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色々なお葬式の形 一日でお葬式を行う「一日葬」とは?

Mar 05 2020

世の中を移り変わりとともに、私たちの生活スタイルは大きく変化をしています。例えば20年以上前ではスマートフォンを誰もが所有している時代が来ることを予想した方はいなかったはずです。
実はお葬式も時代の変化とともに「新しい葬儀の形」が増えております。その中で今回は一日葬について、お話しさせて頂きます。

 一日葬とは

通夜を行わず、お葬式(告別式)一日のみで行う式のことです。

一日葬を選ばれる方の多くは、

喪主が高齢者で体力面の負担がある

現代人の悩みですが、遺族が仕事で忙しく調整ができない

参列者のスケジュールの都合がどうしても合わない

時などに選択をされる方が、東京を中心とする首都圏では増えてきました。

そして、通夜料理・返礼品の費用や、宿泊費などを削減できることも理由としてあります。

遺族や参列者の時間的・経済的な負担を軽減できる一日葬は、近年、徐々に増える傾向にあり、新しい弔い方の一つであると言えます。しかし一日葬がお葬式の通常の形というわけではなく、2日間掛けての通夜葬儀を行うことが通常です。

もちろん家族の同意が必要になり、それ以外にも気をつけなければならないことが多くございます。

お寺様(菩提寺)とのお付き合いのある方は許可が必要

菩提寺がある方は一日葬を執り行う際に、菩提寺の許可が必要となります。

なぜならばお経は通夜に読まれるものと、葬儀・告別式に読まれるものとそれぞれ意味があり、通夜葬儀のお経を通じて一つの形となります。もちろん家族の意向、状況もございますが、菩提寺によっては、一日葬が難しいと言われてしまうこともあるため、確認が必要です。

そして菩提寺内にお墓がある場合、菩提寺の許可を得ずに葬儀社に僧侶の手配を依頼してしまい、2日間の通夜葬儀・一日葬を行った場合は、菩提寺からお墓への納骨を拒否されることもありますのでご注意ください。それだけお寺様との関係性は考えなければなりません。

 葬儀費用が思ったよりは抑えられない。

実は家族葬や一般葬などと記載を行っている葬儀社は比較的多いのですが「一日葬」でプランを設定している葬儀社は少ないのが現状です。

葬儀社側からすれば、祭壇や設営道具など、一日でも二日でも同じ準備を行う形になるので、準備を行う時間や道具がそこまで差がなく、費用が大きく変化をしないことが多いです。もちろん人件費や食事・返礼品の費用は通夜がないために抑えることはできます。

また会場の費用が葬儀社や貸し葬儀式場の考えによりますが、一日のお葬式でも「二日分の式場費用が必要」になるケースも少なくありません。これらは確認をしておいた方が良いでしょう。

 お別れの時間が限られる

お通夜の晩は家族・親戚が集まり、故人を偲ぶ最後の晩となります。

故人がどのような方であったかなどを家族や縁があった方で語り合い、比較的ゆっくりと時間を取り、故人との時間を過ごすことが可能ですが、告別式一日のみの「一日葬」では式のあとに火葬場への出棺が控えているため、お別れの時間が限られることがデメリットとなります。

 一日葬・通常のお葬式、どちらで行っても
「家族や周囲で話し合って決めた事」であれば問題ない

一日葬のメリット・デメリットはそれぞれございますが、家族や親戚、宗教者とお付き合いがあるのであれば事前に相談をすることで状況と気持ちを考えたお葬式ができます。

ここでお伝えしたいことは「簡単に済む、安く済むためだけの理由で一日葬を選ぶことはお勧めをしない」ということです。

しっかりと予算まで考え、どのようにしたいのかを話し合っておくことが後悔をしない唯一の方法なのです。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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