東京都立青山葬儀所とは!?芸能人・著名人のお葬式で有名な都内有数の大葬儀場「青山葬儀所」について(令和3年3月31日より利用休止)
Aug 11 2020
2021/4/22 情報更新
令和3年3月31日をもって東京都青山葬儀所は、老朽化の為、利用休止となっております。
再開の時期は、今後の東京都公式サイトをご確認ください。
【利用休止に関するお問い合わせ】
■東京都青山葬儀所管理事務所
令和3年3月31日まで(03-3401-3653)
引用:東京都青山葬儀所公式サイトより
(公式サイトは4月末をもって閉鎖させていただきます)
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皆様は、東京都青山葬儀所をご存知でしょうか?
東京の方でなくても、テレビなどで芸能人、著名人の方のお葬式やお別れ会をこちらの斎場で行われているシーンを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
今まで多くの著名人の最後のお見送りを行ってきた「青山葬儀所」は都心でも屈指の規模の葬儀場です。
都内有数の有名な葬儀場である「青山葬儀所」について、こちらのコラムで説明させて頂きます。
INDEX
東京都立青山葬儀所とは?
青山葬儀所とは東京都港区にある青山霊園の一部に立地した「お葬式やお別れ会」を行うことができる葬儀場です。
宗派に関係なく利用することが可能なため、仏式のお葬式から無宗教形式のお葬式まで、幅広く利用されております。
各地域の葬儀社が青山葬儀所を貸式場利用費用として使用料を支払いお葬式やお別れ会を行います。
東京都心では数少ない大規模で行うことが出来る葬儀場となり、会葬者の参列数が多い場合、優先的に選択する葬儀関係者により、多くの芸能人や著名人の式を行ってきた歴史があります。
別名「青山斎場」とも呼ばれます。
東京都内では一般的に斎場や葬儀所と呼ばれる施設は、火葬場を併設している施設が多いのですが、この青山葬儀所には火葬の施設はありません。
青山葬儀所の歴史
元々青山葬儀所は「民間の施設」でした。
しかし1925年に旧東京市に寄付をされ、ここから公営の施設として運営をされるようになりました。
その後、戦災により建物消失、再建設や増築などを経て、現在の形となりました。
指定管理会社
現在、青山葬儀所には指定管理会社があり「株式会社日比谷花壇」と「株式会社ワカホ」が管理を行っております。
日比谷花壇は結婚式事業も運営している、都内でも有名な花卉小売会社です。
青山葬儀所へのアクセス
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅徒歩5分
- 東京メトロ銀座線、半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「青山一丁目」駅 5番出口より徒歩12分
- 青山斎場バス停(都バス 品97系統 品川駅前~新宿駅西口)より徒歩1分
実際の葬儀施行について
利用する火葬場について
先述の通り、青山葬儀所には火葬場の施設はありません。
こちらの式場でお葬式をされた後、一番近い位置にある「東京博善株式会社:桐ヶ谷斎場※品川区西五反田」へのご出棺が多くの場合行われております。
もちろん他の火葬場を使用する場合もあります。
青山葬儀所に限らず、東京23区の場合、火葬場は原則葬儀式場から出来るだけ近い火葬場を選ばれる場合が多いです。
施設の詳細
式場:415㎡(祭壇部含む)席数は300席の都内有数の収容人数です。
待合室:413㎡ 320席着席可能(最大450席収容)
懇親会室 140㎡(約87畳)
遺族室 12畳、6畳、バス、トイレ、ミニキッチン
ご遺体安置室(専用保冷設備有)、駐車場(最大65台)
受付、クローク、更衣室などの設備もございます。大きなお葬式を行うための施設が一通り備わっております。
過去には10,000人以上の参列者数の葬儀に対応したこともございます。
遺族専用の部屋もあり、青山葬儀所の施設に泊まることができるよう、お風呂やキッチンなどもございます。
近年、青山葬儀所内にご安置所も設置され、ご自宅などに戻ることができない故人様の安置所として活用されるようになりました。
注意点として、青山葬儀所にてお葬式を行う方のみ、この安置所の利用が可能です。
式場利用料金
待合室を利用する場合、利用しない場合で料金体系が異なります。
利用する場合は
8時間:705,000円 4時間:352,500円(都外の方のご利用は2割増)となります。
2日間借りる場合、設営の時間も必要となりますので、1日:1,057,500円(12時間)必要となり、2日間合わせて、2,115,000円(合計24時間)を費用として準備を行う場合が多いです。
目安として300名を超える参列者が予想されている場合、こちらの内容で予約をされることが多いです。
待合室を利用しない小規模の場合は、
安置所利用料金
安置室の使用料金は8時間8,000円、4時間4,000円となります。
1泊は12,000円と考えて頂く様、青山葬儀所はご案内を行っております。また、先述の通り、この安置所は青山葬儀所の式場を利用される方のみ使用が可能です。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの影響で、青山葬儀所も新型コロナウイルス対策を行い、運営をしております。
具体的には通常であれば、式場内で300名近くの着席が可能な式場ですが、現在は約60席まで規模を縮小しております。
また家族葬や法事などにも利用ができると発信を行っており、従来の青山葬儀所のイメージとは異なっております。
葬儀式場は人が集まる空間となるため、施設の収容人数に応じて制限が青山葬儀所でも必要となりました。
【青山葬儀所は2021年中に改葬予定となります。詳しくは青山葬儀所のホームページを御覧ください】
まとめ
青山葬儀所は都心でも有数の有名、収容人数を誇る葬儀場。
葬儀所との名前ではあるが、火葬場は併設されておらず、近隣の火葬場である桐ケ谷斎場へ出棺をすることが多い。
元々は民間の施設であったが、歴史を経て現在は公営の火葬場(東京都営)。管理は株式会社日比谷花壇、株式会社ワカホが行っている。
式場だけでなく、近年安置施設も施設内に増設。青山葬儀所利用者のみの提供。
社葬やお別れ会だけでなく、家族葬や法事でも利用が可能。
新型コロナウイルスの影響(2020年8月時点)の影響を受け、現在は収容人数を減らして運営。
都心の立地の良さ、会場の収容人数などの利用と歴史もあり、芸能人、著名人の方の葬儀やお別れ会を頻繁に行う葬儀式場である。
青山葬儀所で葬儀・お別れ会を行った著名人
森光子さん
美空ひばりさん
石原裕次郎さん
モンキーパンチさん
坂井泉水さん
いかりや長介さん
西城秀樹さん
小渕恵三さん
忌野清志郎さん
水木しげるさん
川島なお美さん
大杉漣さん
など、多くの著名人の方のお別れ会が今までに行われております。
それだけ、都心に立地し、多くの会葬者に対応できる式場は珍しく、歴史がある施設のため、多くの方に利用をされております。
【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)
- 略歴
- 栗本喬一(くりもと きょういち)
- 1977年生まれ
- 出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)
- 株式会社東京セレモニー 取締役
- ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
- 「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
- 株式会社おぼうさんどっとこむ
- 常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
- 株式会社ティア
- 葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。
- 著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)
プロフィール