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海外搬送とは⁉︎海外への故人様の搬送手配・手続きについて

Nov 09 2020

国際交流が活発となり、海外の方が日本で活動を行う方、日本人が海外で活動を行うことも多くなりました。

そのため、海外の国籍の方が日本でお亡くなりになったり、日本人が海外でお亡くなりになる場合もございます。その際、母国へ故人をお連れすることも当然ございます。

しかし、国境を越えるための手続きとなるため、日本国内の長距離搬送と異なり、多くの手続きと時間が必要になります。

今回は海外搬送についての手続きについて、ご説明させて頂きます。

海外搬送とは

海外搬送とは、日本国内でお亡くなりになった故人を海外へ送る、また海外でお亡くなりになった日本人を国内へ迎え入れるための手配を指します。

日本は島国のため、必ず飛行機にて故人の搬送を行います。

日本国内での移動とは異なり、国境を越えるための手続きが必要になるため、大使館(領事館)との手続き、航空会社との手続き、故人の防腐処置(エンバーミング)などが必要となります。

海外への故人の搬送は、エンバーミングが必須の国も多いため、日本国内で防腐処置を行い、海外へ搬送を行う場合が多いです。

※宗教上により、エンバーミングを行わない場合もございます。

海外搬送の手配

海外搬送の手配について、下記の形で行われます。

ご遺族のご指定の場所までお迎え

エンバーミングの処置を行うため、専用施設へご搬送、防腐処置

故人様へ洋服の着せ替え(ご遺族の要望)

お棺に納める(納棺)

大使館(領事館)に提出を行うための書類作成

飛行機チケットの手続きをご遺族が行う(多くは成田国際空港・関西国際空港からの海外出国)※故人と同じ飛行機でフライトできない場合もございます。

出国手続きを出国する空港で行う(フライトの2時間〜3時間前に手続きを完了させます)

日本国内への受け入れ手配

日本国内げ故人を受け入れるための段取りとなります。

大使館(領事館)空港関係者、海外の現地葬儀社などと連絡を取り、迎え入れる空港に車(寝台車)の手配

海外からの空輸用棺の解体を行い、故人の状態を確認

エンバーミングを行っていない故人には必要に応じて、エンバーミング処置を行う

処置を行った後、指定する安置所・葬儀社まで搬送を行う 

日本国内受け入れ時の必要事項

ご依頼には、下記の内容を事前の確認が必要となります。

死亡された国名・故人の名前・故人を搬送する国内住所・電話番号

棺の大きさ・材質・重さ

航空会社・便名・フライトスケジュール

死亡された国で発行された死亡の証明書・葬儀会社名・電話番号

海外搬送費用の相場はどのくらい?

海外へ故人を搬送する場合や海外から故人を搬送する場合、費用の相場としては約100万円から150万円〜160万円程度必要となります。

しかし上記は、国の状況や慣習、故人(ご遺体)の状況、フライトの時間や距離なども影響するため、状況により異なります。

詳しくは手配をされた専門の会社に問い合わせることが大事となります。

手配を行うためには

ご遺族が単独で行うことはほとんど不可能であり、多くの場合は葬儀社や搬送専門の会社を手配することになります。

その中でも、海外への搬送は多くの手続きが必要になり、対応できる会社も多くはありません。

「やさしいお葬式では海外搬送の受付」を全国で行っているため、24時間いつでもお問い合わせくださいませ。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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