけて供養ができる

2.ほぼ半永久的に輝きを保つことができる

3.世界で一つだけの宝石になる

1.宝石に加工したら元には戻せない

2.親族とトラブルになる可能性がある

3.遺骨宝石を製作できない場合もある

《遺骨宝石の製作はよく考えてから》

・遺骨宝石は一度製作に入ると、元の遺骨に戻せない

・従来とは違う供養方法なので、親族の中には受け入れられない方がいる可能性も否めない

これらの点を十分に考慮され、故人に最も近いご遺族が納得され、一番良いと思う供養の方法を選んでください

遺骨宝石の種類、特徴、相場や依頼できる業者、また遺骨宝石のメリット・デメリットもご紹介し、製作するときの注意点についても述べてきました。

遺骨宝石を含む手元供養は、新しい供養の形ですし、一旦加工段階に入ると、遺骨を元の形に戻すことができません。

遺骨宝石を供養方法の候補に考えるときには、その点も十分にお考えいただきたいと思います。

この記事を読むことで、遺骨宝石の知識を得ていただき、納得のいく形で供養方法を選ぶことができるお手伝いができましたら嬉しく思います。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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