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戒名の値段は30万円?必要性から相場・費用を抑える方法まで全解説

Jul 03 2024

仏式の葬儀で必要となる「戒名」。費用はどのくらい必要かご存じでしょうか。値段はいくらか、なぜ戒名が必要なのか、戒名がなくても葬儀は可能か。これらを理解しておくとトラブルを避けられます。戒名をつける値段の相場と必要性について詳しく説明します。

「戒名の値段について、何も知らないので不安だ……」

お葬式で故人につけられる「戒名」。
金額はいくらかかっているのか、果たして値段は妥当なのかと不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

戒名の平均相場は、約30万円ですが、金額は宗派やランクによって大きく変動します。

・葬儀料金を話し合った際に戒名の話が出なかったのに、あとから法外な値段を請求された
・値段が安いという理由で菩提寺以外の寺院で戒名を付けたことで、納骨を断られた
・お寺から「お気持ちで」と言われたがお布施の金額がわからず、少なく支払ってお寺から注意を受けた

上記のように、相場を知らなかったために起きる戒名の金額についてのトラブルは、後を絶ちません。

戒名の値段に関する知識を事前に得ておけば、さまざまな問題が起きた際の対処に困ることなく、後悔のない戒名をつけられます。

この記事では戒名の値段の相場、戒名の値段が高いと思ったときに費用を抑える方法、トラブルを避けるための注意点について詳しく説明します。

「適正な相場だけではなく、値段のトラブルも避けて納得した上で円滑に戒名をつけたい」とお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

戒名にかかる値段の相場は30万円程度

戒名にかかる値段の相場は、約30万円となっています。

しかしながら戒名の値段には、とくに決まりはありません。2万円程度のものから上は100万円を超えるものまで、金額の幅はとても広くなっています。

おおよその目安として、30万円程度となると知っておけばよいでしょう。

ランクや宗派によって値段が変わる

戒名のランクは、宗派によって金額が大きく上下します。ランクが上がり、文字数が増えると、その分値段に反映されるのです。

戒名の構成

一般的には、戒名は院号(院殿号)、道号、戒名、位号の四つで構成されます。

「文献院古道漱石居士」(夏目漱石の戒名)を例として見ていきます。

【戒名の構成例】

構成内容

内容

 文献院 

 院号、院殿号 

・もっともランクの高い戒名につけられる

・高僧や皇族などの身分の高い方や、宗派に多くの貢献をした方などにつけられる

・一般的にこの位がつけられることは稀

・院号のない戒名も多くみられる

古道

道号

・戒名のすぐ上につけられる

・もともとは仏教を極めた方につけられる位で、僧侶などにつけられることが多い

・一般的につけられる場合は戒名とのバランスを考えてつけられる

・故人をあらわすニックネームのようなもの

漱石

戒名

・本来の意味での戒名はこの部分となる

居士

位号

・戒名の下につけられるランクをあらわす文字

・年齢や性別、信仰の深さや社会貢献度などによって位号は変化する

・一般的なものは男性では「信士」女性では「信女」、上位であれば男性は「居士」、女性は「大姉」という位号が多く使われる

 

戒名の宗派

戒名の構成は、宗派によって少し異なるのが特徴です。

浄土真宗では戒名の代わりに「法名」が使われ、「釋(しゃく)」「釋尼(しゃくに)」という文字が使われます。

日蓮宗では「法号」と呼ばれ、「日」「妙」という文字を使う戒名がよく見られます。

宗派別に見たランクごとの値段の目安については、次の表の通りです。

【宗派別ランクと値段の目安】


 

←低          戒名のランク           高→

信士・信女

居士・大姉

 院信士・院信女 

 院居士・院大姉 

浄土宗

30万~40万

50万~60万

70万~

-

 真言宗・天台宗 

30万~50万

50万~70万

80万~

100万~

臨済宗

30万~50万

50万~80万

-

100万~

曹洞宗

30万~

50万~70万

100万~

100万~

浄土真宗

20万~

(釋・釋尼)

50万~

(院釋・院釋尼)

-

-

日蓮宗

-

-

30万~50万

100万~

 

金額はあくまでも目安であり、すべてが記載されている枠内に収まるとは限りません。

地域差などもありますので、よくわからない場合は菩提寺や葬儀社に相談してみるとよいでしょう。

戒名のランクについては下記記事もご参考下さい。
戒名の居士とは?他の戒名との違いから戒名の決め方、生前戒名まで完全解説!
院号とは?意味・ランク・相場とマナーを完全解説!

