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遺品回収に頼るべき4つのケース|安心して任せるための正しい選び方

Feb 14 2023

遺品回収は「遺品」ではなく「不用品として適切に処分する」ことが目的のため、不用品回収業者へ依頼します。しかし業者によっては不法投棄や過大請求などのトラブルも多いため、今回はトラブルを防ぐための正しい進め方を注意点とともに徹底解説します!

「遺品回収ってどこをやってくれる?」

「遺品整理で出た不用品を捨てるの大変だな…」

「遺品を処分するけど、できれば丁寧に扱って欲しい」

遺品回収とは「不用品」をまとめて回収して適切に処分するための業者のことを指し、遺品整理をすることではありません。

下記のようなケースの場合は、回収業者を検討してみると良いでしょう。

1.遺品を全部まとめて素早く処分したいとき

2.自分たちで運び出すことが難しいとき

3.遺品整理が終わり不用品の処分を任せたいとき

4.経済的な問題で遺品を残しておけないとき

もし、不用品を自分たちで自治体へ出す場合、一度に出せる量に限りがあり、粗大ごみも申し込んでから最低でも2~3週間かかったりと、処分には大変時間がかかってしまいます。

そんなときに回収業者を頼ることで、短時間で「燃えるもの」「燃えないもの」「粗大ごみ」「買取」をまとめて任せることができます。

「遺品回収」は「遺品整理業者」と比べると下記のような違いがあり、費用も大きく異なりますので、予算や都合にあわせて選ぶのが良いでしょう。

要望 遺品回収 遺品整理業者
遺品を仕分けたい ×
遺品の中から探したいものがある ×
粗大ごみなど分別せず処分をまとめて任せたい
遺品を丁寧に扱ってほしい ×
遺品供養までお願いしたい ×
処分するものの中から売れるものは売りたい
消臭、除菌、害虫駆除までお願いしたい ×
不動産や公共料金解約手続きなども代行してほしい ×
必要な家財を運搬してほしい ×
費用相場

(1LDKの場合)*2tトラックでの積み放題プランで比較

2.5万円~4万円 6万~20万円

不用品回収は「遺品」ではなく「不用品」としての扱いとなるため、遺品整理業者に比べると心をこめた丁寧な扱いではなくなります。

それでも少しでも安心して任せることができる業者を選びたいですよね。

実際、不用品回収業者の中には回収したものを不法投棄したり、不適切な処理ゆえに個人情報が漏れてしまったり、作業当日に見積もりより高い金額を請求してくる業者も少なくないので注意が必要です。

そのため不用品回収業者を選ぶ際は、費用の安さだけでは決めずに「不用品を安心して任せられる」ところを「口コミ」や「業者の許可証の有無」などから総合的に考えて自分たちの目で選ぶことでトラブルを回避できるでしょう。

トラブルを防ぐための注意点を進める順番でご紹介しますので、これを読めば正しく選べるようになります!

