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香典辞退をマナー違反にならずに伝える5つのコツと注意

Jun 21 2021

香典辞退は「参列者へ負担をかけたくない」「香典返しの手間を省きたい」などの理由があり、辞退することはマナー違反ではありません。しかし、香典は本来相手からの善意であることから辞退を伝える際は十分な配慮が必要に。良い伝え方のコツをご紹介します!

お葬式に参列するときに持参することの多い香典について、みなさんはどこまでご存知でしょうか。いざ訃報が届き、お葬式に参列しようと思っても、香典の相場がわからずに困ることも多いでしょう。

そんな香典ですが、実は「香典辞退」という場合があります。さまざまな理由によりあまり香典を受け取りたくない場合もあるでしょう。

この記事では、そんなときの香典辞退の仕方や、逆に香典を辞退されてしまった場合の対処の仕方を、解説していきます。

香典辞退という選択肢もある

みなさんは、香典辞退という選択肢があることをご存知でしょうか。お葬式に参列する際に、持参する香典ですが、様々な事情があり、あまり受け取ることが良くない場合もあるでしょう。

そんな時に、香典を辞退することも可能なのです。 

お葬式にこうした香典はつきもので、みなさんの中には、え?そんなのありなの?と思われる方も大勢いるのではないでしょうか。しかし、現在では、こうしたことがお葬式の場でよく起きていることも事実です。

この記事では、そんな香典辞退について、喪主側が辞退する際の方法や、参列者側が辞退された時の対処法について解説していきます。実際にやろうとすると難しいかもしれませんが、今回の記事が皆さんの参考になれば幸いです。

香典とは

そもそも香典とはどのようなものなのでしょうか。一般的には、お葬式などの際に、弔問する人が、お悔やみの気持ちを込めて金銭を包んで遺族に渡すものを指します。

もともとは、金銭を包んで渡すものではありませんでした。今もそういった風習が残っていますが、故人が亡くなった後、葬儀までの間、お香(線香)を絶やすことなく焚いていました。

お香をたくさん使うわけですから、そのお香を支援するために周りの人が、線香などを持ち寄ったのです。これが始まりと言われています。

こうした、お香を持ち寄ったものが、お香を買うためのお金を包むようになり、現在の形となったのです。大切な人を亡くし、困難な状況にある遺族を周りの人がみんなで支えることこそが本質なのです。

香典を辞退するケースも増えている

このような互助的な精神によってその風習が生まれた香典ですが、こうした香典を喪主側で辞退するケースが増えてきました。

詳しい理由は次で解説しますが、社会のなかで「家族葬」など、家族うちなど身内で、故人を送り出す風潮が強まってきたことも要因の一つであるといえるでしょう。

香典を辞退する理由

辞退する理由にはいくつかありますが、ここでは3つほど抜き出して説明します。先程説明したような時代の流れも、理由として挙げられますが、ここで説明する3つの理由は、もう少しはっきりしたものになります。

まず1つ目は、香典返しの手間が減るという理由です。香典は受け取ることによって、喪主側の費用的負担を助けるといった側面があります。

一方で、香典を受け取った場合、その御礼として香典返しをする必要があります。

こうした香典返しは、ただ単にお礼の品を購入するだけでなく、会場で香典を受け取り、お返しをするための受付を設置する必要があります。

加えて、当日にお返しすることができない場合には、住所や宛先などをしっかりと確認をする必要があります。 

このように、香典返しは、葬儀の準備の中でも非常に大変なものであると言えます。中には、こうした手間をなるべく省きたいと考える人もいるでしょう。

2つ目は、参列者に負担をかけたくないといった理由です。香典は喪主側にとっても手間がかかる一方で、参列者側にとっても小さくはない負担になります。

葬儀に招待された場合には基本的に、持参することがマナーですので、痛い出費であることは言うまでもありません。

喪主の中には、こうした負担をなるべく少なくしたいという意味から、辞退する人もいるようです。 

最後に3つ目は、金銭的な助けを受けたくないという、気持ちの問題で辞退する場合もあるようです。香典は相互扶助の考えで、周りの人からの支援を受けるものです。

この観点から、なるべく周囲の支援を受けたくないと考える人も、中にはいるでしょう。

このように、様々な理由で、辞退する事があるのです。香典を辞退することは、決して悪いことではありません。しっかりと理由があるのであれば、辞退するというのも立派な選択肢であるといえるでしょう。 

