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心付は本当に必要?お葬式を行う家族は実際どうしてる?

Jul 24 2020

心付を準備しなくてはいけないのですか?というお問い合わせは実は多く頂く質問の一つです。

地域の慣例や葬儀社の考えによって、見解が異なるものが「心付」実際のところお葬式を行なったご遺族がどうしているのかをまとめました。

心付けとは何か?

心付けという言葉は、ご年配の方だけではなく若い方まで聞いたことがあるかもしれません。

よく心付と言われるのは「冠婚葬祭」に関わることで、メインのスタッフの方やそのサポートを行う方に、ご請求の費用とは別に気持ちばかりのお金を包みお渡しすることです。

海外の風習であるチップのようなイメージがわかりやすいのかもしれません。

大変なのに私たちの身内の葬儀で、サポートをしてくれてありがとうという家族の気持ちが込められたものが「心付け」と言われております。

冠婚葬祭は地域によって風習が異なる

心付けは全国一律で決まっている金額を渡すという考えはなく、地域によって包まれる金額も渡す人数も違いがあります。

同じ地域でも葬儀社によって「心付けは準備をする」と仰ることもあれば、「心付けは特にしなくてもよい」と仰る場合もあります。

ネットなどで調べるより、実際にその地域や葬儀社がどのようにしているのかを直接人に尋ねた方がはっきりと教えてくれたりします。

心付けに限らず、冠婚葬祭の業界そのものがそれぞれの地域独自の風習・慣例が根付いています。

勝手に見積もりに含まれていないか確認をする

葬儀社によっては心付けが見積もりに含まれていることがございます。

見積もりを確認し、この心付けはなんのために含まれているのかを担当者に確認をすることが大事です。

心付けの相場

実際に葬儀社や関連会社のスタッフへの心付けの相場をお尋ねされることもあります。

準備をされる方は「3,000円から5,000円程度」を準備される方が多いと感じます。

これらは決まっているものではありませんが、実際のお葬式の現場やご相談者からのお話を伺うと、ほぼ上記の金額を包まれている印象です。

結論:心付けは強制ではない

ご年配の方を中心として、心付けを準備しなければならないと仰る方は多いのですが、実際は強制ではありませんし、準備する必要はありません。

地域やその葬儀社の方針で心付けを促す場合もあるのですが、ご遺族は葬儀費用や使用料金などを支払っております。

その中でさらに心付けを準備する必要はありません。そもそも心付けは「義務で渡すものではない」ものなのです。

無理やり心付けを葬儀社に渡すと葬儀社スタッフが解雇される場合も

上場企業などのコンプライアンスが整っている葬儀社では家族側から無理に心付けを渡してしまい、後から発覚した場合、解雇をされるケースも全くないわけではありません。

それでも、家族の考えによっては、一度懐から出した「心付け」は引っ込めないので、必ず渡すものであると仰るご遺族もいらっしゃいます。

葬儀担当者としてが、このご好意は大変ありがたいのですが、受け取ってしまい報告を怠り、後日会社に発覚した場合、会社の方針によっては最悪解雇になる可能性があります。

もし担当をしてくれた葬儀社の方が本当に親身で、尽くしてくれたと感じた場合は「心付け以外」の方法で検討してはどうでしょうか。

感謝の言葉を伝え、例えば法事やお墓、相続の相談などを、またその葬儀社にお願いや相談をする方法で十分なのです。

心付けのことでご不安なことがあれば、やさしいお葬式までご相談ください。

【監修】栗本喬一(くりもと きょういち)

略歴
栗本喬一(くりもと きょういち)
1977年生まれ
出生地:東京都(愛知県名古屋市育ち)

株式会社東京セレモニー 取締役

ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
「おくりびとのお葬式」副社長として、葬儀会社の立ち上げ。「おくりびとアカデミー」葬儀専門学校 葬祭・宗教学 講師。
株式会社おぼうさんどっとこむ 
常務取締役として、僧侶派遣会社を運営。
株式会社ティア 
葬祭ディレクター、支配人、関東進出責任者として一部上場葬儀 社の葬儀会館出店、採用、運営を経験。

著書:初めての喪主マニュアル(Amazonランキング2位獲得)

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