さらに少しでも費用を安くする4つのコツもあわせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

依頼前に知るべき!遺品回収のメリットとデメリット

「不用品」をまとめて回収して適切に処分するための業者である遺品回収を利用する際には、良い点はもちろん、注意すべき点もあります。

依頼前に知った上で対策することでより安心して任せることができるでしょう。

「考えていたことと違った」「思っていたよりお金がかかった」などの後悔を防ぐことにもなりますので、必ず理解しておきましょう。

メリット デメリット
1.まとめて全部を出来るだけ早くに回収してくれる

2.処分したい重たいものも運び出さなくて良い

3.「いらないもの」を分別せずにまとめて依頼できる

4.業者によっては買取も対応してくれるので「売れるもの」は分けてくれる

1.「遺品」として大切に扱うのではなくあくまでも「不用品」として扱われる

2.遺品整理業者にお願いするよりも値段は安く抑えられる

3.自治体でゴミを処分するより値段は高くなる

4.業者ごとに値段が大きく違うことが多い

5.悪徳業者も多い

遺品回収のメリット

遺品回収をお願いすることでの4つのメリットを、自分たちの力で処分すると大変な順でご紹介します。

1.まとめて全部を出来るだけ早くに回収してくれる

2.処分したい重たいものも運び出さなくて良い

3.「いらないもの」を分別せずにまとめて依頼できる

4.業者によっては買取も対応してくれるので「売れるもの」は分けてくれる

遺品を整理することになった時、実は一番時間がかかるのが不用品処分です。

自治体ごとに異なりますが、自治体のゴミで出す場合には一度に出せる量の目安は平均2~3袋となります。

そのため、数日に分けて出す必要があったり、粗大ごみの場合でも申し込んでから回収までに2~3週間かかることもあり、回収日まで保管しておく必要があるのです。

さらに自分たちで出す場合には、粗大ごみや不燃ごみなどついつい重たくなりがちなものでも回収場所まで運び出す必要があり、人手も必要となって大変ですよね。

自治体ごとで異なる可燃、不燃での分別のルールを調べることもとても大変なので、不用品としてまとめて短時間で「部屋まで」回収しに来てくれることはとても大きなメリットなのです。

遺品回収のデメリット

メリットがある分、遺品回収には5つのデメリットもあります。

特に遺品回収に依頼した場合には、「遺品」ではなくあくまでも「不用品」としての扱いになりますので、「遺品」としての丁寧な扱いを望む方は注意が必要です。

遺品回収のデメリットを重要な順でご紹介します。

1.「遺品」として大切に扱うのではなくあくまでも「不用品」として扱われる

2.遺品整理業者にお願いするよりも値段は安く抑えられる

3.自治体でゴミを処分するより値段は高くなる

4.業者ごとに値段が大きく違うことが多い

5.悪徳業者も多い

不用品回収の費用相場に関しては 「不用品回収の費用相場と料金形態」でご紹介しますが、遺品回収、遺品整理業者、自治体ごみで想定すると下記の通りです。

<1LDKで想定した業者ごとの目安相場(左から高い順)>

遺品整理業者 遺品回収

2tトラックでの積み放題プランで比較

自治体粗大ごみ1個あたり
6万~20万円 2.5万~7万円 数百~3千円

(自治体により異なる)

粗大ごみの量にもよりますが、自分たちの手で自治体の粗大ごみに申し込むよりは高くなりますが、遺品整理業者に依頼するよりも安く抑えることができます。

ただし業者ごとに費用は大きく異なることがありますので、注意しましょう。

トラブルを防ぐための正しい選び方は 「後悔しない遺品回収業者の8つの選び方」でご紹介しますので最後までご覧ください。

最近では 環境省も注意喚起しているように、不用品回収業者として必要な許可がない業者による不適切な処理が多く報告されています。

「無許可」の業者の場合、不法投棄や不適切処理が火災原因になってしまったり、不法投棄から依頼者の個人情報が漏れてしまう可能性もあるので、安心できる業者かはしっかり見極める必要があるのです。

遺品回収を依頼すべき4つのケース

なかなか利用することのない遺品回収だからこそ、自分たちが依頼して良いものか、どんな人が利用しているのかも気になりますよね。

4つの依頼すべきケースを依頼されるケースが多い順でご紹介します。

1.遺品を全部まとめて素早く処分したいとき

2.自分たちで運び出すことが難しいとき

3.遺品整理が終わり不用品の処分を任せたいとき

4.経済的な問題で遺品を残しておけないとき

遺品を全部まとめて素早く処分したいとき

「遺品なんだけど思い入れや価値の有無とかはもう考えずに、出来るだけ手間がかからない上で最低限の費用でまとめて処分したい」という方もいらっしゃるかと思います。

距離が離れた場所に住んでいた家族の場合だったり、それぞれの事情で「思い出のものはあるかもしれないけれども、それよりもまとめて処分してしまおう」という方にオススメです。

ただし、不用品の中には相続の関係で必ず必要になるものもありますので、依頼する際には下記にある「残しておくべきもの」がないかには、十分に注意しましょう。

名前 理由
現金、通帳 相続されるもので、課税対象のため保管しておきましょう。通帳は故人が亡くなると凍結される口座から現金を引き出す手続きで必要です。
印鑑 実印や銀行印の可能性もあるため、大切に保管します。
遺言書やエンディングノート 故人から有無を聞いていなくても、遺言として遺しているものがないか探しましょう。法律的に有効な書き方をしている遺言書があれば、法的効力があります。