戒名の位を決める基準

 戒名をつける基本的なルールは、次の通りです。

・先祖と同じ墓に入る→先祖より高いランクの戒名はつけない
・菩提寺に新たに墓を建立して入る→戒名は自由につけられる
・夫婦で同じ墓に入る→ランクをそろえる

また下記のような理由があれば、菩提寺と相談の上、高位の戒名をつけてもらえるケースがあります。

・菩提寺への信仰が厚い
・寺院の発展に寄与している
・社会的貢献が高い

菩提寺へ多くの金額を支払えば、必ずしもランクの高い戒名をつけてもらえるわけではありません。

認識を誤ってしまうと、のちにトラブルに発展する可能性があります。

一番大切なのは、自分の身の丈に合ったランクと値段の戒名をつけてもらうことです。

戒名料が高いと思ったときに知っておくべきこと

「戒名をつけてもらったが、値段が高いのではないか?」

そのように感じられることも、少なくないでしょう。

そもそも戒名はなぜ必要なのか、安くあげられる方法はないのかについて順に説明します。

・戒名は仏式葬儀では必須となる
・オンラインで費用を抑えてつける
・自分で戒名をつける方法もある

戒名は仏式葬儀では必須となる

日本で実施される葬儀は、9割が仏式となっています。
(参照:仏式葬儀とは?一般的なマナーや葬儀の流れについて徹底解説

仏教では、亡くなった後に極楽浄土へ成仏するには仏の加護が必要との考え方により、葬儀では戒名が必要不可欠となっているのです。

オンラインで費用を抑えてつける

戒名は仏式葬儀で必須とはいえ、思ったよりも高額だと費用の捻出に困る場面が出てくるかもしれません。

そんなときには、オンラインで戒名がつけてもらえるサービスを利用すれば費用は抑えられます。

費用の相場は業者によってさまざまですが、基本的に菩提寺でつけてもらうよりもかなり安くなります。

●オンライン戒名の費用参考表

信教

一般戒名

特別戒名

浄土宗・天台宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・

2万円〜(信土・信女)

5万円〜(居士・大姉)

15万円〜(院居士・院大姉)

浄土真宗(東・西)

2万円〜(釋・釋尼)

要相談(院釋・院釋尼)

日蓮宗

2万円〜(信土・信女)

5万円〜(院信士・院信姉)

10万円〜(院日信士・院日信姉)

10万円〜(院日信士・院日信姉)

15万円〜(院居士・院大姉)

