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お葬式に必要なものは?想像以上にお葬式は手配するものが沢山

Feb 12 2020

お身内にご不幸が起こりお葬式を行う際、実は手配するものは本当に多くあります。そのため、事前に何も検討をせず、生前見積もりや契約を行っていない状態で打ち合わせだけで平均で2時間〜3時間程度の時間が掛かります。これを大切な方が亡くされ、精神状態が不安定、体調が良くない状態で打ち合わせを行うのはとても大変です。

なぜここまで時間が掛かるのか?

それはお葬式を行うには多くの手配を行うものがあり、ご遺族が一つずつ選択してゆく必要があるからです。

 お葬式を行うのに必要なもの

先述の通り、多くの手配をするものがあります。これらを一つずつご説明させて頂きます。

祭壇

やはりお葬式で一番大きな費用割合を占め、故人の供養の象徴とも言えるものです。従来は「白木祭壇※屋根付きの祭壇」が主流でしたが、現在は選択される方は徐々に減っている傾向があり、生花祭壇が選ばれることが多くなりました。もちろん白木祭壇は現在でもございますが、祭壇一つでも「選択の幅が広がった」と言えます。

生花に関しましては、生花を使用したその方を象徴する祭壇(趣味・会社のロゴ・思い出の場所など)をイメージした祭壇も登場しており、個性を重視されるようになりました。

 

遺影写真

故人のお姿が写りました、祭壇用の写真となります。実際には「祭壇用」と「ご出棺・自宅お持ち帰り用」の2種類を準備することがあります。昔はスナップ写真を準備して頂くことが多かったのですが、最近ではやはりデジタルカメラやスマートフォンのデータでの管理が多くなり、データを送信して頂き作成することが多くなっています。

御棺

故人様をお納めする御棺です。御棺と言いましてもシンプルなタイプ、布張り、檜などの高級な木を使用したものまで、多くの種類と費用のものがございます。種類も多くの葬儀社では10〜20種類ほどカタログ内での選択があり、悩まれる方が多い項目の一つとなります。

湯灌

故人様をバスタブを用いてお身体を清め、仏衣や生前にお召しになられていた洋服などに御着せ替えを行う儀式となります。病院などで行う簡易的処置ではなく、専門スタッフが行う処置となります。

仏衣

故人様にお着せする「旅立ちの衣装」となります。白い仏衣が基本になりますが、最近では薄い青やピンクなどの色が入りましたものもございます。材質にも各葬儀社のなかでもこだわりがあるものとなります。

会場使用料

お葬式に使用する会場の使用料になります。管理を行う法人や地域により会場の使用料が異なり、基本的に都心に近いほど使用料が高額になります。地方に比べ東京などではその傾向が顕著です。地方では数万円の場所もあれば、都心では20万円〜50万円以上必要な会場もございます。また利便性や利用しやすい場所などは利用者が集中するため、会場の設定は特に大事になります。また親族控室がセットになっている場合や別途必要な場合もございます。

案内看板

葬儀に際し、会場入り口の表記や近隣地域に矢印の案内看板を設置する場合がございます。近年家族葬の増加により、看板を多く設置することは少なくなりましたが、お葬式が行われていることを示すために必要なものとなります。

寝台車

病院や施設から故人様をご自宅や安置所、葬儀会場までお連れするお車になります。車種としては普通の乗用車タイプ(エスティマやアルファードなど)が多く、見た目は普通の車と変わりません。
近年では「霊柩車」を準備せず、この車でご出棺をされる方もいらっしゃいます。

霊柩車

お葬式のあと、ご出棺に使用するお車になります。従来は宮型霊柩車と呼ばれる「屋根が乗っておりますお車」が主流でしたが、現在では洋型霊柩車「屋根がないタイプ:センチュリー・リンカーンなど」が主流になっております。最近の火葬場では洋型霊柩車のみでしか乗り入れを認めていない場合もございます。

ご出棺用マイクロバス・ハイヤー

お葬式を終え、火葬場まで向かうお車を手配します。親戚の大多数はマイクロバスでの移動となりますが、お寺様も火葬場に向かわれる場合や少人数の親戚のみのお葬式の場合は、ハイヤーでの移動を行う場合もございます。稀に自家用車で移動をされる遺族様もいらっしゃいますが、安全面等を考慮し基本的にはバスまたはハイヤーを頼まれる方が多いです。

お骨壺

故人様のお骨を納める壺となります。シンプルな白壺が主流ですが、模様が入りましたものや青磁のお骨壺などのタイプなど多くの種類がございます。またお骨壺は地域の風習により大きさが異なりますので、特にお葬式を行う地域とご納骨をされる地域が異なる場合は、事前に調べておくことが大事となります。

保冷剤(ドライアイス等)

故人様のお身体の保全を行うために使用いたします。ドライアイスを使用することが多いのですが、最近ではドライアイスに変わる保冷剤を用いることもございます。お葬式までの日数により使用回数が変動いたします。

葬儀司会

プロの司会者を葬儀担当者以外で頼む場合がございます。葬儀司会のプロであるため落ち着いた口調で式を滞りなくご案内します。経験上女性の司会者が多い印象がございます。

後飾り祭壇(中陰壇)

一般的に四十九日までお骨を安置するための仮祭壇になります。簡易的なものから、木製のものまで種類がございます。不要になりましたら、葬儀社で引き取りまたは家族の方でご処分されることもあります。

祭壇オプション生花・御供物

基本の祭壇を選択されたあとに「追加で生花の量を増やす」「地域によっては特有の御供物を追加」で行う場合がございます。各地域で準備をされるものが違うこともあり、意見が分かれるところです。

お食事(通夜振る舞い・精進落とし)

お通夜後、お葬式終了後に準備をされるお料理となります。お料理の種類・人数・地域性などにより変動いたしますので、ご遺族は親戚数と参列者数の予測を行って頂く形になります。

返礼品(お香典返し等)

参列を頂いた方にお返しをする品物となります。地域によりお香典返し(即日返し)としてお渡しする場合や、あくまで会場までの交通費などの意味合いで品物準備を行い、本来の香典返しは別の品物を準備するなどこちらも地域性が反映される項目となります。

 お葬式に関する項目を決めるのは本来「時間」が必要

主な一例を記載させて頂きましたが、これだけの項目を短時間で決定しなければなりません。お葬式は突然発生してからバタバタ決めていく印象がありますが、時間も限られる中でこちらを一つずつ決めていくのは本当に大変なことなのです。

お葬式を行うのに、多くの項目を決定しなければならないかを感じて頂けたのではないかと思います。きっかけとして事前に調べ、プランを決めておくことが大切なのです。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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