反対に、エンディングノートは法的効力はありませんが、故人の遺志や重要事項が書かれています。

身分証明書 故人が契約していたサービスを解約する際に、代理人は故人の身分証明書を使用して手続きするために必要となります。
契約書類 故人が契約していたものを解約、名義変更などするために重要な書類です。
カード(クレジットカード、運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、パスポート) クレジットカードは有効期限内であれば解約するために保管する必要があります。

運転免許証、マイナンバーカードは返納する必要は特にありませんが、悪用が不安な方は自治体に返納しましょう。

健康保険証とパスポートは管轄の市町村役場や最寄りのパスポートセンターへ返納手続きをします。

故人宛の領収書や郵便物 故人の交友関係を把握し、訃報や喪中連絡をするためにも有効となることがあります。
鍵がかかるものは重要であることが多いため、遺言書や現金、通帳の可能性もふまえて捨てずに取っておきましょう。
デジタル遺品 スマホやパソコン等の端末の中にある故人の重要な情報を「デジタル遺品」といい、重要なデータが残されていることがあるため、勝手に捨ててはいけません。

参考: デジタル遺品の落とし穴!相続問題に発展する4つの問題と対策を解説

故人が借りていたもの レンタル契約しているウォーターサーバーやWi-Fiルーターなどは、解約する場合に返却の必要があるため、不安なものはできれば保管して確認しましょう。

自分たちで運び出すことが難しいとき

冷蔵庫やソファなどの大型家具や、それほど大型ではないけれど部屋から回収場所までの運び出しが難しいケースがあります。

運び出せる人手を探して日程の調整に苦戦したり、運び出しの際にケガをしたり、家や建物の壁を傷つけてしまうことにもなりかねません。

自分たちの力に頼るのが難しい場合は、部屋から運び出してくれる専門業者に依頼することでプロに安心して任せることができるのです。

遺品整理が終わり不用品の処分を任せたいとき

遺品を「残すもの」「いらないもの」に分けて、遺族間での形見分けが終了し、「あとはもう不用品を処分したい」という方にもよく利用されています。

不用品の中でも「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源」「粗大ごみ」など、自治体ごとのルールに沿って分類して処分していくことは、遺品整理において最も時間がかかる工程です。

「引っ越しなどで処分を済ませなければいけないけれど終わりそうにない」など、遺品整理をした後の予定が決まっていて、処分までに時間がない方にもオススメです。

こちらで不用品を分別する必要はないので「可燃不燃に分けていないけど残りは全部処分して大丈夫です!」という状態で託すことができます。

経済的な問題で遺品を残しておけないとき

不用品を自治体のゴミ回収で処分する場合には、処分するまでに保管しておくスペースが必要です。

家の事情によっては「保管スペースを確保するために部屋の引渡し日を一ヶ月後ろにずらした」というケースもおこりかねません。

全てまとめて回収してもらうことで、結果的に費用を抑える可能性もあるのです。

不用品回収の費用相場と料金形態

不用品回収の料金形態は主に「1品ごと」「積み放題」「見積もり」プランの3種類があります。

料金形態 内容 こんな人にオススメ
1品ごと 家具など1個から依頼可能 処分品が少ない人にオススメ
積み放題 トラックなど回収する車の種類ごとに値段が設定されていて、車に乗る分は価格内で全て回収可能 処分品が多い人にオススメ
見積もり 処分品の量に応じて価格が変わるもので、一般的に訪問など実際に処分するものの量を見て見積もりをもらう 処分品の量がよくわからない人にオススメ

訪問見積もり後に積み放題プランなどを案内するケースも多い


不用品回収は不用品の量が1~あたり1万円が相場となり、軽トラックで2.5~、2tトラックで7~積むことができます。

「1品ごと」「積み放題」プランごとの費用相場は下記の通りです。

  種類(容量) 値段
1品ごと(基本料金3千~5千含む) 冷蔵庫(サイズで値段変動) 9千~2万円
洗濯機(サイズで値段変動) 6千~1万円
ソファ(サイズで値段変動) 8千~1万円
ベッド(サイズで値段変動) 8千~1万円
積み放題 軽トラック(2.5~) 8千~2.5万円
2tトラック(7~) 2.5万~7万円

積み放題プランの場合でも、事前に業者が「訪問して見積もりを出す」ことが一般的ですので、不用品の量がわからない場合は一度相談してみると良いでしょう。

その際に、追加料金発生の可能性の有無や見積書をもらうなど注意すべきポイントがありますので、 「後悔しない遺品回収業者の8つの選び方」での解説をしっかりとご覧ください。

