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うみと大地の自然葬とは?特徴から散骨プランまでを解説!

Dec 15 2020

散骨代行業務を行う、うみと大地の自然葬についてご紹介していきます。

運営会社や事業内容、散骨にはどのようなプランがあるのかについてご興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

うみと大地の自然葬とは

長崎県と福岡県にメイン拠点を置き、散骨代行業務を行う、うみと大地の自然葬。海洋散骨を中心に供養に関するサービスを提供しています。

この記事では、うみと大地の自然葬の特徴や、散骨のプランをはじめ、うみと大地の自然葬が手がけているサービスについてご紹介していきます。

運営会社

うみと大地の自然葬を運営するのは、Nプラン株式会社です。

本店がある長崎県と福岡県に営業所があり、九州全域で散骨を行うことができます。

また、海洋散骨を希望する遺族の意思を尊重することはもちろん、環境保全にとりくむためのガイドラインを制定する日本海洋散骨協会という組織に加盟しています。

さらに、散骨業者としては珍しく、官公庁や役所と協議を行い営業している散骨業者なのです。 

うみと大地の自然葬の特長

うみと大地の自然葬の特長としては以下のような点が挙げられます。

・潮の流れを入念にチェックし、船の停止位置を細かく調整してくれる

・散骨前に、「水葬の儀」と呼ばれる散骨式を執り行ってくれ、故人との別れの時間を設けてくれる

・散骨時に写真をたくさん撮影してくれる

・散骨後に時間制限がない

これらは、遺族の手によって、遺骨が海にまかれるという時間を大切に思う、うみと大地の自然葬の価値観から取り組まれていることです。

海洋散骨をはじめ、散骨というのは遺骨をまく行為であり、その遺骨は再び手元に戻ることはありません。

そのまたとない時間を尊ぶゆえの特長だと言えるでしょう。

散骨以外の事業内容

うみと大地の自然葬では、散骨以外にも花壇墓(樹木葬)や墓地の管理代行、ペット粉骨など事業は多岐に渡ります。

散骨を検討されている方はもちろんのこと、供養や相続、お墓の管理に関して不安や悩みがある方は、相談してみてはいかがでしょうか。

うみと大地の自然葬の散骨プラン

うみと大地の自然葬の散骨プランの詳細をご紹介していきます。主なプランは以下の3つです。 

チャーター海洋散骨

チャーター海洋散骨は、船を貸し切って海洋散骨を実施するプランです。

海のどのあたりで遺骨をまくのか、出航する港はどこかなどで料金に変動がありますが、おおよそ14万円程度で依頼が可能です。

また、プランのコンテンツとしては、粉骨だけではなく、写真撮影や水葬式の実施、海洋散骨の証明書発行などがあります。

なお、船を運転するためにかかる費用や、お花代、骨壷を処分するためおの費用なども料金に含まれており、遺骨の乾燥が必要であったり、粉骨を機械ではなく手動で行いたいといった場合には別途料金がかかります。

代行海洋散骨

代行海洋散骨は、船に遺族は同乗せずに、うみと大地の自然葬のスタッフの方によって、代わりに海洋散骨を行ってもらうプランです。

先ほどのプラン同様、散骨を行うエリアによって若干異なりますが、おおよそ6万円程度で実施してもらえます。

たとえば、足腰が悪く、船に乗ることができない、何かしらの理由で現場にいけないなど、物理的に船に乗ることが難しい方は、代行海洋散骨を検討されてみてもいいかもしれません。

また、親族がいない方が生前に申し込みするというケースもあり、終活として準備をされている方もいるようです。 

ペットの散骨

最後にペットの散骨です。

ペットの散骨を行う業者としては、人と動物のどちらの散骨も受け入れている業者と、ペットのみの散骨を受け入れている業者、もしくは人間の散骨のみしか受け付けていない業者もあります。