香典を辞退したい場合はどうすればよいのか(遺族)

ここからは、実際に辞退したいと思った際に、どのようにすればよいのかを解説します。社会一般のマナーとして、葬儀に招待された際には、香典を持参するものです。

ですので、しっかりとその意向を伝えられていない場合には、基本的に参列者は香典を持ってきてくれるでしょう。香典を辞退したい場合には、しっかりと自らの気持ちを参列者に伝えておく必要があるのです。

香典辞退の気持ちの伝え方

では、どのように辞退しますといった意向を伝えればよいのでしょうか。まずは、そんな伝え方について解説します。

1つ目の伝え方として、訃報の案内を送る際に、一緒に辞退の旨を伝えるという方法があります。この方法に場合、事前にしっかりと意向を伝えることができるため、葬儀当日の手間は大幅に省けるでしょう。

また、仰々しく伝える必要はなく、端的に香典は辞退しますと書くだけで良いでしょう。参列者にも金銭を包んで持参するといった手間がありますから、事前に通知しておくことができたほうが良いでしょう。

2つ目の伝え方として、当日の受付の際にいうという方法があります。これは、案内状を出さない場合や、訃報を聞きつけて、自主的に弔問にきてくれた人に対して伝える方法になります。

受付で香典を差し出された場合に、辞退の旨をしっかりと伝えます。この時、基本的に香典は善意のものですので、感謝の気持ちを示しつつ、丁寧にお断りするようにしましょう。

誰だって、善意で差し出したものを、跳ね返されたら嫌な思いをしますよね。葬儀に来てくださる方は、基本的に故人と親交があった、関係の深い方ですので、丁寧に対応するようにしましょう。

香典辞退の気持ちの伝えるタイミング

続いて、辞退の気持ちを伝えるタイミングです。先程の内容と若干かぶってしまいますが、ここでは「タイミング」に話を絞って解説します。

先程も説明したように、もっとも良いタイミングは、事前に案内を出した際に、その旨を併記しておくことです。

香典袋を準備して、表書きなどを書き入れ、お金を用意して包む行為は、それなりに時間がかかり大変なものです。会場について、突然言われても困ると言った方も少なくないでしょう。

こういった意味で、ベストタイミングは、葬儀の案内をするタイミングであると言うことができます。みなさんも、参列者の迷惑にならないように、なるべく早く伝えておけると良いでしょう。

辞退しても渡された場合の対処法

最後に、辞退の旨を伝えても、どうしても差し出される場合はどうすればよいのでしょうか。そんな少し困った状況の解決策を解説します。

参列者の中には、頑なに受け取って欲しいという人もいるかも知れません。そんなときは、否が応でも辞退する必要はないのです。どうしてもというときは、ありがたく受け取れると良いでしょう。

あまり断りすぎてしまうと、相手に失礼にもなってしまいます。香典はあくまで気持ちですので、その点を踏まえて判断できると良いのでは無いでしょうか。

香典辞退を伝える際の例文

実際に「香典を辞退します」と伝えるときには、どのような言い回しをすればよいのでしょうか。いざ伝えようとすると、何を行っていいものかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

ここでは、香典辞退の例文をご紹介します。

■訃報と一緒に伝える場合

尚 誠に勝手ながら 御香典は 固く御辞退申し上げます

■受付で伝える場合

誠に勝手ながら、故人の生前の意向により、香典は辞退させていただいております。

香典辞退された際の対処法(会葬者)

では逆に、辞退された場合にはどのように対応すればよいのでしょうか。今度は、会葬者の立場に立って、香典辞退について解説していきます。

お供え物や供花を送る

香典は、あくまでお悔やみの気持ちを示すためのものですので、金銭である必要はありません。

辞退すると行った旨の連絡があった場合は、代わりにまんじゅうや缶詰、お菓子といったお供え物を準備しておくるのも手段でしょう。

また、お菓子などではなくて、お花をおくるのも良いでしょう。こうしたお供え物には、宗教や宗派によって決まりがあることが多いです。

ですので、もしおくり物をしたい場合には、相手の宗派などをしっかり確認するようにしましょう。

加えて、こうしたものは葬儀会館に直接送ることが多いようです。葬儀会館に送る場合でも、ご自宅に送る場合でも、突然送ってしまうと、かえって迷惑になるので、事前に送る旨を伝えておくことがマナーだと言えます。