後悔しない遺品回収業者の8つの選び方

「遺品回収のデメリット」でもご紹介しましたが、遺品回収業者の中には悪徳業者も多く、 環境省も注意喚起を出しています。

環境省が発表した不用品回収業者に関する調査結果の中で、「当初の金額と異なる金額を請求された」「領収書を発行してもらえない」などのトラブルが報告されているのです。


(参考: 不用品回収業者に関する調査結果/平成23年

このようなトラブルを防ぐためにできる「良い遺品回収業者の選び方」8つを重要な順でご紹介しますので、依頼する前に必ず確認しましょう。

1.値段の安さで決めない

2.会社について調べる

3.1社に絞り込まず最低でも2~3社に見積り依頼をする

4.可能な限り訪問見積もりに来てもらう

5.追加料金の可能性や条件を確認しておく

6.必ず見積書でもらう

7.家族何人かで対応して「安心できる」か見極める

8.領収書を受け取る

値段の安さで決めない

「捨てるだけだから、できるだけお金をかけたくない」と値段の安さのみ優先して選び、結局当日になって高い金額を請求されるということは、よくあるトラブルの半数にも及びます。

本当に安心できる業者は、事前に細かく「見積書」を出し、当日発生する可能性がある金額があれば内訳とともに説明するのが一般的です。

値段の安さ以上に自分たちの目で「会社として安心できるところか」を確かめ、業者を決める際には一番重要視すべきポイントとしましょう。

会社について調べる

依頼する会社を絞り込む際には、下記のポイントを元に相手の会社を事前に細かく調べた上で絞り込むことが重要です。

調べる場所は主に「会社のホームページを調べる」と「会社のホームページ以外を検索する」の2種類があり、それぞれチェックすべき項目があるのでまとめてご紹介します。

チェックすべき項目 理由
会社のホームページを調べる

必要な許可を取っているところかどうか

(主に会社概要に記載)

・一般廃棄物処理業許可:家庭ごみの処分に必ず必要

・産業廃棄物処理業:企業や工場から出されるゴミの処分に必ず必要

・古物商許可:古物の売買や交換するために必要な許可証

・一般貨物自動車運送事業許可/貨物自動車運送事業の届出:運送料を取り、指示を受けてトラックで荷物を運ぶ際に必要なもの

ゴミの処分や買取、荷物を運ぶ際に必ず必要な許可
ホームページと問い合わせ先の有無 悪徳業者はホームページがないか連絡を取れるものがないことが多いため
料金が書いてあるか 料金プランや目安の料金表記があることが一般的であるため
見積もり依頼を受け付けているか 細かい見積もりを事前に出すことが一般的であるため
実例が紹介されているか 親切な業者は過去の実例と価格を表記していることが多いため
会社のホームページ以外を検索する 住所や電話番号だけで検索し、実在するかを確認する 住所や電話番号が架空の業者も少なくありません
「会社名 口コミ」と検索してみる 会社のホームページ以外の口コミでは、悪い評価なども含まれていることが多いため客観的に見ることができるため

 

環境省の報告では、不用品回収業者を利用した人の中で「業者が許可を取得していたか」について、過半数の方が調べていないこともわかっています。


(参考: 不用品回収業者に関する調査結果/平成23年

安心できる会社選びのためには許可があるかを含めて、事前に調べることがより重要なのです。

1社に絞り込まず最低でも2~3社に見積り依頼をする

最初から1社に絞り込んで進めてしまうと「安心できるかどうか」の基準がわからないままとなるので、判断が難しくなってしまいます。

事前に調べた結果を元に最低でも2~3社に絞り込んでから、見積り依頼をするようにしましょう。

数社とやりとりを進めていくと「この人のここはすごく安心できた」などと、より見極めやすくなるのです。

見積もりを取る際には「相見積もりを取らせて下さい」と業者に伝えることで、値段を安くしてくれたり、より良い条件にしてくれることがあります。

「見積もりをして値段交渉をする」で詳しくご紹介しますので最後までご覧ください。

可能な限り訪問見積もりに来てもらう

「後悔しない遺品回収業者の8つの選び方」でご紹介したトラブルの実例の中で、「当初の金額と異なる金額を請求された」などと予定より多く請求された方が全体の70%も報告されています。

このようなトラブルを防ぐためにも、可能な限り事前に訪問見積もりに来てもらい、実際の不用品の量を元に確実な見積もりを依頼しましょう。

建物周辺の道の幅や駐車できる場所との距離なども、別料金が必要になるポイントでもあるため、見てもらうことでより安心した見積もりとなるのです。

追加料金の可能性や条件を確認しておく

見積もりを依頼する際には、

・当日追加料金が発生する可能性があるのか?