ペットの散骨と人間の散骨の手順に大きな差はなく、違いとしては埋葬許可証があるかどうかという点です。 

埋葬許可証は人の遺骨をお墓に埋葬する際に必ず必要となる書類で、遺骨の火葬後にもらえることが一般的ですが、この許可証は動物には発行されません。

したがって、ペットの散骨を検討されている方は、まずはペット散骨を行ってくれる散骨業者かどうかを確認する必要があります。

うみと大地と自然葬では、九州エリアにおけるペット散骨が可能なため、該当エリアでの散骨に関心のある方は、まずは問い合わせから始めてみましょう。 

海洋散骨とは

そもそも海洋散骨とはどういったものを指すのでしょうか?海洋散骨の実施件数が増えている理由も含め、散骨についてご説明します。 

散骨・海洋散骨とは

散骨とは火葬が終わった後の遺骨を骨壷に入れて埋葬するのではなく、遺骨を細かくパウダー状に粉砕してから、海や山林にまいて供養する方法です。

散骨の一種として海洋散骨があり、文字通り海へ遺骨をまきます。

たとえば、海に思い入れが強い方は生前から「自分が死んだら遺骨は海にまいてほしい。」と自分の意思で望まれることもあります。 

なお、散骨は法律上実施しても特に問題はないと言われていますが、自治体によっては散骨を禁止しているエリアもあります。

また、海洋散骨であれば、漁港の近くを避けたり、近隣住民の迷惑にならない範囲で実施するなど、関係者への配慮が必要です。

さらに、散骨を選択すると基本的に遺骨は手元には残らないことや、お墓に埋葬するのが普通だという考えも強く根付いており、散骨に嫌悪感を抱く親族もいるかもしれません。

したがって、海洋散骨をする上では、周囲とのコミュニケーションや、関係者が納得したことを確認してから進行するのが望ましいと言えるでしょう。

海洋散骨が増えている理由

海が好きという理由以外にも、少子高齢化の影響や、経済的な問題、ほかにも子供や身内にお墓の管理をさせるのが申し訳ないという考えによって、供養方法として海洋散骨を選ぶ人が増えてきているようです。

現在の少子高齢化の世の中では、単身世帯や子供がいない世帯も多く見受けられ、入るお墓があっても管理ができる人間がいない場合もあります。

一方で、子供や墓守がいたとしても、自分の死後に手間をかけたくないと望む人も少なくなく、お墓に入ることを避けたいという考えから、海洋散骨を検討するようです。

また、「自然に還りたい、広々とした海で開放されたい。」と海に特別な思い入れがあれば、生前に自分で申し込むといった方もいます。 

手がける樹木葬(花壇墓)

うみと大地の自然葬では、海洋散骨以外にも樹木葬を依頼することができます。

樹木葬とは、埋葬することを許可されているエリアにおいて、お墓のシンボルとなる樹木を植え、その周辺に遺骨を埋葬する供養方法です。

なお、うみと大地の自然葬では、長崎にある白崎プレイ・ガーデンという花壇墓を運営しています。

花や木など美しい植栽が施されている墓地で遺骨を埋葬することができます。 

白崎プレイ・ガーデンの基本情報

白崎プレイ・ガーデンは、うみと大地の自然葬が管理する、長崎県西海市にある海が近い樹木葬霊園です。

花壇墓と呼ばれる自然葬を採用しており、草花が美しく管理されている区画の元で遺骨を埋葬することができます。

お墓、納骨堂、自然葬、永代供養塔といった様々な供養方法が掛け合わせられたニュータイプの花壇墓です。

白崎プレイ・ガーデンの特徴

白崎プレイ・ガーデンの特徴は以下の通りです。

・お墓を建てる必要がない

・後継者がいなくても、お墓の管理をお任せできる

・専用のボトルに入れて納骨

・草花の管理が丁寧

・宗教不問

・個別でのお参りができる 

白崎プレイ・ガーデンでは、自然葬の花壇墓への埋葬をはじめ、永代供養塔での供養もお願いができます。

永代供養というのは、契約料金を支払うと、お墓を管理する寺院や霊園の方が遺族に代わって墓守をしてくれる供養方法です。

お墓を建てる必要がないため、おおよそ10分の1ほどのコストで供養ができるのがポイントです。

また、花壇墓というだけあって、草花の管理が行き届いており、ハウステンボスの植栽師さんが手入れしているそうです。 

さらに、遺骨の管理方法も特徴的で、専用の密閉材に粉骨した遺骨を入れた後、二重でボトルに入れることで、湿気や虫から遺骨を保護します。

骨壷だと隙間があることで湿気やすかったり、そのせいで遺骨にカビが生えることもあるため、密閉されているというのは保存上非常に良い状態と言えます。

なお、白崎プレイ・ガーデンでは、自然葬を採用しているため、宗教も特に問われず、個別でのお参りも可能です。 

白崎プレイ・ガーデンのプラン

白崎・プレイガーデンのプランは遺骨の数(人数)と区画の利用期間によって料金が決まります。

基本的に期間5年〜32年の期間内で管理をお任せでき、1人分の遺骨の場合約35万円〜、2人分の場合約60万円〜、5人分の場合約80万円〜、8人分の場合約100万円といった料金体系です。 

なお、期間中ずっと花壇墓に埋葬されるわけではなく、途中で永代供養塔と呼ばれるモニュメントの下に納骨されます。

なお、最初は区画が限られている個人墓へ移され、その後一定期間が経過すると、様々な人の遺骨を一緒に供養する合祀墓へと移動されます。

永代供養墓であるため、供養やお墓の管理は霊園側が行ってくれます。 

うみと大地の自然葬についてのまとめ

うみと大地の自然葬に関する情報についてまとめました。

最近では生前から供養方法として視野に入れている方も少なくない海洋散骨ですが、うみと大地の自然葬は、遺族や故人の意思を尊重するのみならず、海に対する敬意や環境保全の意識を念頭に置く会社です。

九州での海洋散骨や自然葬にご興味のある方は、うみと大地の自然葬のプランを検討されてみてはいかがでしょうか。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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