弔電を送る

弔電を送ると行った選択肢もあります。弔電は、お悔やみの言葉を記した電報になります。お悔やみの気持ちを伝えることが目的ですので、いち早く弔意を示すために、こうした電報を活用できると良いでしょう。

詳しい電報の送り方は、NTTや代理店などに問い合わせると良いでしょう。事情を説明すれば、正しい手順や注意点を詳しく教えてくれるはずです。

最近では、あまり電報を使うことは無くなってきましたが、少し形式を重視する場合などには、こうしたものが有効であることが多いため、状況によって、ぜひ活用を検討してみてください。

お悔やみのお手紙や電話をする

次の方法は、お手紙を書いたり、電話をかけたりするという方法です。この方法は、最も手軽にできる方法だと言えます。

参列者が未成年だったり、急いでいたりする際には、お手紙や電話をかけてお悔やみを伝えるのも手段の一つだと言えるでしょう。

いち早く伝えたい場合には電話を、気持ちを込めて手書きで伝えたい場合には、手紙を書くというように、上手に使い分けができると良いのではないでしょうか。 

後日弔問する

当日は香典や参列そのものを辞退して、後日弔問するという方法もあります。葬儀当日は、遺族も非常に忙しいことがほとんどです。

招待されていない場合など特に、当日は伺わないという選択肢は十分に考えられるでしょう。

親族の場合は受け取ってもらえる可能性もある

ここまで香典が辞退される場合について、解説しました。ただし、例外として、親族の場合は、香典辞退の旨の連絡があったとしても、香典を受け取ってもらえる可能性もあります。

辞退するといった判断は、その後の手間を考えてのことであることが多いです。親族の場合は、そのあたりあまり気を使う必要が無いため、むしろ香典を渡してもらえると嬉しいといった場合もあるようです。

親族である場合には、直接本当に持参しなくて良いのか、持っていっても大丈夫かを確認してみても良いでしょう。

お供え物なども辞退された場合の対処法(会葬者)

最後に、香典のみでなく、お供え物なども辞退された場合の対処法を解説します。

たとえお供え物であったとしても、遺族側の受け入れの手間はある程度かかってしまいます。こうした観点から、お供え物なども含めて、辞退されることも十分に考えられます。

後日弔問する

こうした時に、どうしてもお悔やみ伝えたい場合には、後日弔問するのが良いでしょう。個人やその家族に、生前大変お世話になっていた場合、どうしても直接あってお悔やみを伝えたい場面は出てくるものです。

葬儀のときは、家族や故人の意向を十分に尊重することが必要です。後日の弔問であれば迷惑になることも少ないので、自分や相手のスケジュールに合わせて行えると良いでしょう。

無理に渡さないほうが良い場合もある

さて、香典やお供え物などは、お悔やみの気持ちを伝えるための手段でした。

しかし、相手の気持ちを尊重せずに、無理やり渡してしまえば、それは相手にとって、ただの迷惑行為になってしまいます。

誰も迷惑行為として、香典やお供え物をおくりたいとは思わないはずです。本当に大切なことはものをおくることではなく、気持ちを伝えることです。

このことをしっかりと理解した上で、もし、相手が不要であると言うのであれば、渡さないことも最も良い気持ちの伝えたかであると言えるでしょう。

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香典辞退についてのまとめ

この記事では、近年その社会的な背景も相まって増えてきた「香典辞退」について、詳しく解説してきました。香典はそもそも、大切な人が亡くなってしまうという困難に直面する遺族を周りの人がみんなで支えるというものです。

現代、社会が豊かになって、そうした互助が必要なくなったり、かえって手間を増やしてしまったりするケースが増えてきました。

そうした中、本来の助けることや、お悔やみの気持ちを伝えることを目的とした時に、香典を辞退する選択肢も十分にありえます。もし、故人の意向や、遺族で相談をして、そのほうが良いと判断した場合には、しっかりと周りの人に伝えながら、辞退できると良いでしょう。

辞退の連絡を受けた人も、渡したい気持ちも十分にわかりますが、ここは相手の気持ちを尊重して、自分の気持ちだけで行動に移すのではなく、自重することができると良いでしょう。 

どちらにしても、お葬式とは、故人の死を痛み、供養するための儀式です。

遺族にとっても、大切の人とお別れをするための、自分の気持ちに区切りをつけるためにも、非常に重要な儀式であると言えます。

こうした場で、形に囚われること無く、本来の意味を大事にしながら、柔軟に方法を変えていくことは大事なことだと言えるでしょう。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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