・ある場合はどのような条件の場合にいくら位なのか?

・料金を了承してから進めてもらえるのか?

の3点は必ず確認しておきましょう。

安心できる業者は提示している見積もりから追加料金がかかる場合は、必ず事前に詳細を伝え、了承してからの作業となり、勝手に進めることはありません。

あやふやにする部分など不安な部分があればよく確認し、それでも不安が残るようであれば選ばないようにすることで、トラブルを事前に防ぐことができます。

必ず見積書でもらう

見積もりは口頭ではなく「見積書」という書面でもらうのが必須です。

口頭で伝える場合、当日になって「言った」「言わない」などのトラブルになっても証明できるものが何もないので、必ず書面で受け取りましょう。

家族何人かで対応して「安心できる」か見極める

家族の代表者が一人でやりとりをするのではなく、可能な限り何人かで見ることがオススメです。

重要なのは依頼する業者が「安心できるところかを自分たちの目で見極める」ことですので、一人で見極めるよりも複数人で見て、話し合って決めることでより確かな判断となります。

領収書を受け取る

支払い後は必ず領収書を受け取りましょう。

お金のやり取りがあったことを明確に残しておくことで、トラブルになった際の証明としても大きな役割を果たします。

また、領収書には会社の住所や連絡先が必ず表記されていますので、相手の会社情報を保管しておくという意味でも重要な書類となるのです。

不用品回収を少しでも安くする4つのコツ

回収業者を値段の安さだけで決めてはいけないとはいえ、出来れば少しでも安く済ませたいですよね。

不用品回収を少しでも安くするためには4つのコツがあります!

取りかかりやすい順でご紹介しますのでご参考下さい。

1.量を減らしておく

2.オプション料金がかからないようにする

3.見積もりをして値段交渉をする

4.買取依頼を進める

量を減らしておく

不用品回収業者の値段は、不用品の量で大きく変わります。

事前に自治体でのゴミ回収に出しておいたり、大きな家具を親族や知り合いに譲ったりすることで、不用品の量を減らしておくことで、依頼する量が減り安くなることもあるでしょう。

オプション料金がかからないようにする

不用品回収業者には基本料金に加え、オプション料金がかかることが一般的です。

オプション料金は主に「急ぎでの依頼の場合の特急料金」「当日の作業員の人数」で大きく変わりますので、

・スケジュールに余裕を持ち特急料金など急ぎでの対応を避ける

・出来だけ手伝うことで作業スタッフの人数を最小限にする

・戸建てなどで2階に不用品があれば全て1階に下ろしておく

などを検討することで、オプション料金がかからない工夫ができます。

スケジュールには可能な限り余裕を持つことで、作業日に向けた親族で手伝う人員確保もしやすくなります。

相見積もりをして値段交渉をする

業者を決める際に2~3社に絞り込んで見積り依頼をすることを「相見積もり」といいます。

依頼する際には「相見積もりを取らせて下さい」と業者に伝えることで、相手も「なんとかうちの会社を選んでもらいたい」と値段を安くしたり、より良い条件にしてくれることがあるのです。

値段交渉するきっかけにもなりますので有効的に活用しましょう。

買取依頼を進める

スケジュールに余裕があれば不用品の中に売れるものがないか確認し、買取依頼を進めておくことで「お金をかけて捨てる」ものから「例え数十円でも利益が出る」ものになるのです。

買取先は大きく2つあり、「フリマアプリやオークション」「買取専門業者」に分かれます。

種類 具体的なサイト
(販売手数料が安い順でご紹介)
メリット デメリット
フリマアプリやオークション PayPayフリマ(フリマ)

楽天ラクマ(フリマ)

メルカリ(フリマ)

ヤフオク!(ネットオークション/フリマ)