費用相場の参考サイト:お坊さん.jp

本職の僧侶にインターネットや電話で戒名を授けてもらえるため、感染症のリスクを心配する必要もありません。

混雑状況によっては急な対応の難しいケースが考えられるので、事前に余裕をもってお願いしておく必要があるでしょう。

菩提寺で葬儀や納骨を考えている場合は、菩提寺以外で授けられた戒名を認めてもらえず、葬儀や納骨を断られる可能性があります。

必ず事前に菩提寺への確認をしてから、申し込むようにしましょう。

依頼者の意向を取り入れてもらえ、理想的な戒名を授けてもらえるのも大きなメリットです。

自分で戒名をつける方法もある

費用を抑えるために、戒名の構成にのっとって自分の好きなように戒名をつける方法もあります。

自分で戒名をつけると費用は一切かからず、さらに愛着がうまれるメリットもあるのです。

ただし、この方法も菩提寺があるならば事前相談は必須と考えておきましょう。

菩提寺で葬儀や納骨をする際に、自分で勝手につけた戒名では取り扱ってもらえないことがあるためです。

相談せずに進めてしまったため自分のつけた戒名で葬儀があげられず、菩提寺の言い値で戒名を授けてもらわなければならないケースもあり得ます。

安く上げようと考えるばかりに誰にも相談せず進めると、周囲とトラブルになり結局高くついてしまうかもしれません。

菩提寺で葬儀や納骨を考えている場合は、まず菩提寺や家族に相談するのが賢明な方法だといえます。

戒名を自分で作成したい場合の方法や注意点は、「戒名を自分でつける前に知っておくべき5つのステップと3つの注意点」の記事もご参考ください。

戒名の金額トラブルを避けるための注意点

戒名の値段に関するトラブルを事前に防ぐには、次のような点に注意しておくとよいでしょう。

・菩提寺があるか確認しておく
・戒名料はいくらか事前に確認しておく
・生前戒名は必ず菩提寺に許可を得る

菩提寺があるか確認しておく

自分の家に菩提寺があるかどうか、事前にまず確認しておきましょう。

故人が「菩提寺のお墓に入る」という前提ならば、菩提寺の意向に沿った葬儀を執り行うとトラブルは回避できます。

「戒名を自分でつけたい」などの故人の遺志についても、菩提寺に相談しながら進めるとトラブルに発展しません。

菩提寺がない場合ある程度自由がききますが、寺院が運営する墓地に入れる際は墓地のルールに従わないと納骨できない可能性が考えられます。

どのように進めるとよいかよくわからなければ、遺族や葬儀社に相談するとよいでしょう。

戒名料はいくらか事前に確認しておく

戒名の相場は約30万円ですが、値段はとくに決められたものではありません。

値段を知りたい場合は、できれば生きているうちに菩提寺にあらかじめ確認しておくのが賢明な方法です。

事前に値段を確認しておけば、下記の問題は避けられます。

・葬儀料金を話し合った際に戒名の話が出なかったのに、あとから法外な値段を請求された
・お寺から「お気持ちで」と言われたがお布施の金額がわからず、少なく支払ってお寺から注意を受けた

合わせて、インターネットで相場を調べる、檀家の役員や葬儀社にあらかじめ聞いてみるのもよいでしょう。

事前に適正な相場を知っておけば、値段についての交渉が可能となります。

生前戒名は必ず菩提寺に許可を得る

生前戒名をつけてもらうのも、トラブルを避けるために取れる方法の一つです。

ただし生前戒名を受けたい場合、まず菩提寺に相談するのが一番重要となります。

菩提寺で生前戒名をつけてもらえば、まったく問題ありません。

しかし、オンラインや自分で生前戒名を勝手につけた場合、葬儀を断られたり納骨を認められなかったりと、大きなトラブルとなる可能性が非常に高くなります。

事前相談でトラブルを回避する

菩提寺に事前に相談して確認しておくことで、下記のトラブルは回避できます。

・値段が安いという理由で菩提寺以外の寺院で戒名を付けたことで、納骨を断られた

菩提寺がない場合、生前戒名が問題となるケースは少ないでしょう。

生前戒名の注意点として、授かったのを遺族が知らなければ再度別の戒名を付けてしまい、費用が二重に発生してしまうことがあげられます。

生前戒名を授かっていると周知しておくのを、必ず忘れずにしておきましょう。

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まとめ

【宗派別ランクと値段の目安】


 

←低          戒名のランク           高→

信士・信女

居士・大姉

院信士・院信女

 院居士・院大姉 

浄土宗

30万~40万

50万~60万

70万~

-

 真言宗・天台宗 

30万~50万

50万~70万

80万~

100万~

臨済宗

30万~50万

50万~80万

-

100万~

曹洞宗

30万~

50万~70万

100万~

100万~

浄土真宗

20万~

(釋・釋尼)

50万~

(院釋・院釋尼)

-

-

日蓮宗

-

-

30万~50万

100万~

(参照:院号とは?意味・ランク・相場とマナーを完全解説!

日本国内での葬儀は9割が仏式となっている以上、戒名は切っても切り離せません。

戒名の相場について知識があれば、値段に関するトラブルを避けられます。

適正な値段で身の丈に合った戒名をつけてもらうには、菩提寺や親族との相談がとても重要です。

安く上げようと考えるのも大切ですが、周囲が納得できるような形となるように進めるのが故人を送る上で一番大切だと言えるでしょう。

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【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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