高価買取の可能性がある 全て売れるまで時間と発送の労力が必要
買取専門業者 査定結果が出るまで早い

売りたいものに特化した業者であればより高価買取が期待できる

相場より少し安めの買取価格になることが多い

まずは「値段がつきやすいもの」を高く売るコツとともにご紹介します。

品物 詳細 高く売るコツ
腕時計

貴金属(金歯、金縁眼鏡なども)

ブランド品でない場合は貴金属として1g単位の相場で買取可能 箱や保証書がある場合は一緒に保管する
ブランド品 古いものでも状態が良ければ高値がつくことがある 状態を整え、箱や付属品があれば揃え、季節モノであればそのシーズンが来る少し前に売る
着物 状態が良い着物は高く売れることが多い

伝統工芸品に近い着物であればより高価買取が期待できる

着物は着物買取専門業者に依頼することで高く買い取ってもらえることもある
カメラ 高価で安定した人気とコレクターも多いため 付属のアクセサリーやパーツ、箱などあれば用意しておく
家具や家電 家具はブランド品やデザイナー家具のもの、家電は発売から時間が経っていないものが高く売れる傾向にある 状態を整え、箱や付属品があれば揃えておく
美術品 最近では海外で取引されることも多く、予想以上に高い値がつくこともある 箱や美術品の詳細が書かれたものがあれば揃えておく
古銭・古紙幣 記念貨幣、外国古銭などコレクターが多いものは高価買取が期待できる 状態を整えておく
お酒 洋酒や日本酒、ワインはコレクターも多いので高く取引されることが多い ホコリをから拭きで取っておき、箱や付属品があれば揃えておく
食器 未使用のものであれば予想以上の値がつくこともある 箱があれば箱のまま状態を整えておく
ゴルフ用品 ブランドにより高価買取の可能性がある

ただし値落ちも激しい物なので出来るだけ早めに売ると良い

セットのものがあればまとめて買取依頼する
仏具 金や銅で作られているものが多く、作られた年代によっては高価買取されるものもある 骨董品としての値段がつくこともあるので、骨董品店や貴金属買取の店など複数で見積もりを依頼する
切手 切手のデザインによってはコレクターも多く、高値で取引されることがある バラバラではなくシートになっているままであれば、シートのまま買取に出す
将棋盤 将棋盤の厚み、作家、使われている木材によって買取価格が大きく変わる 状態を整え、駒があれば揃えておく
古い人形やおもちゃ 作られた年代や状態、希少価値が高いものであれば高く買い取られる傾向がある ホコリをから拭きで取っておき、箱や付属品があれば揃えておく
レコードや空のカセットテープ 近年ブームが再燃しているので予想より高く値がつくこともある ホコリをから拭きで取っておき、箱や付属品があれば揃えておく

そしてフリマアプリで取引されている「意外な売れるもの」の取引相場は下記の通りです。

品名 理由 取引相場
昔のゲーム機 レトロゲームの人気が再燃しているため。 3千~5万円
ビデオデッキ 昔撮ったVHSの映像をもう一度見たりHDDにダビングしておきたいという方の需要があります。 3千~2万円
ブランドの紙袋 紙袋だけでも持ちたいという需要だけではなく、特に12月はクリスマスプレゼントとして通販利用した場合や、中古品を購入した人からの需要も増える。 500~3千円
ファストファッション 服の買取に依頼すると値段がつかないこともありますが、フリマアプリであれば人気も高いです。 500~1.5万円
カップラーメンやお菓子のまとめ売り 単品ではなく「まとめ売り」という形で多く販売されています。カップラーメンやお菓子など常温で日持ちがするものが条件です。 500~5千円
石鹸や洗剤(未使用品) 食品と同じくある程度まとめ売りされているものは売れます。石鹸は「ソープカービング」などの趣味がある人が大量買いしたり、敏感肌用の赤ちゃん用の石鹸などもまとめ買いの需要が高いです。 500~5千円
トイレットペーパーの芯、割り箸、牛乳パック まとめ売りされているものは子供の工作用などで需要があります。 500~5千円
昭和レトロな服 昭和レトロなものは一定の層から安定した人気があります。また懐かしい子供服の需要も高いです。 500~1千円

フリマアプリでは「通販でなかなか売っていないけどまとめて買っておきたい意外なもの」の需要があるということを覚えておきましょう。

おすすめの不用品回収業者

おすすめの不用品回収業者を2社ご紹介します。

・片付け堂

・片付け110番

「後悔しない遺品回収業者の8つの選び方」を元に表でまとめていますので、自分で探す場合にも参考にしてください。

対応内容 片付け堂 片付け110番
許可の有無 一般廃棄物収集運搬業

古物商許可証

解体工事業登録・建設業

遺品整理士

一般廃棄物収集運搬業

産業廃棄物収集運搬業

古物商許可証

対応可能地域 全国対応 全国対応
見積もり 無料訪問見積もり

(遠隔見積もりも可能)

無料訪問見積もり
見積もり後の追加料金 一切なし 原則なし
料金表の表記
料金形態 1品ごと/積み放題 少量回収/積み放題
支払い方法 現金、クレジットカード、電子決済 現金、クレジットカード、営業店の一部請求書対応有り
支払いタイミング 作業完了後 作業完了後
実績の掲載
対応ゴミ 粗大ごみ、不用品、家具、家電 粗大ごみ、不用品、家具、家電
不用品の分別

加盟店紹介

不用品の搬出

加盟店紹介

不用品の回収
不用品の処分
家具の解体
不用品買取

今回は全国対応のところをピックアップしておりますが、遺品回収業者は地元に特化している業者も大変多くあります。

住んでいる場所に根付いた会社がないかも一度探してみると良いでしょう。

まとめ

<遺品回収を依頼すべき4つのケース>

1.遺品を全部まとめて素早く処分したいとき

2.自分たちで運び出すことが難しいとき

3.遺品整理が終わり不用品の処分を任せたいとき

4.経済的な問題で遺品を残しておけないとき

<遺品回収のメリット>

1.まとめて全部を出来るだけ早くに回収してくれる

2.処分したい重たいものも運び出さなくて良い

3.「いらないもの」を分別せずにまとめて依頼できる

4.業者によっては買取も対応してくれるので「売れるもの」は分けてくれる

<遺品回収のデメリット>

1.「遺品」として大切に扱うのではなくあくまでも「不用品」として扱われる

2.遺品整理業者にお願いするよりも値段は安く抑えられる

3.自治体でゴミを処分するより値段は高くなる

4.業者ごとに値段が大きく違うことが多い

5.悪徳業者も多い

<1LDKで想定した業者ごとの目安相場(左から高い順)>

遺品整理業者 遺品回収

2tトラックでの積み放題プランで比較

自治体粗大ごみ1個あたり
6万~20万円 2.5万~7万円 数百~3千円

(自治体により異なる)

<遺品回収の料金形態>

・「1品ごと」「積み放題」「見積もり」プランの3種類がある

  種類(容量) 値段
1品ごと(基本料金3千~5千含む) 冷蔵庫(サイズで値段変動) 9千~2万円
洗濯機(サイズで値段変動) 6千~1万円
ソファ(サイズで値段変動) 8千~1万円
ベッド(サイズで値段変動) 8千~1万円
積み放題 軽トラック(2.5~) 8千~2.5万円
2tトラック(7~) 2.5万~7万円

<後悔しない遺品回収業者の8つの選び方>

1.値段の安さで決めない

2.会社について調べる( チェック項目はこちら

3.1社に絞り込まず最低でも2~3社に見積り依頼をする

4.可能な限り訪問見積もりに来てもらう

5.追加料金の可能性や条件を確認しておく

6.必ず見積書でもらう

7.家族何人かで対応して「安心できる」か見極める

8.領収書を受け取る

<不用品回収を少しでも安くする5つのコツ>

1.量を減らしておく

2.オプション料金がかからないようにする

3.見積もりをして値段交渉をする

4.買取依頼を進める

遺品を処分することは決して簡単なことではありません。

そのため不用品を処分したり、遺品を処分せざるを得ない場合には決して無理はせずに遺品回収というプロの業者にお願いすることで、自身の負担を大きく減らすことができます。

そして回収して適切に処分してもらうためには、値段の安さだけではなく、業者についてしっかりと調べた上で「この人達にお願いして大丈夫か」を自分たちの目で総合的に判断することが重要です。

しっかりと丁寧に選ぶことで、より安心して任せることができるでしょう。

不用品となったり、不用品とせざるを得ない事情がそれぞれにありますが、故人が使っていたものとして、最後まで丁寧に処分することが最大の供養にもなるのです。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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